AIS13:vol.4 樹々はことなる-墨と和紙で制作2
最後の頑張りどき、と、その前に、浅見さん、ちょっとお話し。
作品の裏に、名前だけでなく、作品の向きがわかるように右上になる方に〇マークを書いておくこと、と指示しました。
何故これを最初にお話ししたかというと、紙が濡れてしまうとできない作業だから。
鉛筆でいそいそと書き込む児童たち、はやく作品をつくりたい様子。
サインとマークが書けた人から、墨の入った梅皿をもらって、制作に入ります。道具の準備ももう慣れたもの、すぐにそれぞれの前回の続きに取りかかりました。
この間描いたところと墨の濃さがあんまり違ってしまわないように気を付けたり、乾いて初めて気づいた物足りないところを描き足したりなどなど、それぞれのペースで描いていきます。
ささっと何枚も描いて、そのなかから良いものを選ぶ人。じっくりじっくり、1枚の作品を仕上げていく人。取り組み方もそれぞれです。
ある程度描けてきて、次の一手をどうしようか考えている人を見つけると、「見下ろすみたいに描き続けているから、正面とかから見てみたり、離れて見たりすると良いよ」と、作品を持ち上げてみます。
「どう?」「うーん…」という何気ない会話にも、なんだか浅見さん、うれしそうな顔。
常ににぎやかに進む授業のなかで、お互いの距離もぐっと近くなった様子。
浅見さんに出会い、作品写真をいっぱい見せてもらって、点々を描く実験やわりばしペンのつかい方を学んだときから、本授業に常に前向きに取り組んできた児童たち。
最後のあいさつのとき、浅見さんは次の授業について予告をしました。
今日、完成した作品は、アトリアに飾って、たくさんの人に見てもらえること。そして、自分たちもそこに行って、最後のまとめの授業を行うこと。作品の前でもう一度みなさんに会えるし、少しゆっくりお話しできると思うので、楽しみにしています、と、お話しします。
そうだ、楽しみ!それと同時にちょっとどきどきするなぁ、という顔の児童たち。
その成果発表展のオープンももうすぐ!このブログにアクセスいただいているみなさまにも、作品をご覧いただける機会です。ぜひ会場にもアクセスを!
授業は残りあと1回。ブログ更新はまだまだ続きます!
photo: Kozo Kaneda
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by atlia
| 2018-11-08 13:29
| 学校×アトリア
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