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ATLIA STAFF BLOG
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現在開催中の企画展〈川口の匠vol.3音をつくる〉について、スライドを見ながら説明する出張トークを実施しています。
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初日は川口総合高校の音楽選択をしている1年生(7組)。
授業の中で土からオカリナを手づくりしてきた経緯があり、今回は音楽の授業の枠でトークさせていただきました。
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川口市に職人が多く活躍する理由や、3年前から〈川口の匠〉として実施してきたアトリアの企画展について簡単にお話した後、今回の〈音をつくる〉の匠4名について紹介していきました。

工房での制作の様子はもちろんのこと、楽器や道具や図面等についても解説。
生徒達は普段なかなか触れる事のない楽器の話に、興味深く耳を傾けていました。
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実際に尺八をまわして間近に見る機会も設けました。
シンプルなフォルムや内側に塗られた漆などを、一人ひとりじっくり確認してもらいました。
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本日の授業担当の進藤先生は実は古典音楽にも傾倒が深く、匠である中川さんの仕事について非常に関心を持っていただきました。
音楽と楽器の歴史についても熱く語っていただき、授業をまとめていただきました。
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今回の学校向けの出張トークは、展覧会会期が終わってからでも希望があれば随時実施します。
川口市内はもちろんのこと、近隣の学校であれば伺いますので、気軽にご相談ください。

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by atlia | 2013-10-31 17:25 | 企画展
第8回アーティスト・イン・スクール〈楽しみを着よう!「マイ・ねっと・ワーク」〉進行中!
講師にファッションデザイナー:津村耕佑さんをむかえ、10月~11月の約2カ月、前川小学校6年生の皆さんが一緒にネット(網)をつかって色々な楽しみを身に付けられるファッションアイテムづくりに挑戦しています。

オリエンテーションを終え、いよいよ作業開始です。
前回の授業で津村さんから「何かネットに取り付けてみたいもの」を考えてくるように言われた児童たち。
何か持ってきてくれた人?と聞くと、はりきって手をあげてくれました。
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毛糸・ビーズ・リボンなど普段から服飾につかわれいるような材料はもちろん、中には大量のペットボトルのフタ、フィギュア、磁石なども!?
これらがどんな風にネットにつけられてアイテムになるのか、津村さんもびっくりの素材たちが登場します。
津村さん自身も事務所から、アトリアスタッフも倉庫の中をひっくりかえりして色々持ってきてみました。変わったかたちの皮や布のハギレ、小さなプラスチックのケース、積み木のような木片、スチレンボード…うーん、児童たちの発想には敵わないかも?

津村さんはそれらの材料をネットに取り付ける方法として、ひっかける・結びつける・包み込むなどを紹介しましたが、接着剤をつかって貼り付けることはやめようと言いました。ネットをより活かした、もっと簡単な方法でやってみようというのです。
前川小学校の先生方にも参加していただき、事前につくった見本を並べて例を示します。
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児童たちは少し失敗をしながらも、自身の身体にネットを身につけながら、自身が持ってきた材料をとりつけてみます。
「刺すだけでもわりとかっこいいかも?」「色々な小物をつくりたい!」など、発見も理想も様々、それぞれに見えてきたようです。
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頭にかぶる帽子のようなものは小さめなので、早くも完成が近い様子。
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服にちかいかたちのものはネットも大きくつかうので、友達と協力しながら行います。津村さんも積極的に手伝ってくれます。

でもネットはテグスのような素材、ずっと身に付けていると、ちょっとちくちく。
そこで津村さんは、どうしても気になる人は切りっぱなしの部分をテープで保護してみようと提案します。
服や身につけるものは、その着心地も大切ですね。デザイナーさんの気配りが活きる、ちょっとしたポイントです。

次回はこの制作を続行!
どんなアイテムが出来上がるでしょうか?
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by atlia | 2013-10-30 16:41 | 学校×アトリア
10月26日(土)、展覧会関連ワークショップとして[打楽器のマレットづくりとリズム体験]を開催しました。
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講師は、展覧会出品者である千葉勉さん(有限会社バロックミュージック代表)。
参加者は小学生の皆さんと保護者、合わせて24名です。
千葉さんからマレットの種類や構造についてレクチャーを受けた後、実際にマレットづくりに挑戦していきます。
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柄の先端に芯となるコルクを丁寧にはめたら薄いフェルトを巻き、その上にドイツ産の厚いフェルトを被せていきます。手で丸くならしながら形をつくっていくのがポイントです。
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細かな作業でしたが、参加者の表情は真剣そのもの。最後は、針と糸を使ってフェルトを縫っていく作業です。指サックを付けて力いっぱい糸を引っ張り締めていき、玉結びをしたら完成です。
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会場では、プロのマレット製作者たちによる実演もおこない、バスドラムマレットやキーボードマレットをつくる様子を公開してくれました。
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後半は、打楽器のリズム体験!講師はパーカッション奏者のボブ八木さんです。
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まるく輪になって、ジャンべ(アフリカの楽器)や箱ジャンべ、普段はなかなか見ることができない民族楽器をからだ全体で叩いて演奏していきます。
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ボブ八木さんの先導により情景を想像しながら、そして物語を展開させながら、音の変化や様々なリズムを楽しみました。
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マレットの構造を知り、リズムの楽しさを体感できたワークショップとなりました。
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by atlia | 2013-10-26 17:11 | ワークショップ
本日〈川口の匠vol.3 音をつくる〉のギャラリートークを開催しました。
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今回は尺八製作者の菅井幸夫さんをゲストに迎え、尺八につかっている竹のことや管内に塗る漆のこと、そして息を吹いて音を出すコツなど、製作から演奏法まで幅広くお話いただきました。
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最後には尺八を演奏していただき、実際の音色を聴いて理解を深めました。
次回のギャラリートークは、11月2日(土)14:00からです。
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by atlia | 2013-10-26 16:28 | 企画展
2006年の開館以来、アトリアがコーディネイターをつとめている「アーティスト・イン・スクール」、今年もはじまりました!

川口市立の小・中学校にアーティストやデザイナーを講師として派遣し、特別な授業を行うこのプログラム。
普段はなかなか出会えない講師と一緒に活動することで、児童・生徒の想像力・創造力・コミュニケーション力を伸ばすことを目的としています。
1~2か月かけて学校の中で行うことで児童・生徒にとって身近な場所で充実した内容を実現するだけでなく、その成果はアトリアで発表展として公開し多くの方にご覧頂いています。

第8回となる今回のテーマは〈楽しみを着よう!「マイ・ねっと・ワーク」〉
講師にファッションデザイナー:津村耕佑さんをむかえ、10月~11月の約2カ月、前川小学校6年生の皆さんと一緒に特別な図工の時間を過ごします。

今回はその授業初回、オリエンテーションの様子をレポート。
津村さんと前川小学校6年生、初対面でどきどきです。

まずは津村さんの自己紹介から。
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津村さんは自身のファッションブランド「FINAL HOME」のナイロンコートを持ってきてくれました。
全身がポケットのようになっているこの服は、色々なものを服と一緒に着ることができます。
「なんでも着られる」服に、児童たちも興味深々。今まで知らなかった服のかたちを発見しました。

津村さんは、ファッションを「かっこいい」「流行の」「服づくり」だけではないと言います。
その例として、世界の様々なファッションを、写真を見せながら紹介してくれました。
世界各国の民族衣装、スポーツウェア、全身に付けられたアクセサリーのほか、中にはバナナや巨大な魚を頭や肩に載せて運ぶ人たちの画像などもあり「これってファッション?」と思うようなものも。
しかし、津村さんから見たら、「こんなものも身につけられるってすごくない?」ということに。
「確かに!」と児童たちは頷きながら聞いています。津村さんの自由な発想に触れられた様子。
ファッション、といっても、難しい服をつくらなくて良いのです。

そこで、今回の課題は、「マイ・ねっと・ワーク
ネット(網)を素材に、色々な楽しいものを身に付けられるファッションアイテムづくりに挑戦します。
津村さんはネットを取り出しながら、これに色々なものを取り付けて、つなげて、面白いものをつくろうと投げかけました。
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色々なものをつなげるから、ネットワーク。ネットでつくるから、ネット・ワーク。
この素材は、ひっかけるだけで様々なものを取り付けられるだけでなく、ひもを通してひっぱる・くしゃっと丸める・ぐるぐる巻きつけるなど様々な方法で整形していくことができます。
FINAL HOMEのコートにも通じる、「様々なものをとりこめる」という特徴がありますね。

ネットを渡された児童たちは、まずはそれだけで色々とかたちをつくる実験をしてみます。
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2人でくるまってみたり、全部丸めて頭に載せたり。
これにどんなものをつけてみようかな?どういう風につけられるかな?

津村さんは、次回からの制作に向けて、何かネットに付けてみたいものを考えてくるようにと宿題を出しました。
児童たちの中には、もう何か思いついた顔の人も。

これからどんなファッションアイテムが生まれるか、楽しみです!


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by atlia | 2013-10-24 16:18 | 学校×アトリア
〈川口の匠vol.3 音をつくる〉2回目のギャラリートーク。10月19日(土)には出品者で木管楽器製作者の中川隆さんをゲストに迎えて開催しました。

まずは学芸スタッフが4名の匠それぞれについて楽器製作者になった経緯や製作工程などを解説した後、中川さんを交えて展示品について解説していきました。話は、今回展示している《ルネサンスフルート》と《フラウト・トラヴェルソ(バロックフルート)》の音や形の特徴から重要な製作工程にまで広がり、参加者からも質問が出るなど終始和やかな雰囲気で進みました。
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《ルネサンスフルート》、《フラウト・トラヴェルソ(バロックフルート)》、《リコーダー》の指孔(ゆびあな)は管の内側に向かうにつれて広くなっているのですが、その理由や製作につかう手製の道具についても細かく説明していただき、参加者は興味深く耳を傾けていました。
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「古楽のたのしみは、その時代の曲をその時代の楽器で演奏すること。」
この言葉は、調律の話題になった時に中川さんがお話したことですが、古楽への想いが伝わるとても印象的な言葉でした。
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最後はスタジオに移動し、中川さんによる《ルネサンスリコーダー》による演奏披露。
ファン・エイクの「笛の楽園」から、「しばらく黙って」という曲を演奏してくださいました。
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軽やかで明るい音がスタジオ中に響きわたり、古楽の魅力を感じることのできるギャラリートークとなりました。


次回のギャラリートークは10月26日(土)14:00~(約30分)です。
出品者の菅井幸夫さん(尺八製作者)による演奏を聴くこともできます。皆様のご参加をお待ちしております。
by atlia | 2013-10-20 10:40 | 企画展
10月6日(日)に展覧会関連イベント「アートさんぽ 並木元町探検隊!」を開催しました。

今回のアートさんぽは、子ども向けの街歩き入門編。
並木元町(アトリア周辺)を、いつもとは少し違った視点で探検しました。

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まずはスタッフからアートさんぽの説明をします。
この街歩きの目標は、さんぽしながらおもしろいものや不思議なもの(探検ポイント)を発見することです。
参加者の多くは既に来たことのある場所。ここでどんな発見があるのか少し不安な気持も抱えつつ、元気に出発です。


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最初はいくつかの探検ポイントをスタッフが紹介していきます。
「あの木は不思議な形をしているね。自然にあの形になったのかな?」
何気ない一言でも、対象にぐっと近づくことで新たな発見や気づきがあります。それを参加者のみんなと話しながら謎解きをするように深めていきます。
「木がロープで引っ張られてる。」
「枝がベッドみたい。」
「葉っぱの部分が階段みたいに登れそう。」
それぞれ違う視点から、想像豊かな意見が飛び交います。


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公園の中では不思議なオブジェや彫刻などを発見。
この大きな茶色いモニュメントは、実はビールの仕込み釜として使っていたもの。
今まで見たことはあっても、近づいたり触ってみたりすると新しい発見があります。


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アートさんぽも終盤になると、普段気にとめないようなものも近づいてみたくなります。
切り株のまわりに埋まっていたものは・・・?


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最後はひとり1ヶ所ずつ、発見した探検ポイントを紹介しました。

今回のアートさんぽを通して、自分が住んでいる街に目を向け、街を大切に思う気持ちが芽生えてくれたらと思います。いつも通る道や自分の家のまわりにも、面白い発見が眠っているかも・・・!?
by atlia | 2013-10-12 13:30 | ワークショップ
10月5日(土)、秋の企画展〈川口の匠 vol.3 音をつくる〉のオープニングイベント「匠の楽器で奏でるミニコンサート」を開催しました。

出演いただいたのは、中川隆さん(木管楽器製作・演奏)+白栁守康さん(木管楽器演奏者)、菅井幸夫さん(尺八製作・演奏)、アテフ・ハリムさん(バイオリニスト)、真貝裕司さん(カスタネット奏者/日本カスタネット協会)、石塚幹信さん(オペラ歌手)の6名。演奏前には、匠から楽器についての紹介や製作に関する話もお聞きしました。

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まず、中川 隆さんと白栁守康さんが演奏してくださったのは、ギボンズ作曲「ファンタジア」(リコーダー二重奏)と、ブラヴェ作曲「2本のフルートのためのソナタ第3番(全5楽章)」(トラヴェルソ二重奏)。
それぞれの二重奏は二人の掛け合いが心地よく、《リコーダー》と《フラウト・トラヴェルソ》の甘く優しい音色が会場を包んでいきました。
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そして尺八製作者の菅井幸夫さんは、「もみじ」と北海道民謡「江差追分」を演奏。自然界を想像させるような柔らかな音色に、和楽器ならではの魅力を感じました。
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バイオリニストのアテフ・ハリムさんは賴德昌さんが製作した《ストラディバリウスモデル(ヘリエ)》で、J.S.バッハ「無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番よりⅠアダージョ」、ジュール・マスネ「タイスの瞑想曲、そして滝廉太郎「荒城の月」の3曲を演奏しました。
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情緒豊かな深い音色に会場中が染められて、ゆっくりと優雅な時間が流れていきました。
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そしてラストはカスタネット奏者の真貝裕司さん。千葉勉さんが代表を務める有限会社バロックミュージックで製作しているフラメンコ・カスタネットをつかっての演奏です。まずは、ご本人が作曲した「萩原邸のカスタネット」、フィリャ作曲「火祭りの踊り」を圧巻のパフォーマンスで演奏してくれました。
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そして最後は、観覧者の皆さんも一緒にカスタネットを体験!オペラ歌手の石塚幹信さんが特別出演してくださりその歌と音楽「カルメン」に合わせて演奏しました。
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会場中に約100人のカスタネットが響きわたり、大盛況のなか1時間半のミニコンサートは終了しました。
次回のイベントは、10月12日(土)14:00からアトリアのスタッフによる「ギャラリートーク」です。
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by atlia | 2013-10-11 09:20 | 企画展
本日より、〈川口の匠 vol.3 音をつくる〉を開催致します。

楽器をつくる匠たちに焦点をあて、彼らの制作工程や完成作品を展示紹介します。
美しい音を奏でるために創意工夫を重ね生み出された技術と精神を通して、ものづくりの魅力に迫ります。
またスタジオでは、匠たちの写真展や実際に楽器に触れるコーナーなどもあります。
是非ご来場ください。

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〈川口の匠 vol.3 音をつくる〉

展覧会期:10月5日(土) ~11月15日(金)
開館時間:10:00~18:00
土曜は20:00まで開館(入館は閉館の30分前まで)
※関連イベント開催日は観覧に一部制限がございます
休 館 日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
観 覧 料:無料

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by atlia | 2013-10-05 13:01 | 企画展