
彫刻家、堀内正和へのオマージュ作品として寄せられた作品の中に、
現在アトリアで展覧会を行なっている建畠覚造との親しい間柄がわかるものが展示されています。

堀内氏のいたずら書きのようなクエスチョンマークのスケッチ下部に、
「a ta te fata」の文字。
語学に堪能だった堀内氏は、イタリア語の「あなたの妖精ために」という一文に、「ta」を加えて
「ア・タテハタ(建畠)」と読ませています。

このスケッチのことを教えてくれた元多摩美術大学教授の石井厚生先生は、
このクエスチョンからさらにイマジネーションを膨らませた、レンガの彫刻作品を出品されています。
石井先生は建畠氏から薫陶を受けた彫刻家。
(5月22日開催の春企画関連バスツアーの講師でもあります!)
作家たちの交流の跡がしのばれる、素敵な展覧会でした。
