ワークショップ「文字であそぼう!はじめてのデザイン」を開催しました
2019年12月22日(日)、ワークショップ「文字であそぼう!はじめてのデザイン」を開催しました。講師はブックデザイナーであり画家の矢萩多聞さん。これまでに500冊もの本をデザインされています。この日は小学校1~6年生の19名が参加しました。
ブックデザイナーとは、本の内容に合わせてその表紙や本文を考え、本のかたちを一から作るお仕事です。講師はそのお仕事の中で、文字をデザインすることもあります。今回のワークショップはその講師と共に、文字であそび、デザインをしてみよう!というものです。
手を動かす前にそもそも「デザイン」って何だろう?とみんなと考えるため、講師はまず自身のお仕事や身近な文字デザインを紹介。街なかで講師が見つけてきたお店の看板や貼り紙などを見せながら、世の中にこんなに色々なかたちをした文字があるのは、それを示した人の表したいことが意識されているからだというお話がありました。また、文字には意味を表す記号としての役割のほかに、かたちや表情があり、それを自由に工夫して楽しんでも良いのだと講師は参加者へ伝えました。
文字の色々な姿を知ったところで、腕ならしの制作。漢字の「聞」をマスキングテープで書いて(描いて)みます。テープをちぎって作られた文字には、筆記具で書くのとはちがった表情が加わります。出来あがったものを並べてみると、バラエティ―豊かな「聞」が並びました。