講師は、建築家として活躍している204建築のメンバーたち。

先ずは、それぞれのグループに分かれて作業を進め、柳の枝を結束バンドで留めていきます。

ある程度形になってきたら、アーチ状にして枝の間にジグザグに枝を入れていきます。

柳の枝の“しなり”と“うねり”をうまく活かしながら、組んでいくのがポイントです。

途中、天井がなかなかうまく形にならないという場面もありましたが、建築家たちの専門知識とみんなの頑張りでなんとか難関を突破。そしてやっとお茶室が完成しました!

心を静かに落ち着かせたら、いよいよお茶会の始まりです。

お茶の作法や楽しみ方をスタッフに聞きながら、ゆっくりと丁寧にお茶を味わいます。初めて飲むお抹茶に「苦いっ」という顔をする子も。笑

気持ち良い風が吹き抜け、頭の上には雲ひとつない青空が広がります。使い方ひとつでガラッと変わる“空間の楽しみ方”を体感しました。

お茶会が終了したら、一気に解体していきます。みんなで一生懸命つくった茶室が、あっという間に1本1本の枝に。

大きな空間をつくり上げる難しさと、みんなで考え協力しながら完成させる楽しさ、そしてお茶会の緊張感を味わえた有意義なワークショップとなりました。
