公式ホームページへ
ATLIA STAFF BLOG
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」
おうちで楽しむ工作レシピ、第1弾は「おさるのなかまあつめ」第2弾は「うちわでふわころボール」をご紹介しました。
第3弾は「子ねずみこいこい」!子ねずみの人形を棒で引っぱって、おさんぽさせるあそびです。サポートスタッフ(当館ボランティア)とともに考案し、2020年:子(ね)年の[アートなお正月あそび]で行いました。イベント当日のレポートはこちら
子ねずみの数を増やせば電車のようにつなげてあそぶこともできますよ。マグネットのついたあやつり棒に子ねずみのヒゲ(金属製)をひっつけ、尾に次のねずみのヒゲをひっかけてつなげていきます。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_15272813.jpg
つくる手順は「ヒゲや尾の部品をつくる」「子ねずみの尾をつくる」「子ねずみの体をつくる」「子ねずみに耳をつける」「子ねずみにヒゲをつける」「あやつり棒をつくる」の6段階。




◆用意するもの(子ねずみ1ぴきと あやつり棒1本分)
①紙(種類は何でもOK 幅3cm×長さ8cmくらいを子ねずみの耳につかいます) 
②机をよごさないための下じき (いらない紙ならなんでも)  
③トイレットペーパーの芯
④ホッチキス
⑤ハサミ
⑥ほそいペン
⑦えんぴつ
⑧色えんぴつ(すきな色を1本)
⑨わりばし
⑩定規
⑪セロハンテープ(幅1.5cmの通常サイズか、それより細いもの)
⑫長さ20cmくらいのヒモ(太い毛糸でもOK)
⑬マグネット(平らなもの)
⑭ダブルクリップ(幅2cmくらいの中サイズ)
⑮ゼムクリップ3つ(長さ3cmくらい)
⑯木工用ボンド(速乾性がベスト)
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_13505233.jpg

◆ヒゲや尾の部品をつくる
子ねずみのヒゲや尾の部品となるフックを、ゼムクリップでつくります。クリップをよく見ると大きいカーブと小さいカーブが。これが直角に並ぶように、指でひろげます(おうちにあればラジオペンチをつかってもOK)。
①クリップの、大きいカーブの先っぽを片手でもち、小さいカーブをもう片方の手でつまみます。
②グイッと直角にひろげます。クリップの先がとがっているので気をつけて。
③子ねずみ1ぴきに3つ使います。同じ手順をあと2回くりかえして増やしましょう。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_13505761.jpg

◆子ねずみの尾をつくる
さっきつくったフックの1つとヒモをあわせて子ねずみの尾をつくります。
①フックの小さいカーブを片手にもち、もう片方の手に長めに切ったセロハンテープをもちます。大きいカーブに、テープをぐるっとまきつけましょう。このときヒモを通すためのスキマをのこすことが重要です。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_15481691.jpg

②テープのスキマにヒモの先を通してフックにむすびつけます。2回かたむすびして、しっかりとめましょう。
③ヒモの反対がわも、先の方を1回かたむすび。子ねずみの体につけたあと、ひっぱっても抜けにくくなります。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_15280063.jpg

⑤尾のかたちができたらフックの先を指でグイっとひらいて完成!この仕上げをすると、子ねずみを増やした場合につなげやすくなりますよ。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_15280695.jpg

◆子ねずみの体をつくる
トイレットペーパーの芯1つを切ったり折ったりして子ねずみの体をつくります。
①まずは上から手でおしつぶして、平たくしましょう。
②折り目にそってハサミで切りこみを入れます。それぞれ全体の長さの半分くらいまでを切りましょう。はじっこをダブルクリップではさんでおくと切りやすいですよ。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_21222122.jpg

芯の片がわに2本の切りこみができました。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_21223617.jpg

③2本の切りこみの間の、ちょうど半分のところに折り目をつけます。向かいあう2つの角をあわせて、山になったところを指でギュッと押しつぶしましょう。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_21224157.jpg

④上下をひっくり返すとズボンのようなかたち。ズボンの上に向かって指で押しつぶしていって、はじまで折り目をつけましょう。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_21225716.jpg

⑤2本の折り目にそってハサミで切りこみを入れます。②の切りこみの反対側から、それぞれ全体の長さの半分くらいまでを切りましょう。はじっこをダブルクリップではさんでおくと切りやすいですよ。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_16294147.jpg

切りこみが4本になりました。両はじから真ん中に向かって、たがいちがいに入っていれば成功です。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_21232043.jpg

⑥両手の指で芯の両わきをそれぞれつまみ、先の方を寄せあわせます。切りこみで分かれている、片方をもう片方にかぶせるようにしてあわせましょう。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_21233199.jpg

⑦切りこみの反対がわの、折り目に近い方をダブルクリップではさんで⑥のかたちをキープしましょう。
⑧切りこみの角のところをホッチキスでとめます。芯の厚みで針が通りにくいので、ホッチキスに両手の指をそえてグッと力強くはさみましょう。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_21234726.jpg

芯の先がすぼまって子ねずみの頭ができました。反対がわはおしり。次はそこに尾をつけます。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_15281673.jpg

⑨尾の先(フックと反対側)をおしりに入れ、おしりの先の方を⑥と同じように寄せあわせます。すぼまったおしりの真ん中から尾が出るように位置を調整しましょう。
⑩尾が出ているところをホッチキスでとめます。おしりのはじっこをダブルクリップではさんでかたちをキープし、ホッチキスに両手の指をそえてグッと力強くはさみます。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_15282029.jpg

⑪おしりに尾がついて、ねずみのかたちに近づきました。反対がわの頭に、ペンで目をかいてあげましょう。すみっこに寄せてかいた方が、全体のバランスがよく見えますよ。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_15282549.jpg

◆子ねずみに耳をつける
子ねずみの耳をつくって頭につけます。
①材料の紙は幅3cm×長さ8cmくらいがちょうどいいサイズ。用意した紙が大きい場合は定規ではかってハサミで切りましょう。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_15283049.jpg

②幅3cm×長さ8cmの紙を上下半分に折ります。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_15283478.jpg

④折り目を下にして紙を置き、下から1cmのところにえんぴつでうすく線を引きます。線から上に耳のかたちを大きくかきましょう。下1cmはのりしろになります。
⑤紙を折ったじょうたいのまま、④でかいたかたちをハサミで切り抜きます。紙がずれないように、はじの方を指ではさんでおさえながら切りましょう。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_21242814.jpg

⑥紙をひらいて折り目をハサミで切りましょう。すると同じかたちの耳が2つできます。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_21243757.jpg

⑦耳のうちがわを色えんぴつでぬり、つけねのところを山折りします。
⑧のりしろにボンドをぬり、子ねずみの頭にはりつけましょう。目に近い方が全体のバランスがよく見えますよ。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_21244624.jpg

耳がついて、いよいよねずみらしくなりました。次は子ねずみの最後の仕上げです。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_21245128.jpg

◆子ねずみにヒゲをつける
まだつかわずにのこってる2つのフックの出番。子ねずみのはなのあたりにさしこんでヒゲにします。
①まずはフックを1つ。大きいカーブを指でつまんでもち、小さいカーブにボンドをぬりましょう。ボンドをいったん下じきに出した方が、うまくぬれるかも。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_13510949.jpg
②子ねずみを正面から見ると目の先のはなのあたりにスキマがあります。ここに、ボンドをぬったフックをさしこみましょう。大きいカーブが外を向くようにして、小さいカーブをおくまで入れます。
③もう1つのフックも反対がわに入れましょう。子ねずみのヒゲができたら、はなの上から指でつまんでしっかりおさえます。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_21251134.jpg

子ねずみがついに完成!1ぴき目はちょっと大変に感じるかもしれませんが、なれればむずかしくないですよ。1人でつくってもいいし、または家族といっしょに、子ねずみのきょうだいをぜひ増やしてあげてください。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_16463758.jpg

◆あやつり棒をつくる
子ねずみをひっつけてあやつる棒を最後につくります。
①わりばしの先(手でもつ方)をダブルクリップではさみ、2つのツマミを下におろします。
②ツマミの上からセロテープをまきつけるようにしてはり、クリップをわりばしに固定します。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_21252849.jpg

③クリップの先にマグネットをのせます。クリップがスチール製ならひっつきますが、ひっつかない場合はセロテープで仮どめするといいですね。
④セロテープを長めに切り、マグネットとクリップをつなげるようにしてはります。
おうちで楽しむプログラム3:つくってあそぼう「子ねずみこいこい」_c0222139_21253788.jpg
これであやつり棒も完成!子ねずみをひっつけて、ぜひあそんでみてください。

by atlia | 2020-06-10 09:00 | おうちで楽しむプログラム