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ATLIA STAFF BLOG
ここにも通信!作品・アーティスト紹介⑬
開館10周年記念展〈ここにもアート かわぐち〉、ゴールデンウィークに入って多くのお客様にご来場いただいています。
会期も終了間近。どうぞお早目に、足をお運びくださいませ。

ゴールデンウィークと言えば、川口市立グリーンセンターでは春のお祭り「スプリングフェア2016」を開催中。
5月3日(火)~5日(木)までの祝日3連休、大変賑やかです。

そして、グリーンセンターと言えば、もちろん〈ここにもアート かわぐち〉、シャトー赤柴会場があります。
そこで今回は展示中の青木邦眞さんの作品をご紹介。

ひとつが、こちら。写真にするとちょっと逆光、見えづらいでしょうか…。
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ざらっとした土の肌にとげとげがついた、彫刻です。
陶器と同じつちをつかって焼いているので、「彫陶(ちょうとう)」とも呼ばれます。
しかしこの作品、とげとげ、などと言うとちょっと怖いですが、サボテンみたいな存在感。可愛い印象です。

あるいは、こーんなかたちのものも。
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花のつぼみのようでもあり、花そのもののようでもあり。あるいは、球根みたい。
やっぱり、ちょっと植物のようなイメージですね。

これらの作品は「土からの収穫」と題されたシリーズ。文字通り、土からつくられている、ということも言えるでしょうか。
粘土を細いひも状にし、それを何本も重ねて成形された作品は手間ひまをかけてつくられています。
しかし、いかに時間をかけて成形しても、焼いたときにどんなかたち・表情になるのか、窯から取り出すまではわかりません。
もちろん失敗することもあるでしょう。でもそんなところも、植物を種から育てる感覚に似ているかもしれません。

大地からまさに取り出されたかのような、やさしく、しかししっかりとした生命感をもつかたちから受ける印象も、「収穫」というキーワードに合致しているようです。
グリーンセンターという、いわば植物園の中にあるものとしては、そのイメージにもばっちり。

青木さんの作品は、計4体、展示されています。
すべて窓際に置かれているのですが、鑑賞するとき面白いのは、外の景色と重なって見えること。
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ゆったりと続く緑の直物たちをバックにすると、ちょっと見え方も変わりますね。
確かに写真にしてしまうと逆光になりがちなのですが、光が入って作品にかかると、あたたかな土の表情がよく見てとれます。
さらに窓の向こうも、より青々と輝いてきますよ。芝生だけでなく、これからはサツキやバラも咲き始めます。
季節が変わり、景色が変わると、作品を観る楽しみも倍増。近くから・遠くから鑑賞することで、また異なるイメージを抱くはずです。

建物や周囲の魅力を取り込むのも、〈ここにもアート かわぐち〉で展開している作品たちの特徴。
さまざまな魅力をさがしに、ぜひおでかけください。


川口市立グリーンセンターで開催の「スプリングフェア2016」の情報は、下記「展覧会場リンク」から!
開催当日は駐車場等の混雑が予想されますので、公共交通機関のご利用をおすすめします。

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平成28年春の企画展/開館10周年記念事業
〈ここにもアート かわぐち〉

アトリアから作品が飛び出した!ここにも、そこにも、どこでも、アート!

今まさに発展を遂げているまち:川口で、みずみずしい感性のアーティストたちの表現があふれ出す!油絵・日本画・彫刻はもちろん様々な作品を市内の施設でご覧いただけます。
開催期間:2016年3月19日(土)~5月14日(土)
展示会場:川口市立アートギャラリー・アトリア、川口駅前複合施設キュポ・ラ内各所、川口市立グリーンセンター
観覧可能時間:施設によって異なりますので、下記施設のホームページへのリンクをご参照ください。


出品アーティスト:片庭珠実、角野泰範、馬場知子、山本智之、青木邦眞、高野浩子、佐藤裕一郎、杉田 龍、小林美樹、八田真太郎、後藤雅樹、羽山まり子、青木聖吾、遠藤研二、大和由佳、對木裕里、堀口泰代

展示会場リンク
施設名をクリックすると該当の施設のホームページへリンクします。
開館時間やアクセス情報をお確かめの上、ご来場ください。
川口市立アートギャラリー・アトリア 
川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブン(キュポ・ラ7階)
かわぐち市民パートナーステーション
(キュポ・ラM4階)
川口駅前行政センター(キュポ・ラ4階)
川口市立グリーンセンター

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by atlia | 2016-05-03 10:40 | 企画展