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ATLIA STAFF BLOG
カテゴリ:企画展( 114 )
開館10周年記念展〈ここにもアート かわぐち〉、好評開催中です。
連載「ここにも通信」もひきつづき更新中。
アーティストや出品作について企画スタッフ目線でご紹介しています。

今回ご覧いただくのは川口駅前複合施設「キュポ・ラ」の7階「川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブン」に展示されている佐藤裕一郎さんの作品《Glacier》。
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自立している大型の日本画です。

爽やかな青のグラデーションが大変印象な本作。
グラデーション、と言っても、機械的に・段階的に色が変わっていくのではなく、波打つような、あるいはしわが寄っているような、有機的な線と面の連続。
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色の濃く見える部分はもう黒に近いような、深海を思わせる深い青。瑠璃色、瑠璃紺のような少し紫がかった色も溶け込んでいるように見えます。
そこからにじむように広がるウルトラマリン。日本画としては群青、と表現したいところでしょうか。
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白っぽく見える部分にも色々な青が潜んでいます。
水色、空色。紺青色を水に落としたような透明感のあるひろがり。紫色の飛沫は波のようにも見えます。

タイトルにある《Glacier》は「氷河」を意味する言葉ですが、そう言われると氷のような印象も受けますね。
しかし、この作品から受ける印象は冷たさだけではありません。
どこか懐かしい、どこかで知っているような、あたたかさも覚えます。

それはひとつ、この作品が描かれている「和紙」という素材の特徴にあるのではないでしょうか。
先ほどは「水に落としたような」と申し上げましたが、自然な滲みがつくれるのは和紙の特徴でもあるでしょう。
すっと沁みていく色は、目にも爽やか、身体のなかにも同じくすっと沁み入ってきます。

大きな画面にむかうとき、佐藤さんは「故郷の匂いや風、熱を感じる」と言います。
寒い、けれどあたたかな、ふるさとへの想いが絵具と一緒にじんわりと和紙に滲みひろがっていく。
観る者が感じる「懐かしさ」は、そういうところから来るのかもしれません。

「メディアセンター」と位置付けられているメディアセブンという施設の中では、ある意味では特異な存在感を放つ本作。
しかし、作品の周りにある空気にも、凛とした青がじんわりとひろがっていくように、力強く、そこに存在しています。


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平成28年春の企画展/開館10周年記念事業
〈ここにもアート かわぐち〉

アトリアから作品が飛び出した!ここにも、そこにも、どこでも、アート!

今まさに発展を遂げているまち:川口で、みずみずしい感性のアーティストたちの表現があふれ出す!油絵・日本画・彫刻はもちろん様々な作品を市内の施設でご覧いただけます。
開催期間:2016年3月19日(土)~5月14日(土)
展示会場:川口市立アートギャラリー・アトリア、川口駅前複合施設キュポ・ラ内各所、川口市立グリーンセンター
観覧可能時間:施設によって異なりますので、下記施設のホームページへのリンクをご参照ください。


出品アーティスト:片庭珠実、角野泰範、馬場知子、山本智之、青木邦眞、高野浩子、佐藤裕一郎、杉田 龍、小林美樹、八田真太郎、後藤雅樹、羽山まり子、青木聖吾、遠藤研二、大和由佳、對木裕里、堀口泰代

展示会場リンク
施設名をクリックすると該当の施設のホームページへリンクします。
開館時間やアクセス情報をお確かめの上、ご来場ください。
川口市立アートギャラリー・アトリア 
川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブン(キュポ・ラ7階)
かわぐち市民パートナーステーション
(キュポ・ラM4階)
川口駅前行政センター(キュポ・ラ4階)
川口市立グリーンセンター


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by atlia | 2016-05-04 10:28 | 企画展
開館10周年記念展〈ここにもアート かわぐち〉、ゴールデンウィークに入って多くのお客様にご来場いただいています。
会期も終了間近。どうぞお早目に、足をお運びくださいませ。

ゴールデンウィークと言えば、川口市立グリーンセンターでは春のお祭り「スプリングフェア2016」を開催中。
5月3日(火)~5日(木)までの祝日3連休、大変賑やかです。

そして、グリーンセンターと言えば、もちろん〈ここにもアート かわぐち〉、シャトー赤柴会場があります。
そこで今回は展示中の青木邦眞さんの作品をご紹介。

ひとつが、こちら。写真にするとちょっと逆光、見えづらいでしょうか…。
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ざらっとした土の肌にとげとげがついた、彫刻です。
陶器と同じつちをつかって焼いているので、「彫陶(ちょうとう)」とも呼ばれます。
しかしこの作品、とげとげ、などと言うとちょっと怖いですが、サボテンみたいな存在感。可愛い印象です。

あるいは、こーんなかたちのものも。
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花のつぼみのようでもあり、花そのもののようでもあり。あるいは、球根みたい。
やっぱり、ちょっと植物のようなイメージですね。

これらの作品は「土からの収穫」と題されたシリーズ。文字通り、土からつくられている、ということも言えるでしょうか。
粘土を細いひも状にし、それを何本も重ねて成形された作品は手間ひまをかけてつくられています。
しかし、いかに時間をかけて成形しても、焼いたときにどんなかたち・表情になるのか、窯から取り出すまではわかりません。
もちろん失敗することもあるでしょう。でもそんなところも、植物を種から育てる感覚に似ているかもしれません。

大地からまさに取り出されたかのような、やさしく、しかししっかりとした生命感をもつかたちから受ける印象も、「収穫」というキーワードに合致しているようです。
グリーンセンターという、いわば植物園の中にあるものとしては、そのイメージにもばっちり。

青木さんの作品は、計4体、展示されています。
すべて窓際に置かれているのですが、鑑賞するとき面白いのは、外の景色と重なって見えること。
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ゆったりと続く緑の直物たちをバックにすると、ちょっと見え方も変わりますね。
確かに写真にしてしまうと逆光になりがちなのですが、光が入って作品にかかると、あたたかな土の表情がよく見てとれます。
さらに窓の向こうも、より青々と輝いてきますよ。芝生だけでなく、これからはサツキやバラも咲き始めます。
季節が変わり、景色が変わると、作品を観る楽しみも倍増。近くから・遠くから鑑賞することで、また異なるイメージを抱くはずです。

建物や周囲の魅力を取り込むのも、〈ここにもアート かわぐち〉で展開している作品たちの特徴。
さまざまな魅力をさがしに、ぜひおでかけください。


川口市立グリーンセンターで開催の「スプリングフェア2016」の情報は、下記「展覧会場リンク」から!
開催当日は駐車場等の混雑が予想されますので、公共交通機関のご利用をおすすめします。

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平成28年春の企画展/開館10周年記念事業
〈ここにもアート かわぐち〉

アトリアから作品が飛び出した!ここにも、そこにも、どこでも、アート!

今まさに発展を遂げているまち:川口で、みずみずしい感性のアーティストたちの表現があふれ出す!油絵・日本画・彫刻はもちろん様々な作品を市内の施設でご覧いただけます。
開催期間:2016年3月19日(土)~5月14日(土)
展示会場:川口市立アートギャラリー・アトリア、川口駅前複合施設キュポ・ラ内各所、川口市立グリーンセンター
観覧可能時間:施設によって異なりますので、下記施設のホームページへのリンクをご参照ください。


出品アーティスト:片庭珠実、角野泰範、馬場知子、山本智之、青木邦眞、高野浩子、佐藤裕一郎、杉田 龍、小林美樹、八田真太郎、後藤雅樹、羽山まり子、青木聖吾、遠藤研二、大和由佳、對木裕里、堀口泰代

展示会場リンク
施設名をクリックすると該当の施設のホームページへリンクします。
開館時間やアクセス情報をお確かめの上、ご来場ください。
川口市立アートギャラリー・アトリア 
川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブン(キュポ・ラ7階)
かわぐち市民パートナーステーション
(キュポ・ラM4階)
川口駅前行政センター(キュポ・ラ4階)
川口市立グリーンセンター

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by atlia | 2016-05-03 10:40 | 企画展
開館10周年記念展〈ここにもアート かわぐち〉、いよいよ会期も残り2週間!
連休中、ぜひお気軽におでかけくださいませ。

スタッフブログ連載「ここにも通信」、スタッフ目線でアーティストや出品作を紹介するシリーズ、ご好評いただいています。恐縮です。いつの間にやら12回目の更新。

今回ご紹介するのは小林美樹さんの作品たち。アトリア会場の展示室内でご覧いただけます。
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小林さんは油絵6点を出品していただいています。
どれもちょっと小ぶりな、部屋に飾っておきたいサイズの作品たち。全体に少し重たい色あいで統一されています。
幼さを帯びた丸みをもちながらも、どこか憂いを含んだ表情を持つ登場人物たちが印象的です。
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こちらは最新作の《針路》。
船の舵を回しながら双眼鏡を手にとり、ホイッスルをくわえた主人公。
…と言ってしまうと、いかにもありそうですが、よーく見てみると…
画面では、それが同時に起こってしまっています!舵をまわす・双眼鏡を目に当てる・ホイッスルを口元に持ってくる、それぞれの造作を行っている腕が、計6本。
思わぬ自然さで描かれているので、すぐには気がつかないかもしれません。が、しかし。ちょっと薄く描かれているものもありますが、確実に6本の腕があります。

その他にも、舵そのもののつくりもちょっと変わっています。
どうやら、木の部分が、人物のかたちをしているみたい?右の方では学生鞄を背負っているようですが、左に行くにつれてちょっと年齢が高くなっている様子?
そう言われれば、双眼鏡に写って見える船の様子も、右と左では異なります。

この作品の中では、時間が混在している、と言っていいでしょう。
タイトルの「針路」という言葉は、「進むべき方向」という意味。
進んでいく時間を混在させることで、これからどうなっていくのかを想像させているのです。

小林さんの作品は、自然に隠れた意味を探りたくなる、そういう雰囲気を持っていますね。
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図録でも紹介している《永遠》という作品でも、確かにすぐに∞(無限大)のマークを発見することができます。しかし、それ以上に、何かがありそうだな?と疑いたくなるのです。

来館者の方からいただいた興味深い考察をご紹介しましょう。
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端の方に描かれている「うさぎ」を子孫繁栄の象徴と読みとり、中心にいる男の子・女の子が手をつないでいるところに注目した、とのこと。
これは鋭い考察力!よくよく細かなところまでご覧くださったようです。
特に不安そうな表情には、新しいことを始める不安があるのではないか、とコメントもいただきました。
うさぎちゃんさん、ありがとうございました!

たしかに、人は新しいものにむかうとき、わくわくもありますが、不安があるというのは正直なところかもしれません。
あるいは、「永遠」、つまり、どこまでも続くよ、と言われたら、それもちょっと不安かも。
そういう隠れた気持ちは、人におおっぴらに言うほどのことではないけれど、しかし確かに存在している、何気ないもの。

小林さんは「日常の風景をちょっと違う視点で表現できると、充実した気持ちになる」と言います。
かわいいだけではなく憂いを帯びている登場人物も、その「ちょっと違う視点」から生まれたものかもしれません。
そういう気持ちで見ていくと、幼さがあると思っていた登場人物の顔立ちにも、意外な大人びた表情が見えてきます。

見る時間が経っていくたびに、作品に持つ印象にちょっとした変化が現れる。
鑑賞するという行為も、時間を追うごとに成長していくのかも、しれませんね。


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〈ここにもアート かわぐち〉では、「ここにも通信」連携企画として、「特派員レポート」を募集中!
展覧会や作品へのご意見・ご感想、あるいはアーティストへのメッセージなどを書いて投稿してください。
用紙はアトリア会場で配布中。あなたのレポートも、紹介される、かも?
ぜひお気軽にご記入くださいませ。

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平成28年春の企画展/開館10周年記念事業
〈ここにもアート かわぐち〉

アトリアから作品が飛び出した!ここにも、そこにも、どこでも、アート!

今まさに発展を遂げているまち:川口で、みずみずしい感性のアーティストたちの表現があふれ出す!油絵・日本画・彫刻はもちろん様々な作品を市内の施設でご覧いただけます。
開催期間:2016年3月19日(土)~5月14日(土)
展示会場:川口市立アートギャラリー・アトリア、川口駅前複合施設キュポ・ラ内各所、川口市立グリーンセンター
観覧可能時間:施設によって異なりますので、下記施設のホームページへのリンクをご参照ください。


出品アーティスト:片庭珠実、角野泰範、馬場知子、山本智之、青木邦眞、高野浩子、佐藤裕一郎、杉田 龍、小林美樹、八田真太郎、後藤雅樹、羽山まり子、青木聖吾、遠藤研二、大和由佳、對木裕里、堀口泰代

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施設名をクリックすると該当の施設のホームページへリンクします。
開館時間やアクセス情報をお確かめの上、ご来場ください。
川口市立アートギャラリー・アトリア 
川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブン(キュポ・ラ7階)
かわぐち市民パートナーステーション
(キュポ・ラM4階)
川口駅前行政センター(キュポ・ラ4階)
川口市立グリーンセンター

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by atlia | 2016-05-01 08:54 | 企画展
いよいよゴールデンウィーク!
気持ち良く晴れて連休のスタートからお出かけ日和ですね。

連載「ここにも通信」も大分の回数を重ねてまいりました。お付き合いいただいているみなさま、ありがとうございます。
出品作やアーティストをスタッフが紹介するブログシリーズ、今回で11回目!

本日は大和由佳さん《Knocking on the Land - Kawaguchi》をご覧いただきます。
こちらは川口駅前複合施設キュポ・ラの7階、川口市立映像・情報センター「メディアセブン」の全体をつかったインスタレーション。
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通路の奥に、窓が。ここはちょっとした休憩スペースとして使われている、不思議な存在感の小部屋です。
そしてその窓の手前には、何やらもやっと映像が映し出されています。
これが、作品の一つの要素。
ずっと観ているとさまざまな風景写真がスライドショーのように流れていくのですが、その写真たちに共通しているのは、「中心で杖が自立していること」。

…というと超常現象的に聞こえますが、観た印象ではその通り「自立している杖」。
この映像が流れているガラスの隣の壁には、プリントしたものも展示されています。
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ほら、自立している杖たち、でしょう?
それは超常現象的ではなく、静かに、その写真に主題として写っています。
まるで自分たちでそこまで歩いていったみたいに、主人公のような顔をして。

実際に施設のなかを歩いていくと、別のところでも杖たちに遭遇します。おっと、こんなところにも。
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よくよく見ると、この場所で撮られたもののようですね。周りの景色がそっくりです。

施設中心部にあるカウンターの近くの壁には、もう一つの映像作品が流れています。
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ここには、実際に杖が。そしてこれと同じような杖が、映像の中にある景色の中をまるで歩いていくように、重なって写っています。
ここで流れている景色は、すべて川口市内で撮影されたもの、とのこと。
今回の会場のひとつでもある川口市立グリーンセンター、あるいは芝川沿いの遊歩道、図書館の中…色々な場所を、杖が辿っていきます。

大和さんは、杖とそれを持つ人と出会った場所で、杖だけを撮影し記録しています。
同じ方法をつかって各地で制作を行ってきました。本作は、その川口バージョンです。
市内のさまざまな場所に自ら出向き、多くの人のご協力をいただきながら、杖や土地の話をきいたそうです。

普段、人と一緒に歩いている、杖。
杖は、歩いてきた場所をどういう風に記憶しているのか。
あるいは、普段それを携えている人・身体の一部としてそれを持つ人、その柔らかさを、杖自体はどういう風に記憶しているのか。

そこには、たくさんの「思い出」があるかもしれません。
地面を、とん、とん、と叩きながら進む杖は、少しずつ傷つきながら、しかししっかりと、その足元を捉え続けます。
人が歩くのを手助けする、それだけでなく、自らも歩いている、のかもしれない。持ち主が忘れかけていることも、杖たちは覚えている、かもしれません。
そう思うと、この作品の中の杖が持つ「自立している」イメージがつながってきます。

そこに自立している杖を見ていると、思わず手にとってしまえそうな、そんな気さえします。
杖が誰かに手渡されれば、その記憶も、また別の誰かと一緒に歩いていく。
これを見た私も、ちょっとだけそれを受け取っている、のかもしれません。

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平成28年春の企画展/開館10周年記念事業
〈ここにもアート かわぐち〉

アトリアから作品が飛び出した!ここにも、そこにも、どこでも、アート!

今まさに発展を遂げているまち:川口で、みずみずしい感性のアーティストたちの表現があふれ出す!油絵・日本画・彫刻はもちろん様々な作品を市内の施設でご覧いただけます。
開催期間:2016年3月19日(土)~5月14日(土)
展示会場:川口市立アートギャラリー・アトリア、川口駅前複合施設キュポ・ラ内各所、川口市立グリーンセンター
観覧可能時間:施設によって異なりますので、下記施設のホームページへのリンクをご参照ください。


出品アーティスト:片庭珠実、角野泰範、馬場知子、山本智之、青木邦眞、高野浩子、佐藤裕一郎、杉田 龍、小林美樹、八田真太郎、後藤雅樹、羽山まり子、青木聖吾、遠藤研二、大和由佳、對木裕里、堀口泰代

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川口市立アートギャラリー・アトリア 
川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブン(キュポ・ラ7階)
かわぐち市民パートナーステーション
(キュポ・ラM4階)
川口駅前行政センター(キュポ・ラ4階)
川口市立グリーンセンター

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by atlia | 2016-04-29 14:02 | 企画展
会期も終盤、開館10周年記念展〈ここにもアート かわぐち〉。
もはや夏日も近いかと思えるお天気の日もありますね。

連載「ここにも通信」、アーティストや出品作品を企画スタッフ目線でご紹介するシリーズも終盤です。
今回もアトリア会場から。山本智之さんの作品をご覧いただきましょう。

山本さんの作品は展示室内の壁一面に。3つのおそろいのサイズ、アクリル絵具で描かれた絵画です。
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正方形のキャンバスが整然と並んで、すっきりとした印象に。
強い色がつかわれているのにその表面が凸凹としていないことも、「すっきりさ」を強調するようです。

最新作は一番右側の《ほんの少し遠い昔》。
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夕暮れ時から夜へと変わっていく空の色が美しいですね。
画面の右上から左側に走り抜けようとしている列車が、「急行」らしく勢いをもってぐわっと迫ってきます。

しかしその勢いと同時に感じるのは、静けさ。
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中央に印象的に描かれている少女の顔は、どこかぺったりとしています。無表情とも言えないけれど、しかし、何を考えているかわからない。
風に吹かれている髪も、ばさばさともせず、異様にまとまってなびいており、いよいよ現実味がありません。
「すっきり」な平面は同時に「ぺったり」にも見えるのです。

どこかで見たような・知っているような場面だ。
しかし、どこかで夢にみたような、現実味のないシーンでもある。
でも、それが万人に共通するような、「ノスタルジー」を体現している。

山本さんは「変わってはいけない本質的なこと」を表現したい、と言います。
それは夢であり、あるいは物語ではないでしょうか。
矛盾するようですが、失わずにいたいものというものは、理想的なものとも言えるでしょう。
同時に、それは思い出であるとも言えるかもしれません。

あーこんなのあったな、あるいはこういう話読んだ気がするな、と思わせる要素がちらほらと描かれているのも憎いポイント。
例えば、チョークで書いたような、相合傘。
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電車にちらりと見える、人影。
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おっと、ここにはちょっと懐かしいかたちの電話も見えますね。

そういう細部にも、それぞれの物語を発見できる。
そこには、山本さんの思う懐かしさだけでなく、観る者の思う懐かしさも反映できる包容力があるようです。
どこか現実味がないという特徴があるからこそ、素直に自分の中にある思い出を反映出来るのかもしれません。
「ほんの少し遠い昔」の物語は、誰の心の中にも、ちょっとずつ存在している、はずなのですから。



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平成28年春の企画展/開館10周年記念事業
〈ここにもアート かわぐち〉

アトリアから作品が飛び出した!ここにも、そこにも、どこでも、アート!

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開催期間:2016年3月19日(土)~5月14日(土)
展示会場:川口市立アートギャラリー・アトリア、川口駅前複合施設キュポ・ラ内各所、川口市立グリーンセンター
観覧可能時間:施設によって異なりますので、下記施設のホームページへのリンクをご参照ください。


出品アーティスト:片庭珠実、角野泰範、馬場知子、山本智之、青木邦眞、高野浩子、佐藤裕一郎、杉田 龍、小林美樹、八田真太郎、後藤雅樹、羽山まり子、青木聖吾、遠藤研二、大和由佳、對木裕里、堀口泰代

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(キュポ・ラM4階)
川口駅前行政センター(キュポ・ラ4階)
川口市立グリーンセンター

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by atlia | 2016-04-27 11:19 | 企画展
4月の終わり、新生活のみなさまも落ち着いた頃でしょうか。
ちょっとお天気悪い週末が続いてしょんぼりですが、引き続き開館10周年記念展〈ここにもアート かわぐち〉開催中です。

連載「ここにも通信」、スタッフ目線でアーティストや出品作を紹介するシリーズも折り返し!
今回は画家の片庭珠実さんをご紹介。

片庭さんの作品は、川口駅前複合施設キュポ・ラのM4階、かわぐち市民パートナーステーションでご覧いただけます。
入口正面の受付カウンターまで進み、そこから右を見ると3枚の絵がおでむかえ。
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まるでずっとここにあったのではないかと思うほどの自然さで、その壁にかかっています。
今回は墨で描いたものを出品いただきました。

墨、とは言っても、少し色が入っているように見えるのが印象的。
一番右にかかっている《ルソー的ボール使い》を例に見てみましょう。
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ボールの部分がちょっと青みがかっていますね。全体に良いアクセントになっています。

6枚の絵を1枚の額におさめている本作、登場する人物の表情がとっても面白いのです。
下の3枚をみていくと、一番左は、2人がたのしそうにボール遊びをしているようです。とっても長く太い手もやさしげな雰囲気。
その隣は、歯をいーっとした顔が印象的。右にいる人がボールをとろうとしているのに、渡してあげないのかな?ちょっといじわるそうにも見えてきました。
一番右では、空中にあるボールの隣の顔も、まるでボールみたいにまんまる!黒い背景に白い顔がぽっと浮かんでいるから、余計そう見えるのでしょうか。

同じ黒い背景は、上の3枚の真ん中にも見えますね。ここではボールに顔が描かれています!
いや、これはボールだと思い込んでいるだけで、もしや顔なのか?いやいや、お面みたいなものかもしれない?
楽しそうな顔、ちょっと怒っていそうな顔、どちらも異なる表情をしているのがわかります。
もしかして、感情によって、顔を取り替えるのかも?なんて。

片庭さんの作品にでてくる人たちは、本当にのびのびとして見えます。
それは、のびのびとした自由な線の印象、そのまま。
画面の中で色々な太さで・勢いで踊るみたいに、人物の表情やポーズをつくりだします。

実は片庭さん、2006年に当館で最初の発表を行った作家ですが、その時は油絵を展示していました。
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今回の発表作とは大分雰囲気も違いますね。

片庭さんは技法や技術にこだわらず、さまざまな材料を選びとります。
これまでも油絵や蝋画、銅版画など、多くのものに挑戦してきたとのこと。
最近では、「加算するタイプの絵からマイナスの絵に」切り替えているそうで、シンプルなものの中に大きな意味を見出したい、という片庭さん。
自由でのびのびとした線からは、描くことの楽しさ・表現する面白さ、そういう飾らない気持ちが伝わってくるようです。

あたたかい気持ちが集まる「かわぐち市民パートナーステーション」には、そういう「自由さ」がぴったりきています。

生活の中に、アートがある。自然に、そうなった。
飾り気のないあたたかさが、作品からも感じられますよ。

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平成28年春の企画展/開館10周年記念事業
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開催期間:2016年3月19日(土)~5月14日(土)
展示会場:川口市立アートギャラリー・アトリア、川口駅前複合施設キュポ・ラ内各所、川口市立グリーンセンター
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出品アーティスト:片庭珠実、角野泰範、馬場知子、山本智之、青木邦眞、高野浩子、佐藤裕一郎、杉田 龍、小林美樹、八田真太郎、後藤雅樹、羽山まり子、青木聖吾、遠藤研二、大和由佳、對木裕里、堀口泰代

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川口市立グリーンセンター

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by atlia | 2016-04-24 11:21 | 企画展
いつの間にやら4月も半ば!引き続き開館10周年記念展〈ここにもアート かわぐち〉開催中です。

これまたいつの間にか好評いただいております連載企画「ここにも通信」、
出品作やアーティストを紹介するシリーズ記事を更新中です。

今回は後藤雅樹さん《よび声の在処》。
アトリア会場入ったところの受付付近、窓際に展示中です。
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ころっとした可愛い存在感と硬質な鉄の肌、対象的なイメージを持つ作品です。その存在感からか、小さいお子さんにも大人気。

曲線から生まれるころっとしたかたちを初めて観たときは、「たまごみたい」と感じたものです。
お客様のなかには「細胞分裂?」といった感想をお持ちになった方もいらっしゃいました。たしかに、理科の教科書で、ちょっと見たような?

後藤さんのお話では、これは「果物」のようなものをイメージしてつくっているのだとか。
子孫を残すための「種」を持った果物は、ここから芽を出して全く異なるかたちへ成長していきます。そういう強い生命感といった意味では、「たまご」や「細胞分裂」もちょっと近いかもしれません。
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別の角度から見てみると、凸凹の部分の違いによって、表情が変わります。
こういった表情の違いも、何か中にいそうだぞ、と感じさせる要因のひとつ。

作品を置く「角度」は彫刻にとって重要な要素。
本作は「受付の前」に置かれていますから、会場にこれから入る人も、観終わって出ていく人も通る場所です。しかも、窓から(外から)も見えています。
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どんな表情が最初に見えるべきか?窓から見えるとき、どんな風に見えるだろうか?
後藤さんは設営中、微妙に角度をずらしながら何度も確認を行いました。
もちろん、同じ角度であったとしても、近くからまじまじ見るのと、遠くから眺めるのとでは表情が違います。

さらに、鉄のつるんとした表面は、光を反射させるだけではありません。
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周囲のものを写し込んで変化もします。
近くを通ったときはご覧になっているお客様が写り込み、少し離れると遠くの景色も写り込む。
お天気や時間によっても、ちょっと変わった顔を見せますよ。

ぜひ色々な角度や距離でご覧になってみてください。
硬質な鉄から、未知の表情が生まれたりする、かも?


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開館時間やアクセス情報をお確かめの上、ご来場ください。
川口市立アートギャラリー・アトリア 
川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブン(キュポ・ラ7階)
かわぐち市民パートナーステーション
(キュポ・ラM4階)
川口駅前行政センター(キュポ・ラ4階)
川口市立グリーンセンター

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by atlia | 2016-04-23 10:44 | 企画展
開館10周年記念展〈ここにもアート かわぐち〉、会期も残り1カ月!
連載「ここにも通信」もひきつづき更新中。
アーティストや出品作について企画スタッフ目線でご紹介しています。

今回はグリーンセンター会場で展示中の堀口泰代さんの作品《浮遊する頭部》。
タイトルからして「おや?」と思わせるインスタレーションです。

本作は展示空間内にいくつかの要素が散らばっています。
写真が何枚か、立体物がいくつか。
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こちらは大きな写真。シャンデリアと窓が印象的な位置に設置されています。
白いドレスを着た女性と思わしき人物の頭が、飛行船になっています。
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異なる角度から同じ人物を切り取った別の写真も、ひっそり部屋の端っこに。ふわりと浮かんでいくような角度で撮られています。
これにはシャンデリアが写り込んで見えるのも面白いですね。

先ほどは「人物の頭が、飛行船になっています」と、さらっと申し上げてしまいましたが、これはおかしな事態!
タイトル通り、「浮遊する頭部」を持っている人物(と言って良いのか?)、ということになります。
しかし、もちろん、頭が勝手に浮かんで飛んでいってしまうはずはありません。

堀口さんは、身体性のある作品を制作しつづけているアーティスト。その身体性を基軸に、矛盾する「夢」のようなものを造形しています。
例えば、空が飛べたら良いな、とか。小さい頃は誰でも少しは考えた、かもしれないこと。
今思えば、出来るはずもないのに、とくすっと笑ってしまうようなこと。

くすっと笑ってしまう、という意味では、こういう立体物も。
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これは船をかぶれるカツラ(と言って良いのか?)ですが、フランス王妃マリー・アントワネットが持つエピソードからインスピレーションを得ています。
サロンで目立ちたいあまり、あるいは誰もやったことのないファッションをしたいあまりに、おしゃれな髪形として船をアクセサリーとして髪に飾った、というお話、聞いたことがありますか(本当は嘘かはわかりませんが)?
本人は一生懸命に考えて真面目にやったことかもしれませんが、周囲から見たらびっくり仰天だったことでしょう。後世の私たちは、そこまでやらなくても、と苦笑するほかありません。
本作では、きれいにまとめられて見える作風の中に、そういった異質なものを共存させています。

「おかしさ」には、「変だな?」ももちろんですが「ちょっと面白いね」も含まれています。
「おや?」が「ちょっと面白いね」にすぐにつながるのは、もしかしたら私たちの「身体」が基準になっているからかもしれません。
身近なものだからこそ、そこにある「おや?」にすぐに気付き、自分の距離で考えることができるのでしょう。

グリーンセンター「シャトー赤柴」は、結婚式等でもつかわれる場所。
そこにドレスやカツラといったキーワードで近づきながらも、「異質さ」を投げかけています。
部屋のあちこちにこっそり点在する、「おかしさ」に、気付いてください。

グリーンセンターへの詳しいアクセス方法は過去の記事で紹介しています!そちらもぜひご覧くださいませ。

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平成28年春の企画展/開館10周年記念事業
〈ここにもアート かわぐち〉

アトリアから作品が飛び出した!ここにも、そこにも、どこでも、アート!

今まさに発展を遂げているまち:川口で、みずみずしい感性のアーティストたちの表現があふれ出す!油絵・日本画・彫刻はもちろん様々な作品を市内の施設でご覧いただけます。
開催期間:2016年3月19日(土)~5月14日(土)
展示会場:川口市立アートギャラリー・アトリア、川口駅前複合施設キュポ・ラ内各所、川口市立グリーンセンター
観覧可能時間:施設によって異なりますので、下記施設のホームページへのリンクをご参照ください。


出品アーティスト:片庭珠実、角野泰範、馬場知子、山本智之、青木邦眞、高野浩子、佐藤裕一郎、杉田 龍、小林美樹、八田真太郎、後藤雅樹、羽山まり子、青木聖吾、遠藤研二、大和由佳、對木裕里、堀口泰代

展示会場リンク
施設名をクリックすると該当の施設のホームページへリンクします。
開館時間やアクセス情報をお確かめの上、ご来場ください。
川口市立アートギャラリー・アトリア 
川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブン(キュポ・ラ7階)
かわぐち市民パートナーステーション
(キュポ・ラM4階)
川口駅前行政センター(キュポ・ラ4階)
川口市立グリーンセンター


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by atlia | 2016-04-16 19:42 | 企画展
ギャラリー前の芝生広場は、あたたかくなって子どもたちで賑やか。
小さなお子さんが多いのも、川口市のまちの特徴ですね。

開館10周年記念展〈ここにもアート かわぐち〉も、ひきつづき賑やかに開催中です。
出品作やアーティストを企画スタッフ目線で紹介する記事シリーズも、だんだん重なってきました!

今回は杉田龍さんの彫刻作品の中にある「作家の息づかい」を探ります。
杉田さんの作品は、アトリア展示室内でご覧いただけます。
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整然と、しかしリズミカルに、空間の中に存在する、いくつかの作品たち。
それぞれ違うようですが、実はこれらはすべて同じつくり方で制作されているのです。

その方法は、「鉄板を切って折る」。これだけ!しかし、ちょっと不親切な説明でしょうか。
では、レンガの台座も印象的な《the potter flowers》を例に、もうちょっとお話しましょう。
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実は、これは1枚の鉄板からつくられています。
まず、白い塗料を塗った四角い鉄板に展開図を描きます。杉田さんから実際につかった図をもらったので、こっそりお見せしますね。
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これらの線を切っていくのですが、すべて切り取らずに一部を残しておきます。その部分を折って持ちあげ、立体に。また別の線の部分を切り取って、違う方向へと折り曲げていきます。
その繰り返しによって、鉄板1枚にすべての部分がつながったままに、立体的なお花の部分が出来上がるのです。

そう聞くと細部まで見てみたくなりますね。
そっと近づいてみると、もう1点、この作品の意外な表情に気が付きます。
それは、鉄板に、白以外の色…焦げたような色、あるいはぷつぷつとした泡立ちの「跡」が見えること。
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これがまさに、「作家の息づかい」なのです。
鉄板を切るときには、熱を加えると言っても、大変な労力がかかります。熱くなった工具をじりじりと鉄板に当てて、これまたじりじりとした速度で切っていきます。
そしてもちろん切ってしまったら修復できません、慎重に、しかも緊張しながらの作業、杉田さんは息をとめながら切っているのだとか。
しかし、ずっと息を止めているわけにもいかない。はあっと息をついたら、今度は同時に鉄を切る手が一瞬止まります。
その時に着くのが、この「跡」。つまり、熱がたくさん加わることによって、素材が少し変化した跡なのです。

まさに「作家の息づかい」が、作品に表情を与える。
この光景を想像すると、もっと作品に近づいてみたくなる。
一見無機質な「鉄」という素材にも、有機的な変化をご覧いただけます。

ぜひお近くでその表情を感じてください。
でも切り口は鋭いから、触らないように!気をつけてくださいね!


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平成28年春の企画展/開館10周年記念事業
〈ここにもアート かわぐち〉

アトリアから作品が飛び出した!ここにも、そこにも、どこでも、アート!

今まさに発展を遂げているまち:川口で、みずみずしい感性のアーティストたちの表現があふれ出す!油絵・日本画・彫刻はもちろん様々な作品を市内の施設でご覧いただけます。
開催期間:2016年3月19日(土)~5月14日(土)
展示会場:川口市立アートギャラリー・アトリア、川口駅前複合施設キュポ・ラ内各所、川口市立グリーンセンター
観覧可能時間:施設によって異なりますので、下記施設のホームページへのリンクをご参照ください。


出品アーティスト:片庭珠実、角野泰範、馬場知子、山本智之、青木邦眞、高野浩子、佐藤裕一郎、杉田 龍、小林美樹、八田真太郎、後藤雅樹、羽山まり子、青木聖吾、遠藤研二、大和由佳、對木裕里、堀口泰代

展示会場リンク
施設名をクリックすると該当の施設のホームページへリンクします。
開館時間やアクセス情報をお確かめの上、ご来場ください。
川口市立アートギャラリー・アトリア 
川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブン(キュポ・ラ7階)
かわぐち市民パートナーステーション
(キュポ・ラM4階)
川口駅前行政センター(キュポ・ラ4階)
川口市立グリーンセンター


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by atlia | 2016-04-14 13:17 | 企画展
今年度の〈公募 新鋭作家展〉、いよいよ本日より受付開始いたします!
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〈新鋭作家展〉は、文化芸術の振興と新鋭作家の発掘・育成を目的として開催している公募展です。第6回目となる今回は人や場所に関係していくことで新しい価値・視点の提示を目指すアーティストを公募します。選出された優秀者2名(組)には翌年の〈第6回 新鋭作家展〉での企画参加の機会と制作補助費40万円が与えられます。

人や場所との関係の中から作品制作をすることに興味のある方、またそれを目指して活動している方々もぜひご応募ください。
一緒に魅力的な展覧会をつくりあげていきましょう!

応募要項および出展申込票はアトリア公式ホームページでもダウンロードできます。
応募は6月12日(日)までとなっております。
これからのアートシーンを担う、意欲ある新鋭作家のみなさまのご応募をお待ちしています。

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第6回 公募 新鋭作家展
応募受付:4月12日(火)-6月12日(日) 必着
(応募は郵送にて受付しております※開館中であれば持参可)
審査員:帆足亜紀(横浜トリエンナーレ組織委員会事務局プロジェクト・マネージャー)、前山裕司(埼玉県立近代美術館学芸員)、村田 真(美術ジャーナリスト/画家)
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by atlia | 2016-04-12 10:00 | 企画展