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ATLIA STAFF BLOG
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今年も秋にアーティスト・イン・スクールの成果展(アトリアにて)を行います。(2011年11月10日~20日)
授業は9月10月に集中しますが、授業へ向けての様々な準備は既に始まっています。

今年はアトリアが5周年を迎え、「まち×匠×アート」というテーマをもって年間を通して企画を立てています。また、秋の企画展では川口の匠を紹介する「川口の匠」展を開催、それを記念する「川口の匠」本も出版されます。

そのような流れもあって、今年のアーティスト・イン・スクールでは「川口の匠」の方々を通して“かわぐち”を再発見し、未来を考える内容を企画しました。

アーティスト(講師)に齋藤善子氏(株式会社Kabデザインhttp://boo-hoo-woo.com/designer/kab.html)をお招きし、開催校となる幸並中学校1年生5クラスと美術教諭笠原たまき先生との壮大なプロジェクトが始まろうとしています。

デザイナーの齋藤善子氏は川口市民なら大半がご存じのKawaguchi i-mono (製造:株式会社伊藤鉄工 川口市元郷)の鍋やフライパンをデザインを担当された川口とも縁のある方です。http://www.yomiuri-is.co.jp/perigee/mono07.html

デザインの仕事というのは、情報を集め整理し、分かりやすく人に伝える。という工程があります。
そこで、今回は、川口の匠の方々から川口のまちの歴史や文化を学び、子どもたちが川口の未来を考える授業を依頼しました。

題して「川口の未来をデザインしよう!」です。


授業内容の大枠が見えてきたところで、齋藤氏、笠原先生、アトリアスタッフとでご協力いただく匠に会いにいっていました。
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からくり人形工房 スタジオぎえもん 半谷 春光さん (からくり人形師)

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西染色工房 西 耕三郎さん (染め師)

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ラッキーワイド 吉澤 広寿さん (造形物制作)
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並木木工所 飯塚 深さん (額縁製作)

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昌国刃物 川澄 昌国さん (刃物師)


中学生の授業に携わることにとても好奇心のある方、また子どもたちの人生の一コマに出会うことへの責任の重大さに戸惑う方、様々でしたが、お会いするだけでも、お仕事を見せていただくことだけでも十分に説得力がありました。

9月には生徒たちが匠の工房を取材します。
仕事のこと、技のこと、伝統文化のこと、これからの未来のこと、人としての生き方・・など
どんな事を感じ取るでしょうか・・。

そこで感じ取ったこと、未来につながった想い を作品として表現します。



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by atlia | 2011-06-26 19:19
アトリア・サポートスタッフの発案・主導のワークショップ「アトリア・デビュー!」を開催し、未就学児(4、5歳)24人が参加しました。
ワークショップのため、ワークショップに参加するのが今日がはじめて!という子が多いため、スタッフも綿密な打ち合わせを重ねます。
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巨大あみだくじでグループ分けをした後、それぞれ分かれて絵を描くための大きな布を準備します。
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刷毛(はけ)を使うのは、初めてという子もいましたが、布のにじみを楽しみながらどんどん色を塗っていきます。
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一つの色でも、濃かったり薄かったり、布の上を歩きながら書いてみたり、まあるく塗ってみたり…その違いを味わいました。
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5メートルの布をみんなで染めた後は、各自持ってきた葉っぱなどを使ってスタンプをします。
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大きな葉っぱや小さな葉っぱ。木端やプラスチックなど、色々な物の形をぺたぺた重ねていきました。
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最後は完成した布を、上から見たり下に入ったりしながら鑑賞しました。
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今日つくった作品は、夏の展覧会「ワンダートリップ」でツリーとして飾ります。
みなさん見に来てくださいね。

夏の展覧会 「ワンダートリップ」 7/16(土)~8/28(日)

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by atlia | 2011-06-18 16:10
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先日、現在開催中の「はじめましてピーちゃん展」http://www.atlia.jp/exhibition/exhibition.php
関連ワークショップ「ピーちゃん自動車をつくろう!」を行いました。

イラストレーターであり、空間デザイナーのエンドウキヨシさんの描くとっても愛くるしい「ピーちゃん」や仲間達のイラストが広いスタジオ一面に展示されています。また、会場の雰囲気を一層盛り上げるインスタレーションは必見です!(6月12日(日)まで!)

ワークショップでは、実際に動くペダルカーの脚の部分を土台にして、思うまま色を塗った端材をつなぎ合わせて、組み立てていきます。二日間かけて小学2年生から5年生の子ども達やその親、また弟妹も飛び入り参加で作り上げました。

エンドウさんのワークショップでは、とても私たちにも大きな学びがあったので、その内容をすこし詳しく書いてみたいと思います。

・ゴールが見えない
・一定のルールがある(アイディア)
・アーティストの入るワークショップであるといること

「ゴールが見えない」・・
今回の自動車は、はじめに端材に色を塗りました。
参加者の様子をアーティストは常に見ています。
予定の時間が過ぎても、参加者がのっていれば、次の作業を変更してでも
現状をつづけていきます。手順はどんどん変更していきます。
色を塗りたい子ども、次の作業に入りたい子ども、、
そんな個人のペースも自由に受け入れる寛容さです。
実際の車がどんな形になるのか・・そんな設計図もなにもアーティストは用意しません。
その時に子ども達が作り出したものを組み合わせましょう。
・・といったふう。

「一定のルールがある」・・
端材に色を塗るときに、参加者は一枚のトレーと一つの筆のみが渡されました。
絵の具は、絵の具係の人から、チビチビと少量をもらう事しか出来ません。
また、色も赤・青・黄・白・黒の5色のみ。
水で筆やトレーを洗う事も禁止です。水は色を薄めるときのみ使用可。
そんなルールがありました。
するとどうでしょう。子ども達はとても考えて色を作っているではないですか!
驚きました。
少ない色から自分のほしい色をつくり出す。
トレーが洗えないから、トレーの中での混色を考える。
トレーが中間色になり濁ってくると、その中から自分が綺麗だと思う色を考え、つくり出す。
絵の具係りの人に絵の具をもらいにいく回数が増えると、自然と相談するようなコミュニケーションも生まれる。。。これは驚きました。
「一定のルール」というには語弊があるかもしれませんね。これは、導くための「アイディア」です。
そして、自然にやさしいエコでもあります。

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最後に
「アーティストの入るワークショップ」であるということ・・
これは、参加者(子どもたち)の作り出した作品の一番良い所を見極め、終らせるタイミング。また、参加者の作り上げたものを最高の姿で見せる形にする。ということです。
これはなかなか出来ない人もいると思います。
子ども達が素直につくるものは勿論素晴らしいいい作品です。
でも、ワークショップのようなある一定のタイムテーブルの中で
進行している場合、子ども達は行き過ぎてしまうこともあります。。
1人1人の子どもの時間は違います。でもワークショップのように
大勢で作業をする場合、その子自身のピークを過ぎてしまう事もあります。
私達は一人一人のその集中力やテンションを意識してみる必要があるのではないかと思います。
主婦や、料理人や農家の方が食物の食べごろを見極める事ができるように、
アーティストは、作品の一番美味しい頃合を見極める事ができます。
これは、“感”のようなものです。それにまかせてみるのも悪くありません。

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ワークショップ終了後、会場に遊びに来た小学生の男の子がワークショップで作り上げた作品を観て、ふと呟きました。 私はその言葉が忘れられません・・。


「この車、柄もなかなかいいよな。」 

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by atlia | 2011-06-11 18:24
本日、今年度最初のやさしい美術鑑賞講座が開催されました!
この講座では、毎回、美術作品に関して深い知識をお持ちの方をお招きし、
作品を楽しむためのポイントなどをわかりやすくお話いただいています。

今回は、やきもの日本編の第一弾!
伊万里焼と鍋島焼というやきものをとりあげます。
講師は、戸栗美術館学芸員の杉谷香代子さん。
戸栗美術館は、鑑賞する陶磁器を中心に作品を所蔵している美術館。
杉谷さんは非常にお若い方ですが、現在開催中の展覧会「青磁の潤い 白磁の輝き」展を担当なさったりと、大活躍のお方。

今日は「日本初の磁器・伊万里焼ができるまで」ということで、
伊万里焼の成立背景などを、大きな作品画像だけでなく地図などもつかいながらお話いただきました。

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杉谷さんは、身振り手振りもまじえながら、わかりやすくお話してくださいます。
釉薬、瀬戸もの、古窯…なんとなく聞いたことはあっても、実はよくわからなかったやきものに関することばたち。
それらを一から説明いただいたことで、より理解が深まりました。

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非常にたくさんのお客さまにご参加いただきましたが、杉谷さんはひとつひとつの質問にも丁寧に回答いただきました。
熱心なお客様が多く、スタッフも勉強になりました!

第2弾「伊万里焼の歴史と魅力」は、6月8日13:30~15:30開催です!
ご興味のある方はぜひご来場くださいませ。


*『広報かわぐち』5月号での本講座ご案内につきましてのお詫びと訂正*
 川口市より皆さまにお届けしている『広報かわぐち』の5月号・6月号にあります
当館のページにて、本講座のご案内をさせていただいておりますが、
5月号に掲載されています情報で終了時間が「15:00」となっておりました。
正しくは「15:30」となります。お詫びし、訂正させていただきます。


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by atlia | 2011-06-01 19:26