アーティストと先生たちとスタッフとの活動は夏から密かに行われていました。

今年の夏は長く、晴天の安行には緑がいっぱい。
高層マンションが立ちはだかるJR川口駅近辺とはまた違った表情をもった、東側の川口の景色。
「植木の町 安行“あんぎょう”」。 秋からはこの場所で「アーティスト・イン・スクール」が始まります。
「安行行脚」と題された今回の活動のとおり、安行の町を“あんぎゃ”するような光景をイメージして
開発氏とスタッフは、町を練り歩きました。

やはり植木屋さんは外せないということで、植木屋さんを訪ねました。どんな木が植えられていて、実際にはどんな職業なんでしょうか・・?
今は、昔ほどではないにしても、都内をはじめ全国から注文がくるようです。敷地内には丁寧に育てられた植木が出番をまっているようでした。
とはいえ、やはり不況のあおりを受けて、敷地を切り売りして住宅や駐車場へと変わっていく姿も見えました。


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予想外に苦労したのは、協力して下さるお店屋さん探しでした。。
夏休みの課題で、生徒たちがリサーチしてきたお店屋さんを訪ねると、以外にもこのような活動には積極的でないところが多く感じられました。
校長先生にも相談し、頼めそうなお店をリストアップしていきました。


やっとの思いで、協力店舗がみつかりました。。
みなさんとても感じよく受け入れてくれました。
今回のアーティスト・イン・スクールでは、生徒が完成させた作品を辿るだけではなく、さまざまな人や町との関わりあいの中で、生徒自身が経験した想いを追体験することが、開発氏の提案する「安行行脚」なのかもしれません。。。
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【サポーターさん】
今回忘れてはならないのが、アートサポーターの皆さん。アートが好きな人、ボランティア活動に興味ある人、みんなで何かを作り上げることが好きな人・・、それぞれが色んな思いで、このアーティスト・イン・スクールをお手伝いしてくれました。




【早稲田大学川口芸術学校 映像学部の皆さん】
大きな機材を持ちながら会場をかけ回り、この活動をドキュメント(記録)しつづけてくれました。
生徒や地域の方々の表情やコメントをすかさず収め、独自の手法でどんどん現場に入って行ってくれました。このような大学生のボランティア活動も、中学生にとっては刺激的な存在だったのではないでしょうか・・。



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このような、多くの方々の支えで、
毎年アーティスト・イン・スクールが行われているのです。
川口市立アートギャラリー・アトリア
アーティスト・イン・スクール展 (活動報告)
2010年11月11日(木)~21日(日)
安行エリア 安行行脚展 (生徒作品の設置)
2010年10月28日(木)~11月21日(日)
