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〈新鋭作家展〉は川口市立アートギャラリー・アトリアが企画する公募展で、文化芸術の振興と新鋭作家の発掘・育成を目的としています。 優秀者には、翌年の〈新鋭作家展〉において活動発表の機会と、そのための制作補助費が贈られます。 これからのアートシーンを担う新鋭作家のみなさまのご応募をお待ちしています。

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●審査員
 前山 裕司 (埼玉県立近代美術館主席学芸主幹)
 戸谷 成雄 (彫刻家/武蔵野美術大学教授)
 南嶌 宏  (美術評論家/女子美術大学教授)

●応募受付期間
 2012 年10 月20日(土)~12 月22日(土) ※必着

●応募資格
 新進気鋭のアーティスト、またはアーティストを目指し継続的に活動をする意欲がある方。
 (ユニットやグループでの応募可)

●優秀賞
 2名(組)の優秀者には、翌年の〈新鋭作家展〉における発表の機会と
 その制作補助費として30万円が贈られます。

 ・制作補助費には、展覧会における作品運搬や設営など展示にかかる費用を含みます。
 ・展覧会のポスターやパンフレットなどの印刷物作成や広報においては主催者が行います。
 ・主催者は優秀者とともに展覧会をつくりあげていくことに協力、サポートします。
 ・制作補助費は翌年の展覧会開催時にお支払いします。 出展料無料(送料などは応募者負担)


応募方法や詳細につきましては、以下のページをご覧ください。
申込用紙もこちらからダウンロードできます。
http://www.atlia.jp/koubo/shinei.php
新鋭作家展・公式ホームページ
by atlia | 2012-11-27 14:58
2年ぶりに銅版画講座を行います。

版画と言えば、木版画は馴染みが深いですが、銅版画は、その中でも様々な技法があります。
それぞれの技法によって表現も異なり、作品の表現できる幅がひろいのが特徴です。
今回は、初心者向けの2つのコースを用意しています。
この機会に版画の魅力を是非味わっていただきたいと思います。

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1つのコースは、ドライポイントとメゾチント。2日間で2つの技法を学びます。
版に尖ったもの(ニードル)で、直に銅に傷をつけて描く時の力の強弱でさまざまな線の変化をつけられるドライポイントと、ビロードのような魅力的な黒の中に陰影が美しく浮かび上がるメゾチントを体験します。
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↑ 画像はメゾチントの参考作品



もう一つのコースは、エッチングを2日間かけて1つの作品をつくります。エッチングは銅版を腐食させることで版に線を刻む技法で、肉筆では難しい味わいのある表現ができます。希望者はカラー刷りもできます。
(以下は一昨年のエッチング講座の様子)


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下絵をもとに銅板にのせた膜をひっかいて絵を描いていきます。

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腐食させ、版に凹ができたところで色をのせ、プレス機で圧力をかけてすりとります。
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作品は色彩によっても全く違った作品に仕上がり、下絵で描いたイメージが版を通して出来上がったとき
初めて自分の作品と対面するときの感動があります。

まずは、お試しで体験してはみませんか?きっと銅版画の魅力にとりつかれますよ!

実技講座の詳細と申込みはこちらをご覧ください。申込みは12月4日までです。

http://www.atlia.jp/ws/ws_zuga.php


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by atlia | 2012-11-27 12:22
11月22日(木)から12月2日(日)、アトリアのスタジオでは[アーティスト・イン・スクール]の成果発表展が行われています。

アーティストやデザイナーを特別講師として市立小・中学校へ派遣し、2~3ヶ月間、特別な図工・美術の時間を一緒に過ごすこのプログラム。
今年度は版画家のタイダ・ヤシャレヴィチさんを講師にむかえ、芝園中学校全校規模で授業を行ないました。
約2ヶ月間の授業で、生徒・講師が取り組んできた様々な表現をご覧いただけます。
ぜひご高覧ください。
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アーティスト・イン・スクール2012 HOMO LUDENS: PLAYING MAN
成果発表展

 授業の中で生徒たちが制作したすべての作品と、その記録をパネル展示します。

 11月22日(木)~12月2日(日)
 10:00~18:00

 入場無料

 川口市立アートギャラリー・アトリア

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授業の様子は過去の記事でご覧いただけます

2012年度 アーティスト・イン・スクール 始動!
アーティスト・イン・スクール2012 ①オリエンテーション
アーティスト・イン・スクール2012 ②制作開始!
アーティスト・イン・スクール ③個人制作、仕上げへ!
アーティスト・イン・スクール2012 ④制作、最後の日!




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by atlia | 2012-11-23 14:05
11月17日(土)、秋企画展関連イベント「銭湯のある街歩き~蕨編~」を開催しました。
講師は前回に引き続き、庶民文化研究家の町田忍さんです。

今回は蕨駅西口を出発し「ぶぎん通り商店会」を通って、1つ目の銭湯「亀の湯」へ。ここは立派な唐破風屋根が特徴で同じ棟にはカフェも併設されています。外観を見学ながら銭湯の建築様式の特徴について町田さんにお話していただきました。
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民家や路地を通り抜けて蕨城址公園、そしてその隣にある和楽備神社へ。
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ここでは「狛犬」について見方やスタイルの違いなどについてお話いただきました。
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中山道では、明治時代に織物の買継商をしていたという平屋寄棟造りの家(蕨市立歴史民俗資料館・分館)に入館しました。
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館内では、蕨市立歴史民俗資料館学芸員の佐藤直哉さんに当時の様子や生活について解説していただき、蕨の歴史や産業について知ることができました。
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次は中山道からすぐの「朝日湯」へ。ここは昭和5年創業の歴史ある銭湯です。
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今日は定休日でしたが、特別に脱衣所や浴室を見学させていただきました。
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女性の脱衣所のところには中庭があったり、生活用品の一部を販売していたり、おかみさんの優しさがあふれる銭湯でした。
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そして街歩きの最後は「藤乃湯」へ。こちらは昭和20年代頃に建てられたと思われる銭湯で、浴室には富士山と桜のペンキ絵(中島盛夫作)がありました。
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参加者はみんなで入浴し、今日1日の疲れを癒しました。
由緒ある蕨の街を散策し、歴史と文化そして人々のあたたかさを感じることがでた1日でした。
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by atlia | 2012-11-20 17:22
11月11日(日)、現在開催中の展覧会〈川口の匠 vol.2 美しきフォルム〉の出展作家・立野竜一氏(グラフィックデザイナー)を講師に迎え、鑑賞講座「欧文書体とデザイン」を開催しました。
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立野氏が手掛けた欧文ロゴタイプや書体など、実例を元に制作過程や完成品をスライドで紹介していきました。
また欧文の世界をより知っていただくために「ローマン体」の歴史的変遷について立野氏の推測を交えながらお話いただきました。
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今回は、 欧文書体の構造についてより理解していただくために特別に「実演」を行いまいました。
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予め用意した傾斜台の上で、実際に「ローマン体」の変遷をたどりながらそれらの書体を書いていきます。
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カリグラフィーを学び基礎を身に付けている立野氏の文字は美しく、筆運びには圧倒されるものがありました。
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最後の質問タイムでは、欧文ロゴタイプやデザインに関する質問などが飛び交い、有意義な時間となりました。
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立野氏の仕事や欧文書体の基礎知識などを通して、欧文世界とデザイナーの仕事について興味を深めていただけたのではないかと思います。ありがとうございました。
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by atlia | 2012-11-13 00:50
企画展関連イベントの[銭湯のある街歩き]を開催しました。この企画は全2回コースで、昭和の趣きがある商店街、路地、工場、銭湯などを歩いてめぐるというもの。

講師は庶民文化研究家の町田忍さん。町田さんは30年以上に渡って全国の銭湯をめぐり「銭湯学」を提唱した第一人者です。また銭湯だけでなく昭和の懐かしき庶民の文化を中心に調査・研究されています。
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11月3日(土)は川口駅周辺編ということで、川口駅西口をスタート。
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仲一商店街を通って、木造の鋳物工場(現在は鉄工所として稼働)の外観を鑑賞してから「喜楽湯」へ。
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ここは昭和40年頃建てられたそうで、今も多くの方に愛用されている商店街の中の銭湯です。脱衣所には貴重な資料や建具、ドライヤーなどがありました。
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そして、ふじの市商店街で地域の歴史を感じさせる建物などを鑑賞しながら、鋳物発祥の地と言われている金山町へ。
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ここでは、戦前につくられたと思われる「電灯」を発見!かつては、すずらん型の電灯が付いていたのではないかとその想像は膨らみます。
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日光御成街道の川口宿(本町一丁目界隈)では、美しい建築物やレトロな看板や、今ではあまり見られなくなったトタンを見つけ、まるでタイムスリップしたかのような時間を楽しみました。
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そして最後は、幸町にある「さいわい湯」へ。ここには入口に九谷焼のタイル絵があり、また浴室内には立派な富士山の絵(中島盛夫氏作)があります。
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入浴して街歩きの疲れを癒し、銭湯を満喫しました。

今回は、世田谷美術館「別冊・銭湯パラダイス」と共同企画という事で、川口はもちろん都内や近郊からも多くの参加してくださいました。川口を語る上で欠かせない「昭和文化」について、改めて興味が深まる街歩きとなりました。
by atlia | 2012-11-06 13:08
アーティストやデザイナーを特別講師として市立小・中学校へ派遣し、2~3ヶ月間、特別な図工・美術の時間を一緒に過ごすプログラム、アーティスト・イン・スクール。
今年度は版画家のタイダ・ヤシャレヴィチさんを講師にむかえ、芝園中学校全校規模で授業を展開中!

11月2日、今回で制作は最後!
制作のまとめということで、また全校生徒のみなさん全員で授業を行うことに。体育館に集まり、最初のお話をきいてもらいました。
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最後に行うのは今まで制作してきた版画作品に、更に透明のフィルムを重ねて細かな部分を描き足す作業です。
アニメのセル画のように、立体的に作品が浮かび上がる、ひと手間。

まずは、今まで制作してきたものを振り返ります。
1人2枚ずつつくった、皆の作品をいっせいに体育館の床に並べて、観賞しあいました。
慎重に間を歩いていくと、まるで絵本をめくっているみたい!様々な表現が発見できます。
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友達の作品を見てみることで世界が広がります。

この中から自身の作品を見つけ出し、1枚選んで、これにフィルムを重ねます。
さっそく油性ペンを持って、作業開始!
みんなで体育館の床に寝転がるようにして、自由に制作を行います。
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美術室での授業とは、また違う気分。広い空間でのびのび作業しています。

宇宙をテーマにした作品には星を描き足す生徒さんが多くいました。
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浮かび上がってみえる星たちは本当に輝いているよう。

更にもう1枚、フィルムをもらった皆さんはそれだけでの描画にも取り組みました。
版画に重ねるのとはまた違う表現にも挑戦です。
透明のフィルムは光がよく透き通るので、きらきらするのです。
何を描こうか迷ったら、タイダさんに相談。
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すっかり仲良くなれた様子です。

全3回の制作で、たくさんの素敵な作品ができました!
こちらはほんの一部ですよー
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この作品たちはアトリアでの成果発表展ですべて展示します!
次の授業は最後の授業、アトリアでの展示を見て、みんなでまとめを行います。


成果発表展は、もちろん一般のお客様にもご覧いただけます。
芝園中学校の皆さんの取り組みの成果、ぜひアトリアでご覧下さい。


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アーティスト・イン・スクール2012 HOMO LUDENS: PLAYING MAN
成果発表展

 授業の中で生徒たちが制作したすべての作品と、その記録をパネル展示します。

 11月22日(木)~12月2日(日)
 10:00~18:00

 入場無料

 川口市立アートギャラリー・アトリア

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過去の記事
2012年度 アーティスト・イン・スクール 始動!
アーティスト・イン・スクール2012 ①オリエンテーション
アーティスト・イン・スクール2012 ②制作開始!
アーティスト・イン・スクール ③個人制作、仕上げへ!



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by atlia | 2012-11-06 11:16
段々冬の足音も聞こえてきたこの頃。
11月に入り、展覧会〈川口の匠vol.2 美しきフォルム〉も、会期終盤です。

11月4日、お天気のよい行楽日和に、展覧会関連イベント
やさしい美術鑑賞講座美しい自転車のデザインを行いました。

講師としてお迎えしたのは、蓮見孝さん。
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蓮見さんは、車のデザイナーとして第一線で活躍なさった後、大学で教鞭をとらえているプロダクトを中心としたデザインの専門家です。
自らもオーダーメイド自転車を注文した経験がおありということで、今回は乗り物としての機能性もさることながら、見た目も美しいTOEI自転車について、経験を交えながらお話いただきました。

今回は、展覧会タイトルである「美しきフォルム」にあわせて、まず、
「もののかたちとは?それがあるべきフォルムとは?」という視点で、プチワークショップを行います。
蓮見さんが参加者のみなさんにお願いしたのは、「さかな」「人」「車」「自転車」のかたちを、さっと描いてみること。
みなさん言われるがまま、鉛筆を動かしてみます。
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みなさんが描いたものは様々あれど、正確にものの「かたち」を捉えるのは、案外難しいもの。
そう考えると、自転車のかたちというのは、一体どんなものか?
蓮見さんは、設計図や写真を見せながら、考察を加えます。

そこからお話は、自転車の歴史に移ります。
戦後、自転車はどんな風に広がっていったのか?
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不朽の名画『青い山脈」などを通し、時代を経て自転車がどういった用途で人につかわれていたか、考察を加えました。
「光風ケンコー号」という自転車が写ったときは、「おっ」と声を上げる方も。当時は広く広告された、流行の自転車です。
レジャーの道具として、自転車が普及しはじめた時代ですね。

後半は、レジャーとして旅を楽しむ自転車をつくる、TOEIの社長、山田博さんとのトークセッションでお話は進みます。
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今回の展覧会の展示品を中心に、特にこだわった造形のポイントをはじめ、それが実用的にどう優れているのかだけでなく、全体のバランスにどういった影響を与えているのかなど、お話いただきました。
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セッションということで、参加者の皆さんからも様々な質問が飛び出し、ディスカッションに。
TOEIの新たな魅力を知る、2時間となりました。
時間が足りなかったというくらい、まだまだ深い世界がありそうです。

TOEIファンの皆さんや自転車を普段から愛用するサイクリストの方々はもちろん、自転車のお話は初めてという方にもご参加いただき、お楽しみいただきました。
ご来場、ありがとうございました!

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次回の鑑賞講座は、欧文書体とデザインについて!
こちらも、ぜひご参加くださいませ。

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平成24年度秋の展覧会〈川口の匠vol.2 美しきフォルム〉関連
やさしい美術鑑賞講座 欧文書体とデザイン
11月11日 13:30~15:30
講師:立野竜一(グラフィックデザイナー)
展覧会に出品いただいている立野竜一さんを講師に、欧文ロゴタイプやフォントができあがるまでの過程をお話します。
立野さんの実演もあります!美しい文字のデザインについて、その一端を知る講座です。

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by atlia | 2012-11-04 19:02
川口に工房やスタジオを構え制作・活動している匠たちを紹介する展覧会〈川口の匠〉シリーズ。
昨年に引き続き2回目となる今回は、飯村 靖史(盆栽師)、立野 竜一(グラフィックデザイナー)、山田 博(自転車製作・東叡社)に着目し、その仕事や完成品などをを展示・紹介しました。

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会場には完成品のほか、普段はなかなか見ることができない制作工程のラフスケッチなども展示しました。

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匠たちの制作に対する熱き想いとこだわりを、ひしひしと感じていただけたのではないでしょうか。

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また、今週末には関連イベントや鑑賞講座などを多数行いました。


●鑑賞講座
「美しい自転車のデザイン」 2012年11月4日(日) 13:30〜15:30
講師 蓮見孝(日本サイクリング協会評議員/札幌市立大学学長)
TOEI自転車の特徴や自転車の歴史的背景などをデザイン的観点から考察しました。
※当日の様子はこちら→


●鑑賞講座
「欧文書体とデザイン」  2012年11月11日(日)  13:30〜15:30
講師 立野竜一(グラフィックデザイナー)
欧文書体やロゴタイプなどが、商品になるまでの制作過程をお話しました。
※当日の様子はこちら→


●ワークショップ
「ミニ盆栽をつくろう!」  2012年10月13日(土) 13:30~16:00
講師 飯村靖史(盆栽師)
市内にある盆栽園「喜楽園」で、盆栽の極意を学びながらミニ盆栽をつくりました。
※当日の様子はこちら→


お陰様で展覧会の来場者数は3,200人を超え、盛況のうちに終了しました。
ありがとうございました。
by atlia | 2012-11-01 15:47