生活の道具としてつくられていた竹かごはその後、茶の文化と結びつき芸術品としての価値を高めていきます。職人たちも次第に「もっと自分のオリジナリティを出すべき」という意識を持ち始めます。つくったかごに自分の名前をつけ「作品」として発表し、様々な創意工夫を尽くすようになっていきました。数ある中でも名作と名高いのが、生野祥雲斎(しょうの・しょううんさい)の《怒涛》。海の荒波に着想を得た本作は、一本一本幅の違う竹ひごを連ねて力強くダイナミックな波が立つようにつくられています。また、その竹ひごはいずれも竹の腹側を合わせて表皮側を見せており、作品全体に竹の艶やかな光沢を現しています。
やさしい鑑賞講座「竹工芸の魅力」を開催しました。
開催中の企画〈アートな年賀状展〉最後のイベントとなった本プログラム。
展覧会全体のテーマである「竹」にちなんで、かごやざる、インテリアなどでもおなじみの「竹工芸」を話題にしました。
講師には、東京国立近代美術館特任研究員の諸山正則(もろやま・まさのり)さんをお迎えしました。
by atlia
| 2018-01-31 16:46
| 鑑賞講座・実技講座
川口市立アートギャラリー・アトリア スタッフのブログ
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