アトリアでは、引き続き、さわやかな春の展覧会〈きらり、ふわり -想いをのせて-〉を開催中です。
5月12日(土)、展覧会イベントとして、ワークショップ「空に飛ばす空」を開催しました!
今回は、「空を飛ばすヒコーキ」を一緒につくります。
講師は、前回と同じく、林剛人丸さん。
林さんは、みんなが知っているような空に飛ぶ飛行機ではなく、空が飛ぶヒコーキをみんなでつくろうと話します。
わかったような、わからないような?
でも、まずはヒコーキそのものを持ってお話します。
発泡スチロールをうすーく紙のようにスライスしたものを、左右対称のかたちに切ってつくった滑空機です。
前に進むための重りがわりになっているのは、丸いシールです。
このシールが貼ってある方を前にして、重りに引っ張られるようにして飛んでいくのです。
あれ、こんなに単純なかたちなの?こんなに簡単なつくりなの?とびっくりした人も多いはず。
しかし、まずはつくってみましょう。
林さんからお話を聞いた後、ヒコーキづくり開始です。
とってもデリケートな薄い素材ですから、ボランティアスタッフも積極的にお手伝い。
ヒコーキができつつあるところで、みんなでテストフライト。
林さんからコツを教わりながら飛ばしてみました。
だんだん上手くなってくると、楽しくなってきます。
飛ばしては調整して、また飛ばして実験しました。
テストフライトがひと段落したら、さあ本番です。
やっと林さんの言う、空が登場します。
丸い鏡で反射した空の映像がアトリアのスタジオにいっぱいにひろがりました。
その中で一斉にヒコーキを飛ばす準備中です。高く、遠く飛ぶように、手を上に伸ばすみんな。
「空を飛ばす」って、こういうことだったのですね。
スタジオに広がる不思議な空に、みんなのヒコーキが空を飛ばします。壁には面白い影もたくさん。
林さんが「どんなことが思い出に残りましたか?」と聞くと、「ヒコーキづくりが楽しかった」「空、飛んでた」といった感想が。
特別な「空」の中で、楽しい時間が共有できました。