公式ホームページへ
ATLIA STAFF BLOG
カテゴリ:企画展( 122 )
平成28年秋の企画展/開館10周年記念事業第2弾〈河口龍夫―時間の位置〉、もうすぐ開催。
こちらのブログではスタッフ目線で本展を紹介する「時間の位置の物語」を関連連載企画として発信しています。会期中も前後も気まぐれ更新!

第2弾はアーティスト:河口龍夫さんのこと。本展における展示作品のひとつ《「陸と海」からの時相》と併せて、ごく簡単にご紹介します。

チラシ等々では、河口さんを「普遍的に在るものごとを可視化することで世界を捉えなおすアーティスト」と紹介しています。住居兼アトリエでの打ち合わせ中、「制作を日常と切り離したくない」という姿勢についてお話くださいました。
c0222139_1039991.jpg
どこか飄々としたあたたかな口調でありつつも、確固たる言葉で自身の芸術家としての視点を語る河口さん。

最初は画家になりたいと思っていたけれど、しかし表現したいものが見つかるたびに素材や手法を変える方が自然になっていったと言います。そして「芸術家としか言えないような生き方のきっかけ」を見つけるに至りました。
例えば、何かの瞬間を切り取るためには、写真を採用しようと考える。見えない・触れられないものに重みをもたせるためには、金属を採用しようと考える。

その頃に生まれたのは代表作のひとつとして知られる《陸と海》。26枚の写真による作品です。
c0222139_1048965.jpg
(画像:作家提供)
発表は1970年。河口さん30歳の頃。
海岸に置いた4枚の板が波に洗われ移動しつづける様子を「向こうから呼びかけられた」瞬間にシャッターを切り捉え続けたこの作品は、「陸」と「海」の間に板という他者を置くことによって、その2つの関係をより鮮明に写し出そうとしたもの、と言えるでしょうか。
「関係」というキーワードは、自身が世界とかかわる視点として河口さんが一貫して提示したきた言葉です。

最近ではこういった作品を見返して、過去に表現したかったことを振り返りながら、そこに新しい厚みを見出すことに興味を抱きはじめたと言います。
アーティストとしての道のりが長く、さらに真っすぐな視点を持っているからこそできる、自身の手による「時間の超越」。

2016年の今、その《陸と海》を振り返り、また新しく意味を見出そうとしたのが《「陸と海」からの時相》。
c0222139_1124694.jpg
(撮影:齋藤さだむ)
写真を窓のように貼った紙の上、その続きを鉛筆で描き足していった、8枚のドローイングです。
写真として写らなかった部分や時間に興味を抱くこと。それを想像力・表現力で広げていくこと。
世界とのかかわり方に、また新しい観点を提示すること。

河口さんは「作品は自分自身にとっても問い」だと言いました。それを目の前に、誰かと一緒に世界とのかかわり方について考えることができる、そういう存在として捉えているのです。
その真摯な向き合い方があるからこそ、不器用とも言えるほど真面目に、あるいは単純化された手法を繰り返し、あるいは純粋な客観的視野を持って、表現を「日常化」していきます。

そして、本展における大きなテーマ「時間」は、日常とは切っても切り離せず、しかも誰にとっても平等であるという稀有な「概念」。実体のないそれを掲示するのは難しいということはわかっていながらも、あえて今回はそれを作品化したものを集め、さらに新作にも取り組んでくれた河口さん。
《陸と海》における「4枚の板」のように、「時間と私たち」の間に入る「他者」を、本展ではいくつかのキーワードとして挙げています。「闇」「地下」あるいは「生命」。そしてそれらが集まり、交差する「現場」。
そして、そのなかで自身の位置を探ること。「時間の位置」は、誰にとっても無関係ではありません。

---
河口さんのお話を直接聞いていただくことができるトークイベントを、展覧会のオープニングの一環として開催します。それも題して「時間の位置から」。
どなたでもお気軽にご参加いただけますので、ぜひご来場くださいませ。

オープニングイベント[時間の位置、地下の闇]
アーティストトーク:時間の位置から
10月8日(土)16:30~18:00

参加無料(観覧料別途)
事前申込不要、開始時間までに会場にお越しください。
※お席の限りのご案内

----
川口市立アートギャラリー・アトリア
開館10周年記念事業第2弾/平成28年秋の企画展
〈河口龍夫―時間の位置〉

時間は、現場に掘り起こされる。

2016年10月8日(土)~11月26日(土)
10:00~18:00(土曜日のみ20:00まで開館)

休館日:月曜日(ただし10月10日(祝)は開館、翌11日(火)は休館)
※10月12日(水)、11月1日(火)に展示替え予定

観覧料:300円(高校生以下無料)
※開館10周年記念リピーター割:当館ロゴの入っているチケットやチラシ(本展のものを除く)を受付でご提示いただいた方は半額(他の割引制度と併用不可)
----

10月3日(月)~7日(金)は展示入替のため臨時休館とさせていただきます。ご了承ください。

c0222139_12165293.jpg

by atlia | 2016-10-06 16:08 | 企画展
平成28年秋の企画展/開館10周年記念事業第2弾〈河口龍夫―時間の位置〉も、もうすぐ開催!
いよいよ芸術の秋、大注目の展覧会は10月8日(土)オープンです。

このスタッフブログでは、本展がより楽しめる情報や作品・作家についてのお話はもちろん、ここでしか言わない?スタッフ目線の裏話などを「時間の位置の物語」と題して発信してまいります。
会期中も前後も気まぐれ更新、展覧会担当スタッフがお送りいたします。どうぞお付き合いくださいませ。

記事第1弾、最初の物語は会期より先行配信!本展の「はじまり」についてお話させてください。
本展は現代美術の第一線で活躍し続けるアーティスト:河口龍夫さんの個展、なのですが、何故、それが「アトリアの10周年記念企画」として行われるのか?

本展の中心であり、最初の歯車となったのは《DARK BOX》という作品群の存在です。
c0222139_22275922.jpg
こちらは、その2015年版(カスヤの森現代美術館所蔵。画像提供いただきました)。年に一度、同じものがつくられ続けています。
これは「闇が閉じこめられた箱」です。真っ暗な空間のなか、鉄でできた箱をボルトで閉じて闇を封印。するとそこにあった闇の一部が切り取られ、保存されます。それを光の中に持ち出せば、光の中で箱越しに闇と対峙することができる、と考えられてつくれらた立体作品です。
不器用とも言えるほどまっすぐで真面目な手法をとったこの作品。コンセプトも秀逸なのですが、注目すべきは、その「箱」の部分。
実はこれ、川口市が誇る産業「鋳物」の技術を駆使してつくられた、鉄の箱なのです。
c0222139_22292487.jpg
こちらはその大迫力の鋳造の様子!溶けた鉄が型に流し込まれているところ。

担当スタッフは考えました…この川口でつくられた鉄の箱で、川口の闇を閉じこめてみたい、と。
そして、何よりも10周年の節目に、作品をここでつくることができたら。いつまでも2016年の川口の闇が川口の鉄の箱の中に残ることになるのです。

そして、次の歯車は「闇」の存在です。
みなさまの周囲に、完全な「闇」というのは、存在しますか?いや、ちょっと難しいかもしれません。
完全に「ひかり」(電気、月明り、火、など…)が全く無い空間は、わざとつくり出さない限り、なかなか出会えないものです。
しかし、アトリアのすぐそばには、なんとその「完全な闇」ができようとしているのです。
それが「並木元町雨水調整池」。大雨などの際に一時的に雨水を貯めておく下水道設備、いわば巨大な地下水槽が今まさに隣に建設中。
c0222139_22324096.jpg
右側にちらっとアトリアが写ってますよ!
地面をおよそ30mも掘りこんでいく工事は大規模なインフラ整備として、川口市民にとっても重要なものです。
そして、この地下に埋まる水槽は、蓋を開けない限り、完全な闇であることに間違いありません。

川口の地下で、今まさにできる川口の闇を、川口の鋳鉄の箱で切り取る。
それをアトリアの床の上に、置いてみたい。

そう、第3の歯車は、「床」。
これがどうして動機になるのか、不思議に思われる方もいるかもしれません。
しかしアトリアの床は、一見は普通のフローリングですが、実はちょっと変わった経緯でできています。
c0222139_22431315.jpg
かつてこの場所が大規模工場だった頃、その建物の地盤を固めるために地下深くまで打たれていた、松の木の「杭」。それを再利用しているのです。
つまり、「並木元町雨水調整池」と同じ場所から引き抜いた、同じ闇の場所から引き抜いた素材、ということ。

アトリアが開館して10年。床の上では色々なことがありました。
たくさんのアートワークが並び、多くの人が行き来して、創作や鑑賞を楽しみ、思い思いの時間を過ごしてきました。
そして、本展において、その原点であった「地下の闇」が、《DARK BOX 2016》によって再び地上へ!
地下にあった時間の隔たりが一気に近づき地上で出会う瞬間。それを描き出すことが、本展の物語が走り出すきっかけになりました。
いくつもの歯車があわさって、この展覧会という現場が動き出したのです。

鉄の箱は既に準備万端で封印のときを待っています。
本展のオープニングイベント「闇を封印する」ワークショップによって、作品として完成します!

《DARK BOX 2016 -地下からの闇》は、10月8日(土)に地下へ潜り、ワークショップを経た後、12日(水)より公開!
ここでしか出会えない「時間の交差」を、どうぞご覧ください。

----
川口市立アートギャラリー・アトリア
開館10周年記念事業第2弾/平成28年秋の企画展
〈河口龍夫―時間の位置〉

時間は、現場に掘り起こされる。

2016年10月8日(土)~11月26日(土)
10:00~18:00(土曜日のみ20:00まで開館)

休館日:月曜日(ただし10月10日(祝)は開館、翌11日(火)は休館)
※10月12日(水)、11月1日(火)に展示替え予定

観覧料:300円(高校生以下無料)
※開館10周年記念リピーター割:当館ロゴの入っているチケットやチラシ(本展のものを除く)を受付でご提示いただいた方は半額(他の割引制度と併用不可)
----

10月3日(月)~7日(金)は展示入替のため臨時休館とさせていただきます。ご了承ください。


c0222139_23391944.jpg

by atlia | 2016-09-30 13:41 | 企画展
本日より〈第6回 公募 新鋭作家展〉二次審査(プレゼンテーション展示公開)を開催いたします。
c0222139_1005744.jpg


 〈新鋭作家展〉は文化芸術の振興と新鋭作家の発掘・育成を目的とした公募展です。第6回目となる今回は、地域の芸術シーンを活性化することを目指す当館の意志に賛同し、人々の暮らしや日常にアクセスしながら活動するアーティストを全国から募集しました。
本展は一次審査を通過したアーティストたちのポートフォリオ(過去の活動の記録ファイル)と、二次審査に向けて手掛けた作品を公開するものです。新進気鋭のアーティストたちによる個性豊かなプレゼンテーションをご覧ください。

 二次審査で選出された優秀者2組は来年夏の企画展に出品作家として参加いたします。その優秀者は9月13日(火)の10時に館内掲示および公式ホームページで発表いたします。そちらもお楽しみに!

*********************************
二次審査プレゼンテーション展示公開
〈第6回 公募 新鋭作家展〉
会期:2016年9月6日(火)~19日(月・祝)
時間:10:00~18:00(土曜は20:00まで開館)
観覧料:無料
出品者:村上郁/佐藤史治+原口寛子/山田沙奈恵/川田知志/金沢寿美/大場さやか/藤井龍/熊野陽平(受付順)
c0222139_1130050.jpg

by atlia | 2016-09-06 11:48 | 企画展
現在開催中の展覧会〈型にハマってるワタシたち〉の情報をお知らせする連載「型ハマりぽーと」。
今回は本展の全容をまとめた記録集についてご紹介します!

c0222139_2310249.jpg
先日本展のミニ記録集が完成し、館内での無料配布を開始しました。目印は展覧会イメージカラーであるピンク色の表紙。会場内資料コーナーに配架しているほか、総合受付でもお渡しいたします。ご希望の方はスタッフまでお声掛けくださいませ。

c0222139_238588.jpg
中を開くと出品アーティストそれぞれについて紹介する見開きページが。本展がスタートするまでの準備の様子や起こった出来事などを文章と写真で記録しています。もちろん展示会場の写真も。

c0222139_2374130.jpg
特に注目していただきたいのは「交わされたことば」という項目。展覧会をより良くするためにアーティストとスタッフとの間で交わした意見を、なるべく分かりやすく、かつ実際の言い回しに近づけて収録ました。双方のことばのやりとりは、普段は表に出ることのない舞台裏。しかも話し合いの内容自体を紹介する試みは、展覧会でも図録でもあまり多くありません。

手軽に読むことができるボリュームだけれど内容は濃い1冊!
ぜひ、お手に取ってご覧くださいませ。

*記録集は館内配布だけでなく、今後は公式ホームページにアップ予定です(9月頃)。そちらからもダウンロードしてお楽しみください。

*******************************
新鋭作家展 第5回優秀者 大石麻央・野原万里絵
型にハマってるワタシたち
型をつくることにハマってしまったアーティストとたくさんの人たちが一緒に制作するアートプロジェクト。
窮屈な日々も隠せない差異も、全部浮き彫りになるアートな体験に、アナタもハマってしまうかも!

7月16日(土)~8月31日(水)
10:00~18:00(土曜日は20:00まで開館)
※月曜休館(祝日の場合は翌平日休館)
http://www.atlia.jp/exhibition/
*******************************

c0222139_1010987.jpg

by atlia | 2016-08-24 10:10 | 企画展
お盆が過ぎ、夏の終わりも近づいてくる頃でしょうか。
開催中の展覧会〈型にハマってるワタシたち〉も、会期残りあと1週間と少しとなりました。
連載「型ハマりぽーと」では会期中のイベント報や展覧会の楽しみ方など、お得な情報を発信中。

今回は、会期中に変貌を遂げた展示の様子をご紹介。
出品作家:野原万里絵さんの作品の追加部分が先週公開されました!
c0222139_18264764.jpg
野原万里絵《Pattern02 ~絨毯と人》 上:追加前の様子、下:追加後の様子

元々は5m四方の大きさだった絵画作品。いくつもの小さな模様と、枠で囲むように描かれた黒い線が特徴的でした。
その両側に、「絵の続き」が広がりました!
画面を四角く囲んでいた黒い線はさらに右側へ伸びて三角形を描き、画面の左側にも小さな四角形が現れ、3つの形が共鳴するかのよう。
c0222139_11194353.jpg
さらに細部に注目すると、なんだか見覚えのある「かたち」が見つかります。
チョウ、クマ、女の子、サッカーボール…
よく探してみると、他にもたくさんの「かたち」が積み重なっていますよ!
c0222139_20263651.jpg
実はこれらの「かたち」は、厚紙を切り抜いた型紙と木炭の粉をステンシルのようにつかって描かれています。まるでスタンプを押したように輪郭がくっきりとしているのはそのため。会場には実際に制作に用いた全ての型紙も展示しました。
※型紙は7月に開催した関連イベント「かたち発掘場」参加者のみなさまから募集しました。たくさんのご参加、そしてたくさんのユニークな型紙をありがとうございました!

新たな世界がひろがった巨大絵画。
視界いっぱいに作品が迫ってくるかのような迫力を、ぜひ会場で感じてみてくださいね。

*******************************
新鋭作家展 第5回優秀者 大石麻央・野原万里絵
型にハマってるワタシたち
型をつくることにハマってしまったアーティストとたくさんの人たちが一緒に制作するアートプロジェクト。
窮屈な日々も隠せない差異も、全部浮き彫りになるアートな体験に、アナタもハマってしまうかも!

7月16日(土)~8月31日(水)
10:00~18:00(土曜日は20:00まで開館)
※月曜休館(祝日の場合は翌平日休館)
http://www.atlia.jp/exhibition/
*******************************

c0222139_16345356.jpg

by atlia | 2016-08-23 10:25 | 企画展
お盆に入りましたが、アトリアは通常通り開館しております。
涼しい館内で熱いパワーあふれるアート作品を堪能できる展覧会〈型にハマってるワタシたち〉、会期は残り2週間ほどとなりました。この「型ハマりぽーと」では関連イベント情報や展覧会の楽しみ方のコツなど、お得な情報を発信中。

今回は、会場内の様子をちょっとだけご紹介します!

c0222139_13304599.jpg
受付ではまずみなさまに「どちらの順路にするか」をお選びいただきます。
作品が先に見える方か、作品の案内を先に読める方か。広い部屋から先に入る方か、狭い部屋から先に入る方か。
でも実はどちらの順路でも全作品がご覧いただけますので、ご安心ください。本展タイトル〈型にハマってるワタシたち〉にちなみ、みなさまにも直感的にハマりそうなパターンを選んでいただく試みです。

c0222139_1351333.jpg
出品作家:野原万里絵さんの作品は、アトリアの天井まで届くほどの大きな絵画です。幅はなんと10m近くもあります。
木炭をつかって描かれたモノクロの画面ですが、近づいて見ると意外にもたくさんの表情があることに気付きます。スタンプを押したような模様があったり、墨汁を散らしたような箇所があったり。
離れて見ても迫力満点ですが、近づいて見上げてみるのもおススメです。

c0222139_1351355.jpg
出品作家:大石麻央さんは写真や彫刻など色々なものを展示しています。その中にある、鳩の頭のアップリケのようなものが貼られた鏡。その前に立って、鏡をのぞき込んでみてください。自分の姿がぴったりハマって、まるで鳩のかぶり物をしたみたい!
会場内撮影OK。こんな感じでユニークな写真を撮ってみるのも面白いかも。

c0222139_1441373.jpg
会場内には資料コーナーがあり、展覧会開催までの流れを紹介しています。それぞれのアーティストがどのような意図で活動しているのか、どうやって作品をつくったのかなど、より展覧会を楽しむきっかけとなる資料を掲示しています。
普段は見えない展覧会の裏側を知りたい方にもぜひ!


会期は半ばを過ぎましたが、まだまだミニパフォーマンスやアーティストトークなどのイベントも!
行楽の合間に、帰省のついでに、ぜひ遊びにいらしてくださいね。

*******************************
新鋭作家展 第5回優秀者 大石麻央・野原万里絵
型にハマってるワタシたち
型をつくることにハマってしまったアーティストとたくさんの人たちが一緒に制作するアートプロジェクト。
窮屈な日々も隠せない差異も、全部浮き彫りになるアートな体験に、アナタもハマってしまうかも!

7月16日(土)~8月31日(水)
10:00~18:00(土曜日は20:00まで開館)
※月曜休館(祝日の場合は翌平日休館)
http://www.atlia.jp/exhibition/
*******************************

c0222139_1752349.jpg

by atlia | 2016-08-14 16:03 | 企画展
開催中の展覧会、〈型にハマってるワタシたち〉。「型」をつくることにハマっている若手アーティスト、大石麻央・野原万里絵のパワーあふれる作品を展示しています。
この「型ハマりぽーと」では会期中の関連イベント情報や展覧会の楽しみ方のコツなど、お得な情報を発信中。

今回は、本展をもっと楽しんでいただくためのポイントの一つ、「感想ノート」をピックアップ!

c0222139_0655100.jpg
展覧会の受付では、みなさまにこのような「感想ノート」を挟んだボードをお渡ししています。
その名の通り、自由に感想を書き込むことができる小さなノートです。
会場をまわりながら、作品を前にして感じたこと、椅子で休憩しながらふと思ったことなど、好きなタイミングで好きなコメントを記入OK。

c0222139_062586.jpg
書き込みができたら会場内にあるBOXへ。いただいたノートは全てアトリアスタッフとアーティストの元に届き、そのうちのいくつかは会場にも公開しています。
オープン直後からお寄せいただいたノートは、もう会場に貼りきれないほどたくさん。とっても素敵な感想を残してくださったみなさま、ありがとうございました!
その中からほんの一例ですが、この場を借りてご紹介いたします。

--------------------------

【大石さんの作品について】
・みんなそっくり、怖くて面白い。ハトのような人が部屋にズラリとならんでいました。
・鳩はとっても苦手な動物です。人が近くに居ても逃げないし、なんだか動きも怖いし…。でもその得体の知れない様子が作品にぴったりだと思いました。

【野原さんの作品について】
・サッカーボールみたいなのや、人や、中央にいるカバみたいなの!!いっぱいいたから、「夢の世界」や「ジャングル」だと思いました。
・様々な形が描かれ、一目ですぐに引き込まれました。色合いの強弱も印象があり、感動しました!!

【展覧会について】
・作品と併せて公募から展覧会までの作家と館のやりとりも展示されていたことが興味深く感じました。
・型にハマってはいけないという風潮の中、面白い名前の企画だと思った。「型」って何だろうと考えさせられた。

--------------------------


c0222139_14541483.jpg

作品を見た率直な感想、アーティストへの応援メッセージ、意外な視点からのコメントなど…どれもじっくり鑑賞してくださったことが分かるコメントばかりです!
同じ作品を見て他の人がどう感じたのか、その違いを見比べてみるのも面白そうです。もしかすると、自分では気づかなかった新しい見方や発見がある、かも?

*******************************
新鋭作家展 第5回優秀者 大石麻央・野原万里絵
型にハマってるワタシたち
型をつくることにハマってしまったアーティストとたくさんの人たちが一緒に制作するアートプロジェクト。
窮屈な日々も隠せない差異も、全部浮き彫りになるアートな体験に、アナタもハマってしまうかも!

7月16日(土)~8月31日(水)
10:00~18:00(土曜日は20:00まで開館)
※月曜休館(祝日の場合は翌平日休館)
http://www.atlia.jp/exhibition/
*******************************

c0222139_1458532.jpg

by atlia | 2016-08-02 17:30 | 企画展
いよいよスタートした企画展、〈新鋭作家展 第5回優秀者 大石麻央・野原万里絵 型にハマってるワタシたち〉。「型」をつくることにハマっている若手アーティストがたくさんの人たちと一緒に制作した作品を展示しています。それだけでなく、展覧会や作品をより深く鑑賞するきっかけとなるような関連イベントが豊富なのも、本展の大きな魅力の一つ。

今回からの「型ハマりぽーと」では、会期中の関連イベント情報や展覧会の楽しみ方のコツなど、お得な情報を発信していきます。
今回は7月中に開催する展覧会関連イベントのお知らせ!

・7月22日(金)「夏休みの宿題応援ギャラリートーク」
・7月23日(土)、24日(日)「かたち発掘場」
・7月27日(水)「動くナゾの彫刻、出現!?」

c0222139_15423577.jpg
「夏休みの宿題応援ギャラリートーク」
小中学生のみなさまは夏休みがスタートしましたね。嬉しい反面、たくさんの宿題に頭を抱えている…なんてことはありませんか?
毎年夏のアトリアには宿題を持った小中学生がたくさんやってきて、じっくり展覧会を見ていってくれます。でも、作品を見て不思議に思ったこと・詳しく知りたいと思ったことがあっても誰に聞いたら良いのか分からず困っている様子も時折見受けられました。
そんな悩めるみなさまを応援すべく、小中学生向けのギャラリートークを開催!アトリアスタッフが作品の鑑賞のコツをお話ししながら会場を回り、質問にも丁寧にお答えします。ちょっとしたお土産も!
「宿題は早めに終わらせるタイプ」のみなさま、ぜひこの機会をお見逃しなく。

c0222139_16594766.jpg
「かたち発掘場」
作品を見てイメージを膨らませながら、好きなかたちに紙を切り抜くことができるプチ創作コーナー。みなさまから集まった切り抜きはアーティストの元に届き、それをつかった新しい作品が後日追加されます。
これまでの「かたち発掘場」では、サッカーボール・ネコ・帽子など身近な風景の中で見かけるものや、「私の心」といった意外なものからもかたちが発掘されました。
みなさまもぜひ、いろいろなかたちを発掘してみてくださいね!

c0222139_17144090.jpg
「動くナゾの彫刻、出現!?」
アトリアの椅子に座ってじっとしている、動物マスクをかぶった何者か。実は会場内に展示している彫刻作品と同じようにマスクやシャツを身に着け、作品の「フリ」をしています。本当の姿を隠し、別の何かのフリをしないと人前に出ることができない「ナゾの彫刻」は、アーティストの世界観を表現するパフォーマンス。怖がらずに、そっと見守ってください。

---------

上記のイベントは全て参加無料(観覧料のみ)・事前予約不要でお楽しみいただけます。
それぞれのイベントの詳細はアトリア公式ホームページ(http://www.atlia.jp/)よりチェックしてくださいね。
たくさんのみなさまのご参加をお待ちしております。

*******************************
新鋭作家展 第5回優秀者 大石麻央・野原万里絵
型にハマってるワタシたち
型をつくることにハマってしまったアーティストとたくさんの人たちが一緒に制作するアートプロジェクト。
窮屈な日々も隠せない差異も、全部浮き彫りになるアートな体験に、アナタもハマってしまうかも!

7月16日(土)~8月31日(水)
10:00~18:00(土曜日は20:00まで開館)
※月曜休館(祝日の場合は翌平日休館)
http://www.atlia.jp/exhibition/
*******************************
by atlia | 2016-07-20 16:33 | 企画展
アトリアの公募展〈第6回 新鋭作家展〉の一次審査通過者が決定いたしました。
c0222139_2164120.jpg

審査員は帆足亜紀(横浜トリエンナーレ組織委員会事務局プロジェクト・マネージャー)、前山裕司(埼玉県立近代美術館学芸員)、村田 真(美術ジャーナリスト/画家)の3名。
地域や人々と積極的に関わり合い、作品展示にとどまらない幅色い活動を展開する意欲のあるアーティストを全国各地から募集し、今回は96組ものご応募をいただきました。
応募者の創作活動への意欲や、大きな可能性を秘めたプランを前に、審査員はポートフォリオをひとつひとつ丁寧に熟読していらっしゃいました。

そうして選ばれた一次審査通過者(入選者)は10組。
アトリアweb内展覧会ページで公表しています。

次回の二次審査はプレゼンテーション・口頭審査形式で行い、10組それぞれが定められたブースの中で、作品や資料等を展示します。その展示物は9月より開催される〈第6回公募 新鋭作家展〉で公開いたしますので、ぜひご高覧ください。

*******************
■第6回公募 新鋭作家展 二次審査
一次審査を通過したアーティスト10組によるプレゼンテーション形式の作品(資料)展示
会期:2016 年 9月6日(火)~6月19日(月祝)
   10:00~18:00(土曜日は20:00まで開館)入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし19日(月祝)は開館)
観覧料:無料
*******************
c0222139_2125367.jpg

by atlia | 2016-07-14 10:00 | 企画展
まもなく7月16日(土)より夏の企画展〈型にハマってるワタシたち〉がスタート!
「型」をつくることにハマっている若手アーティストが、いくつかのパターンを集めるプロジェクトによってたくさんの人たちと一緒に制作を行います。この「型ハマりぽーと」では、担当スタッフ目線で展覧会の準備の様子などを「りぽーと」中。

今回は、ただいま配布中の展覧会チラシについてご紹介します。

c0222139_1221811.jpg
今回のチラシのカラーは「ワタシたち」のイメージを表す鮮やかなピンク!
そこに写っているのはアーティストがそれぞれの「型」をつかって制作実験をしている様子です。
まわりにはさまざまなパターン(型)が漂い、2人の制作に引き寄せられているかのよう?

c0222139_12232614.jpg
裏をめくっていただくと会期中に開催するイベント情報が満載。
それだけではありません。チラシの端っこに注目すると…なんと観覧料割引券がセットになっているのです!切り取らずにこのまま会場にお持ちいただくと、一般の方の観覧料が半額に。
お得な情報がぎゅっと詰まったこのチラシ。お近くのアート関係施設などで見かけたら、ぜひお手に取ってくださいね。

※市発行の広報紙「広報かわぐち」の7・8月号にもお得な半券が!市内各施設に設置していますので、あわせてチェックしてみてくださいね。


展覧会オープンまであと1週間。
オープン直後からイベント盛りだくさんで、みなさまのお越しをお待ちしております。

*******************************
新鋭作家展 第5回優秀者 大石麻央・野原万里絵
型にハマってるワタシたち
型をつくることにハマってしまったアーティストとたくさんの人たちが一緒に制作するアートプロジェクト。
窮屈な日々も隠せない差異も、全部浮き彫りになるアートな体験に、アナタもハマってしまうかも!

7月16日(土)~8月31日(水)
10:00~18:00(土曜日は20:00まで開館)
※月曜休館(祝日の場合は翌平日休館)
http://www.atlia.jp/exhibition/
*******************************

c0222139_1213517.jpg

by atlia | 2016-07-07 12:01 | 企画展