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カテゴリ:学校×アトリア( 26 )
第10回アーティスト・イン・スクールNo.2 ひかりと色の実験
川口市内の小中学校に第一線で活躍するアーティストやデザイナーを派遣し、特別な授業を行う長期プログラム[アーティスト・イン・スクール]。
第10回目の今年度は[ぼくらはひかりを変えられる]と題し、現代美術家の出田 郷さんと里小学校5年生の123名が活動中!
今回は第一回目の授業「ひかりと色の実験」の様子をレポートします。

いよいよ授業が始まる、というときに突然教室が真っ暗に。
児童たちはびっくり!驚きを隠せません。
しかし暗いなかにすっと一筋のひかりが現れると児童たちはなんだなんだと目で追っていきます。
するとそのひかりにぼんやりと男性の顔が照らされ、幽霊のような浮かび上がり方に笑い声もひろがります。
印象的な登場をしたのは今回の講師、現代美術家の出田 郷さんです。
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今回は「ひかりをテーマにみなさんと一緒に授業をしたい」と自己紹介をした出田さん。印象的な登場にも納得です。
「ひかりってどんなものだろう?」さっそく児童に問いかけます。改めてと聞かれると…うーん、ちょっと難しい。
「ひかるものってどんなものがある?」と聞かれると手が挙がり、「電気!」「信号」「海とか水?」など様々な答えがでてきます。
では、それらはどのようにひかっているのでしょう?
その実体は「ひかりを発するもの」と「ひかりを反射する(なにかのひかりを受けている) もの」。
緊張気味だった児童たちも出田さんのお話にどんどん引き込まれていきます。
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ひかりは感じられるけれど触れられないもの。
どんなものか聞かれても実感のわきづらい様子の児童たち。
出田さんは児童たちに実験をしようと持ちかけます。
「ひかりがどう進むのか見てみたい?」「見たい!」という大きな返事を聞いて出田さんが取り出したのはスモークマシン。
教室をスモークで満たし、懐中電灯を点けると…まっすぐな筋の様なひかりが!
ひかりが「進む」様子を見て教室中から歓声が上がりました。
手をのばすとひかりに触れた心地。
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「このひかりを曲げるにはどうしたらいいと思う?」
児童から「鏡で反射させる!」「水を使う!」というアイデアが出て、ひとつずつ試していきます。
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ひかりが姿を現わしてから、児童からアイデアがたくさん上がり始めます。
なんだか積極的になってきたかも?次第に気持ちも高まってきました!

出田さんは三角形のプリズムを手に取りひかりにかざします。
すると天井と床には虹が!
今まで「ひかり」だったものの中に突然「色」が出現。
どこから色がやってきたのでしょうか?
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「ひかりの中には色があるようだね。じゃあもとから色のついたひかりを混ぜるとどうなるだろう?」
出田さんは赤・緑・青のライトを用意。
青と赤ではピンク色に近く、緑と赤では黄色に近く…では3色合わせるとどうなるでしょうか?
全てのスイッチをonにするとひかりは白に近い色になりました。
しかし影を見てみると、どうでしょう?
いつもは暗い影が、赤・緑・青などカラフルな影になりました!しかもひとつだけではないようです。
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様々な色のひかりのなかで自分の服を見てみたり、色紙を観察したり、色の変化も楽しみました。

授業の最後には今日の授業で扱ったひかりの進み方や隠れた色をつかって制作した出田さんの作品を鑑賞。
児童もそれぞれの体験に重ね合わせている様子。
時折「おーっ!」「すごい!」という声も聞こえました。
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ひかりの進み方、曲がり方、そして隠れた色について実験を通して学んだ児童たち。
このひかりは制作の重要なポイントになっていきますが、この理科のようなこれらの実験が今後の作品づくりにどう関わっていくのかはっきり明言はしていません。
実は出田さん、それを児童たちに秘密にしているのです。
次回はどんな授業になるでしょうか?

このブログでは、今後も授業の様子を随時お伝えしてまいります!
関連する記事はこちら
第10回アーティスト・イン・スクールNo.1 授業が始まりました!
今後の展開をお楽しみに。
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by atlia | 2015-10-24 16:39 | 学校×アトリア
第10回アーティスト・イン・スクールNo.1 授業が始まりました!
すっかり秋になり、空も高く感じるようになってきました。
秋といえば、毎年開催している[アーティスト・イン・スクール]の季節です!

川口市内の小中学校の図工・美術の時間に、第一線で活躍するアーティストやデザイナーを派遣し特別な授業を行う「アーティスト・イン・スクール」。
2006年の開館以来、児童・生徒が講師と共に活動する中で創造力・想像力・コミュニケーション力を育むことを目的に実施、アトリアスタッフがコーディネーターを務めています。
第10回目の今回は[ぼくらはひかりを変えられる]と題し、10月からの1か月半の間に、
市立里小学校の5年生と現代美術家・出田 郷がひかりと色を反射させる作品を制作します。
身近にあるけれども存在が捉えがたいひかり。様々な実験を通してひかりや色の性質を知り、「見ること」について考えを深めます。
また作品はひかりや色を反射させるだけでなく、お客様に動かしてもらう仕組みを考えます。
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このブログでは、授業の経過や授業の様子をご紹介。
なかなか見られない学校での児童の姿もお伝えしていきます。
教室の空間ごと変化させてしまうアーティストと、初めての経験にどきどきの児童や先生方。
アーティストと学校が出会ってどんな発想や作品がうまれるのでしょうか?
なにが起こるか想像できない時間にコーディネートするアトリアスタッフもわくわくしています!
今後の更新をお楽しみに。

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by atlia | 2015-10-16 10:53 | 学校×アトリア
第9回アーティスト・イン・スクール No.6 最後の授業&発表展終了
川口市内の小・中学校の図工・美術の時間の中で、第一線で活動するアーティストやデザイナーが講師として授業を行う長期プログラム[アーティスト・イン・スクール]。
今年度は[補正作業 ―新しい「世界」のみつけ方]と題し、土屋貴哉さんと市立元郷中学校2年生が一緒に9月中旬から今まで、長きにわたり活動しました。

先週末12月7日(日)をもって、アトリアで行った成果発表展が終了。
その会場の中で行われた最後の授業も終了し、生徒が参加するプログラムもすべてが終了いたしました。
このブログでは、普段はなかなか見えない学校の中の様子をレポートしてまいりましたが、それも今回で最後の更新!

最後の授業では、発表展会場の見学とまとめのお話を行いました。
元郷中学校からバスに乗り込みアトリアへ!普段とは違う学外での授業にわくわく。
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アトリアでは、土屋さんが待っています。まずはあいさつ。
学校での最後の授業からおよそ1か月経ってからのこの授業、随分久しぶりな気分です。
見学の前に、土屋さんは「せっかく他のクラスの作品も一緒に飾ってあるので、お気に入りの『変』をみつけてみよう」と投げかけました。
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発表展の会場では、作品それぞれにキャプションなどがついていません。
観にきてくださるお客様にも配られた、おおよその展示位置がかかれたマップがあります。
それをもらって、さっそく「変」を探しにいく生徒たち。
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自分でつくったものはどこ?お、全然知らない「変」もあるぞ。
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今まで班活動していた中で、自分たちの作品をなんとかつくりあげ、
クラス内発表会ではじめて知った作品もあったのですが、他のクラスで出来た作品を見たことはありませんでした。
発表展会場では、中学校の建物そのものにくっついていて本物を持ってこられなかった作品もあったけれど、自分たちの班では思いつかなかったたくさんの「変」に出会えました。

自分の作品を確かめてみると、意外な変化をしているものもありました。
映像作品では、土屋さんが編集でテロップをつけてくれたり。写真作品は大きく引き伸ばされて並べられたり。
立体作品も学校の机でなく、展示台に乗っていたりするだけで、今まで見ていたものとはちょっと違う印象に。
学校の中から飛び出した「変」は、また新しい存在感を持って、生徒たちの前に現れたようです。
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ひととおり見学が終わったところで、土屋さんは全員に集まるように指示します。
会場で見つけた「変」について、どんなものが見つかったか、それが良かった理由などを質問しました。
やっぱり全員の前で話すとなると少し緊張するけれど、他の作品の良いところをお話した生徒たち。
最初は「変」もぴんとこなかったのに、とっても細かいところまで気が付くようになりました。表情も随分柔らかくなった気がします。
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そこで土屋さんは、こんな質問も。
「マップに載っていなかった『変』を見つけた人はいる?」
おっと、そんなものあったのか?しかし、ここでも手は早速あがりました。
「時計がさかさまになってる!」「写真にうつっていたヒヨコが会場の中にもいた!」
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これらは土屋さんが会場内に展開させたもの。生徒たちの作品に関連していたり、こっそり遊び心でつくったものたちです。
作品として「変」をつくる以外にも、「当然のように」そこにあるものをじっくりみてみる。疑ってみる。この授業で身につけたかったのは、そんな姿勢でした。

今回の授業の目的は、日頃「当然だよね」「ルールだから」と思いこんでしまっていることを見直し、自身の視点・視野や価値観を「補正」すること。
ルールから少し外れている状態を「変」と定義しそれらを発見する・制作することから、学校生活の中にも新しい世界を見出だすこと。
土屋さんは最後に、生徒たちにプリントを1枚配りました。
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ここには、今回の授業で土屋さんが最も伝えたかったメッセージが書いてありました。
今まで笑いながら・驚きながら作品を鑑賞し常に笑顔だった生徒たちも、一転して真剣な顔で話を聞きます。

わたしたちは、「ルール」に合わせていつも都合よく世界を見ている。
都合よく見てさえいれば、それでいいのだろうか?
ルールとは、経験・知識・常識で出来ている。
「変」とは、ルールに照らし合わせて考えると、ちょっとだけズレていること。
「変」とは、半分ルールを守って、半分ルールを外れていること。
そして、「変」を考えるとは、
わたしたちがこの世界とどのように関わっているのかを
見直す作業

それは、美術の授業の中だけの話ではありません。
色々なことを、見ながら・触れながら・学びながら、歩いていく上で、もしかしたら、役に立つ。
これから多くのことに出会う生徒たちに、土屋さんは「世界へのかかわり方」をどう捉えるか、自分を見直す作業の一端を、この授業で伝えたのでした。

およそ3カ月に及ぶプログラムも、この授業で終了。
最後、バスに乗り込む前に、土屋さんは今までの授業の記録として、撮っていた写真をたくさんプリントしてプレゼントしました。
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でも、それ以上に、生徒たちがこれから、この授業で学んだ「補正作業」を少しでも振り返ってくれたら良いな、という気持ちをこめて。
さみしい気持ちもするものの、今までにない挑戦をし、自身を「補正」する作業に触れた生徒たちが、これからどういう成長をするのか、とっても楽しみ。


成果発表展には、1,164名のお客様にご来場いただきました。
会場ではマップをお配りし作品を探しながらご覧いただくとともに、生徒たちが実際に取り組んだ『「変」分析シート」も配布。
その「『変』分析」には、のべ282名様にご参加いただきました。
いただいたご意見・ご感想、また分析結果は、この授業の記録として生徒たちに届きます。今後にきっといかされていくことでしょう。
多くのお客様のご来場、またご協力、ありがとうございました!

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第9回アーティスト・イン・スクール
〈補正作業-新しい「世界」のみつけ方〉
土屋貴哉(現代美術家)×川口市立元郷中学校2年生107名

授業期間:2014年9月18日(木)~12月4日(木)、全10回
成果発表展:2014年11月22日(土)~12月7日(日)、全15日間

主催:川口市教育委員会
企画:川口市立アートギャラリー・アトリア

撮影・協力:Naomi Negishi

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by atlia | 2014-12-12 10:23 | 学校×アトリア
第9回アーティスト・イン・スクール extra2 成果発表展、オープンしました!
川口市内の小・中学校の図工・美術の時間の中で、第一線で活動するアーティストやデザイナーが講師として授業を行う長期プログラム[アーティスト・イン・スクール]。
今年度は[補正作業 ―新しい「世界」のみつけ方]と題し、土屋貴哉さんと市立元郷中学校2年生が一緒に9月中旬から11月中旬まで活動しました。
今回の授業の目的は、日頃「当然だよね」「ルールだから」と思いこんでしまっていることを見直し、自身の視点・視野や価値観を「補正」すること。
ルールから少し外れている状態を「変」と定義しそれらを発見する・制作することから、学校生活の中にも新しい世界を見出だし、より暮らしを豊かにする発想力・問題解決力を育てます。

ブログでは随時授業の様子をお知らせしていましたが、いよいよ本日よりその成果を当館で展示します!
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第9回アーティスト・イン・スクール成果発表展
〈補正作業 - 新しい「世界」のみつけ方〉
土屋貴哉(現代美術家)×川口市立元郷中学校2年生107名
@川口市立アートギャラリー・アトリア

2014年11月22日(土)~12月7日(日)
 ※月曜休館(ただし11月24日(祝)は開館、翌日休館)
10:00~18:00(土曜のみ20:00まで開館)
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本日は20時まで開館しております。
ぜひアトリアに生徒たちの「変」を見つけにいらしてください。

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by atlia | 2014-11-22 12:10 | 学校×アトリア
第9回アーティスト・イン・スクール No.5 クラスで発表会
川口市内の小・中学校の図工・美術の時間の中で、第一線で活動するアーティストやデザイナーが講師として授業を行う長期プログラム[アーティスト・イン・スクール]。
今年度は[補正作業 ―新しい「世界」のみつけ方]と題し、土屋貴哉さんと市立元郷中学校2年生が一緒に活動中!授業は9月中旬から11月中旬まで。
今回の授業の目的は、日頃「当然だよね」「ルールだから」と思いこんでしまっていることを見直し、自身の視点・視野や価値観を「補正」すること。
ルールから少し外れている状態を「変」と定義しそれらを発見する・制作することから、学校生活の中にも新しい世界を見出だし、より暮らしを豊かにする発想力・問題解決力を育てます。

レポートも残りわずか、第5弾の更新。
いよいよ、学校で行う最後の授業です。

これまで班ごとにそれぞれの「変」を制作していた生徒たち。
班活動の中で、意見をぶつけあい、試行錯誤して、なんとか作品を完成させました。
自分の班の制作に没頭していたので、他の班がつくった「変」がどんなものなのか、まだよくわかっていません。
そこで、今日はクラス内での発表会。いったんまとめとしようというのです。

まずは前週もらったまとめのプリントについて、残りを書き込む作業。土屋さんが前週集めたものを返却します。
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タイトルは迷うけれども、なんとか話し合って決めていきました。これが発表の準備にもなり、さらに制作活動を振り返る良い機会になったよう。

そしていよいよ発表に。写真や映像の作品をつくった班は、画面で。実物を発表できる班は、机にそのものをひろげます。
土屋さんが順不同に発表する班を当てていくので、生徒たちはどきどき。発表となるとやはりちょっと緊張してしまいます。
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班の番号が呼ばれると、その代表者が立ってそのタイトル、設置場所、制作方法についてお話ししました。
さらに土屋さんから、「どんなところを見てほしい?」と質問も。ネタばれしない程度にね、と言われると、何を話して良いやらこれも悩みますが、振り返って答える生徒たち。

いよいよ作品をお披露目!
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生徒たちの中から驚き・笑い・感嘆など、様々な声がひっそりと聞こえだします。やがては納得したような顔をしてうなづく様子。
どうやら制作を終えて、「変」を捉える視点も少し変わったようです。
ぱっと見た印象をメモして、分析シートに書き込みます。
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この分析シートは最初の宿題発表を聞いていたときもつかったもの。自分の班の作品と比べながら、経験を踏まえながら、書き込みます。

お披露目が済むと、改めて土屋さんは制作のときの裏話やこだわりポイントを聞き出します。
「わざとやったように、線を手描きっぽくガタガタと残しました」という班もあれば、逆に「いかに日常っぽく自然に見せるかに苦労しました」「表情がわざとらしくならないように演技しました」という班も。
作品によって魅力的な見せ方はさまざま。探りながら制作を行ったことが、それぞれの「変」の特徴につながりました。
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「実験のとき、濡れちゃって大変だったんですよ!それ聞いたらまたちょっと違って見えると思うんですけど!」「俺のテストの点数に注目です」と熱い思いを吐露する生徒も。
どの作品に対する情熱か、ぜひ展示でお確かめください。

最初は「変」を見つけるのにも苦労した生徒たちが、それぞれの考え方・制作方法で自ら「変」をつくりだし、さらに他のクラスメイトたちがつくりだした「変」を共有し認め合う。
今まで気づけなかった小さな「変」が、生徒たちの視野を大きくひろげていったようです。

しかし、これで終わりではありません!展覧会期間中、生徒たちはアトリアで最後のまとめの授業を行います。
学校で見ているときとはまた違う「変」が見つけられる、かも。


この事業に関する過去の記事はこちら。
学校の中で展開している授業の様子を随時お伝えします。次の更新が最後のレポート!
No.0 授業がはじまりました
No.1 オリエンテーション&最初の宿題
No.2 制作の下準備
No.3 制作、実験中
No.4 本番の制作
extra 成果発表展のお知らせ
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by atlia | 2014-11-19 10:29 | 学校×アトリア
第9回アーティスト・イン・スクール extra 成果発表展のお知らせ
川口市内の小・中学校の図工・美術の時間の中で、第一線で活動するアーティストやデザイナーが講師として授業を行う長期プログラム[アーティスト・イン・スクール]。
今年度は[補正作業 ―新しい「世界」のみつけ方]と題し、土屋貴哉さんと市立元郷中学校2年生が一緒に活動中!授業は9月中旬から11月中旬まで。

このブログでは授業の様子を随時お伝えしていますが、ここでみなさまにも直接ご覧いただける展示のお知らせです。
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第9回アーティスト・イン・スクール成果発表展
〈補正作業 - 新しい「世界」のみつけ方〉

土屋貴哉(現代美術家)×川口市立元郷中学校2年生107名

@川口市立アートギャラリー・アトリア

2014年11月22日(土)~12月7日(日)
 ※月曜休館(ただし11月24日(祝)は開館、翌日休館)
10:00~18:00(土曜のみ20:00まで開館)

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アトリアのアーティスト・イン・スクールの特徴は、第一に長期の授業を行うこと。ですが、その成果を当館で発表し多くの方々に見ていただけることもその一つ。
現代美術家や地域のアーティストに関する企画展を行う空間で、この特別な授業で出来た作品を展示することは、参加した児童・生徒にとってまたとない機会となるでしょう。
講師のアーティストは一緒に活動した生徒たちの作品を展示するという空間づくりを行います。これもまた一つの協働作と言えるかもしれません。

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今回のにぎやかな授業にぴったりの、かわいいチラシとポスターも完成しました!
こちらは地元の学校との連携プログラムということもあり、川口市内の施設を中心に配布しております。
ぜひ見つけられた際には、お手にとってご覧くださいませ。もしかして、どこかに「変」が見つかる、かも?

学校の新しい取り組み、アーティストや美術施設の挑戦、また何より児童・生徒の試行錯誤の様子を多くの方にご覧いただければ幸いです。
多くのみなさまのご来場、お待ちしております。


この事業に関する過去の記事はこちら。
学校の中で展開している授業の様子を随時お伝えしています。更新回数も残りわずか!
No.0 授業がはじまりました
No.1 オリエンテーション&最初の宿題
No.2 制作の下準備
No.3 制作、実験中
No.4 本番の制作


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by atlia | 2014-11-18 10:31 | 学校×アトリア
第9回アーティスト・イン・スクール No.4 本番の制作
川口市内の小・中学校の図工・美術の時間の中で、第一線で活動するアーティストやデザイナーが講師として授業を行う長期プログラム[アーティスト・イン・スクール]。
今年度は[補正作業 ―新しい「世界」のみつけ方]と題し、土屋貴哉さんと市立元郷中学校2年生が一緒に活動中!授業は9月中旬から11月中旬まで。
今回の授業の目的は、日頃「当然だよね」「ルールだから」と思いこんでしまっていることを見直し、自身の視点・視野や価値観を「補正」すること。
ルールから少し外れている状態を「変」と定義しそれらを発見する・制作することから、学校生活の中にも新しい世界を見出だし、より暮らしを豊かにする発想力・問題解決力を育てます。

いよいよ制作活動本格化、レポートも第4弾。
班ごとに前回の制作実験でわかった問題点などをふまえ、制作も本番へ。完成まで、2回分の授業の様子をお伝えします。

制作実験を終え、作品を完成させる上でどんなことをしたら良いか、見えてきている生徒たち。
班ごとにそれぞれ進行状況は違いますが、随分視点が絞れてきています。
そこで土屋さん、今回の授業では最初に今日のスケジュール表を配りました。進行状況を報告したり問題点を相談する時間、いわゆる面談の時間が書かれた表です。
実はこれ、班ごとに割り振られているので、班ごとに配られた表も全然違うものなのです。
普段はみんなで同じ動きをしていることに慣れている生徒たちは、そこでびっくり。

ひとまずそのスケジュールに従い、制作を進めていく生徒たち。
前回より引き続き校舎の中でこっそり活動中の班は、成果が徐々に現れてきました。
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こちらは渡り廊下で作業中。天井付近に、元からひっそりとついていた謎のクリップを発見した班でした。
そこに同じようなクリップも増やしている様子。随分数が多くなって、主張してきた感じです。
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こちらも同じく廊下にあった視力検査票に目をつけた班。
同じようなものをプリントしてきて、机に広げて何やら作業。傍らにペンを並べて何か書き込むようですが…?

映像や写真で発表をすると決めた班は、今日からデジタルカメラやビデオカメラも本格出動。
特に動画を撮ると決めた班は出演者も必要、アトリアスタッフも機材操作を手伝います。
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こちらは教室でリハーサル中。他の班にも手伝ってもらい、随分多くのエキストラを動員しています。
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いったん撮れたら映像をチェック。スタッフのカメラワークにも、厳しいチェックが入ります。
動画になって作品として見えてくると、実験では良いかもと思っていた細かな部分が気になる!見せ方にこだわる、ということが実感としてつかめてきた様子です。
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こちらも映像班、細かいセットの部分を調整しています。壁の下の方にこだわりの部分があるようです。
よくみると一人は制服に衣装もチェンジ。映像の中での役割分担も詰めてきました。

制作途中ですが、指定された面談の時間がくると、美術室へ。
映像や写真を撮った班はカメラを携えて、実物で発表する班はそのものを持って、土屋さんの元へ集まります。土屋さんもそこで制作物をチェック。今のところで見えた成果や改善ポイントをまとめます。
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真剣に話し合う土屋さんと生徒たち。距離も随分縮まりました。
土屋さんが学校に通いはじめて1カ月以上、こうした親密なやりとりも長期プログラムならでは。

完成までもう少し、改善点が見えてきた班はさらにやるべきことをワークシートにまとめます。
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映像をつくる班は、それに加えて簡単な絵コンテも書き込みました。
なんだか班員同士の距離も、ずっと縮まってきたような?


次の時間では、ワークシートにまとめたやるべきことを元に作品を完成させます。
もう特別な指示がなくても生徒たちはそれぞれの制作場所へ、我先にと移動していきます。
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こちらは昼休み中から準備に時間をかけていた班。
黒板を作品化するために、ずっと白いチョークで綺麗に塗りつぶしていました。想像よりずっと根気がいる作業!仕上がりは写真作品になって登場する予定です。
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教室では…あら?石膏像が制服を着てお出迎え。
写真作品に登場する予定のセーラー服のヴィーナス、不自然なようで妙にしっくりきているような気がするので不思議。こちらも完成が楽しみです!

この2回の授業で、すべての班の作品が、なんとか揃ってきました!
時間少ない中でも、それぞれの意見を出し合い、手を動かして共有しながら、密度の濃い時間を過ごした生徒たち。
次回は校内発表として、クラス内で班ごとにつくってきた作品を発表します。
それぞれ全く違うアイデアを実現させているので、他の班がどんなものを完成させたか、知らないところも多くあるのです。
その授業が、校内で行われる最後の授業!このアーティスト・イン・スクールもクライマックスに近づいてまいりました!

この事業に関する過去の記事はこちら
学校の中で展開している授業の様子を随時お伝えしてまいります!更新をぜひお楽しみに。
No.0 授業がはじまりました
No.1 オリエンテーション&最初の宿題
No.2 制作の下準備
No.3 制作、実験中
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by atlia | 2014-11-13 10:25 | 学校×アトリア
第9回アーティスト・イン・スクール No.3 制作、実験中
川口市内の小・中学校の図工・美術の時間の中で、第一線で活動するアーティストやデザイナーが講師として授業を行う長期プログラム[アーティスト・イン・スクール]。
今年度は[補正作業 ―新しい「世界」のみつけ方]と題し、土屋貴哉さんと市立元郷中学校2年生が一緒に活動中!授業は9月中旬から11月中旬まで。
今回の授業の目的は、日頃「当然だよね」「ルールだから」と思いこんでしまっていることを見直し、自身の視点・視野や価値観を「補正」すること。
ルールから少し外れている状態を「変」と定義しそれらを発見する・制作することから、学校生活の中にも新しい世界を見出だし、より暮らしを豊かにする発想力・問題解決力を育てます。

授業も佳境に入りつつあるこのタイミング、ブログもレポート第3弾となりました!
今回は実際に手を動かしながら、制作実験を行っている様子をお伝えします。

前回の授業では、ワークシートをつかって班ごとにがつくる「変」のアイデアを出し合った生徒たち。
土屋さんは、そのシートに様々なアドバイスを書き込んで返却します。
班ごとにアイデアがまったく違うので、アドバイスも多種多様。
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生徒たちも土屋さんを囲んで真剣に話を聞きます。この数回の授業で緊張もほどけ、相談も積極的にできるようになりました。

土屋さんは、そのアイデアシートを元に早速手を動かしてみるように指示します。
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今回は本番の制作ではなく、その実験。色々な方法を試して、本当に実現できるかどうかを確かめるのはもちろん、安全性に問題がないかなども確かめます。
よりそのアイデアが魅力的に見える「見せ方」にもこだわりたいところ。
学校のどこかに作品をおいて、写真や映像におさめるのか。それともどこに持って行っても大丈夫な実物を見せるのか。もちろんパフォーマンスになる可能性だってあり得ます。

班によってアイデアが全く異なるのはもちろん、校内のそこかしこに点在する「変」づくり。色々な場所で同時に実験が進みます。
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こちらはどうやら校庭の端の方にあるお手洗いへむかうようです。こそこそと作戦会議をしながら移動中。
一体何をトイレに設置するのでしょうか。怪しい行動です。
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一方こちらは自分たちの教室へ戻りました。美術室から石膏像を運んで、何やらにらめっこ。
石膏像が教室にいるだけでも十分おかしな光景ですが…?

もちろん美術室でも制作中の班がちらほら。どちらかというと小さなものをつくるアイデアを出したところが活動している模様です。
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こちらはティッシュの箱から中身を取り出して…アルミホイルは何につかうのかな?
小さくたたんで積み重ねるような作業が続いている様子です。
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こちらでは持ってきた紙コップの底に穴をあけて、水を通す実験中。
水がまだちょろちょろとしか出ないのが理想と違うよう。まだ調整が必要とのこと。
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こちらは美術室の椅子に目をつけたようですね。
逆さまにして、積み上げたり、重ね合わせたり、まさに実験をしているようです。土屋さんもお手伝い。

実験を通して、次第に明らかになってきた生徒たちのアイデア。
しかし実際に手を動かしてみると、大したことはないと思っていた仕掛けが難しいということがわかって、なかなかうまくいきません。
目に見えると理想と違うことも多々あります。班員同士が意見をぶつけながら試行錯誤する1時間は、とっても時間が早く過ぎていきました。
あっという間の実験でしたが、次の授業からは制作に入らねばなりません!

授業期間も中盤を折り返し、残りわずか。
次回のレポートでは、実験で試行錯誤した生徒たちが挑む制作本番の様子をお伝えします。


この事業に関する過去の記事はこちら
学校の中で展開している授業の様子を随時お伝えしてまいります!更新をぜひお楽しみに。
No.0 授業がはじまりました
No.1 オリエンテーション&最初の宿題
No.2 制作の下準備

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by atlia | 2014-11-02 14:36 | 学校×アトリア
第9回アーティスト・イン・スクール No.2 制作の下準備
川口市内の小・中学校の図工・美術の時間の中で、第一線で活動するアーティストやデザイナーが講師として授業を行う長期プログラム[アーティスト・イン・スクール]。
今年度は[補正作業 ―新しい「世界」のみつけ方]と題し、土屋貴哉さんと市立元郷中学校2年生が一緒に活動中!授業は9月中旬から11月中旬まで。
今回の授業の目的は、日頃「当然だよね」「ルールだから」と思いこんでしまっていることを見直し、自身の視点・視野や価値観を「補正」すること。
ルールから少し外れている状態を「変」と定義しそれらを発見する・制作することから、学校生活の中にも新しい世界を見出だし、より暮らしを豊かにする発想力・問題解決力を育てます。

今回のブログはレポート第2弾!2回分の授業をつかって行われた制作への下準備の様子をお伝えします。

前回までは「『変』を見つける」ことに一生懸命取り組んでいた生徒たち。
これからはもう一歩踏み込んで「『変』をつくる」に挑戦します!
さて、しかし、つくると言っても一体どうしたらよいものか。まずはきっかけを探さねばなりません。
そこで土屋さんは、学校の中を探検してみようと提案をしました。生徒たちに最も身近な場所を新しい視点でとらえようというのです。
他のクラスは授業中、静かに歩きながら学校の先生に制作可能なエリアを案内してもらいました。
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渡り廊下の天井なんて気にしたこともなかったなぁ、意外にぼそぼそした材料でできているような感じだ。プールの脇も見たことなかったかも、人の名前がいっぱい書いてある立派な銅板があるね。
前回の宿題でもそうだったけれど、身近な場所ほどよく見ていないもの。制作場所を探すのももちろんですが、今まで見落としていたものにどんどん気がつくようになりました。
元郷中学校は市内でも歴史の古い学校。敷地も広く、どんどん建て増ししているようなつくりをしていて、面白いところがたくさんあるのです。
こういう「ちょっと妙なもの」に少し何か手を加えることで、もうばっちり「変」をつくることになりそう!

15分ほどかけて校内を探検した土屋さんと生徒たち。それでも足りないくらいの時間でしたが、美術室へと戻ります。
見つけた面白い場所を誰かに知ってもらうため、または何でもないように感じるものを「変」なものにするために、具体的な方法を土屋さんはスライドで例示します。
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それらは今回の授業では、「『変』のつくり方-11の基本」と定義されました。
「組み合わせる」「置きかえる」「変形する」「変質する(質感を変える)」「大量化」「真似る」「消す」「公表する(秘密のばくろ)」「直す」「名付ける」「間違える」、11の方法。すべて単純な動きです。
「組み合わせる」は2つ以上のものを積んだりくっつけたりするだけ。「大量化」は同じものをやたらと数を増やすだけ。「名付ける」に至っては、名もなきものにただ名前をつけるだけで良いのです。
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さらに土屋さんは、実際に現代美術家の方々が発表している作品のいくつかを挙げ、その制作を分類します。
落ちていた陶磁器らしき破片から勝手に全体像を想像し粘土を足した、「直す」立体作品。ラジオ体操の音楽なのに動きが違う、「間違える」パフォーマンス。
もう「変」の意味を理解している生徒たち、作品例をみるたびに教室からは笑いや驚きの声がずっと大きく聞こえるようになりました。

翌週は「11の基本」を踏まえながら、実際に学校の中でどんな「変」をつくろうか作戦を考えます。
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おさらいと確認のため、生徒たちには「11の基本」と「3条例」が記されたプリントが渡されました。
「3条例」はこの授業では約束としたい、基本姿勢。
「日本国憲法および川口市立元郷中学校校則に抵触しない」「他人を傷つけない」「原則、原状復帰」。以上3つです。
制作はグループワーク、普段から美術の授業で一緒に活動している班で行うことに。班ごとにアイデアシートが配られ、それを元に話し合いを行いました。
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まずは、班員が既に発見している・思いついている「変」のアイデアを、とにかくどんなものでも出し合います。
さらにそれを膨らましたり、少し発想が停滞してきてしまった班は学校の中をさらに探検に。思いついたアイデアを確かめるようなパフォーマンス的動きもちらほら…。
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美術室に帰ってからは、頭を悩ませうなりながらも、アイデアシートに書き込みはじめる生徒たち。
今まで出たアイデアの中で最も気になる・面白そうなものを選びとり、実際の制作のイメージをアイデアスケッチとして描いていきます。
どこで何をみつけて、それをどんな風に動かすのか。それ以外に必要な材料は何か。
班ごとに1時間悩んだ結果、それぞれのアイデアシートが書きあがりました!

授業終了後、既にそのシートを見るだけでニヤニヤしてしまう土屋さん。たった1時間しかなかったのに、ここまでまとめた生徒たちの発想に驚いている様子。
良いところ、またはもう少し考えた方が良いところなどをチェックし、アドバイスとして書き込みました。
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次の授業はこのシートを返すところから。班ごとに実際の制作に入り、さらににぎやかな授業になりそう!


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No.0 授業がはじまりました
No.1 オリエンテーション&最初の宿題


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by atlia | 2014-10-17 17:21 | 学校×アトリア
第9回アーティスト・イン・スクール No.1 オリエンテーション&最初の宿題
川口市内の小・中学校の図工・美術の時間の中で、第一線で活動するアーティストやデザイナーが講師として授業を行う長期プログラム[アーティスト・イン・スクール]。
今年度は[補正作業 ―新しい「世界」のみつけ方]と題し、土屋貴哉さんと市立元郷中学校2年生が一緒に活動中!授業は9月中旬から11月中旬まで!

今回は1回目のレポートとして、初日のオリエンテーション&翌週の宿題発表の様子をお伝えします。

まずはオリエンテーション。
土屋さんはスライド資料を用意し、自己紹介をしつつ、今回の授業の内容と目的を説明しました。
やはり生徒たちも最初は緊張気味。土屋さんの作品のスライドをみて、こっそり小声で「すごっ」「何これ」とささやきます。

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授業に関する内容になると、やがてクイズ形式に。
土屋さんはいくつかのスライドを見せ、「これはなんでしょう?」と聞いてみます。生徒たちの手も挙がり始めました。
ある生徒が「りんご!」、またある生徒が「切ったりんご?」と答えると、「どこからそう思った?」「なんで?」と質問返し。
あれ、当然りんごだと思ったのに。「かたちがそうだし…?」「実は梨とか?」など憶測が飛び交います。
でもやっぱり、色やかたちはりんご。写真ではあるにせよ、どう見たってりんごです。
そして土屋さんも「正解は…どっちも正解です!」あれ、やっぱりりんごなんじゃないか。

「人は『当然そうだ』と思って、物事を見ている」と土屋さん。だからそれを少し揺るがされると戸惑ってしまう。
世の中には「ルール」があります。それは法律や規則だったり、自然法則だったり、あるいは常識や思い込みだったり。
しかし、人それぞれの違いもありますよね。自分が知っているルールが「当然」だと思っていることで、人や国同士の対立だって起こるのです。
りんごの写真を「当然『りんご』だ」と思わない人だっているかも。あるいは、ここで答えをわざと間違えた方が面白いことが起こるかもと空気を読む人もいる。
ふむ、なるほど、そう言われれば。ちょっと難しいけれど、なんとなく納得顔の生徒たち。

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そして、土屋さんはその「ルール」について考えてみることがこの授業の目的だと説明します。
では、ルールがどんなものかなんとなくわかったこところで、それを考え直すにはどうしたら良いか?
それは、「ルールから少し外れている」を明るみに出す、ということ。この授業では、そういう物事を「変」と定義しました。
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そこで土屋さんは「変」とは具体的にどういうものか、もう少し説明を加えます。
土屋さんの作品も、ある意味では「変」を意図的に作り出したものです。普段は上下・左右を動かすために2本だけ画面に存在するパソコンのスクロールバーが無限にあり、しかも勝手に動くもの。消しゴムを鉛筆で綺麗に塗りつぶし、その機能を逆転・消滅させたもの。
そうか、最初に感じた「違和感」は「変」だったからか。生徒たちの頭の中も整理されてきました。
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街の中にも「変」は少しずつ存在します。土屋さんが紹介したのは、出入口のないバルコニー、半分になった便器、などなど。
意図的か?トラブルか?ちょっといつもの「ルール」からはみ出すだけで、こんなにも人々の想像力を掻き立てるとは思いもよりませんでした。
しかも、これらはいつもなら見落としがち。それこそ「当然」のように街中に存在しているのです。

そこで、初日の宿題は「自分の身近なところに『変』を見つけてくること」。生徒たちにはレポート用紙が配られました。
いつもの生活エリアを見直して「変」を見つけてみることで、まずは細かな物事に目を配る姿勢を身につけようというのです。


翌週は、その宿題を発表する時間。
生徒たちはレポート用紙にそれぞれ見つけてきた「変」をまとめ、イラストや写真をつけたものを一人ひとり前に出て報告しました。
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報告に挙がったのは、むやみに高い場所に設置されたドア、本物のトケイソウよりそれらしくまさに時計に草がついたデザインの壁掛け時計、キャラクターのような顔のかたちに刈り込まれた植木など。
見つけた場所はどこか、何をきっかけに見つけたのか。土屋さんも積極的に質問します。
家の中、近所の公園、ちょっと離れた駅前、昔の旅行の記憶。それぞれの経験の中に「変」が見つけられました。
聞いている人たちも、ただ聞いているだけではありません。その「変」がどんな印象のものか、分析シートに書き込んでいきます。
日常の中には思ったより「変」が存在していること、実感としてよくわかった様子。そして、それらは色々な個性を持っていることも見えてきました。

「変」を見つける体験をしたことで、お話を聞くよりもっと深く「変」を理解しつつある生徒たち。
次回からは、見つけるだけでなく、実際に自分たちで「『変』をつくる」ことに挑戦します!


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No.0 授業がはじまりました

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by atlia | 2014-10-11 18:48 | 学校×アトリア



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