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ATLIA STAFF BLOG
たのしい実技講座「真鍮でつくるバターナイフ」を開催しました
自宅で過ごす時間が見直されている昨今、9月12日(土)と13日(日)に、生活を楽しむ暮らしの道具をつくる講座を開催しました。
今回は真鍮(しんちゅう)という金属を使用し、バターナイフを製作します。
講師は金工作家の今出央介さん。少人数で感染症対策をとりつつ、オリジナルの道具つくりに挑戦しました。
はじめに、今出さんから真鍮についてのお話です。真鍮は銅と亜鉛の合金で、昔は金の代わりだったとか。興味深い話に参加者たちも耳をかたむけます。
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講師のお話のあとは、いよいよ作業開始。
しかし、テーブルの上に配られているのは筒状の真鍮と木材です。これがどうやってナイフの形状になるのでしょうか。
まず、木材の穴に真鍮を差し込み、金属の上部をハンマーでつぶします。
木の部分はバターナイフの柄になり、急に作品らしくなってきました。
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ここで特別な工具の登場。昔のかき氷機のような見た目の圧延ローラーです。圧延ローラーとはその名のとおり、圧力をかけてモノを延ばす工具で、隙間のあいた2つの重たいローラーをハンドルで回すと、間に入れたモノが押しつぶされます。一人ずつローラーの部分に金属を入れ、今出さんにコツを聞きながら何回かに分けてつぶしていくと、金属の管がどんどん平らに!刃になる部分ができました。
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次に、平らになった部分に、好きな刃のかたちをマジックで描きこみます。とがったものがいい人、片側のカーブを大きくする人など、理想のバターナイフを考えます。
刃のかたちが決まったら、グラインダーという砥石がまわる機械で、おおまかに削りヤスリで微調整してなだらかにしていきます。
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最後は、より個性的な作品にするための仕上げの作業。刃をハンマーでたたいて跡を模様のようにつけたり、イニシャルを刻印したり、木の柄の部分に細工をする参加者も。世界でひとつのバターナイフの完成です。
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単純な円筒のかたちが変化してバターナイフになる予想外な工程は、感動的だったというご意見も。
丁寧に素材と向き合いながら、じっくりと取り組んだ実技講座、自分でつくったお気に入りのバターナイフは、日々の生活に彩りをそえることでしょう。
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by atlia | 2020-09-24 13:54 | 鑑賞講座・実技講座