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AIS12:vol.3 それぞれの役割:いっしょに、つくること。
第12回アーティスト・イン・スクール(AIS12)、ミヤザキケンスケさん(ミヤケン先生)と川口市立東本郷小学校6年生33人の授業が続いています。
コミュニケーションとしての「絵」を体得しながら、おっきなぼくらの絵に挑戦する1か月間。
今回の授業レポートも3回目、折り返し地点です。

前回、下塗りまでが終わった大きなテント地、その上にもっとたくさんの要素を描いていこうというところ。
すでに授業に慣れた様子の児童たちは授業開始時間前にきちんと集合、言われずとも上履きと靴下を脱いで早々にスタンバイ!
ミヤケン先生とスタッフも絵具だらけの作業着で迎えます。
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授業の最初に、ミヤケン先生、前回の振り返りとともに「協働制作」について少しお話をします。
「みんなでひとつのものをつくるってことは、楽しいことばっかりじゃないかもしれない」と切り出しました。
描きたいものやそれに対するイメージが違うかもしれない。
スペースの取り合いになっちゃうかもしれない。
アイディアが採用されなかった人もいるかもしれない。
でも、今までに生まれなかったものや見えなかったことに、近づけるかもしれない。
そういえば前回の授業でも33人全員が作業している間、後ろ向きにぶつかりそうになったり係がそれぞれに迷ったりといったことも、もう起きていたのです。
「ちょっとしたトラブルや行き違いがあったら、みんなが譲り合うことが必要。そうすると作品が見えてきます」とミヤケン先生は言いました。
真剣に話を聞いていた児童たち、納得の顔で「はい!」と良い返事!
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全員での制作についてを意識しつつ、下塗りがキレイに乾いたテント地にむかいます。
まずはミヤケン先生、少しだけガイドになるような線を引いていきました。係ごとにモチーフを確かめながら相談し、チョークでざっくり描きます。
「この辺にみんなの顔があるはずだね、ここに輪郭を描こうか」「虹は黄色の上に違う色の線を重ねていこうね」
「空には白い雲があった方がいいかな」「ファームにはまず、野菜がほしいよね」
係ごと、33人それぞれに作品のなかでの仕事が見つかっていきます。
東本郷小学校6年1組を表すモチーフたち、黒板にはイメージをさらに細かくした設計図が貼られました。
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それぞれの役割を果たすべく絵具をもらった児童たちは、任されたものに最適な刷毛や筆を選びとって、さぁお仕事開始!
オレンジ一色のままだった校庭に縄跳びしている人が登場、その上では黄色だけだった虹が変化していきます。
校舎はびっくりするほどカラフルに?学校ファームの真ん中には立派な稲穂を抱いた校章が見えてきました。
すっかり乾いた下地の上、塗り重ねてもはっきり線や色がつくれるから面白い!どんどんお仕事が進んでいきます。
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短い休憩をはさんで、ミヤケン先生、いったん手をとめて絵を少し見てみるようにと指示をしました。
3.5×8mを囲んで集まる児童たち、自分たちの仕事を離れて他の係の仕事を進捗を確かめます。
「大分描けてきた感じがするけど、細かいものがあるから、隣同士は特に気を付けて」
隣同士にくる色は混ざりやすいから乾くのを待っている間に他の場所を手伝ったり、相談するのに時間をつかったり、絵具を混ぜて色を準備しておいたり。
つまり「譲り合いながら」につながるポイントをさらに具体的にお話ししたミヤケン先生。
「迷ったら相談するんだよ!じゃ、もう少し頑張ろう!」
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富士山に降る雪の上には人が登っていきます、白に混ざってしまわないように気をつけながら…。
遊具は細かい線がたくさんあるから、係のなかで反対向きに描いていく人を自然に決めたみたい。
学校ファームの上ではトマトについて相談している模様、ミヤケン先生にアドバイスを求めることにも慣れてきました。
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夢中になってお仕事を進めていると、今日も時間が早く過ぎていきます。
比べてみると、どうかな?授業中盤の時点と同じように、少し絵から離れて見渡してみます。おっと、随分描けている気がするぞ!

絵具の扱いにも少しずつ慣れ、譲り合いも覚えてきた児童たち。いよいよ制作は終盤に!果たして完成なるか!?

その日の授業終了後、次回のためにと、ミヤケン先生は児童たちを導くための線を少し描き足しました。
これまでたくさんのワークショップを経験してきたミヤケン先生ですが、こんなに何度も足を運んで時間をかけたプログラムはなかったと言います。
次は学校のなかでは最後の授業、完成するかという不安もあり、もちろん作品が生まれてくる高揚感もあり。
その筆は、これまでの時間をなぞるみたいに少しずつ、ちょっとだけ迷いながら、進んでいくようでした。
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photo: Kozo Kaneda

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第12回アーティスト・イン・スクール
発信!コミュニケーション・ペインターズ ―おっきく描こうぜ!ちいむ:ぼくらの絵
ミヤザキケンスケ×川口市立東本郷小学校6年生33人 
成果発表展@川口市立アートギャラリー・アトリア
2017年11月11日(土)~12月10日(日) 
10:00~18:00(土曜日のみ20:00まで開館)
観覧無料
※関連展示として講師作品展〈カラフル・ザ・ワールド!〉を先行公開 10月28日(土)~
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このプログラムの過去記事はこちら↓から
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by atlia | 2017-10-27 16:31 | 学校×アトリア
AIS12:vol.2 ぼくらはどんな「絵」に?:中心には、おっきな…
第12回アーティスト・イン・スクール(AIS12)、ミヤザキケンスケさん(ミヤケン先生)と川口市立東本郷小学校6年生33人の授業が進行中です。
コミュニケーションとしての「絵」を体得しながら、おっきく描く「ぼくらの絵」に挑戦!
学校のなかの様子をお伝えしている本ブログは随時更新、第2回目の授業をレポートします。

前回「オンリーワンゲーム」「誰が一番目立つかゲーム」で様々なお題に挑戦するなか、独自の視点を表明すること・ほかの人の視点を認めることを楽しく学んだ児童たち。
ミヤケン先生は「絵はコミュニケーションとオリジナリティ」という考え方を伝えました。

今回からはその視点を生かした「おっきな絵」に、いよいよ挑戦!
この授業に用意したのは3.5m×8mの大きな布。ミヤケン先生もよくつかっている、テントにつかうための布です。
学校のなかの「なかよしルーム」と呼ばれる多目的スペースの床、いっぱいにひろげられました。
さてさて、ここに何を描こうか?ミヤケン先生、これもオンリーワンゲームで決めようと提案しました。お題は「東本郷小学校」そして「6年1組」!
小学校で自慢できること、クラスで起きた面白いこと、思い出、学校生活で大切にしていること。
クラス全員の視点を持ち寄って、それをいっぱいに詰め込んだ絵を描こうというのです。

さっそく4分間のオンリーワンゲームがはじまりました。
今回は他の人に重ならないようにする以上に、お題について自分が一番伝えたいことを描く児童たち。
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2つのお題から、どんなものが集まったかな?
いつ行っても1年生から6年生まで一緒に遊んでいるという「校庭」。なかには「縄跳び」用のジャンプ台、「ドッジボール」の様子。特徴ある大きな「遊具」も目を引きます。
野菜がたくさん描かれているのは「学校ファーム」と呼ばれる畑のこと。天気が良い日には「校舎」のむこうに「富士山」が見えること。
クラスでのイベント「K-1」は、超盛り上がるお笑いバトルらしい?
さらに多かったのは、「ちいむ」を表す、大きな、ハート。
これらを併せて、ミヤケン先生、「おっきな絵」のための原画をつくります。
「じゃあ中心には「ちいむ」のハートがあってー」黒板にひろげた紙に、クレヨンで大きくハートを描きました。
「校舎があるでしょ、虹描いた人もいたね、その周りにはー…」と児童たちから出たアイディアを1枚に集めていきます。
そこで児童たちも、これは外せない!というものをゲームから出たアイディアの中から拾って、ミヤケン先生に伝えます。
「富士山あった方がよくない?」「K-1!K-1でしょ!」「ヒガシ先生も」「手をつないでたほうが、ほら、ちいむのポーズだから」
その声を聞きながら、ミヤケン先生はざっと下描きをまとめました。どんどん描かれていく様子に、目を奪われている児童も、ちらほら。
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原画が決まったところで、それをおおきなテント地に描く準備。
大きな画面に立ち向かうため、それぞれのモチーフが描かれるゾーンごとに係を決めて、まずは下塗りをします。
今回つかう絵具はテント地専用のもの。塗ったところが完全に乾いたら、別の色を塗り重ねてもキレイに布に定着するのだとか。
だけどそれを重ねる順番が重要、とミヤケン先生は言いました。虹はまず黄色、富士山は青で、学校ファームは緑など、係ごとに色をもらうように指示します。
絵具をもらった児童たちは、おおきな刷毛を手にして、いざ…
しかしここで児童たち、その絵具の特性を踏まえた「最初の1色を塗る」という作業に戸惑う様子も。
ハートや空を描いている係はメインの1色を塗ることに迷いなく進んでいるようですが、虹や遊具の係はまず大きく全体を塗ってしまうという指示にピンときません。ふつうは線で描いたり、色分けするよね…?
でも「ひとまず大きく、自分たちが描くところを分けると思って、背景を塗る感じで!」というミヤケン先生やスタッフの声に覚悟を決めて、最初の一筆!
作業が進んでいくにつれ、大きなテント地が狭くなっていくみたい?後ろ姿同士がぶつかりそうになったり、ゾーンが隣り合う場所をどっちの色で塗るか迷ったり。
いつの間にか絵具をちょっと踏んじゃったり…まではいいけど、塗るのに夢中になって周りを囲まれ布から出られなくなっちゃった!?なんて事件も。
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しかしそこは仲のいい児童たち、文字通り手を伸ばして助け合い。その度に笑い声が響くなかよしルームは終始賑やかです。
ちょっと迷ったところもあったけれど、大きなテント地は児童たちが塗った色で埋め尽くされ、余白はもう無くなってしまいました!
2時間分の授業でよくここまで進んだなぁ、ミヤケン先生も感心しています。
次回はこの色の上に、もう少し細かく描いていくことになりそう。
「おっきな絵」、下地は見えてきたぞ!
これが東本郷小学校6年1組ならではの「ぼくらの絵」に見えるまでには、もう少しかかりそうです。



photo: Kozo Kaneda

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第12回アーティスト・イン・スクール
発信!コミュニケーション・ペインターズ ―おっきく描こうぜ!ちいむ:ぼくらの絵
ミヤザキケンスケ×川口市立東本郷小学校6年生33人 
成果発表展@川口市立アートギャラリー・アトリア
2017年11月11日(土)~12月10日(日) 
10:00~18:00(土曜日のみ20:00まで開館)
観覧無料
※関連展示として講師作品展〈カラフル・ザ・ワールド!〉を先行公開 10月28日(土)~
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by atlia | 2017-10-22 15:30 | 学校×アトリア
アートさんぽ「絵になる工場風景」を開催しました。

1014日(日)、市内の鋳物工場を中心として「絵になる」風景を訪ね歩くまち歩きツアーを開催しました。

講師は建築画家の大渕澄夫さん。8年ほど前から市内の町並みや古い建物を数多くスケッチしてきました。取材の際は道という道を自転車で走り、絵になりそうな場所を探し回るそうです。

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参加者は鋳物工場を描いた作品や昭和時代の川口の様子についても紹介していただきながら、今回のアートさんぽにとって大切な「風景鑑賞のコツ」について学びました。正解や不正解を気にせず何にでも興味を持つこと・常に新鮮な気持ちを持つこと・視覚だけでなく五感をフル活用すること…。それから、大渕さんならではの視点である「絵に描きたいなと思う場所を見つける」ことも。

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訪問先の矢澤工場は、キューポラを使って鋳物製品を製造している工場です。川口といえば川口を舞台にした映画『キューポラのある街』のイメージが今でも広く知られていますが、実は現在ではほとんどの鋳物工場が電気炉を導入し、キューポラが稼動する工場は非常に少なくなっています。

「何てったって、川口といえばキューポラと言われるんだ。やっぱりその風景を残していきたいじゃないか。」

と語る、社長の矢澤さん。何としてもキューポラを守り抜いてやると言わんばかりの、プライドと愛情が伝わってきます。参加者は神妙な面持ちで耳を傾けていました。

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工場の中は仄暗く、窓から筋のように光が差し込んでいました。その光を受けてキラキラと輝く地面の砂、無造作に積み上げられた製品の型、無駄の無い手つきで作業に勤しむ職人の方々の横顔。その全てが、心に染み入る風景として感じられました。

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もう一つの訪問先は喜楽湯。2012年にもアトリアのアートさんぽ「銭湯のある街歩き」で伺ったことがある銭湯で、今も昔と変わらず薪を使って湧き水を沸かしています。今回はその薪置き場と風呂釜の焚き口を見せていただきました。

焚き口蓋を開けるとほのかな暖かさが参加者を包み込み、煌々と輝くオレンジ色の炎が。燃料となる薪は廃屋の建材をリサイクルしているため、ボイラーを導入するよりも低コストで済むのだとか。その代わり、営業時間中はずっと火の番をするそうです。

「ボイラーで沸かす湯よりも、薪で沸かす湯の方がやわらかく感じる、という方もいますよ。」

と、中橋さんからのコメント。当日の気温は16℃、温かいお風呂への恋しさが募りました。

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訪問先に向かう途中や帰り道では、大渕さんおススメの「面白いもの」「気になるもの」を沢山ご紹介いただきました。その一つが、かつてアトリア周辺にあったサッポロビール工場の記念マンホール。近くにお住まいの参加者も「知らなかった!」と驚かれた様子です。ほんの少し注意深く見たり、見方を変えたりするだけで、新鮮な発見があることに気づかされました。


普段見られない鋳物工場や銭湯の裏側といった場所も楽しみつつ、普段何気なく通り過ぎていた場所も楽しむことができた今回。終了後も大渕さんは、「このまちにいる人、ここにある建物、それが全部重なって『風景』になるんだよ」と感慨深げでした。そういった視点で見れば、きっとまだまだ多くの「絵になる風景」が身のまわりにあることでしょう。歩き慣れた道でも今一度じっくり眺めてみたい、そんな気持ちになるまち歩きとなりました。


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by atlia | 2017-10-18 15:46 | アートさんぽ
【川口市から文化イベントのお知らせ】
川口市から文化イベントのお知らせ

第45回川口市美術展の作品を募集しています。

◆搬入◆
平成29年11月12日(日)10:00~15:00
◆場所◆
川口総合文化センターリリア1階 展示ホール

詳細は川口市ホームページ 第45回川口市美術展作品募集をご覧ください。

◆問合せ◆
川口市美術展実行委員会(事務局:川口市教育委員会生涯学習部文化推進室内)
電話048-258-1116(直通)
受付時間8:30~17:15(土・日・祝日・年末年始を除く)

by atlia | 2017-10-14 12:00
AIS12:vol.1 bonustrack
第12回アーティスト・イン・スクール(AIS12)、授業進行中。
その様子をお伝えしていますスタッフブログ連載、今回は「bonustrack」。
授業レポート本編には登場していない学校内のシーンを写真でご紹介します。
良い写真がいっぱい、ちょっとおかしな?写真もいっぱい。第1回目の授業です。
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図工準備室に貼ってくれていたウェルカムボードならぬウェルカムポスター。驚きと喜び。
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スタッフと最終確認中のミヤケン先生。まだちょっと緊張。
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オンリーワンゲームを説明せずはじめるミヤケン先生。
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両手を挙げて話すのがクセであるらしい。
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「赤いもの」がお題のオンリーワンゲーム。謎のアーチ形、「何?」「あっちのやつ!」「どれよ」
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あれだった(遠い。
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ユニークな「赤いもの」にミヤケン先生もスタッフもニヤける。
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クラス担任のヒガシ先生はすごいドヤ顔でゲームに参戦。
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ゲームに勝ち残るとポストカードがもらえる。はじける笑顔。
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ミヤケン先生のカラフルな作品が印刷されています。
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たくさん生まれた作品たちを集めて貼る。いろんな人が手伝ってくれる。
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そして黒板の前でもあふれるコンビ愛。
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プロジェクトや作品、アーティストとしての夢を語るミヤケン先生はかっこいい。
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給食も一緒に。アットホームな楽しいお昼。


photo: Kozo Kaneda

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第12回アーティスト・イン・スクール
発信!コミュニケーション・ペインターズ ―おっきく描こうぜ!ちいむ:ぼくらの絵
ミヤザキケンスケ×川口市立東本郷小学校6年生33人 
成果発表展@川口市立アートギャラリー・アトリア
2017年11月11日(土)~12月10日(日) 
10:00~18:00(土曜日のみ20:00まで開館)
観覧無料
※関連展示として講師作品展〈カラフル・ザ・ワールド!〉を先行公開 10月28日(土)~
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by atlia | 2017-10-13 15:47 | 学校×アトリア
AIS12:vol.1 描き出す一歩:うまく描かなくていい。伝わればいい。
9月末から授業がはじまりました、第12回アーティスト・イン・スクール(AIS)。
今年は講師にミヤザキケンスケさんをおむかえし、川口市立東本郷小学校6年生33人が、コミュニケーションとしての「絵」を体得しながらおっきく描く「ぼくらの絵」に挑戦!
本ブログでは授業の様子を随時レポート。今回は1回目の授業の様子をお届けします。

授業初回ということもあってちょっと緊張のスタッフたち、まずは最初のご挨拶です。
ミヤザキさん、小さい頃から「ミヤケン」というあだ名で呼ばれていたということで、今回もこの授業では「ミヤケン先生」と自己紹介。
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それにこたえるように、児童たちは「ちいむー!セカンドー!」のポーズを披露。
ミヤケン先生、すぐにポーズをマスターして、クラスのノリノリな雰囲気にさっそく溶け込みつつあります。フレンドリーな空気で授業スタート!
ちなみに「ちいむセカンド」とは、東本郷小学校6年生の学年目標のこと。「ちいむ」の「2年目」だから、とのこと。(「ちいむ」については記事vol.0 で!)
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ミヤケン先生、さっそくスライドをつかって自身の作品を紹介しながら、今までの活動についてお話をしました。
小さい頃から絵を描くのが好きだったこと。ぱっとみて誰もが幸せになれるような絵を描きたいこと。
一人で描くのではなく誰かと一緒に絵を共有したいこと。
児童たちも真剣な面持ちでお話を聞きます。
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ミヤケン先生がこの日着ていたTシャツにある「OVER THE WALL」は、今まさに進行中の、世界中に壁画を残すプロジェクトの名前。
現地の子どもたちと一緒に大きな絵を描いてきたミヤケン先生、ここでもみんなと大きな絵を描こうと思う、と言いました。
「自分たちらしい絵を描くために、今から絵で考えていることを伝えるトレーニングをします!」

おもむろに配られたのは、なんてことないぺらっとした紙が1枚。指示されるまま、クレヨンを机に出す児童たち。
ミヤケン先生は「これはゲームだけど、最初にルールは教えない!まずやってみよう!」と言うなり、
「お題は、『春』です!3分で描いて!春を描いて!」え、もう?というか、それだけ?
「はい、スタート!」すでにストップウォッチを押してしまったミヤケン先生、あれれ、どうしよう?ちょっと戸惑う児童も見られます。
それでも「上手じゃなくていいよー」「何を描いたかわかればいいんだからね」というミヤケン先生の声に押され、なんとなくクレヨンを手に握って描きはじめました。
「15秒前―」…「はいストップ!」…3分って短いな!でも思ったより児童たちの手元の紙は色がついているように見えます。一斉に紙を持ち上げて、何を描いたか見せ合いました。
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「みんな、何、描いた?」桜の木、花が咲いた野原…など、ピンク色を選択した児童が多い様子。
ここでやっとミヤケン先生、これが何のゲームか発表します。「これはオンリーワンゲーム!同じお題でも、誰も描いてないものを描いた人が勝ち!」えー!?みんな桜描いちゃったよ!互いの顔を見合いながら、すぐそばの人が何を描いたか確かめ合う児童たち。
それでも何人か「すごい晴れた青空」「自分の誕生日会」など…ちょっと無理やり?…とは思えたものの、いくつかのオンリーワンが!

その後「夏」「赤いもの」など、いくつかのお題に挑戦しました。
どうやったら他の人と重ならない絵が描けるのか?自分が見つけられるオリジナルな視点がどこにあるのか?なんとなくつかめてきた児童たち。積極的にオンリーワンを目指して、発表の手を挙げていきます。
2回ほどのゲームでオンリーワンに選ばれた児童たちにはミヤケン先生特製ポストカードがプレゼントされたり、大盛り上がり!
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後半戦は、もう一歩踏み込んで、今度は「誰の絵が一番目立つか?ゲーム」!
これも同じお題で描く中でどんな絵が・誰の絵がぱっと見で人の心をつかむのかを競います。
「じゃ、お題は…『秋』にします!時間はちょっと長くして、4分ね!」ミヤケン先生の明快な指示のもと、すぐにクレヨンを動かすようになった児童たち。
少し考え中の顔の人もいますが、どんどん描けるようになっているみたい。「伝わることが大事だからねー」という言葉に、色や線・かたちも力強くなってきました!
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全員の絵を集めて、黒板に貼っていくミヤケン先生。「おーみんなすごいなー、個性出てるねー」
山、紅葉、どんぐり、きのこ、さんまの塩焼き、月にうさぎ…などなど、確かに秋は秋だけど、クラス中の絵が集まるとバリエーションが出ているのがよくわかります。
「さぁ、じゃ、この中でどれが目立つか、投票しましょう!目立つな、と思ったら拍手ね!1人2回までね」
ここで票が集まったのは、青い背景に描かれたさんま、思い切って線だけで描いたどんぐり、など。
「みんな赤っぽい色を選んでいる中で青が思いっきりくると、目立つよね」「色だけじゃなくて、線で目立つっていうのも、作戦だね」
この絵たちがなぜ目立ったのかを的確に説明するミヤケン先生の言葉に、ふむふむと聞き入る児童たち。
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このゲーム最後のお題「自由」では、もっともっと、児童たちの絵がオンリーワンになっていきました。
4分という限られた時間が長く感じられるようになってくるほど、絵が完成している感じ!
描き終わると早くみんなの絵が見たい、黒板にはり出すのを積極的に手伝ってくれる人もいます。
「どーしよう、こんなにすごい絵がみんな描けると思わなかったよ、迷うね、みんないい感じだよね」とミヤケン先生も驚いている様子。
でもここはゲームです、同じく拍手で5人の「目立ったで賞」を全員で決めました。
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「この中で、図工がちょっと苦手だな、っていう人、いますか?」ミヤケン先生は、最後にそう話を切り出しました。
クラスの半分くらいから手を挙がったのを見て「でもさ、今のゲームで、全然描けなかったって人は一人もいなかったよね」…そういえばそうだな?
うまく描かなくていい、伝わればいい。ゲームの間、ずっとそう言い続けてきたミヤケン先生。
「絵っていうのは、他の誰かとコミュニケーションができる、そういう力があると思います」
ゲームに勝とうと自分を押し出すこと、他の人が何を描くか気になること、そして誰かが描いたものを受け取ること。
たった3.4分で絵を描いて発表しあう、それを繰り返すだけで確かに色々な気持ちが生まれ、迷うことがなかったような気がします。

「絵って、オリジナリティとコミュニケーションだと思う。今日、みんなはそれが良くできていたと思います。すごい絵がたくさん生まれたし」
ミヤケン先生は「自由な絵」が並んだ黒板を見て、とてもうれしそう。
「次回から、もっと自分たちらしい絵を見つけていきましょう。そして、おっきくおっきく、それを描こう」

初回の授業はこれで終了!90分がなんだかとっても短く感じるくらい、たくさんの絵が生まれ、共有されていきました。
次回にまたどんな絵が生まれるか、期待が高まります!



photo: Kozo Kaneda

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第12回アーティスト・イン・スクール
発信!コミュニケーション・ペインターズ ―おっきく描こうぜ!ちいむ:ぼくらの絵
ミヤザキケンスケ×川口市立東本郷小学校6年生33人 
成果発表展@川口市立アートギャラリー・アトリア
2017年11月11日(土)~12月10日(日) 
10:00~18:00(土曜日のみ20:00まで開館)
観覧無料
※関連展示として講師作品展〈カラフル・ザ・ワールド!〉を先行公開 10月28日(土)~
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by atlia | 2017-10-11 15:05 | 学校×アトリア
「日本画を伝える-保存と修理」を開催しました。

924日(日)、日本画の魅力や楽しみ方を学ぶ講座シリーズ「日本画ウィーク」第三弾として「やさしい鑑賞講座」を開催しました。講師は文化財保存技術者の鈴木晴彦さん。


日本画の「保存修理」と聞くと、絵具の剥離や本紙が破れた作品など破損してしまった作品を直すイメージがあるかもしれません。しかし実際には、前もって劣化や破損を防ぐための予防を講じておくことが重要。鈴木さんは作品が経年変化していく過程、劣化と損傷について身近な日用品を例にお話しました。


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手がけた修理の実例をいくつかスライドでご紹介いただきました。巻いた状態で保存していた掛軸の部品がいつの間にか腐食してしまい、布部分を突き抜けて画面にまで影響を及ぼしてしまった例も。大きな破損でしたが、原因に対処した修理後はほぼ元通りの姿になりました。

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さらに市が所蔵する作品2点について、鈴木さんに保存状態を見ていただきました。透過光を用いて絵具の状態を調べたり、裏打紙の継ぎ目を確かめたり、実物を使ってその場で行う点検作業は臨場感たっぷりでした。


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作業に使う材料・道具の数々を目の前で見せていただくこともできました。紙を伸ばす・糊をつけるなど工程によって使い分けられる刷毛や、紙を切るために丸い形をした包丁など、普段見る機会が少ないものばかり。参加者は興味津々といった様子で解説に耳を傾けていました。

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締め括りに、東日本大震災で被災してしまった文化財のレスキュー活動について紹介していただきました。適切な作業場所も十分な人員も確保しにくい状況下で、地域の宝を守るべく奮闘する技術者たちの熱意が伝わってきました。


鈴木さんのお話の中で特に印象的だったのは「作品の今の状態だけでなく、過去にどのように扱われてきたものなのか・これからどう活用し保存していくのかを考えなくてはいけない」という言葉。今ある作品は過去の誰かから引き継いだものであり、今を生きる私たちが未来へと伝えていく必要があるのだと感じさせる2時間になりました。


本講座がみなさまにとって「作品を伝えること」について考えるきっかけとなれば幸いです。


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by atlia | 2017-10-01 10:14 | 鑑賞講座・実技講座



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