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ATLIA STAFF BLOG
ここにも通信!作品・アーティスト紹介⑯
開館10周年記念展〈ここにもアート かわぐち〉いよいよクライマックス。
連載「ここにも通信」、出品作やアーティストをを企画スタッフ目線で紹介するシリーズ記事も第16回目の更新です!

今回は高野浩子さん《想う人-月に臨んで-》。
こちらはキュポ・ラ内川口駅前行政センターに設置されています。
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無機質な鉄骨と窓とのコントラストが印象的な展示になりました。

彫刻というと、石膏や鉄あるいはブロンズなどのイメージを持たれる方が多い印象ですが、こちらは「焼き物」と言うこともできます。
テラコッタという粘土、学校の授業などで聞いたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。
赤い土の粘土、それを焼いてそのまま(素焼き、と言います)の素朴な風合いです。
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例えば、胸の前にきている手の部分。
焼くときの温度はもちろん、水の混ぜ具合などによって色やざらつきなどに変化を見せる焼き物の特徴がよくあらわれています。
褐色の部分と白くなった部分が凹凸をつくり、まるで本当にこんな人いそう、という感じの肌を表現していますね。
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その手には、少し不思議なかたち、穏やかな曲線を持った何かを抱えています。
これは、三日月のかたち。

タイトルにある「月に臨んで」が、ここでつながってきました。
「臨む」を辞書で調べると、それに面していること・対している状態を示すことから発展して、支配する、という意味を持つそうです。
しかし、支配する、と言ってしまうと、その肌と同じく優しい雰囲気の顔立ちからはイメージが違いますね。

高野さんは「思い出を守る存在」に興味があると言います。
「守る」と言われると、この女性像が「月を守る女神」に見えてきて、ちょっと納得。
支配する、というよりは、つかさどる、という印象に近いでしょうか。
テラコッタの風合いと穏やかな表情が、優しい月のひかりを運んできそう。

転入出などの手続きでちょっと忙しい雰囲気の行政センターですが、
この作品がひとつ、和やかな空気を加えてくれていますよ。
ささやかですが、しかし、確かにそこにいる、優しい存在に目を向けてもらえたら、うれしいです。

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平成28年春の企画展/開館10周年記念事業
〈ここにもアート かわぐち〉

アトリアから作品が飛び出した!ここにも、そこにも、どこでも、アート!

今まさに発展を遂げているまち:川口で、みずみずしい感性のアーティストたちの表現があふれ出す!油絵・日本画・彫刻はもちろん様々な作品を市内の施設でご覧いただけます。
開催期間:2016年3月19日(土)~5月14日(土)
展示会場:川口市立アートギャラリー・アトリア、川口駅前複合施設キュポ・ラ内各所、川口市立グリーンセンター
観覧可能時間:施設によって異なりますので、下記施設のホームページへのリンクをご参照ください。


出品アーティスト:片庭珠実、角野泰範、馬場知子、山本智之、青木邦眞、高野浩子、佐藤裕一郎、杉田 龍、小林美樹、八田真太郎、後藤雅樹、羽山まり子、青木聖吾、遠藤研二、大和由佳、對木裕里、堀口泰代

展示会場リンク
施設名をクリックすると該当の施設のホームページへリンクします。
開館時間やアクセス情報をお確かめの上、ご来場ください。
川口市立アートギャラリー・アトリア 
川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブン(キュポ・ラ7階)
かわぐち市民パートナーステーション
(キュポ・ラM4階)
川口駅前行政センター(キュポ・ラ4階)
川口市立グリーンセンター

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by atlia | 2016-05-07 14:16 | 企画展