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ATLIA STAFF BLOG
ワークショップ「手でぬるヌル描くマイ妖怪」を開催しました
5月8日(土)と9日(日)、小学校1年生~4年生を対象にしたワークショップ「手でぬるヌル描くマイ妖怪」を開催しました。
参加者は二日間で19名。講師は〈第9回新鋭作家展「ざらざらの実話」〉にて発表を行った遠藤夏香さんです。遠藤さんは、筆や刷毛などを使わずに直接手に絵具をつけて描くという方法で制作を行います。
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今回のワークショップでは遠藤さんと一緒に”マイ妖怪”を手で描いていきます。
手で描くことは表現が制限されてしまう分、描く人の個性が出てくると遠藤さんは言います。そして手で描くことでモチーフや作品と仲良くなれるそう。参加者に手で絵を描いたことがあるかを聞いてみると、何人か手が上がりましたコロナ禍で身体的に制限のある生活の中で身体を大きく使って制作することで発散してほしいと遠藤さんは参加者に伝えます。




それでは、まずはウォーミングアップ!みんなはどんな妖怪を知ってるかな?
おに!かっぱ!あずきあらい!とたくさんの妖怪の名前があがります。アイディアの中には去年大流行したあの妖怪の名前も…
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イメージが沸いてきたら、どんな妖怪を作れるか考えていきます。
「妖怪は怖いだけじゃなくて守ってくれる妖怪もいるんだよ」自分の妖怪はどんなことができるだろう。

さらにイメージを膨らませるためワークシートに妖怪のアイディアを書いていきます。
『①どんなことができる?②どんなすがた?とくちょうをかんがえてみよう!③ようかいのなまえ』
人間にはできない”マイ妖怪”にしかできないことはなんだろう?みんなアイディアを巡らせます。
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アイディアが固まってきたところで、手でどんな表現ができるのか遠藤さんが見せてくれました。手のひらを使ったり、指を4本使って点や波のような模様を描いたり、道具を使う時とは一味違った表現をみんなわくわくした表情で見ています。
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では、さっそく妖怪を描こう!と行きたいところですが、、初めは慎重に妖怪の形を決めます。キャンバスは1m×1mの段ボール紙。参加者は遠藤さんとも相談しながら画面いっぱいに計画を練っていきます。
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形が決まったらハサミで紙を切っていきます。この作業が意外と大変。大まかな形を作った参加者もいれば細かい形を作った参加者も。扱いなれない段ボール紙をどうやったらうまく切れるか試行錯誤で妖怪の形をつくります。

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形が切れたら好きな色を選んで画面にのせます。使う色は赤青緑の光の3原色を基本にした9色、白と黒の全部で11色。絵具の感触を楽しみながら画面を進めていきます。じっくり次の一手を考えながら描く参加者もいれば、どんどん手を進める参加者も。筆や刷毛を使って描くのとは違って普段は見つけられないような形が画面に広がっていきます。
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初めは頭の中にうっすらあったイメージが手を伝わって、画面にどんどんマイ妖怪として生まれていきます。普段は絵を描く事が苦手だけど手で描くことは楽しい!と言ってくれる参加者もいました。
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「画面で絵の具を混ぜることもできるよ!」と遠藤さん。ここではパレットで色を作り、どこに何色をのせようかなと計算しながら絵を描くことはできません。しかし、直接絵具に触れあうことで画面上で実験をしながら描くことができます。グラデーションを作ったり、手形を何かに見立てたり。
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妖怪が完成したら作品を壁に貼って、みんなで鑑賞会です。
ケンカしているところに現れてケンカを無くしてくれる妖怪、どら焼きが好きな妖怪・・・それぞれの側にいて欲しい”マイ妖怪”が生まれました。手で描くことは意志に反した表現を生み出します。ハプニングから生まれた一手が次の一手に繋がり、偶然から生まれる絵の楽しさを味わえたのではないでしょうか。「目や頭を使いがちな絵を描くことにも身体を使ったこんな表現もあるんだよ」という遠藤さんからのメッセージもみんなに伝わったようです。
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最後は、ご家族も一緒に鑑賞会。自分や友達の妖怪を家族に紹介します。
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このワークショップの作品は「大きく描こうカラフルちょうちょ!」の作品と一緒に6月16日(水)~7月3日(土)までアトリア館内で展示をします。お近くにお越しの際は、個性豊かで楽しい19体の妖怪たちを是非ご覧ください。


by atlia | 2021-05-15 15:19 | ワークショップ