小学3年生~6年生の11名が参加しました。
今回のワークショップでは、質感や色の異なる3種類の陶芸用粘土を使います。谷本さんのように粘土を様々な方法で触り、自分が気持ちいいと思う動きやさわり心地、面白いと思う粘土のかたちを見つけてみましょう!
粘土の扱いに慣れたところで、いよいよ作業開始。色々なさわり心地を味わうために、いくつかの「さわり方」を谷本さんが順番に教えてくれました。
柔らかい粘土を、とにかく誰よりも高くなるよう工夫して積み上げます。コロンとした丸い粘土を積み上げるとマカロンタワー、平たい粘土だとホットケーキのように見えます。
2.積み上げた粘土を崩す
せっかく積み上げた粘土ですが、これを壊します。名残惜しいけれど思いきって、えいっ!足で踏み潰したり、なぎ倒す姿は怪獣さながら。
陣地取りゲームのように、どんどん粘土を床に敷き詰めます。表面をただ平らにするのではなく、足の指やかかとでデコボコを作る参加者もいました。ジャンプやキックなど、ダンスのようなダイナミックな動きを見せる参加者も。
4.敷き詰めた粘土を剥がす。
敷き詰めた粘土をめくるように剥がします。中には重すぎて2人掛りでも剥がせない粘土もありました。
5.粘土を細かくちぎる。
薄くめくった粘土を、紙のようににビリビリちぎります。ちぎった粘土を見てみると、大きさやかたちもさまざま。落ち葉のように細かくちぎれた粘土もありました。
6.粘土をまとる。目をつむって、気持ちいいと思うかたちをつくる。
感触に集中するために、目を閉じて粘土を触ります。どんなかたちになるかな?目を開けて粘土を見てみると、指の跡がくっきりと付いていたり、予想もしていないかたちになった粘土もありました。
小さい粘土をメンコのように叩きつけたり、大きな粘土を「おりゃ!」と声を上げながら勢いをつけて落としたり。大きさによって叩きつけた時の音も違いました。 同じ粘土を何度も叩きつけていくと、どんどん平たくなっていきます。かたちがどんどん変化していく様子も面白いですね。
平たくした粘土を手足にくっつけて「ひんやりシート」。粘土の冷たさを利用したアイディア商品です。
心地よいという感触をからだ全体で楽しみ、さまざまな作品が生まれました。
自分がつくりたいと思うかたちを表現するための粘土。しかし今回のワークショップを通し、冷たさ・柔らかさ・なめらかさ・弾力など、さまざまな面白い感触を持つものだと気づかされました。粘土だけでなく、身の回りの色々な物にも、面白いさわり心地が見つかるかもしれませんね。
今回のワークショップの作品は谷本さんの展示空間に取り入れられ、8月26日(火)・27日(水)には作品に触れることのできるイベントを行います。今回つくった粘土がどのようにかたちを変えていくのか、スタッフ一同とても楽しみにしています。
たくさんのみなさまのお越しをお待ちしております。
---------------
谷本真理 作品参加可能日 (残り2日間!)
8月26日(火)、8月27日(水) 両日10:00~18:00
布団や粘土が散りばめられた展示空間の中で、素材のさわり心地を感じながら自由に遊ぶことができます。
参加無料(観覧料別途)、予約不要
---------------