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ATLIA STAFF BLOG
カテゴリ:学校×アトリア( 34 )
川口市内の小中学校にアーティストやデザイナーを派遣し、特別な授業を行う[アーティスト・イン・スクール]。
今年度は[ひびけ!ひろがれ!音宇宙]と題し、パフォーマーの尾引浩志(通称:ビッキー)さんと辻小学校3年生の82名が活動中!全6回中4回目の様子をレポートします。

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この日は学校公開日。広くて開放的な多目的ホールに3年生全員が集まり、それぞれの家族に囲まれての賑やかな授業です。どんなことが起こるのか、期待半分、緊張半分な児童たち。

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前回制作した「音のしおり」の振り返りから活動がスタートしました。3 人1 組のグループで交換し、書かれている内容を試してみます。言葉や絵に表した自分の「音」は仲間に伝わるでしょうか。お互いに確かめ合い、分かりにくいところは相談しながら書き直し、より確かなガイドに向けて更新していきました。

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すると「次は音宇宙の合奏をしよう!」とビッキーさん。自分の「音のしおり」が楽譜だと言いますがリズムも音階もない多種多様な「音」をどうやって合わせるのでしょう?クラス別に3種類の「音」のグループに分かれて並ぶ児童たち。指揮者のビッキーさんが指を1本立てると小さな「音」、2本で中くらいの「音」、3本で大きな「音」のグループが奏でます。

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ビッキーさんの手が頭に載ったら独奏の合図。もう1人加わると味わい深い二重奏になります。1クラスずつ練習し、出番を待つ間も身振りを真似て要領を覚えていきました。耳の感覚を開き、身体を動かし続けることで気分も高揚していくみたい。

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そして本番!といきたいところですがその前に小休止。各クラス数人ずつが家族の書いた本人が読み上げる内容を、きき役に立候補してくれた人が試します。ぜひとも素敵な「音」を奏でてみせようと意気込む先生の熱いパフォーマンスに大盛り上がり。様子を見守っていた児童たちの小さな兄弟も参加してくださり、会場があたたかな雰囲気に包まれました。我も我もと他のクラスからも手が挙がります。友達の見つけた「音」がずっと気になっていたんですね。

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合奏の構成要素を確認したところでいよいよ本番。ビッキーさんの指揮に意識を集中しながら重なり合う「音」の変化を楽しみ、練習のときよりも抑揚豊かな印象の演奏です。調理器具の鋭い「音」がメインを飾るクラスもあれば文房具や自然物の柔らかな「音」が心地良いクラスもあり、奏者の一体感が増すごとにそれぞれの特色が際立つよう。

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息を合わせて一旦音量を下げたところから徐々に上げていき、迎えたフィナ―レでは盛大な「音」を奏でながら一同満面の笑顔!これまでの積み重ねと即興が相まった「音宇宙」のオーケストラを高らかに響き渡らせたのでした。

活動の成果の一部を家族に披露して、次回はついに学校での最後の活動。成果発表展を見据えて「音のしおり」を完成させます。

このプロジェクトに関する過去の記事はこちら
第11回アーティスト・イン・スクールNo.1 はじめまして!音宇宙の音ガイド
第11回アーティスト・イン・スクールNo.2 音宇宙を旅して発見 音のかけらひろい
第11回アーティスト・イン・スクールNo.3 音宇宙を案内する 音のしおり
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by atlia | 2016-11-08 19:04 | 学校×アトリア
川口市内の小中学校にアーティストやデザイナーを派遣し、特別な授業を行う[アーティスト・イン・スクール]。
今年度は[ひびけ!ひろがれ!音宇宙]と題し、パフォーマーの尾引浩志(通称:ビッキー)さんと辻小学校3年生の82名が活動中!全6回中3回目の様子をレポートします。

身のまわりから素敵な「音」を見つけ出し、その在りかやきき方を多くの人に伝える「音ガイド」を目指す授業。
前回までは身近な道具や場所から思い思いに「音」を探して記録することを活動の中心としてきましたが、今回は記録した内容を工夫して誰かに伝え、「音宇宙」に案内する第一歩を踏み出します。

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その前に耳の感覚を開く準備運動。何も道具を使わずに自分自身の身体から「音」を探り出してみようとビッキーさんが呼びかけました。まずはシンプルに手を叩いたり擦り合わせたり指を弾いたり。開いた口の間近で鳴らすとよく響きます。

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足を踏み鳴らすときは上履きを履いているのといないのとで「音」が違いますね。

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髪の毛からも「音」はきこえるでしょうか。思いつく限りのことを試しつつ微かな違いまできき分けるのがすっかり得意になった児童たち。
「両手の指を組んで手のひらの下の方を打ち鳴らす」
「舌を丸めて口の奥のほうを弾く」
「上下の歯を合わせてカチカチ鳴らす」
など、今回も多彩なアイディアが発表されました。

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身のまわりだけでなく自分の内側にも「音宇宙」を感じられたところでいよいよ授業の本題。これまで記録してきた「オトノオト」をもとに、素敵な「音」の在りかやききかたを伝える「音のしおり」を制作します。
「オトノオト」は発見したことを自分で覚えておくためのメモ。一方「音のしおり」は人に読んでもらう案内書。読み手のことを考えながら「音」をきくために必要なもの(音のかけら)やきき方の手順などを分かりやすくまとめます。

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これまでの発見が詰まった「オトノオト」。コピー用紙、調理器具、校庭にあるもの、自分の身体を起点に旅した「音宇宙」をそれぞれに振り返り、ぜひ人に紹介したいとっておきの「音」を選びました。

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そしてきき方の手順を説明しようと試みますが、これがなかなか難しい・・・!自分がその場に居なくても言いたいことが伝わるように書かなくてはならないのです。大事に保管しておいた「音のかけら」を取り出し、あるいは家庭科室から借りてきて何度も確かめる児童たち。読み手に分かってもらうのに必要な情報は?使うものの部位や細かな動作、「音」の微妙なニュアンスなどをどう表現したら良いだろう。ビッキーさんや先生と相談しながら懸命に取り組みます。

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それぞれの発想が深められ、まとめられた「音のしおり」。その内容はユーモラスだったりどこか哲学的だったり。精一杯尽くした言葉や絵に、伝えたい気持ちが溢れています。

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最後に数人が発表し、読み上げられた手順をビッキーさんが試してみました。素敵な「音」のきき方がイメージ通りに伝わり成果は上々。「音ガイド」に大きく一歩、近づけたに違いありません。

さて次回は学校公開の日。授業を参観する家族の前で「音のしおり」を紹介し、一緒に「音宇宙」を旅します。
授業は残すところあと3回。その様子を当blogで随時お伝えしていきます。今後の更新をお楽しみに!

このプロジェクトに関する過去の記事はこちら
第11回アーティスト・イン・スクールNo.1 はじめまして!音宇宙の音ガイド
第11回アーティスト・イン・スクールNo.2 音宇宙を旅して発見 音のかけらひろい
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by atlia | 2016-11-03 14:52 | 学校×アトリア
川口市内の小中学校にアーティストやデザイナーを派遣し、特別な授業を行う[アーティスト・イン・スクール]。
今年度は[ひびけ!ひろがれ!音宇宙]と題し、パフォーマーの尾引浩志(通称:ビッキー)さんと辻小学校3年生の82名が活動中!全6回中2回目の様子をレポートします。

身のまわりから素敵な「音」を見つけ出し、その在りかやきき方を多くの人に伝える「音ガイド」を目指す授業。前回はA4コピー用紙を材料にして発見した「音」を「オトノオト」に記録しましたが、今回は図工室を飛び出し、他の教室や校庭にまで活動の場を広げてのびのびと「音宇宙」を旅します。

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その前にまずは耳の感覚を開く準備運動。児童それぞれ、目の前にある机に耳を押し当てるようビッキーさんが呼びかけました。その姿勢のまま机の天面を手で叩いてみると、身体を起こしていたときよりも大きな「音」!指でなでたり爪でこすったりしたささやかな「音」もよく響いてきこえます。

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更に机の脚や床、水道や掃除用具入れなどに児童たちの興味は移っていき、思い思いに耳を当てながら「音」や響き方の違いを楽しみました。これから「音宇宙」をより奥深く旅するヒントになるでしょうか。

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「音」を味わう心と身体の準備ができたところでいよいよ「音宇宙」に出発!前半の舞台である家庭科室には様々な「音」を秘めた「音のかけら」として、たくさんの調理器具が並んでいます。
見たことはあるけど名前の知らないもの、初めて触るものなどに児童たちは興味津々。それぞれの鳴らし方や組み合わせによる変化を探りつつ、盛大に、あるいはそっと奏でてみるみんなの「音」が渦のように広がっていきました。

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面白い発見ができたらすぐに「オトノオト」にメモします。3冊目、4冊目に取り掛かる人もあれば、ひとつの「音」をじっくり吟味する人もあり、それぞれ異なるペースを示しながらも熱中している様子。

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そして今日1回目の発表の時間。今回も勢いよく、次々に手が挙がります。
「大量のおはしやスプーンをボウルの中に一度に落とすと、落とすものによって音の大きさや響きが変わる。」
「お好み焼き用のヘラをしっかり握って平たいところを叩くと澄んだ音がする。」
「水切りザルにスプーンや茶たくを入れて回すように振るとシャッシャツと鳴る。」
多彩なアイディアと実演をききながらなるほどと感心したり「自分も同じものを見つけた」と共感したり。思いがけず美しい音色が響いたときには、残響が消えるまでみんなでウットリとききいりました。机の上で実演されるときには寄り集まって一斉に耳を当てる場面もあり、準備運動の効果が見て取れます。

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授業の後半は校庭へ。広い空の下、3人1組のグループで相談しながら手探りで旅していきました。校庭には何があったっけ?面白い「音」がしそうな心当たりはいくつか思い浮かぶけど、それ以上に普段は気にしない足元や頭上、敷地の隅々にまで目がとまります。毎日遊んでよく知っているつもりの場所が「音」を通じて未知の世界へと変貌しているのです。

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この季節ならではの落ち葉や木の実も小さな「音のかけら」。場所が開けていている分、微かな「音」のひとつひとつが紛れずによくきこえるみたい。
一方フェンスの支柱は叩けば太鼓のように大きな音。「叩かなくてもきこえるよ!」との声があり驚いて耳を当ててみると、傍を車や風が通るせいでしょうか。管楽器のような不思議な「音」が確かに響いています。仲間と呼びかけ合うことで視野も発見も広がっていくようです。

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「音宇宙」を夢中で旅するうちにあっという間に時間が過ぎて、名残りを惜しみつつ図工室に戻りました。今日2回目の発表の時間です。
「木にたくさん茂っている葉っぱを揺らしたり枝でこすったりするとバサバサ鳴る」
「鉄棒の柱の部分を叩くと長く響く音がして、手で握る部分を叩くと短い音がする」
「半分埋まったタイヤの上に立って、正面のタイヤに跳び移ったときと斜め前に跳び移ったときとで音が違ってきこえる」
などなど、前半よりも更に多彩な「音」のきき方が紹介されました。木の枝や実、草や石など、ひろってきた「音のかけら」は名札をつけて大切に保管します。嬉しそうに見つめながら「宝物」と呼ぶ声もきこえてきました。

前回と合わせてたくさんの発見を得た「音宇宙」の旅。次回は自分が旅するだけでなく、誰かを案内するための「音のしおり」づくりに取り組みます。書きためてきた「オトノオト」からどのように発想が深められ表現されていくでしょうか。
授業は残すところあと4回。その様子を当blogで随時お伝えしていきます。今後の更新をお楽しみに!

このプロジェクトに関する過去の記事はこちら
第11回アーティスト・イン・スクールNo.1 はじめまして!音宇宙の音ガイド
by atlia | 2016-10-25 22:35 | 学校×アトリア
木々の葉がいつのまにか色づいて、今年も[アーティスト・イン・スクール]の季節がやってきました!
川口市内の小中学校にアーティストやデザイナーを派遣し、特別な授業を行うプロジェクト。2006年の開館以来、児童・生徒が講師との交流を通じて「本物」に出会い、互いの想像力・創造力・コミュニケーション力を育むことを目的に実施しています。

今回のタイトルは[ひびけ!ひろがれ!音宇宙]。川口市立辻小学校の3年生がパフォーマー:尾引浩志とともに身のまわりから素敵な「音」を見つけ出し、その在りかやきき方を多くの人に伝える活動を展開、プロセスと成果がアトリアに展示されます。

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鳥のさえずりや友達の笑い声・・・日常を楽しくする音はいくつもあるけれど、そこにもっと知らない「音」が隠れているとしたら?
講師の尾引(通称ビッキー)さんは、まるで目に見えない塵や頭上の星の感触を探り当てるかのように、自分の身体やまわりにある「音のかけら」をひろい上げて操る達人。普段は気づかないけれど実はすぐそばに広がっている「音宇宙」を案内する「音ガイド」として辻小にやってきました。挨拶代わりに得意の歌や楽器を奏でます。
南シベリアのトゥバ共和国に伝わる弦楽器「イギル」に合わせて歌う「ホーメイ」は、お経のような低音と笛のような高音がうねりながら重なり合う不思議な響き。一方首から下げた小さな「口琴」はビヨヨ~ン!と何ともヘンテコな響き。奏者の口の中や頭蓋骨と共鳴して独特な「音」が生まれるのです。

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音楽の授業で習うドレミに慣れ親しんでいる児童たちにとってはまさに未知との遭遇!あまりの驚きに息をのみ、こらえきれず大爆笑!!「宇宙人みたい!」と誰からともなく言い始めました。
そうです。これからおよそ2か月間の授業を通じてみんなも無限の「音宇宙」を旅し、「音ガイド」になるための研修を積み重ねていくのです。

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「音ガイド」を目指す活動の基本は耳の感覚を開いて普段は気づかない「音」を発見すること、それを忘れないよう文字で書きとめること。まずは見本としてビッキーさんが見つけた「音」の記録が紹介されました。例えば
「平たいビンに水を入れて角度を変えながらたたくと音の高さや音色が変わる。」
「色々な場所で思い切りくしゃみをすると響きが変わったり音がはね返ったりして面白い。」
「指の先でほっぺたをたたきながら口の大きさを変えると音の高さが変わって曲の演奏ができる。」
などなど。

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それって本当?と疑うのも束の間、見慣れているはずのものから響き出す思いもよらない「音」にみんなビックリ!感心しきり。誘われるように真似し始めます。耳の奥にまで意識を集中するうち自分の身体も「音」になっていくみたい。

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さて、今度は児童たちが「音」を見つける番です。身近な材料として1人に数枚ずつプリント用紙が配られました。そのまま振ってみたり筒型や蛇腹に折り曲げてみたり細かく刻んでみたり・・・。
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自分なりの研究に没頭し、あるいは仲間とアイディアを見せ合いながらわずかな音もきき逃すまいと耳をすまします。
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そして発見したことを「オトノオト」という小さなノートにメモします。どこで、何を使って、どうしたら、どんな音がきこえた?思いついた順にどんどん書き込んで早くもページが埋まる人もあれば、納得のいく「音」に出会えるまでよく吟味してから書き出す人もあり、立ち振る舞いもペースもそれぞれ。

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最後に「オトノオト」に記した発見を全員の前で発表しました。我こそはと次々に手が挙がり指名が追いつかないくらい。
紙の両端を持って真ん中を机の角にこすりつける、目の前にかざしてパンチをお見舞いするといった勢いのある「音」もあれば、耳元で少しずつ破くといった微かな「音」も。披露される多彩なアイディアをみんなで共有し、面白さを味わうことで「音宇宙」の入口に立てたかも?机の上に散らばった大小の紙くずも可能性を秘めた「音のかけら」。袋に入れて大切に保管します。

「音」を活動の中心に据えながら、実は音楽ではなく図工の時間に行うこの授業。目に見えない世界を探求することで、それまで意識していなかった自分自身の感覚や生き方を知り、物事の見え方が変わることを最終的な目標としています。初めての体験を児童たちがどう受けとめ、そこからどんな発想や表現が生まれるか、講師や先生方と一緒にスタッフもわくわくしているところ。全6回12コマの授業の様子を当blogでお伝えしていきます。普段はなかなか公開される機会のない児童の学校での取り組みや成長する姿を、どうぞお楽しみに!
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by atlia | 2016-10-10 14:16 | 学校×アトリア
川口市内の小中学校に第一線で活躍するアーティストやデザイナーを派遣し、特別な授業を行う長期プログラム[アーティスト・イン・スクール]。
第10回目の今年度は[ぼくらはひかりを変えられる]と題し、現代美術家の出田 郷さんと里小学校5年生の123名が10月から活動してきました。
このブログでは授業の様子をお伝えしてきましたが今回が最後の更新です。展示会場で行ったまとめの授業をレポートします!

学校からバスに乗り込み、いざアトリアへ!いつもの授業とは異なる学外での活動にワクワクの児童たち。ついつい姿勢も前のめりになってしまいます。
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アトリアでは出田さんが児童たちを迎えます。学校での制作の授業を終えてから3週間あまり。毎週のように顔を合わせていたのでなんだか久しぶりに感じます。
そしていよいよ出田さんに招かれるように会場へ。暗幕をあけるとそこにはカラフルなひかりを反射する作品たちが!
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懸命に作品を完成させた児童たちは他の班の作品を見ていなかったため興味津々。早速指示書を読んで作品を動かし始めます。
さぁどこにひかりがあるのだろう?壁や天井を見上げると…「あった!」思わず顔がほころびます。
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友達が自分の班の作品を楽しむ様子を見て、誇らしく嬉しそうな表情。
どうやったらよりたくさんのひかりを動かせるか、楽しんでもらえるか。見てくれる人の反応があったことで作品の制作を振り返ることができました。
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作品を鑑賞し終わったところで、今回のアーティスト・イン・スクールの感想を発表。
「思っていたよりにひかりの反射がきれいでびっくりしました」
「制作しているときには難しいこともあったけれど、展示できてよかったです」
「自分の班の作品が一番面白いと思います!」
出田さんに感想をお話しできるのもこれが最後、一生懸命に伝えます。出田さんも想像以上の素晴らしい展覧会になったと感想をお話しました。
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実体が捉えがたいひかりをつかまえる実験から始まった今回のアーティスト・イン・スクール。
授業を通して出田さんが伝えたかったことは「経験し、感じること」。思えば児童たちが制作で悩んだときに言葉で説明だけするのではなく「試しにつくってみよう」「実験してみよう」とアドバイスをしてきた出田さん。
そして実験をしてみると予想と異なる結果になることもしばしばありました。時間はかかったけれど全員が納得して制作ができたのも実験を行ったからこそ。児童たちはその大切さを制作を通して学んでいきました。
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まとめの授業でお別れにはなりますが、授業を通して出田さんが伝えていった「経験し、感じること」は生活のなかでもとても大事なこと。
授業の枠を超えて、これからの経験からより豊かに自分らしく工夫して過ごしていってくれたら。
そんな気持ちでバスを見送りました。


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第10回アーティスト・イン・スクール
〈ぼくらはひかりを変えられる〉
出田 郷(現代美術家)×川口市立里小学校5年生123名
授業期間:2015年10月7日(水)~12月2日(水)、全6回(各クラス)
成果発表展:2015年11月21日(土)~12月6日(日)、全14日間
主催:川口市教育委員会
企画:川口市立アートギャラリー・アトリア
撮影:阿部萌夢、長田水紀
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by atlia | 2015-12-18 22:10 | 学校×アトリア
川口市内の小中学校に第一線で活躍するアーティストやデザイナーを派遣し、特別な授業を行う長期プログラム[アーティスト・イン・スクール]。
第10回目の今年度は[ぼくらはひかりを変えられる]と題し、現代美術家の出田 郷さんと里小学校5年生の123名が活動中!授業は10月から11月中旬まで。
「ひかり」をテーマに鏡でひかりを反射し動かせる作品を制作します。

レポート第5弾の今回は制作の後半戦!完成までの様子をお伝えします。

前回は設計図にしたがって材料を用意したり、試作を行ったりとアイデア実現に向け手を動かし始めました。
今までは制作を進めることに集中していましたが、作品を展示するために「見せる」視点も必要になってきます。そこで出田さんは作品を動かす人にその動かし方や注意を伝えるためのプリントを配りました。動かす方法を考えることも含めて作品制作。その視点を踏まえつつ今日は完成に向け制作を進めていきます。

こちらは作品の土台がすでにできている班。鏡を六角形に切った木材に接着し始めましたが・・・あれ?鏡が足りない!?計画通りの配置にするためには色つきの鏡の枚数が足りないと判明したのです。色つきの鏡は鏡面に透明のカラーシールを貼ったもので、つくるには時間がかかります。配色を変える選択肢もありますが、はじめから色にこだわってきたので「色と貼る場所は変えたくない」という強い思いから気持ちをひとつに。少ない時間で鏡を木材に貼る作業と並行して鏡の加工を行い、完成を目指します。
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制作が進むにつれて児童たちはより魅力的な見せ方・動かし方を模索し始めました。
こちらは鏡をつけた棒を穴の開いた厚紙の下で回すアイデア。作品が形になってきたところでひかりがどう反射するのかが気になります。


こちらの班は鏡をつけた棒を穴を開けた厚紙の下で回すアイデア。作品が形になってきたところでひかりがどう反射するのかが気になります。
そこで出田さんはひかりの反射を見るため別の教室にアトリアでの展示空間を再現しているのでそこで実際に作品を動かしてみようと提案します。
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その教室の扉を開けると真っ暗な空間の中で上の方から床が照らされていて、そのひかりの中に作品を置いてみますがあまりひかりを反射しません。児童たちはどうしたらひかりが反射するのか考え込んでしまいます。すると児童のひとりがひらめきました。もっと鏡にひかりが当たるように穴の大きさをもっと広げてみよう!実験を行ったことで作品の良さを引き出すことができました。


制作が終わった班から授業の初めに配られたプリントにとりかかります。ここでは作品をどう「見せる」かという視点が大切。ひかりに当て動かしたときの経験を踏まえて、班員同士意見を出し合います。浅い箱に鏡を入れ傾けて動かす作品を制作した班は「手で触って動かすのも面白いから試して欲しい」という思いをこぼします。どうやらいくつか動かし方を提案するようです。作品を見にきてくれた人が楽しんでいただけるように、という気持ちがいっそう強くなりました。
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プリントが書けたら、班ごとに感想を発表。「ノコギリの作業が大変だったけど、完成して良かった!」「想像していたよりもたくさん反射してきれいだった」笑顔を浮かべながら感想を述べる児童たち。出田さんもみんなで協力して思っていた以上に面白い作品ができたと今回のアーティスト・イン・スクールの感想をお話ししました。
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ひかりの反射を活かし動かす仕組みを考え制作する、という盛りだくさんな内容でしたが、全ての班の作品が完成しました!
ひかりを「見る」ことから始まって作品を「見せる」ことへ、児童の視点は広がっていったようです。

しかしこれで終わりではないのがアーティスト・イン・スクール。成果発表展の会期中にアトリアにて最後のまとめの授業を行います。
他の人がどのように作品と関わるのか自分の目で確かめるところまでが今回の試み。学校で見ていた作品とはまた異なる姿が見られるかもしれません。

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このブログでは授業の様子をお伝えしていますが、児童たちの成果を直接見ていただける展覧会をご紹介!
第10回アーティスト・イン・スクール成果発表展
〈ぼくらはひかりを変えられる〉
出田 郷×川口市立里小学校5年生123名
会期 2015年11月21日(土)~12月6日(日)
休館日 月曜(但し11月23日(月祝)開館、翌24日(火)休館)
開館時間 10:00~18:00(土曜日は20:00まで開館)
会場 川口市立アートギャラリー・アトリア

アーティスト・イン・スクールは市内の小中学校で長期的に授業を行うプログラムです。その成果をアトリアで展示するのも醍醐味のひとつ。
本展では児童の作品に触れひかりを動かしてお楽しみいただけます。
みなさまのご来場をお待ちしております。
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by atlia | 2015-12-04 10:13 | 学校×アトリア
川口市内の小中学校に第一線で活躍するアーティストやデザイナーを派遣し、特別な授業を行う長期プログラム[アーティスト・イン・スクール]。
第10回目の今年度は[ぼくらはひかりを変えられる]と題し、現代美術家の出田 郷さんと里小学校5年生の123名が活動中!授業は10月から11月中旬まで。
「ひかり」をテーマに鏡でひかりを反射し動かせる作品を制作します。

今回はレポート第4弾!制作の様子をお伝えします。

前回の授業までは制作の準備段階、ひかりと動きについて考えを深めた児童たち。
授業の最後には班に分かれて作品のアイデアを出し合いました。
ひかりを反射させるための丸い鏡も配られて、いよいよ制作開始!…というわけにはいきません。なぜなら前回出し合ったアイデアは作品の完成イメージであり、具体的な作り方や鏡を固定する方法などまだ決めなければならないことがあるからです。
また触って怪我をしないよう安全に、動かしても壊れないよう頑丈につくることも大事なポイント。
出田さんはそこを一緒に考えていこうと提案します。

さっそく班で決めたアイデアを出田さんに報告。図や文字はもちろん、鏡や材料を用いて説明します。
そして出田さんがどうしたら頑丈に安全にできるかをアドバイス。児童たちは真剣に耳を傾けます。
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作り方が決まったら出田さんと児童たちは一緒に設計図を描きます。必要なパーツを描きだして、アイデアがぐっと具体的になってきました。

設計図ができると、いよいよ制作の開始!
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この班は木材を選びました。設計図をもとに大きさを測り、間違えないように印をつけます。
その後は友達にバトンタッチ、ノコギリでの作業へ。分担して自分の得意なことを活かします。
なかなか木材が切れないときには出田さんからコツを教わって。額に汗をかきながら懸命に作業をします。
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こちらは太い紙の筒を持ち出しました。穴を開け棒を通して接着剤で固定。自分の背丈よりも大きな材料なので、協力して制作します。
児童たちは作品の骨組みができて満足げな表情…一体どんな作品になるのでしょうか?
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一方こちらは黒い布とにらめっこ。どうやら布に鏡をつける方法を模索しているようです。出田さんからアドバイスをもらい縫いつけるか接着剤を使うか、二手に分かれてそれぞれの案を試すことに。
試作のあと、互いに結果を報告し合います。接着剤はあっという間についたよ!縫うのはちょっと難しいかも…ということで接着剤を使うことに決定!

材料を整える地道な作業や制作の方法の模索など班ごとに活動は違いますが、着実にアイデアの実現に向かって進んでいます。
またひとりでは難しい作業も協力し合えるようになりました。
次回のレポートでは作品の完成までをお伝えします!

このブログでは学校の中で展開されている授業の様子を随時お伝えして参ります。今後の更新をお楽しみに!
この事業に関する過去の記事はこちら
第10回アーティスト・イン・スクールNo.1 授業が始まりました!
第10回アーティスト・イン・スクールNo.2 ひかりと色の実験
第10回アーティスト・イン・スクールNo.3 動きについて考える

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by atlia | 2015-11-20 15:51 | 学校×アトリア
川口市内の小中学校に第一線で活躍するアーティストやデザイナーを派遣し、特別な授業を行う長期プログラム[アーティスト・イン・スクール]。
第10回目の今年度は[ぼくらはひかりを変えられる]と題し、現代美術家の出田 郷さんと里小学校5年生の123名が活動中!

今回は第2回目の授業の様子をレポートします。
前回の授業では実験を通してひかりについて学んだ児童たち。
ですが、何をつくるかまだ発表されていません!これから徐々に制作に踏み込んでいきます。

作品には動きを取り入れたい、という出田さん。
いきなり動きと言われても、漠然としていていったい何のことやら。
まずはきっかけをつかむウォーミングアップ。身の回りの動くものを真似たり、その動きを擬音にしてみたり。線や身体、言葉で表現します。
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出田さんもお手本を見せます。最初は恥ずかしかったけれど我先に手を挙げるようになり、だんだんと積極的になってきました。


動きに興味が湧いたところで動きを取り入れた作品をいくつも制作している出田さんの作品を鑑賞。
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風が布を揺らす作品、投影された線が伸び縮みする作品、ひかりの粒がまるで飛び跳ねるような作品。
児童たちは動きを見逃すまいと食い入るように見つめます。

作品を鑑賞した後、児童たちに丸いカラフルな鏡が配られました。
実はひかりや動きだけでなくこの鏡も作品の大切な要素。
前回の実験と今日の活動を踏まえ鏡を様々に動かし反射を観察します。
すばやく動かして、ぴたっと動きを止める動き。ゆっくり傾けたり、友達のひかりに重ね合わせたり。ひかりの色も刻々と変化し、鏡の色が混ざり合ってどちらとも違う色が生まれます。
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動きという言葉も難しく感じていたけどそんなことないかも。児童たちは夢中で鏡を動かし天井を見上げます。

ここまでの活動は制作に向けての前段階。
出田さんは秘密にしていた制作内容を明かしました。
ひかりと色を鏡で反射する作品をつくろう。
そしてアーティスト・イン・スクールの醍醐味は児童の作品がアトリアで展示されること。
なんと、見に来てくれた方が触ってその反射を動かせる仕組みをつくるというのです!
なんだかちょっと難しそう。戸惑いの表情を浮かべた児童たち。
そこで制作のヒントが書かれたプリントを渡されました。
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出田さんはどんな動きが面白いと感じたか、どうしたらその動きができるのか問いかけます。
実際にひかりを動かした児童たちには理想の動きが見えつつある様子。そのための仕組みを考えつくることが今後の課題になっていきそう。

制作する内容が発表され、それに向かって具体的に取り組みはじめた児童たち。
授業の最後には班に分かれてどんな作品をつくるかアイデアを出し合いました。
次回から制作が本格化!今日までの学習がどのように制作に反映されるのでしょうか?

このブログでは学校の中で展開されている授業の様子を随時お伝えして参ります。今後の更新をお楽しみに!
この事業に関する過去の記事はこちら
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by atlia | 2015-11-14 11:39 | 学校×アトリア
川口市内の小中学校に第一線で活躍するアーティストやデザイナーを派遣し、特別な授業を行う長期プログラム[アーティスト・イン・スクール]。
第10回目の今年度は[ぼくらはひかりを変えられる]と題し、現代美術家の出田 郷さんと里小学校5年生の123名が活動中!
今回は第一回目の授業「ひかりと色の実験」の様子をレポートします。

いよいよ授業が始まる、というときに突然教室が真っ暗に。
児童たちはびっくり!驚きを隠せません。
しかし暗いなかにすっと一筋のひかりが現れると児童たちはなんだなんだと目で追っていきます。
するとそのひかりにぼんやりと男性の顔が照らされ、幽霊のような浮かび上がり方に笑い声もひろがります。
印象的な登場をしたのは今回の講師、現代美術家の出田 郷さんです。
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今回は「ひかりをテーマにみなさんと一緒に授業をしたい」と自己紹介をした出田さん。印象的な登場にも納得です。
「ひかりってどんなものだろう?」さっそく児童に問いかけます。改めてと聞かれると…うーん、ちょっと難しい。
「ひかるものってどんなものがある?」と聞かれると手が挙がり、「電気!」「信号」「海とか水?」など様々な答えがでてきます。
では、それらはどのようにひかっているのでしょう?
その実体は「ひかりを発するもの」と「ひかりを反射する(なにかのひかりを受けている) もの」。
緊張気味だった児童たちも出田さんのお話にどんどん引き込まれていきます。
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ひかりは感じられるけれど触れられないもの。
どんなものか聞かれても実感のわきづらい様子の児童たち。
出田さんは児童たちに実験をしようと持ちかけます。
「ひかりがどう進むのか見てみたい?」「見たい!」という大きな返事を聞いて出田さんが取り出したのはスモークマシン。
教室をスモークで満たし、懐中電灯を点けると…まっすぐな筋の様なひかりが!
ひかりが「進む」様子を見て教室中から歓声が上がりました。
手をのばすとひかりに触れた心地。
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「このひかりを曲げるにはどうしたらいいと思う?」
児童から「鏡で反射させる!」「水を使う!」というアイデアが出て、ひとつずつ試していきます。
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ひかりが姿を現わしてから、児童からアイデアがたくさん上がり始めます。
なんだか積極的になってきたかも?次第に気持ちも高まってきました!

出田さんは三角形のプリズムを手に取りひかりにかざします。
すると天井と床には虹が!
今まで「ひかり」だったものの中に突然「色」が出現。
どこから色がやってきたのでしょうか?
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「ひかりの中には色があるようだね。じゃあもとから色のついたひかりを混ぜるとどうなるだろう?」
出田さんは赤・緑・青のライトを用意。
青と赤ではピンク色に近く、緑と赤では黄色に近く…では3色合わせるとどうなるでしょうか?
全てのスイッチをonにするとひかりは白に近い色になりました。
しかし影を見てみると、どうでしょう?
いつもは暗い影が、赤・緑・青などカラフルな影になりました!しかもひとつだけではないようです。
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様々な色のひかりのなかで自分の服を見てみたり、色紙を観察したり、色の変化も楽しみました。

授業の最後には今日の授業で扱ったひかりの進み方や隠れた色をつかって制作した出田さんの作品を鑑賞。
児童もそれぞれの体験に重ね合わせている様子。
時折「おーっ!」「すごい!」という声も聞こえました。
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ひかりの進み方、曲がり方、そして隠れた色について実験を通して学んだ児童たち。
このひかりは制作の重要なポイントになっていきますが、この理科のようなこれらの実験が今後の作品づくりにどう関わっていくのかはっきり明言はしていません。
実は出田さん、それを児童たちに秘密にしているのです。
次回はどんな授業になるでしょうか?

このブログでは、今後も授業の様子を随時お伝えしてまいります!
関連する記事はこちら
第10回アーティスト・イン・スクールNo.1 授業が始まりました!
今後の展開をお楽しみに。
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by atlia | 2015-10-24 16:39 | 学校×アトリア
すっかり秋になり、空も高く感じるようになってきました。
秋といえば、毎年開催している[アーティスト・イン・スクール]の季節です!

川口市内の小中学校の図工・美術の時間に、第一線で活躍するアーティストやデザイナーを派遣し特別な授業を行う「アーティスト・イン・スクール」。
2006年の開館以来、児童・生徒が講師と共に活動する中で創造力・想像力・コミュニケーション力を育むことを目的に実施、アトリアスタッフがコーディネーターを務めています。
第10回目の今回は[ぼくらはひかりを変えられる]と題し、10月からの1か月半の間に、
市立里小学校の5年生と現代美術家・出田 郷がひかりと色を反射させる作品を制作します。
身近にあるけれども存在が捉えがたいひかり。様々な実験を通してひかりや色の性質を知り、「見ること」について考えを深めます。
また作品はひかりや色を反射させるだけでなく、お客様に動かしてもらう仕組みを考えます。
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このブログでは、授業の経過や授業の様子をご紹介。
なかなか見られない学校での児童の姿もお伝えしていきます。
教室の空間ごと変化させてしまうアーティストと、初めての経験にどきどきの児童や先生方。
アーティストと学校が出会ってどんな発想や作品がうまれるのでしょうか?
なにが起こるか想像できない時間にコーディネートするアトリアスタッフもわくわくしています!
今後の更新をお楽しみに。

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by atlia | 2015-10-16 10:53 | 学校×アトリア