ワークショップ[さわる・つくる・みあげる おおきな「雲」]を開催しました
4月23日(土)と24日(日)に、ワークショップ[さわる・つくる・みあげる おおきな「雲」]を開催しました。
すでに、雲の下には各自のスペースがあり、色画用紙・プラスチック段ボール・カッティングシート・毛糸等が配られています。
雲はポヨポヨしていて面白い触感。
展示室いっぱいに浮かんだ雲。5月8日まで成果展示で公開されています。 見上げてみると個性的な物語を感じる楽しい発見が!?
お近くの方はぜひ会期中にご覧ください。
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春のワークショップ成果展示 2022年4月27日(水)~5月8日(日)10:00~18:00 ※会期中5月2日(月)は休館 観覧無料・事前予約等不要
講師は美術家の水内貴英さん。身近な素材を使い、場所や状況に合わせて作品を展開するアーティストです。
今回は小学1年生~6年生が、当館の広い空間をいかした制作に取り組みました。
最初に、水内さんが自身の作品をみせながら自己紹介。絵や彫刻などとは違う作品に参加者も興味深々。
続いて、ワークショップのための特別なお話が始まります。タイトルは「雲の中には」。
内容は、不思議な雲を見た少年が、雲の正体を色々な人に聞きながら考えるというもの。
「さて、けんたは、雲の中に、一体何を見たのでしょうか・・・みんなでお話の続きをつくってみましょう!」
水内さんからの提案で制作がスタート…のはずですが、何かをつくる材料はどこにもありません。
参加者は、戸惑いつつ隣の部屋へ移動。すると、10m近くの巨大雲がお出迎えです!!
雲は、風船のように空気が入っていて、ビニールでできています。
「大きい」「乗ってみたい」参加者からも歓声が。
次に水内さんから、つくり方の説明。
雲には紙やテープを切ってセロファンテープで貼ることも、マジックで直接描くこともできるみたい。
参加者は、早く自分の場所に移動したくてウズウズ。
「最後に重要なことを言います。思いつかなかったりつくるのに飽きたら、つくらなくてもいいです。寝転がって雲をぼんやり見たりしてください」
水内さんからの言葉に、参加者もびっくり。せっかく来たのに、つくらなくていい?
すぐにお話の続きを思いつきどんどんつくり始める人、とりあえず面白そうな材料でつくってみる人、寝転がって雲を見ながら悩む人。
みんなが自分のペースで制作をすすめます。
宇宙人や電車にお城、雲を眺めていると不思議にアイデアがわいてくるよう。
しばらく寝転がっていた参加者も、徐々に手が動きます。
気が付くと制作時間も残り半分。
一息つきたいところですが、ここで別の材料が登場です。カラーセロファン・アルミホイルなどキラキラした素材が足されます。
後半戦も、もうひと頑張り。
様々な材料を駆使して、自分だけの物語の続きをつくります。
各自の作業スペースは決まっていますが、つくりたいものによって取り付けるところもひと工夫。
雲の下面だけでなく、空いている穴を色鮮やかに縁取ったり、横や高い位置を装飾したり、大きな雲は不思議な作品でいっぱいです!
最後は、全員で鑑賞会。自慢のポイントを発表していきます。
自分で考えて生み出した作品に、作者の顔は誇らしげです。
他の人も真剣な表情で、じっくりと聞ききいりました。
参加者のイメージはぐんぐん膨らみ、大きなまっさらな雲はたくさんのお話がつまったカラフルな雲に変身しました。
by atlia
| 2022-04-28 12:01
| ワークショップ

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