メディアセブンが定期的に開催している「かわぐち社会科見学部」は、川口にある工場やものづくりの現場を、みなさんと一緒に見学しながら川口の魅力を再発見しようというものです。
今回は「川口の匠」展にも出品していただいていた、半屋春光さん(からくり人形師)と竹脇榮九郎(美術鋳物師)さんの工房を訪れました。
半屋さんの工房「スタジオぎえもん」では、からくり人形の歴史を解説していただいた後、特別に実演を見せていただきました。
初めて見るからくり人形の世界に、大人も子どもも釘付けです。
そして次は、近代日本を代表する彫刻家たちの作品を手掛けている「竹脇美術鋳造」を訪れました。
古来から伝わる伝統的な技法「真土焼き」を行なっている竹脇さん。
粘土や実際の型をもとに、複雑な鋳物の工程を、とても分かりやすく解説してくださいました。
こだわりのきめ細やかな粘土の作り方も特別に教えていただき、型どりのミニ体験ではその精巧さに「すごい!」という歓声もあがりました。
半屋さんと竹脇さんの“職人魂”を感じながらも、あたたかなお人柄に触れることができ、とても素敵な時間を過ごさせていただきました。
<写真提供:メディアセブン>