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ATLIA STAFF BLOG
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6月22日(土)、アートさんぽ[鋳物の街で工場見学]を開催しました。
講師は、鋳物師の永瀬勇さん(永瀬留十郎工場)と、歴史的建造物の保存や研究を行う福田喜文さん(NPO川越蔵の会)のおふたり。
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まず、福田さんから街歩きのポイントをお話しいただいた後、アトリア前の「SL青葉通り」を通って金山町へ向かいます。
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金山町には、川口鋳物を代表する工場や関連企業などがあり、昭和の趣きある建築物なども多数見ることができます。
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川口神社の中にある金山神社に立ち寄り鋳物製の「天水桶」を見た後は、原田木型製作所へ。
ここでは、鋳物の工程に欠かせない木型(鋳物製品の原型となるもの)をつくっています。
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金山町には、こうした多くの職人や工場などが集まっており、まるで町全体が工場であるかのようです。
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さらに南へと歩いて、旧鋳物問屋鍋平別邸(現・川口市母子福祉センター)に到着。
ここは鋳物問屋の島崎平五郎が西洋文化の風情を取り入れて明治45年頃(その後増築あり)に建てたもので、遊び心あふれる装飾や意匠をこらした建築が見どころです。
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居間に集まり、永瀬さんより川口鋳物の歴史や特徴について分かりやすくお話いただきました。
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そしていよいよ、永瀬留十郎工場へ!
明治4年創業の工場は、現在は半導体製造装置や液晶製造装置など最先端の精密部品をつくっています。
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今回は特別に、湯入れ(金属を溶かし流し込むこと)の現場を見学させていただきました。
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機械音が轟々と鳴り響く中、目の前で溶けた金属が型に流し込まれます。
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その温度は1000℃以上!飛び散る火花と職人たちの緊張感、工場の雰囲気に圧倒されました。
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帰りは旧日光御成街道(本町一丁目商店街)を通って、明治や昭和に建てられた建物を鑑賞しながら川口駅方面へ向かいました。
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今回の「アートさんぽ」では、街角にある歴史的建造物や鋳物業に携わる職人さんを通して、鋳物とともに築かれてきた「街の文化」を改めて感じていただけたのではないかと思っています。

普段は何気なく通り過ぎてしまう景色も、こうした街歩きをきっかけにまた違った角度から見ることができたり、川口鋳物をより身近に感じていただけたら嬉しいです。


【参加者が撮影したひとコマ】
              Mさん撮影「ビルの谷間に見えるお稲荷さん」
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              Kさん撮影
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              Fさん撮影
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by atlia | 2013-06-27 14:33 | アートさんぽ
6月26日より共催展〈第8回 川口市美術家協会選抜展〉を開催致します。
長きにわたり市の美術振興に寄与された川口市美術家協会各部門の会員の中から選抜された作家の秀作展です。
是非ご来場ください。



第8回 川口市美術家協会選抜展
6月26日(水)~7月7日(日)、10:00から18:00まで
会場:展示室A・B,スタジオ
入場:無料
主催:川口市美術家協会

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※2012年度の会場風景

by atlia | 2013-06-23 18:36
6月15日(土)・16日(日)、 たのしい実技講座[TOYクリエイターに学ぶおもちゃづくり〜オリジナルの積み木をつくろう〜]を開催しました。 講師は、子どものためのユニークな生活遊具を数多く手がけ、国内外で活躍する中井秀樹さん(TOYクリエイター/有限会社「木」代表)です。

by atlia | 2013-06-16 13:49
6月8日(土)・9日(日)に、ワークショップ初参加の子どもを対象にした[アトリアデビュー せんたくばさみ30,000個の空間]を開催しました。講師は、美術家として活動するほか、子ども向けの造形教室やワークショップ、参加型の作品制作など幅広い活動を展開している深沢アート研究所です。

会場には、日本や海外から収集された色も形もさまざまなせんたくばさみがどっさり!思い切って箱をひっくり返せばザザァーッと波のようにあふれ出て、床一面色とりどりの海になりました。歓声をあげる参加者たち。
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好きな色はどれ?どんな形があるかな?サポートスタッフと会話しながら自由な創作活動スタートです。せんたくばさみをつなぎ合わせるほか、頭上に張られたネットに取り付けることもできます。

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「作品をつくり上げることが目的ではない。大人が誘導することなく、遊びの中から自然に生まれていく子どもたちの発想や気持ちの変化を大事にしたい。」と話していた講師の期待通り、参加者たちの様子は十人十色。
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自立型の小さなオブジェをたくさんつくる・大小さまざまなリングにする・ネットに長く垂らして揺らして遊ぶ・ひたすら連結させて長さの限界に挑戦する・透明色だけを並べてキラキラ光る虹を編むなどなど…感覚的に手を動かす子もあれば、統一した種類や一定方向のつなげかた、左右対称など規則性にこだわる子もあります。
中には、せんたくばさみを布団にして埋もれる・自分の体をブルドーザーに見立てて大量に運ぶ・誰かの洋服につける・はさむ強さの違いを指で確かめるなど、せんたくばさみそのものの感触を独自に楽しむ例もありました。
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ハイテンションに勢いよく、ときには黙々と、参加者が思い思いに活動するうちに、いつしかネットにはせんたくばさみが鈴なりに。スタッフがロープを引っ張ると、天井に向かってせり上がっていきます。一定時間置きに、せんたくばさみの海は密林へ、山へ、最後は滝のような姿へとダイナミックに展開していき、参加者一同驚きと笑顔で見つめました。床に寝転んで見上げれば、天から降りそそぐせんたくばさみの雨みたい!
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身近なものの形や質の違いを発見しながら、日常とは異なる“何か”に変身させたアトリアデビュー。この日をきっかけに、アートって面白い、また体験したいという気持ちが、参加者みんなに芽生えてくれたなら嬉しい限りです。
by atlia | 2013-06-09 18:46 | ワークショップ