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ATLIA STAFF BLOG
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6月3日、今夏開催する展覧会〈第7回新鋭作家展〉事前イベントとして、[あなたの“川口”を編みくるもう!]が行われました。講師は出品アーティストの力石咲(ちからいし さき)さんです。

力石さんの活動は、柵や街路樹など街の中にある色々なものを、その場でニットで編みくるみ、景色を一変させるというもの。日本各地で行ってきたその活動を、時に力石さんは地元の人と協働で行ってきました。
今夏の展覧会での力石さんのプロジェクトも、地元のみなさんの協力を得て行われますが、今回のイベントでは参加者のみなさんに「川口らしいもの」「川口とあなたをつなぐもの」をアトリアに持ち寄ってもらい編みくるむことに。
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力石さんからこれまでの活動や川口でのプロジェクトについてのお話があった後、参加者のみなさんに、おのおの持ち寄ったものを紹介してもらいます。鋳物のベーゴマや干支の置き物などの「川口らしいもの」、「落ち込んだ時、入ったお店で出会った人からプレゼントしてもらった」小さな手づくりのイス、「伴侶とこの地で出会うきっかけとなった」サッカーボールなどの「川口とあなたをつなぐもの」…みなさんと川口の街とのつながりが見えてきます。
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続いて力石さんより基本となる編み方が伝えられ、実際にひもを巻き付けながら、どのようにくるんでいくか考えていきます。ちなみに今回使われるニットの色は、鋳物のまち川口にちなみ「湯(ゆ)」(高温で溶けて液状になった鉄)の色に見立てた黄系統の毛糸です。大きな毛糸玉が配られ、ニットに触れていると、みなさん一気に想像が膨らんでいくようです。
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「川口らしいもの」には、アトリアが用意した川口の職人さんの手による本棚や、鋳物の型、川口市のマスコットキャラクターであるきゅぽらんの人形なども加わります。

編みくるみの作業に入ると、繊細なモチーフをニットからどのように覗かせるかじっくり考えたり、編むことの楽しさそのものにのめり込んだり、取り組み方はさまざま。力石さんも参加者一人ひとりに声をかけ、一緒に知恵を絞っていきます。
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1時間ほどの作業時間はあっという間に過ぎていきます。形をまとめ、最後はそれぞれの作品について発表しました。
「ゆりかごのように編みくるんではどうか、と講師にアドバイスをもらって進めました。」
「きゅぽらんと鋳物を組み合わせてみました。」
「“I♡川口”の文字をニットで描きました。」
など、編みくるんだものに合わせた工夫がこらされていたり、
「長く編んだ毛糸を天井から垂らして、その途中にコマが乗っているように展示したいです。」
と展示の仕方にこだわりを持ったりと、みなさん独自の視点が、自由自在に形を変えることのできるニットによって表されました。
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ニットの優しい表情で包まれた「川口らしいもの」。編みくるむ前とはまた違った味わいで見えてきました。今回のイベントの成果を含んだ力石さんの作品は、夏の企画展(7月14日~9月2日)でご覧いただくことができます。展示された姿をどうぞお楽しみに!



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第7回 新鋭作家展 見しらぬ故郷/なじみの異郷
2018年7月14日(土)~9月2日(日)
10:00~18:00(土曜日のみ20:00まで開館)
出 品 者 力石咲・津田隆志
観 覧 料 300円
※お買い上げいただいたチケットは会期中何度でも入場いただけるパスポート制
※高校生以下無料
※65歳以上、20名以上の団体、障害者手帳をお持ちの方と付添1名は半額






by atlia | 2018-06-24 13:08 | 企画展