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ATLIA STAFF BLOG
第9回アーティスト・イン・スクール No.3 制作、実験中
川口市内の小・中学校の図工・美術の時間の中で、第一線で活動するアーティストやデザイナーが講師として授業を行う長期プログラム[アーティスト・イン・スクール]。
今年度は[補正作業 ―新しい「世界」のみつけ方]と題し、土屋貴哉さんと市立元郷中学校2年生が一緒に活動中!授業は9月中旬から11月中旬まで。
今回の授業の目的は、日頃「当然だよね」「ルールだから」と思いこんでしまっていることを見直し、自身の視点・視野や価値観を「補正」すること。
ルールから少し外れている状態を「変」と定義しそれらを発見する・制作することから、学校生活の中にも新しい世界を見出だし、より暮らしを豊かにする発想力・問題解決力を育てます。

授業も佳境に入りつつあるこのタイミング、ブログもレポート第3弾となりました!
今回は実際に手を動かしながら、制作実験を行っている様子をお伝えします。

前回の授業では、ワークシートをつかって班ごとにがつくる「変」のアイデアを出し合った生徒たち。
土屋さんは、そのシートに様々なアドバイスを書き込んで返却します。
班ごとにアイデアがまったく違うので、アドバイスも多種多様。
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生徒たちも土屋さんを囲んで真剣に話を聞きます。この数回の授業で緊張もほどけ、相談も積極的にできるようになりました。

土屋さんは、そのアイデアシートを元に早速手を動かしてみるように指示します。
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今回は本番の制作ではなく、その実験。色々な方法を試して、本当に実現できるかどうかを確かめるのはもちろん、安全性に問題がないかなども確かめます。
よりそのアイデアが魅力的に見える「見せ方」にもこだわりたいところ。
学校のどこかに作品をおいて、写真や映像におさめるのか。それともどこに持って行っても大丈夫な実物を見せるのか。もちろんパフォーマンスになる可能性だってあり得ます。

班によってアイデアが全く異なるのはもちろん、校内のそこかしこに点在する「変」づくり。色々な場所で同時に実験が進みます。
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こちらはどうやら校庭の端の方にあるお手洗いへむかうようです。こそこそと作戦会議をしながら移動中。
一体何をトイレに設置するのでしょうか。怪しい行動です。
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一方こちらは自分たちの教室へ戻りました。美術室から石膏像を運んで、何やらにらめっこ。
石膏像が教室にいるだけでも十分おかしな光景ですが…?

もちろん美術室でも制作中の班がちらほら。どちらかというと小さなものをつくるアイデアを出したところが活動している模様です。
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こちらはティッシュの箱から中身を取り出して…アルミホイルは何につかうのかな?
小さくたたんで積み重ねるような作業が続いている様子です。
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こちらでは持ってきた紙コップの底に穴をあけて、水を通す実験中。
水がまだちょろちょろとしか出ないのが理想と違うよう。まだ調整が必要とのこと。
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こちらは美術室の椅子に目をつけたようですね。
逆さまにして、積み上げたり、重ね合わせたり、まさに実験をしているようです。土屋さんもお手伝い。

実験を通して、次第に明らかになってきた生徒たちのアイデア。
しかし実際に手を動かしてみると、大したことはないと思っていた仕掛けが難しいということがわかって、なかなかうまくいきません。
目に見えると理想と違うことも多々あります。班員同士が意見をぶつけながら試行錯誤する1時間は、とっても時間が早く過ぎていきました。
あっという間の実験でしたが、次の授業からは制作に入らねばなりません!

授業期間も中盤を折り返し、残りわずか。
次回のレポートでは、実験で試行錯誤した生徒たちが挑む制作本番の様子をお伝えします。


この事業に関する過去の記事はこちら
学校の中で展開している授業の様子を随時お伝えしてまいります!更新をぜひお楽しみに。
No.0 授業がはじまりました
No.1 オリエンテーション&最初の宿題
No.2 制作の下準備

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by atlia | 2014-11-02 14:36 | 学校×アトリア