ワークショップ「大きく描こう!カラフルちょうちょ」を開催しました
講師は、Super Happyをテーマに色鮮やかな作品を生み出してきたペインターのミヤザキケンスケさん。年中・年長と保護者のペアが壁画のような蝶の絵に取り組みました。
会場に入ると、横5m縦3.5mの巨大蝶のシルエットがお出迎え。イメージするものとは全くちがう様子にとまどう参加者たち。
最初にミヤザキさんから蝶のお話しです。ミヤザキさんにとってサナギから羽化してきれいなハネではばたく蝶は、前向きで幸せなイメージだそう。しかし、目の前の真っ黒なシルエットはとても楽しそうには見えません。
「みんなの力でハッピーでカラフルな蝶にしてください!」でも、こんなに大きな絵をどうやって描くのでしょうか。
そこでミヤザキさんから描き方の説明と実演です。参加者の机の上に用意されているのは、いろいろな形の色画用紙4枚と6色のアクリル絵の具、筆とスポンジ。今回は、それをつかって制作していきます。まずは、色についてのレクチャー。赤・青・黄の基本の3色やその間の色、反対の色などを組み合わせることで、色がはっきり見えたり馴染んで見えたりする効果を確認。少し難しい話ですが、参加者たちは耳をかたむけます。
次に、色をにごらせないようにするため、絵の具を混ぜない、筆やスポンジを使って描く等の約束事を話し、実際にミヤザキさんが色画用紙に描いてみます。色の話を思い出しながら絵の具を選び、スポンジをスタンプのように押していくと、カラフルな模様が現れます。どうやら机の上の色画用紙は蝶のハネのパーツで、そこに模様を描き黒い部分に貼ることで、色とりどりの蝶に変身させるようです。
いよいよ参加者も作業開始。一番大きな細長い色画用紙から制作します。おっかなびっくり描いていた参加者も、ミヤザキさんの声掛けで思い切って色をのせていきます。完成したパーツを黒いハネに貼ってながめると、まだまだ模様が足りないみたい!
つくり方がわかると、参加者たちは夢中になり、次々パーツを仕上げていきます。途中ミヤザキさんが、アクリル絵の具は乾くと色が混ざらず重ねられるという説明をすると、制作の幅もぐっと広がります。
配られた4枚のパーツ制作が終わったところで、全員でいったん鑑賞。最初より蝶らしくなりましたが、もう少し模様を貼れるところが残っています。
そこで、今度は小さい色画用紙の登場。同じ手法で小さいパーツを制作します。参加者が一丸となり、蝶のハネをたくさんの模様のパーツで埋めていきました。
こどもの日に元気いっぱい制作した大きな絵は、全員で力をあわせたこそ迫力ある楽しい蝶になりました。
このワークショップの成果物は、「手でぬるヌル描くマイ妖怪」の作品と一緒に、6/16(水)~7/3(土)館内で展示します。
お近くにいらした際は、色彩豊かで気持ちが明るくなる作品を、ぜひご覧になってください。
by atlia
| 2021-05-15 14:57
| ワークショップ
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