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ATLIA STAFF BLOG
ここにも通信!作品・アーティスト紹介⑨
4月の終わり、新生活のみなさまも落ち着いた頃でしょうか。
ちょっとお天気悪い週末が続いてしょんぼりですが、引き続き開館10周年記念展〈ここにもアート かわぐち〉開催中です。

連載「ここにも通信」、スタッフ目線でアーティストや出品作を紹介するシリーズも折り返し!
今回は画家の片庭珠実さんをご紹介。

片庭さんの作品は、川口駅前複合施設キュポ・ラのM4階、かわぐち市民パートナーステーションでご覧いただけます。
入口正面の受付カウンターまで進み、そこから右を見ると3枚の絵がおでむかえ。
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まるでずっとここにあったのではないかと思うほどの自然さで、その壁にかかっています。
今回は墨で描いたものを出品いただきました。

墨、とは言っても、少し色が入っているように見えるのが印象的。
一番右にかかっている《ルソー的ボール使い》を例に見てみましょう。
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ボールの部分がちょっと青みがかっていますね。全体に良いアクセントになっています。

6枚の絵を1枚の額におさめている本作、登場する人物の表情がとっても面白いのです。
下の3枚をみていくと、一番左は、2人がたのしそうにボール遊びをしているようです。とっても長く太い手もやさしげな雰囲気。
その隣は、歯をいーっとした顔が印象的。右にいる人がボールをとろうとしているのに、渡してあげないのかな?ちょっといじわるそうにも見えてきました。
一番右では、空中にあるボールの隣の顔も、まるでボールみたいにまんまる!黒い背景に白い顔がぽっと浮かんでいるから、余計そう見えるのでしょうか。

同じ黒い背景は、上の3枚の真ん中にも見えますね。ここではボールに顔が描かれています!
いや、これはボールだと思い込んでいるだけで、もしや顔なのか?いやいや、お面みたいなものかもしれない?
楽しそうな顔、ちょっと怒っていそうな顔、どちらも異なる表情をしているのがわかります。
もしかして、感情によって、顔を取り替えるのかも?なんて。

片庭さんの作品にでてくる人たちは、本当にのびのびとして見えます。
それは、のびのびとした自由な線の印象、そのまま。
画面の中で色々な太さで・勢いで踊るみたいに、人物の表情やポーズをつくりだします。

実は片庭さん、2006年に当館で最初の発表を行った作家ですが、その時は油絵を展示していました。
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今回の発表作とは大分雰囲気も違いますね。

片庭さんは技法や技術にこだわらず、さまざまな材料を選びとります。
これまでも油絵や蝋画、銅版画など、多くのものに挑戦してきたとのこと。
最近では、「加算するタイプの絵からマイナスの絵に」切り替えているそうで、シンプルなものの中に大きな意味を見出したい、という片庭さん。
自由でのびのびとした線からは、描くことの楽しさ・表現する面白さ、そういう飾らない気持ちが伝わってくるようです。

あたたかい気持ちが集まる「かわぐち市民パートナーステーション」には、そういう「自由さ」がぴったりきています。

生活の中に、アートがある。自然に、そうなった。
飾り気のないあたたかさが、作品からも感じられますよ。

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平成28年春の企画展/開館10周年記念事業
〈ここにもアート かわぐち〉

アトリアから作品が飛び出した!ここにも、そこにも、どこでも、アート!

今まさに発展を遂げているまち:川口で、みずみずしい感性のアーティストたちの表現があふれ出す!油絵・日本画・彫刻はもちろん様々な作品を市内の施設でご覧いただけます。
開催期間:2016年3月19日(土)~5月14日(土)
展示会場:川口市立アートギャラリー・アトリア、川口駅前複合施設キュポ・ラ内各所、川口市立グリーンセンター
観覧可能時間:施設によって異なりますので、下記施設のホームページへのリンクをご参照ください。


出品アーティスト:片庭珠実、角野泰範、馬場知子、山本智之、青木邦眞、高野浩子、佐藤裕一郎、杉田 龍、小林美樹、八田真太郎、後藤雅樹、羽山まり子、青木聖吾、遠藤研二、大和由佳、對木裕里、堀口泰代

展示会場リンク
施設名をクリックすると該当の施設のホームページへリンクします。
開館時間やアクセス情報をお確かめの上、ご来場ください。
川口市立アートギャラリー・アトリア 
川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブン(キュポ・ラ7階)
かわぐち市民パートナーステーション
(キュポ・ラM4階)
川口駅前行政センター(キュポ・ラ4階)
川口市立グリーンセンター

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by atlia | 2016-04-24 11:21 | 企画展