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ATLIA STAFF BLOG
ワークショップ[コチラとムコウin川口]を開催しました
3月24日(日)、企画展〈絵画展...なのか?〉に関連して、ワークショップ[コチラとムコウin川口]を開催しました。
講師は中島麦さん、本展出品作家です。

実は中島さん、このワークショップの前から当館内で公開制作を行っていました。
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窓のムコウに見えるものをそのまま白いクレヨンに似た画材で写し取っていく制作は、今まで何度か別の会場でもやったことのあるシリーズだそう。
今回はそのアトリアバージョン、ワークショップで描く窓の範囲をひろげていきます。大きな窓が特徴的な建物にはぴったりの内容!

参加者は小学生~おとなまで、1人での参加や親子・兄弟のペアなども。
中島さんがつかっていたものと同じ画材を受け取って、それぞれに窓から見える景色を眺め、何が見えるか探しながら描いていきます。
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当館の窓のムコウは芝生の公園、そこで憩う人々、桜の木、大型のマンション…など、描くものはたくさん!参加者もまよわずに手を動かしはじめます。
「あ、これ、どこに見えんの?何書いてんの?」「これ、もっと大きく見えへん?」などなど、中島さんも積極的に声をかけます。
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ところが、ここで難しいのは、動くものを描こうとするとき。例えば、さっきまで芝生にいた人を書こうとすると、中島さんは「あ、その人もういない、書いちゃダメ!」と言うのです。
あくまで「今、ここから見えるものを、見えるとおりに描く」ことが、今回のルールです。
「あーワンちゃんが!動かないで!」などなど、高速描写が求められることも!

逆に言えば、自分が立っている位置が変われば動かないものの見え方や位置も変わる、という意味になる、このルール。
それをうまーく利用したのが、中島さん特製の持ち運びできる、窓。
アトリアの大きな窓いっぱいに描ききったところで、この小窓を渡された参加者たち。中島さんは、今度は自分の書きたいもののところまで自ら窓を持ち運んで(動いて)、外で同じ制作をしてみようと言いました。
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さっそく公園内に散っていく参加者たち、窓を覗きながら歩いて、面白いものを探します。
ここ!と思った場所にじっと座って描いたり、ハトを追いかけて描いたり!?
描きながらずっと窓を持っているとちょっと腕が疲れることも…そういうときはスタッフなどが積極的にサポート。
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先ほどまで大きな窓に描いていたからか、小さな窓はすぐに描く場所がなくなってしまいました。きりのいいところで館内に戻り、それぞれが描いたものを見せ合います。
「描いてて一番面白かったのはどこですか?」「一番難しかったのは?」など、中島さんがインタビューすると、作品の一部を指さしながら積極的に答えてくれる参加者たち。
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コチラからムコウを写す。たったそれだけの方法だったからか、参加者それぞれがどんなことに注目したのか、個性がはっきりあらわれたようです。
なるほどそういうものもあったかと改めて発見があったり、どこから見ればこんな風に見えるのか探したり。鑑賞の方法もいろいろありそう。

このワークショップで大きな窓に描かれたものは、企画展開催中、そのまま展示いたします!
参加者のみなさまが描いたものはもちろん、中島さんが公開制作で描いた部分も、そのままですよ。
どんなものが描かれたのか、窓とそこから見える景色はどんな作品になったのか、ぜひご覧ください。


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春の企画展〈絵画展…なのか?〉
開催中~2019/5/12(日)
10:00~18:00(土曜日のみ20:00まで)
休館日:毎週月曜(ただし4/29・5/6は開館)、5/7(火)
詳しい情報は公式webサイトの「展覧会」のページから!
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by atlia | 2019-03-30 09:10 | ワークショップ