鑑賞講座「篠原有司男を反芻する 第1回 芸術×反芸術」を開催しました!
今回は出品作家・篠原有司男さんと日本美術史家・山下裕二さんをお招きし、対談形式で語って頂きました。

その言葉通り、篠原さんのニューヨーク生活や学生時代の思い出、過去の作品や活動、そしてネオダダイズム・オルガナイザーズ(ネオ・ダダ)や他のアーティストと繋がりなど、様々な方向へと話題が展開していきました。

今回の出品作品にも登場するカエルの写真やワンダーウーマンなどのアメリカンコミックも資料として提示。
山下さんも絶妙なあいづちと突っ込みを入れ、会場に笑いがあふれるシーンも。

「実際に組み立ててみてよ。」という山下さんの提案で、おもむろに電動ドライバーを取り出す篠原さん。目の前で手早くパーツを組み合わせます。手を動かしながらも話は絶えず、作品の背景にあるラウシェンバーグとのやりとりなども聞かせてくださいました。

この映画は、第29回サンダンス映画祭(アメリカ)にてドキュメンタリー部門の最優秀監督賞を受賞し、日本でも公開される予定だそう。
お二人の掛け合いに所々で笑いの渦が巻き起こる、楽しいトークとなりました。
対談を通して、アーティスト・篠原有司男の人がらや世界観に触れることが出来たのではないでしょうか。
次回の鑑賞講座は、「日本の前衛-マンガ・ウキヨエ・チョウジューギガ」というテーマで、山下さんに再びお話して頂きます。
こちらも、ぜひご参加くださいませ。
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平成25年度春の展覧会〈反芻 篠原有司男〉関連
やさしい美術鑑賞講座 「篠原有司男を反芻する」
「第2回 日本の前衛-マンガ・ウキヨエ・チョウジューギガ」
5月19日(日)15:30~17:30
講師:山下裕二(日本美術史家、明治学院大学教授)
定員:50名 当日先着順(開始1時間前より整理券を配布します)
参加費:300円(観覧料別途)
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