ATLIA STAFF BLOG
カテゴリ:学校×アトリア( 26 )
第9回アーティスト・イン・スクール No.0 授業がはじまりました
夕暮れも早くなり、すっかり秋のこの頃。
毎年開催している[アーティスト・イン・スクール]の季節がやってきました!

この[アーティスト・イン・スクール]は、川口市内の小・中学校の図工・美術の時間の中で、第一線で活動するアーティストやデザイナーが講師として授業を行う長期プログラム。
2006年度より児童・生徒が講師とともに活動する中で創造力・想像力・コミュニケーション力を育むことを目的として川口市教育委員会が実施、アトリアスタッフはそのコーディネイターを務めます。
1~2カ月かけて継続的な授業を行うことでより充実した内容を目指すだけでなく、その成果をアトリアでも発表する「特別な授業」は学校・美術教育の中でもちょっと珍しい試み。
毎年1校、1つの学年を対象として行っているこのプログラムも、今年で第9回目をむかえました!

今回は[補正作業-新しい「世界」のみつけ方]と題し、
9月中旬~11月中旬まで約2カ月、現代美術家:土屋貴哉さんが市立元郷中学校2年生と一緒に活動中!先日から授業がはじまりました。
毎週の美術の時間で、日常にある「変」なものごとを見つけることから生活を見直す視点を発見する表現に挑戦しています。
「それって当たり前だよね」と思っている常識や思い込みを問い直すことは自身の視野をひろげる「補正作業」。
学校生活の中から今まで見失っていたかもしれない「新しい世界」を見出す、考える力をより豊かに捉える試みです。
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このブログではなかなか見えない学校の中で行われている授業の様子を、
段階をおって少しずつみなさまにお伝えしていきます!
学校に新しい風を吹き込むアーティストの発想と、今までにない体験の中での生徒たちや先生方の試行錯誤。
アトリアスタッフもその過程の中で、ともに成長しながらがんばります。更新をぜひお楽しみに。

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by atlia | 2014-09-26 15:25 | 学校×アトリア
第8回アーティスト・イン・スクール⑤発表展終了、まとめの授業
第8回アーティスト・イン・スクール〈楽しみを着よう!「マイ・ねっと・ワーク」〉、
12月1日(日)に発表展が終了し、すべての授業も終了しました。
講師にファッションデザイナー:津村耕佑さんをむかえ、10月~11月の約2カ月、前川小学校6年生の皆さんが一緒にネット(網)をつかって色々な楽しみを身に付けられるファッションアイテムづくりに挑戦した今回のプログラム。
約2ヶ月の授業課程、長いようで短い特別な時間・体験となりました。

最後の授業は、学校ではなく、発表展の会場であるアトリアで行いました。
児童たちは特別に貸し切ったバスに乗り込み、どきどきわくわく、アトリアへ向かいます。

会場では、津村さんはもちろん、これまでに授業を手伝ってくれた人たちが待っていました。
ファッションショーからたった1週間半ですが、久しぶりに会った気持ち。
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はじめの挨拶をした後、津村さんにまず展示を自由に見て新しい発見を教えて欲しいと言われた児童たち。
思いおもいに好きな場所から見学します。自分の作品を探したり、ファッションショーの記録映像を見たり。
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そういえば、作品は身につけながらつくっていたし、ショーの本番中は自分が出演していたので全部は見えなかったのです。
いつしか映像の前に集まり、自分の出番のときも友達の出番のときも、歓声をあげる児童たち。
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決めポーズで写った写真も確かめて、恥ずかしいやら誇らしいやらで大騒ぎ。

一通り見学をした後は津村さんとお話しします。
今回の授業でうれしかったこと・むずかしかったこと、展示を見ての感想など、それぞれに発言しました。
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「家でデザインを考えていたりしたけど、ネットをさわっているうちに、もっとたくさんアイデアが出てきた!」
「津村さんたちが展示まで一生懸命考えてやってくれたのがうれしかったです」
「ファッションショーをもう一度見ることができて、みんなの色々な顔が見えて楽しかったです」
「最初は本当にできるかなと思っていたけど、津村さんにも手伝ってもらったりして、良い作品ができたと思います」
みんなの前でしゃべるのは緊張したけど、一生懸命に自分のことばで話してくれた児童たち。

津村さんは、今回の展示について、全員の作品がきちんと見えるようにしたかったということ、それがひとつの作品としても成立していることなどをお話ししました。
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10月からはじめた授業の中、時間をかけて一人ひとりが作品「ネット・ワーク」を制作し、それがファッションショーで一堂に集まり、さらにこの展示会場でひとつの空間「ネットワーク」にまとまったのです。
授業中、何度も「楽しくやりましょう」とお話していた津村さん。最後の授業でも「全員で楽しいものをつくったことが何より良かった」と言います。

津村さんと児童たちはもちろん、更には学校の先生や他のスタッフの人たちも、全員が参加してつくった今回のプログラム。
このアーティスト・イン・スクール全体が、楽しいネットワークづくりだったのかもしれません。


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by atlia | 2013-12-08 10:11 | 学校×アトリア
第8回アーティスト・イン・スクール④ファッションショー、そして発表展へ!
第8回アーティスト・イン・スクール〈楽しみを着よう!「マイ・ねっと・ワーク」〉いよいよ佳境!
講師にファッションデザイナー:津村耕佑さんをむかえ、10月~11月の約2カ月、前川小学校6年生の皆さんが一緒にネット(網)をつかって色々な楽しみを身に付けられるファッションアイテムづくりに挑戦しています。

今回は校内発表会、ファッションショーです!
6年生全員で津村さんの授業を受けるのは、これが最初で最後。学校での授業も最後。
会場となる体育館に4クラスが集まります。
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会場に津村さんとアトリアが用意したのは、特製のランウェイ。
大きな体育館の中央を横切るように敷かれた真っ白のカーペットと、床より一段高くなった舞台。
見たことのない舞台を目の前にし、どきどきしてきました。

児童たちが自身の作品《マイ・ねっと・ワーク》を身につけるところから、授業はスタートです。
それぞれ友達と協力しながら、ファッションチェック。ポーズの確認も忘れずに。
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作品を身につけたら、リハーサルです。
津村さんは実際にランウェイを歩いて、歩く順番や導線を指示しました。
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やはりまだ緊張している様子の児童たちですが、一度歩いてみて、感覚をつかみます。

リハーサルを終えたら、少し不安も和らいだようです。
全員が歩き終わったら、津村さんから最後のアドバイス。
改めて、「全員で楽しくやりましょう」
作品を少しだけ整えて、本番にそなえます。

会場には、多くの保護者の方にもきていただきました。
体育館の照明がぱっと暗くなり、その途端、特設のスポットライトがランウェイに当たります。
どこからともなくあがる感嘆の声。
そして、大きな音で音楽がかかり…
1組から順番にランウェイへ!児童たちのファッションショーがはじまりました!



本番の様子は、成果発表展で記録映像・写真として公開されています。
全員の作品とともに、ぜひアトリアでご覧ください!


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第8回アーティスト・イン・スクール
「楽しみを着よう!《マイ・ねっと・ワーク》
津村耕佑(ファッションデザイナー)×川口市立前川小学校6年生126名
成果発表展


11月21日(木)~12月1日(日)
10:00~18:00 土曜日のみ20:00まで開館
月曜休館


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なお、児童たちは会期中にアトリアを訪れ、発表展会場でまとめの授業を行います。
本当に最後の授業まで、もう少し!


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by atlia | 2013-11-21 09:01 | 学校×アトリア
第8回アーティスト・イン・スクール③制作第2回目
第8回アーティスト・イン・スクール〈楽しみを着よう!「マイ・ねっと・ワーク」〉進行中!
講師にファッションデザイナー:津村耕佑さんをむかえ、10月~11月の約2カ月、前川小学校6年生の皆さんが一緒にネット(網)をつかって色々な楽しみを身に付けられるファッションアイテムづくりに挑戦しています。

ネットの感触をつかみ、完成イメージも描けてきた児童たち。
前回の授業からは少し時間があったので、デザイン案をスケッチする宿題を見せてくれました。
服のかたちをしているものはもちろん、ストール、帽子、靴下のような形状のものなど、細かなアイテムもたくさん。
3mあるネットからは様々なものが生み出せること、気づいてもらえたようです。

さて、実際の授業は、今回で制作最終回。
「完成を目指して頑張ろう」という津村さんの声かけで児童たちは作業開始です。
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新しいパーツをつけはじめる人、身につけてみてバランスを変えてみる人。
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こちらは椅子を自分の肩幅に見立てて制作中。工夫して作業できるようになってきました。
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こちらはたくさんのものが付いてはいないけれど、面白い形が出現です。

作業が進むにつれ、透明だったネットも華やかになってきました。
完成に近づきつつある人は、全部身につけて津村さんにファッションチェックしてもらいます。
前を向いて、ちょっとウォーキングの練習として歩き…ポーズを決めるのはまだちょっと恥ずかしい?けど、後ろも振り返ってみてもらいます。
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津村さんは、これまでの作業をほめてくれながらも、それぞれに的確にアドバイスしてくれます。
服のかたちや付いているもののバランスはもちろん、ポーズの指導も入りましたが、中でも多かったのが「後ろがちょっとさみしいね」「頭にも何か付けたいかも」。
確かに身につけながら作業していると、後ろまでは少し見えづらいかもしれません。
でもせっかくファッションショーも行うのだし、振り返ったときにも「楽しいもの」を表現できたら良いですね。
アドバイスを受けたら、さっそく作業を再開します。
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こちらは随分賑やかになってきました。
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こちらは何かかぶりものを制作中の模様。
夢中になって制作していると、時間が経つのが早く感じます。2時間もあっという間。

授業の最後に津村さんは、ショーでは制作したアイテムだけでなく、中に着る服や髪形なども意識して準備するようにともお話しました。
全員で楽しくやりましょう、という呼びかけには、ちょっと恥ずかしさと不安もありつつも、「はい!」と気持ちよく返事してくれた児童たち。
さて、ファッションショーではどんな表情を見せてくれるでしょうか。
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by atlia | 2013-11-02 12:38 | 学校×アトリア
第8回アーティスト・イン・スクール②制作第1回目
第8回アーティスト・イン・スクール〈楽しみを着よう!「マイ・ねっと・ワーク」〉進行中!
講師にファッションデザイナー:津村耕佑さんをむかえ、10月~11月の約2カ月、前川小学校6年生の皆さんが一緒にネット(網)をつかって色々な楽しみを身に付けられるファッションアイテムづくりに挑戦しています。

オリエンテーションを終え、いよいよ作業開始です。
前回の授業で津村さんから「何かネットに取り付けてみたいもの」を考えてくるように言われた児童たち。
何か持ってきてくれた人?と聞くと、はりきって手をあげてくれました。
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毛糸・ビーズ・リボンなど普段から服飾につかわれいるような材料はもちろん、中には大量のペットボトルのフタ、フィギュア、磁石なども!?
これらがどんな風にネットにつけられてアイテムになるのか、津村さんもびっくりの素材たちが登場します。
津村さん自身も事務所から、アトリアスタッフも倉庫の中をひっくりかえりして色々持ってきてみました。変わったかたちの皮や布のハギレ、小さなプラスチックのケース、積み木のような木片、スチレンボード…うーん、児童たちの発想には敵わないかも?

津村さんはそれらの材料をネットに取り付ける方法として、ひっかける・結びつける・包み込むなどを紹介しましたが、接着剤をつかって貼り付けることはやめようと言いました。ネットをより活かした、もっと簡単な方法でやってみようというのです。
前川小学校の先生方にも参加していただき、事前につくった見本を並べて例を示します。
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児童たちは少し失敗をしながらも、自身の身体にネットを身につけながら、自身が持ってきた材料をとりつけてみます。
「刺すだけでもわりとかっこいいかも?」「色々な小物をつくりたい!」など、発見も理想も様々、それぞれに見えてきたようです。
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頭にかぶる帽子のようなものは小さめなので、早くも完成が近い様子。
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服にちかいかたちのものはネットも大きくつかうので、友達と協力しながら行います。津村さんも積極的に手伝ってくれます。

でもネットはテグスのような素材、ずっと身に付けていると、ちょっとちくちく。
そこで津村さんは、どうしても気になる人は切りっぱなしの部分をテープで保護してみようと提案します。
服や身につけるものは、その着心地も大切ですね。デザイナーさんの気配りが活きる、ちょっとしたポイントです。

次回はこの制作を続行!
どんなアイテムが出来上がるでしょうか?
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by atlia | 2013-10-30 16:41 | 学校×アトリア
第8回アーティスト・イン・スクール①授業が始まりました!
2006年の開館以来、アトリアがコーディネイターをつとめている「アーティスト・イン・スクール」、今年もはじまりました!

川口市立の小・中学校にアーティストやデザイナーを講師として派遣し、特別な授業を行うこのプログラム。
普段はなかなか出会えない講師と一緒に活動することで、児童・生徒の想像力・創造力・コミュニケーション力を伸ばすことを目的としています。
1~2か月かけて学校の中で行うことで児童・生徒にとって身近な場所で充実した内容を実現するだけでなく、その成果はアトリアで発表展として公開し多くの方にご覧頂いています。

第8回となる今回のテーマは〈楽しみを着よう!「マイ・ねっと・ワーク」〉
講師にファッションデザイナー:津村耕佑さんをむかえ、10月~11月の約2カ月、前川小学校6年生の皆さんと一緒に特別な図工の時間を過ごします。

今回はその授業初回、オリエンテーションの様子をレポート。
津村さんと前川小学校6年生、初対面でどきどきです。

まずは津村さんの自己紹介から。
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津村さんは自身のファッションブランド「FINAL HOME」のナイロンコートを持ってきてくれました。
全身がポケットのようになっているこの服は、色々なものを服と一緒に着ることができます。
「なんでも着られる」服に、児童たちも興味深々。今まで知らなかった服のかたちを発見しました。

津村さんは、ファッションを「かっこいい」「流行の」「服づくり」だけではないと言います。
その例として、世界の様々なファッションを、写真を見せながら紹介してくれました。
世界各国の民族衣装、スポーツウェア、全身に付けられたアクセサリーのほか、中にはバナナや巨大な魚を頭や肩に載せて運ぶ人たちの画像などもあり「これってファッション?」と思うようなものも。
しかし、津村さんから見たら、「こんなものも身につけられるってすごくない?」ということに。
「確かに!」と児童たちは頷きながら聞いています。津村さんの自由な発想に触れられた様子。
ファッション、といっても、難しい服をつくらなくて良いのです。

そこで、今回の課題は、「マイ・ねっと・ワーク
ネット(網)を素材に、色々な楽しいものを身に付けられるファッションアイテムづくりに挑戦します。
津村さんはネットを取り出しながら、これに色々なものを取り付けて、つなげて、面白いものをつくろうと投げかけました。
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色々なものをつなげるから、ネットワーク。ネットでつくるから、ネット・ワーク。
この素材は、ひっかけるだけで様々なものを取り付けられるだけでなく、ひもを通してひっぱる・くしゃっと丸める・ぐるぐる巻きつけるなど様々な方法で整形していくことができます。
FINAL HOMEのコートにも通じる、「様々なものをとりこめる」という特徴がありますね。

ネットを渡された児童たちは、まずはそれだけで色々とかたちをつくる実験をしてみます。
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2人でくるまってみたり、全部丸めて頭に載せたり。
これにどんなものをつけてみようかな?どういう風につけられるかな?

津村さんは、次回からの制作に向けて、何かネットに付けてみたいものを考えてくるようにと宿題を出しました。
児童たちの中には、もう何か思いついた顔の人も。

これからどんなファッションアイテムが生まれるか、楽しみです!


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by atlia | 2013-10-24 16:18 | 学校×アトリア



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