一見何をやるのか全く分からないこのタイトルのワークショップには、14組の親子ペアの方々に参加いただきました。
講師は、毎年きてくださっている、舞踊家であり美術家の新生呉羽さんです。
会場に入ってくると、まず目に飛び込むのは壁一面にひろがる赤い絵。
集まってくれた参加者の方々と一緒に少しずつ足して、たくさん貼られた赤い絵の前で、講師の新生さんがご挨拶。
ナスカの地上絵の話から、それがどんなメッセージを持っているのか、みんなで考えてみます。
新生さんは、みんなで未来へ発信できるような地上絵にしてみようと提案します。
ペットボトルを切って、なんだかじょうごのようなかたちのものができました。
どうやってつかうのか…ますます謎が深まります。
しかし、新生さんはまだそれを内緒にしておきます。
先に、絵を描くための紙を敷きました。謎の合言葉「くろくろくろー!」と声をかけるとともに、みんなで一斉に紙を広げます。
そして、謎の測量士アトリーがおもむろに毛糸を出してくると、その上をそっと歩くことで、紙を破らずに移動する練習をしました。
こどもたちだけでなく、お母さん・お父さん、おじいちゃん・おばあちゃんも一緒になって一列です。
真ん中にあつまって、こどもたちを中心に、考えていきます。
そこで、まずはみんなが仲良くできるかたちとして、中心から小さな丸をどんどん大きな丸にして何重もの円を描いてみることに。
ここで登場したのは、なんと、お砂糖。
じょうごの中にこれを入れて、絵を描いていきます。さあ、どんな風に描けるでしょうか。
じょうごから、さらさらとお砂糖が流れでて、なんとも言えないいい気持ち。
たくさんの円ができると、余白にはみんなの好きなものがたくさん描かれてきました。
これもお砂糖と同じく、絵を描く材料にしました。白い絵に素敵な色が加わります。
最初は遠慮がちだった大人の方々も、ここまでくればもう夢中です。
電気を消して暗くして見てみたり、周りをぐるぐる回ったりして、みんなで深ーく味わいました。
最初は全くの謎から始まったこのワークショップ。
普段はできない体験がたくさんでき、みんなで素敵な時間を共有することができました。