ワークショップ[開運‼新聞紙とガムテープで宝船]を開催しました
12月22日(土)、「開運‼新聞紙とガムテープで宝船」を開催しました。
こちらは小学1~6年生が新聞紙とガムテープを素材として、みんなで大きな船、そしてそこに乗せるそれぞれの宝物をつくり、オリジナルの宝船を生み出すというもの。講師は造形作家の関口光太郎さんです。
会場には山のように積み上げられた新聞紙と、色とりどりのガムテープ。講師はどこにいるのだろう…と、新聞紙の山の中から関口さんが登場!子どもたちはびっくり。楽しい悲鳴があがります。
関口さんからは「これからみんなで縁起の良い宝船を作って、お正月をむかえましょう」との呼びかけ、そして「まずはその前に、新聞紙であそんでみましょう」と、素材に親しむあそびが提案されました。
新聞紙を使ったはじめの遊びはかくれんぼ。「やってみたい!」と言った子どもたちが、新聞紙の中へそっと隠れていきます。鬼となった関口さんが一人ずつ探していきますが、なかなか見つからない子も。
次は新聞紙雪合戦。一分間思いっきり、講師対子どもたち全員で、新聞紙雪合戦を行いました。500日分もの新聞紙と元気にたわむれる子どもたち、とってもパワフルです。
素材になじんだ所で、今回つくる「宝船」ってどういうものだろう?と関口さんが図を描いて説明します。
子どもたちにはあまりなじみのない宝船ですが、七福神というありがたい神様たちや、宝物を乗せてやってくる、おめでたいモチーフ。「伝統的な宝船はこのようなものが乗っていますが、今回は自分なりの宝物を作って、乗せていきましょう。」と関口さん。
まずは、宝船の「船体」からつくっていきます。事前に準備された船の骨組みに、新聞紙を巻き付け、ガムテープで留めていきます。先ほど新聞紙に親しむあそびをしたことで、新聞紙がクシャクシャと扱いやすい質感になっていました。
子どもたちの手が進み、あっという間に骨組みは見えなくなっていきます。「新聞紙が見えなくなるまでテープを貼っていこう」という関口さんの呼びかけに、「なんだかバッタみたい!」「バナナみたい?」といきいきした船の姿を楽しみながら、新聞紙を巻く人、テープを切る人、と協力して作業を進めていきます。
一生懸命作業するうちに、普段は材料として触れることのないガムテープや新聞紙の扱いに、少しずつ慣れていきました。船体ができたところで、次は「帆」の制作です。一人ずつ好きな色のガムテープを手に取り、新聞紙を四角く貼り固めていきます。できたものを貼り合わせると大きくなり、思い思いの色が集まって、なんともカラフルな帆ができました。
帆を立て、船ができあがったら、次は個人の制作に入り宝物をつくります。これまでの作業とは違い、少し細かい造形に入っていき、それぞれに思い描いたものに向かって手を動かしていきます。ペットのネコなどの身近で大切な存在から、宝石や宝船など豊かさをあらわすモチーフまで、さまざまな「宝物」ができていきました。
宝物ができた人から、船に乗せていきます。船の上も徐々に埋まり、出来上がってみると、子どもたちならではの宝の船が完成していました!関口さんからも、「これはとっても縁起がいいですね!」とのコメント。
楽しみながら素材と格闘しできあがった作品。こちらは〈アートな年賀状展2019〉で展示します。元気いっぱいに制作された宝船が、たくさん年賀状とともに新年を盛り上げてくれることでしょう。アートな年賀状展20192019年1月8日(火)~1月20日(日)(会期中1月15日(火)のみ休館)
10:00~18:00
観覧無料