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ATLIA STAFF BLOG
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紫陽花の花が美しい季節となりました。
6月後半以降、アトリアでは下記の展覧会がお楽しみいただけます。

〈第10回 川口市美術家協会選抜展〉
6月25日(木)~7月5日(日)※29日(月)は休館日
10:00~18:00
観覧無料

川口市美術家協会の選抜者による、日本画・洋画・彫刻・工芸・書・写真の秀作を展示します。
皆さまぜひお誘い合わせの上ご来場ください。

展示について詳しくはこちらをご覧ください。


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by atlia | 2015-06-19 09:58 | お知らせ
好評開催中の〈第4回 新鋭作家展〉もあと4日間を残すのみとなりました。本展の締めくくりとして、最終日にアーティストトークを行います。トークを行うのは、現在展示室にて作品を発表している堀口泰代と對木裕里。昨年の審査で優秀者に選出されてからの1年の取り組みや、今回の展示についてお話します。

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6月21日(日)は14:00~15:30
参加無料 ※開始時間に展示室に直接お越しください。
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イベントに先立ちまして、両作家を少しだけご紹介。

堀口泰代(ほりぐち やすよ)
堀口さんは群馬県出身、東京都にお住まいです。若手を対象とする公募展に数回入選し、ファイナリストとしてロンドンで発表した経験をもつなど、国内外で活躍しています。

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以前は主に絵画作品を制作していましたが、イメージを平面にあらわす行為においても「身体からは逃れられない」ことを強く感じ、衣服のように身にまとう立体物をつくって写真にとらえる、現在の表現手法を編み出しました。

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以後布や糸を素材のひとつとして平面と立体の間を行き来しながら、身近なものや風景、それらと関わる人間の身体や知覚を揺るがす作品の制作に励んでいます。
確立しつつある表現手法から新たな一歩を踏み出すため、〈新鋭作家展〉ではプロのダンサーを起用し、「動く絵画」としての映像も取り入れました。


對木裕里(ついき ゆり)
對木さんは神奈川県出身。自然豊かな箱根の山中にスタジオを構え、紙や粘土といった素材と全身で格闘しながら作品を制作しています。これまで数多くのグループ展に参加し、自らディレクションした経験も。

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枠にとらわれない発想と手法で「彫刻すること」を思考してきた對木さん。ジャガイモを吊り下げて展示したところ天地左右のない無重力状態に見えたことに感銘を受け、「物を置くこと」に疑いを抱くようになったそうです。置くことと手でもつことの間にある状態を探るため絵画を制作していた時期もありました。

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その後彫刻の制作を再開。平面でつかんだフレームの感覚やスピード感をもつ色彩を物質に落とし込み、構成力にも磨きがかかりました。
優秀者選出後も精力的に制作・発表を行い、より大きな展示空間に挑む力を伸ばした1年間。〈新鋭作家展〉ではその成果と、応募時よりあたためてきた「本」への興味がダイナミックに表出されています。



本展をひとつのステップとして、更なる活躍が期待される両名。新たなアートシーンが生まれる兆しを感じられること請け合いです。可能性に満ちた新鋭作家の展覧会とアーティストトークもぜひお見逃しなく!
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アトリアでは、土日を中心にイベントも多く開催しています!
公式ホームページ「アトリアweb」やfacebookでの情報もご覧くださいませ。


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by atlia | 2015-06-17 10:56 | 企画展
5月31日(日)、夏の企画展関連アートさんぽ[アーティストと行く富士塚めぐり]を開催しました。
太陽がまぶしい快晴の空の下、22名にご参加いただきました。

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講師は、アーティスト・富士塚研究家の有坂蓉子さん。富士塚をモチーフとしたアート作品を制作しているほか、独自の視点による富士塚探訪をライフワークとして続けています。

まずは有坂さんから富士塚についてのお話と、鑑賞のコツを伺いました。
富士塚とは、富士山を信仰の対象としていた人々が気軽に・簡便に富士登山を体験するために造った、いわば富士山のミニチュア。登ることで、本物の富士山に登ったのと同じ御利益を得られるとされています。
人々の願いを込めて造られた「聖地」ですが、よく見ると、独特なこだわり・センス・美学が詰まっているのだとか。
昔の人々はどのような思いで富士塚を造り、登り、そして現在へと受け継いだのでしょうか。それらを想像し紐解くことが、今回のアートさんぽのコツです。

お話を聴いた後は、さっそくバスに乗って出発!

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最初の訪問地は、川口市郷土資料館(川口市鳩ヶ谷本町)。ここには富士信仰の偉人・小谷三志の常設展示があります。小谷三志は川口周辺だけでなく全国に信仰を広めたほか、女人禁制だった富士山への女性の登頂を初めて成功させた先達(指導者)としても知られています。
富士信仰の歴史やその中心人物についての展示を鑑賞すると、当時の富士信仰の隆盛が伺えます。

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次の訪問地は、埼玉県下で最も歴史が古いと言われている木曽呂富士(川口市東内野)。有坂さんの解説を聞きながら、一歩ずつ登山道を進んでいきました。頂上に着いたら、全員で遥か遠く富士山の方角を見渡してみます。現在では周囲に雑木が茂ってあまり視界が開けていませんが、築造時は富士山の姿が麓まで見えたのではないでしょうか。そのような想像をしてみるのも、富士塚めぐりの醍醐味です。
南側にある階段を降りていくと、塚の中腹と西側に入口のようなものがありました。それぞれ富士山の人穴と胎内を模して空けられているそうで、1つの塚に2つの洞窟があるのは珍しいのだそうです。2つがかつて繋がっていたというのも面白いです。

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次に訪れたのは、東沼神社(川口市差間)内にある見沼富士。かつて富士塚があった場所に、新しく500分の1スケールで築いたミニ富士山です。境内の東側に登山口があり、森を抜けると目の前にいきなり富士山が現れる様がダイナミック。シャープな三角形の輪郭と、芝生の緑が目に鮮やかです。
ここでは、通常非公開となっている「浅間神社参拝図絵馬」を特別に見せていただきました。富士塚があった当時の境内の様子が描かれた貴重な奉納品です。

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最後に訪れたのは、鎮守氷川神社(川口市青木)。境内にある富士塚はちょうど改修が済んだところで、なんと今回の参加者さんがリニューアル後の初登山者!植木が綺麗に剪定され、石碑や登山道がよく見通せるようになっていました。
実は、富士塚が現在に姿を残せているのは、倒壊を防ぐために手入れをし尽力してくれる誰かがいるからこそ。史跡というと古くからずっと変わらないイメージがあるかもしれませんが、富士塚はちょっとずつモデルチェンジしているものも少なくないそうです。
身近な「聖地」として造られたからこそ、そのときの人々の生活に合ったかたちにして末永く受け継がれてきたのですね。

富士山から遠く離れた川口ですが、今でも富士信仰の名残りをいくつも見つけることができます。きっと当時の人々にとって、富士塚はとても大切な存在だったのでしょう。アートの視点から市内を文化探訪し、当時の人々の様子に思いを馳せるアートさんぽとなりました。

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さて、今回のアートさんぽには夏の企画展出品作家のMaS(T)Aが同行しました。さんぽの様子は映像撮影したほか、参加者さんへのインタビューも行いました。これらは編集され、夏の企画展〈アーティスト・ラボ2 シミュレーションゲーム〉で作品の一部として展示されます。
参加者さんの体験がどんなアート作品になるのか、ぜひ楽しみにしていてくださいね。

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夏の企画展 〈アーティスト・ラボ2 シミュレーションゲーム〉
会期:2015年7月18日(土)~8月30日(日)
その他、詳細はアトリアweb、展覧会ページをご覧ください。

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by atlia | 2015-06-10 14:34 | アートさんぽ
5月23日(土)・24日(日)の2日間、夏の展覧会関連企画として一般(18歳以上)対象のワークショップ[スーパーヒーローになろう!]を開催しました。

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講師はアーティストの山本高之さん。ユニークなワークショップを行い、それをベースとした映像作品を国内外で制作・発表しています。
今回は、オリジナルのスーパーヒーローの設定を考えて衣装・マスクをつくり、変身した姿でインタビューを撮影するワークショップを行いました。

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あり得たかもしれないスーパーヒーローとしての自分の姿を思い描きながら、まずはアイデアをたくさん紙に書き出します。ヒーローの名前や外見だけではなく、戦っている敵を想像することもこのワークショップのポイント。自分の日常生活を振り返りながら、ヒーローが置かれている状況を具体的に作っていきます。
椅子を机がわりにアイデアスケッチし、先生に見せに行く様子は、まるで小学校の図工の時間のよう。

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アイデアが固まったら、さっそく制作に入ります。
用意されたダンボール・布・テープなどを手に取って、「この素材はヘルメットにできそう。」「これは仮面としてちょうど良いかも。」と、悩みながらの素材選び。久しぶりの工作に懐かしさを感じている方もいました。

鏡で自分の姿を確認してみた参加者さんは、コミカルな姿に思わず笑いがこぼれています。だんだんヒーローらしい姿になってくると、何度も鏡の前に足を運んで、理想像に近づくようさらに工夫を重ねていました。


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2日目は撮影に向けての準備をした後、特設会場で撮影開始!
撮影はヒーローインタビュー仕立てで、山本さんが用意したいくつかの質問に、それぞれがヒーローになりきって答えます。本格的な機材を前に、参加者さんはちょっと緊張気味?

最後は全員大集合でポーズをとり、記念撮影をしました。できあがった写真に写るヒーローを見て、参加者さんはいつもの自分と全く違う姿に驚いた様子でした。

本ワークショップで撮影した映像とつくった衣装は、夏の企画展〈アーティスト・ラボ2 シミュレーションゲーム〉で展示されます。アトリアで誕生したアートなヒーローたちを、ぜひ見に来てくださいね。

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夏の企画展 〈アーティスト・ラボ2 シミュレーションゲーム〉
アーティストと参加者があり得ない「設定」でワークショップを行い、その中で起こった出来事・つくったものなどを作品として展示します。一見ゲームのようでありながら現実とリンクし、ものごとの本質や新しい可能性を描き出す、自由で不思議な表現をお楽しみください。

[出品者]  MaS(T)A(五月女哲平+森田浩彰)、山本高之
[会 期] 2015年7月18日(土)~8月30日(日)
[開館時間] 10:00~18:00(土曜日は20:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)
[休館日] 月曜日(7月20日(月祝)は開館、21日(火)は休館)
[観覧料] 観覧料300円(会期中何度でも入場いただけるパスポート制)、高校生以下無料。65歳以上の方、障害者手帳をお持ちの方と付添1名は半額。
[協 力] 川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブン
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by atlia | 2015-06-10 14:33 | ワークショップ
〈新鋭作家展〉は文化芸術の振興と新鋭作家の発掘・育成を目的とした公募展です。ポートフォリオ審査・プレゼンテーション(展示)審査にて優秀者を選出し、1年後に展覧会を行います。

第5回目となる〈公募 新鋭作家展〉の二次審査が終了し、2名(組)の優秀者が決定いたしました。

来年度に展示される2名(組)の新鋭作家による展示にご期待ください。
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優秀者の発表についてはこちらをご覧ください。

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by atlia | 2015-06-06 12:00 | 企画展
本日より、新鋭作家のための公募展〈新鋭作家展〉がオープンしました。

一次審査(ポートフォリオ)・二次審査(プレゼンテーション展示)を経て優秀者が2名(組)選ばれるこの公募展では、作品そのものを評価するだけでなく作家活動や将来性を鑑みた審査を行い、約1年後にアトリアで発表の機会とそのための制作補助費が贈られます。

本展では、第4回優秀者となった對木裕里と堀口泰代が作品を展示します。
平面と立体、イメージと物質の間を行き来しながら人間の身体と強くかかわる表現を続けてきた両名ですが、作品の印象は大きく異なります。両作家がそれぞれの活動を経て行う今回の展示。さらなる挑戦をどうぞご覧ください。

スタジオでは第5回(二次)審査に提出されたポートフォリオ展示を同時に公開中!
ぜひ会場でご覧くださいませ。

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〈新鋭作家展〉第4回優秀者 堀口泰代・對木裕里
6月6日(土)~21日(日)
10:00~18:00(土曜日は20:00まで開館) ※6月8日(月)・15日(月)は休館日
観覧無料
 

■同時公開
第5回新鋭作家展 二次審査(作品プレゼンテーション)公開
(審査過程は公開されません)

◆関連イベント
アーティストトーク 6月21日(日)14:00~15:30 参加無料
出品作家が展示作品やこれまでの活動についてお話します。
開始時間に展示室に直接お越しください。
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by atlia | 2015-06-06 10:00 | 企画展