多くのお客様にご来場いただき、ありがとうございました!
今回は第3回審査にて優秀者となった白木麻子さん・大和由佳さんの発表に加えて、第4回審査(二次)に提出されたプレゼンテーション(展示)を公開。
最終日には展示室の中で白木さん・大和さんのアーティストトークも行いました。
まずは展示室Aで発表していた大和さん。

様々な要素の中で、自由に漂い、しかし一定の法則性を持ちながら存在する「線」。
そして制作のきっかけになった「喫水線」、重力・浮力・水分など多くの要素がかかわるそのキーワードについてもお話いただきました。

ひとつの興味に対して様々な角度から捉えて提示していく、真摯な考え方がよく伝わるお話となりました。
続いては、展示室Bの白木さん。

雨の日の良い感じが出ている、と話す白木さんの作品は、湿気で少しずつ木材が動くそう。
そういった自然におこる現象、また人々が生活の中で何気なく行っている動作・行為への興味が、今回の作品にもつながっています。

観てくれる方が自由に捉えた視点が作品・空間へとつながっていく、そんな瞬間がこのトークでも起きたかもしれません。
作品を見ながらアーティストの言葉を聞くことで、また少し作品への興味を深めていただける機会となったのではないでしょうか。
トーク終盤では参加者の方々から質問等もいただき、和やかな雰囲気で最終日を迎えることができました。
アーティストとお客様の距離が近いのも、オープンな雰囲気のアトリアならでは!
会場に設置していたメッセージカードにも多くのお客様からアーティストたちへあたたかな言葉・鋭いご意見をいただき、ありがとうございました。
いただいたカードはスタッフがアーティストたちへと届けます。
第4回審査で優秀者に選ばれた堀口泰代さん・對木裕里さんの発表はまた1年後。気が早いと思いながらも、これもとっても楽しみです。
もちろん白木さん・大和さんの今後のご活躍にも、どうぞご期待ください!
