公式ホームページへ
ATLIA STAFF BLOG
型ハマりぽーと:5 [パンと炭で巨大壁画に挑戦]を開催しました!
6月11日(土)、夏の企画展〈型にハマってるワタシたち〉関連ワークショップとして[パンと炭で巨大壁画に挑戦]を開催しました。講師は出品作家の野原万里絵さん。
梅雨のジメジメを吹っ飛ばすほど元気な小学生15人が参加してくれました。

c0222139_2095636.jpg
やってきた参加者は、まず会場を見てビックリ!とんでもなく巨大な絵が壁を埋め尽くしています。

野原さんは、驚く参加者に同じような絵のミニチュアを見せて質問しました。
「この絵の中に、何が描いてあるか見つけられる?」
全員、絵に吸い寄せられるかのようにぐいぐい前へ。
「顔!」「魚!」「バナナ!」
みんな見つけたものを次々に答えていきましたが、探すのが楽しすぎて、ここも!こっちも!と、勢いが止まりません。

c0222139_204144.jpg
すると野原さんは突然、中がくり抜かれた茶色い紙を取り出しました。
これは毎日お気に入りのかたちを集めてつくっている型紙。壁に架かっている巨大な絵はこの型紙をつかって描かれたのだとか。
そう聞いた参加者は、さっそく大きな絵の中に同じかたちを発見。「あった!」と指さしました。

でもこの絵はまだ完成していません。
それどころか野原さんは良いアイディアが浮かばなくて困っている様子。
「私一人だと同じような描き方しかできなくて、絵がなんとなく寂しげ。だからみんなでこの型紙でどんどん新しく描いて、もっとかっこいい壁画にしよう!」
本当にこんな大きな絵を描くの?この上から描いていいの?と、参加者のそわそわは最高潮に。

c0222139_21124615.jpg
壁画制作の前に、まずは道具の確認。
たくさんの種類がある型紙を机に並べてそれぞれどんなかたちか言い合いっこしました。
「スケートしている人!」「猫!」
あれれ、同じ型紙なのに2通りの答えが飛び出しました。どうやら縦にしたとき・横にしたときで見え方が全く変わるみたい。

c0222139_21114066.jpg
型紙とセットでつかう道具は木炭とパン。真っ白い紙の作業場と木炭を塗った黒い紙の作業場に分かれ、描く練習をしました。

まずは真っ白い紙の作業場。
手に木炭の粉を直接つけて型紙の上から擦り込むと、ステンシルのようにかたちを写すことができました。初めて木炭をつかう参加者たちにとっては楽しい砂遊び感覚。あっという間に紙全体が埋まりました。

黒い紙の作業場では、朝食でもおなじみの食パンが消しゴム代わりに。
ちょっと意外かもしれませんが、やわらかくしっとりしたパンがほどよく粉を吸着し、木炭デッサンでも消し具として使用されています。カスが出るところも消しゴムそっくり、と発見した参加者も。
今度はかたちを白く抜き取ることができました。

c0222139_22104317.jpg
道具のつかい方はバッチリ。もう一度壁画全体を眺め、描き足りないと思う部分を確認しました。改めて見ると、まだまだ手を加えられる部分がたくさんありそう。
確認が終わるとザザザーという音とともに、何と壁画がまるごとおりてきました!全ての壁画がおりると、もうほとんど床が見えない状態に。
絵の上に乗っかり好きな場所を選んで制作スタート。

c0222139_22283223.jpg
既に描かれている模様から発想を膨らませても、全く新しいものを描いてもok。大胆さと思い切りの良さ、そして思いついたアイディアを大切にしながら進めます。
こうして40分ほどかけ「ここは自分が描いたぞ」と自慢できる部分を増やしていきました。

c0222139_2250203.jpg

完成した壁画はスタッフが元の位置に戻し、全員で鑑賞タイム。
一人でコツコツ描いたカタツムリ、友だちと一緒につなげた長ーい道路などそれぞれ描いたものが集まって、最初と比べるととてもにぎやかな印象になりました。みんなの元気さがそのまま絵になったみたい。

最後は壁画をバックに記念撮影。気づいたら顔と手がすごいことに…でも清々しい笑顔です。
初体験の道具ばかりでしたが、参加者はすぐに自分なりのコツを掴んで生き生きと制作していました。型紙をつかった制作に、みんなでハマっちゃったかも?

さて、この作品はさらに野原さんの手が加わり、〈型にハマってるワタシたち〉展で展示されます。
参加者と野原さんが協働で描いた大作。
きっとみなさまも、何かに見えるかたち・面白い部分を絵の中に見つけていただくことができますよ。

*******************************
新鋭作家展 第5回優秀者 大石麻央・野原万里絵
型にハマってるワタシたち
型をつくることにハマってしまったアーティストとたくさんの人たちが一緒に制作するアートプロジェクト。
窮屈な日々も隠せない差異も、全部浮き彫りになるアートな体験に、アナタもハマってしまうかも!

7月16日(土)~8月31日(水)
10:00~18:00(土曜日は20:00まで開館)
※月曜休館(祝日の場合は翌平日休館)
http://www.atlia.jp/exhibition/
*******************************

c0222139_15572174.jpg

by atlia | 2016-06-22 17:52 | ワークショップ