夏の企画展〈
ダイアローグ 青野正×高田洋一 公開制作による造形の対話〉、本日よりオープンです。
本企画展では、2人の彫刻家:青野正さんと高田洋一さんにきていただいています。
同じ高校出身で1歳違いのお2人、お互いをよく理解しあっている同士であり、彫刻家の道を約30年歩んできましたが、そのキャリアの中で全く違う作風を確立しました。
青野さんは鉄を用い、サビや武骨さを活かしながら、廃墟を思わせるどっしりとした作品を。

《鉄は刻む》
そして高田さんは和紙や竹で、風や光をコントロールしながら、ゆらゆらと動く軽やかな作品を。

《水生翼》
そんな2人が今回、アトリアで挑むのは、なんと「
協働制作」。
全く違う作品をつくってきた2人が、お互いに制作をし、相手がつくったかたちを受けてまた制作で返答をして、それを繰り返していきます。
それは、まるで交換日記のようなダイアローグ(対話)。1冊のノートを交換するように、1つの作品空間をつくりあげていきます。
本日は初日ということもあり、2人がスタジオで朝からはりきって制作中!

カッターで正確な直線を引き、パーツを用意している高田さん。

一方でギザギザとした断面を残しながら大胆に円形をつくっている青野さん。
さて、これから9月1日までの会期中、どんなやりとりが行われるでしょうか?
この制作には、完成予想図や設計図、まして事前の打ち合わせも無いのです!
現在は青野さんの発した造形(発句)が、たくさん会場にある模様。

これに高田さんはどんな返答を返すのでしょう?
日々変わっていく会場、ぜひ何度でも足をお運びください!
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ダイアローグ 青野正×高田洋一
公開制作による造形の対話
展覧会期 7月21日(土)-9月1日(日)
10:00~18:00 土曜は20:00まで開館(入館は閉館の30分前まで)
観 覧 料 無料
休 館 日 月曜日(祝日の場合は翌平日)
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作家が制作を行うスケジュールは
企画展のお知らせ にありますチラシでチェックしていただけます。