講師にファッションデザイナー:津村耕佑さんをむかえ、10月~11月の約2カ月、前川小学校6年生の皆さんが一緒にネット(網)をつかって色々な楽しみを身に付けられるファッションアイテムづくりに挑戦しています。
ネットの感触をつかみ、完成イメージも描けてきた児童たち。
前回の授業からは少し時間があったので、デザイン案をスケッチする宿題を見せてくれました。
服のかたちをしているものはもちろん、ストール、帽子、靴下のような形状のものなど、細かなアイテムもたくさん。
3mあるネットからは様々なものが生み出せること、気づいてもらえたようです。
さて、実際の授業は、今回で制作最終回。
「完成を目指して頑張ろう」という津村さんの声かけで児童たちは作業開始です。




作業が進むにつれ、透明だったネットも華やかになってきました。
完成に近づきつつある人は、全部身につけて津村さんにファッションチェックしてもらいます。
前を向いて、ちょっとウォーキングの練習として歩き…ポーズを決めるのはまだちょっと恥ずかしい?けど、後ろも振り返ってみてもらいます。

服のかたちや付いているもののバランスはもちろん、ポーズの指導も入りましたが、中でも多かったのが「後ろがちょっとさみしいね」「頭にも何か付けたいかも」。
確かに身につけながら作業していると、後ろまでは少し見えづらいかもしれません。
でもせっかくファッションショーも行うのだし、振り返ったときにも「楽しいもの」を表現できたら良いですね。
アドバイスを受けたら、さっそく作業を再開します。


夢中になって制作していると、時間が経つのが早く感じます。2時間もあっという間。
授業の最後に津村さんは、ショーでは制作したアイテムだけでなく、中に着る服や髪形なども意識して準備するようにともお話しました。
全員で楽しくやりましょう、という呼びかけには、ちょっと恥ずかしさと不安もありつつも、「はい!」と気持ちよく返事してくれた児童たち。
さて、ファッションショーではどんな表情を見せてくれるでしょうか。
