ATLIA STAFF BLOG
カテゴリ:ワークショップ( 64 )
ワークショップ[竹でビー玉ころがしをつくろう]を開催しました
1月20日(土)、展覧会〈アートな年賀状展2018〉関連イベントとして、日本の縁起物である「竹」に親しむワークショップを開催しました。小学1~6年生が竹を土台にしたビー玉ころがしをつくり、全員分を流しそうめんのようにつなげて遊ぶというもの。講師は前回[光る門松をつくろう]を実施いただいた塩川岳さんです。
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参加者の机には半分に割られた竹とその内側に敷く板、ビー玉が1つずつ。向かい側の大きなテーブルには様々な形の木のかけらや色とりどりのピン、針金などのパーツが並んでいます。板にパーツを配置してビー玉が面白くころがる仕掛けをつくるのですが
「仕掛けを完成させることが目的ではありません。ビー玉がうまくころがること以上に自分なりにじっくり考えたことを形にする過程が大事。」
と、塩川さんが呼びかけました。心得た、という表情で参加者はそれぞれ机に向かいます。



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by atlia | 2018-01-22 15:47 | ワークショップ
ワークショップ[光る門松をつくろう]を開催しました
12月23日(土)、街はクリスマスムード一色ですが、お正月を先取りして家族で楽しく迎えるためのワークショップを開催しました。講師は塩川岳さん。全国各地で参加者同士のコミュニケーションに主眼を置いたワークショップを精力的に行っています。アトリアでは2015年に実施した[キラキラ光る蛇をつくろう!~安行原の蛇造りから~]が記憶に新しいところですが、今回は未就学児とその保護者が対象。親子ペアで協力してオリジナルの「光る門松」を一対(2つ)ずつ制作しました。

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そもそも「門松」ってどんなもの?ピンとこない表情の子どもたちは実物をあまり見たことがないようです。お正月に建物の門前に飾られる門松は、一年の福を願って神様を招き入れるもの。本来は常緑樹の竹と松でつくることを説明しながらも「今日つくるのは色々な工作用の材料とLEDライトでカラフルに光る門松。あまり常識にとらわれず、ぜひそれぞれのアイディアを発揮してください」と塩川さんは呼びかけました。

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門松の中で一番目立つ竹筒の部分はLEDライトの色が映えるよう、緑色ではなく白い画用紙でつくります。一対の門松に必要な6本分の画用紙を、まずはガイドに沿ってハサミで切り抜きました。子どもたちもなかなかの手さばきで協同作業は快調な滑り出し。それを筒型に丸めて接着する作業も2人がかりで、1人が形をキープしている間にもう1人がセロテープでとめるなど役割分担しながらてきぱきと進めていきました。

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きれいな竹筒の形が6本揃ったら、3本ずつまとめて薄い段ボールを巻き付けます。藁などで竹と松をくるむ「袴(はかま)」の部分を見立てたものですが、更にもう1枚段差をつけて巻き付けることで最後にLEDライトをセットするための土台にもなります。竹筒を押し潰してしまわないように力を加減しながら組み立て、一対の門松の形が整いました。

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そして次からが親子ペアそれぞれのアイディアの見せどころ。色とりどりの千代紙やセロファン、しなる竹ひごやふさふさしたモールなど、門松を飾り付けるための材料が塩川さんの前に並んでいます。紙粘土で繭玉(小さく丸めた餅を柳などの枝にさして飾り、作物の豊作を祈るもの)をつくる方法も教えてもらい、それぞれお気に入りの材料をテーブルに持ち帰りました。

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紅白の紙粘土は本物のお餅のよう。感触を楽しみながら丸めるうちに鏡餅や雪だるま、雪うさぎもつくってみよう!とアイディアがふくらんでいきます。テーブルのお向かいさんともお互いに刺激を受けながらキラキラ光るホログラムフィルムで折り紙をしたり、タイルのように細かく切って張り付けたり、うずまきやハートの形に折り曲げたモールを生け花のように差し込んだり。大人も子どもも夢中になって、ときに相談しながら自分たちならではの飾りを施していきました。

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そして完成した10対の門松が展示台に勢ぞろいしました。全員同じ形から出発したはずが、お城のように力強いもの、生き物ののように有機的なものなどどれも個性的でアーティスティック!お互いの作品を興味深そうに見比べ、あるいは自分の担当した部分を得意気に指さし伝える参加者たちの姿から作品への思い入れが伝わります。

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気が付けば窓の外が暗くなってきて、いよいよLEDライトの出番。1つずつ門松の下にセットしてスイッチを入れました。会場が暗転した瞬間「きれー!」と大歓声!きりっと立つ竹筒と多様な飾りのシルエット、カラフルにまたたく光を親子で寄り添いうっとりと見つめました。来年も家族みんなハッピーでありますように!

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参加者たち力作のユニークな門松たちは〈アートな年賀状展2018〉会場に展示されます。1月7日(日)~21日(日)の開館中、毎日16時からライトアップ!公園に面した大きな窓に沿って、新年を祝う光のプロムナードが来場者や道行く人の目を楽しませてくれることでしょう。

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by atlia | 2017-12-28 15:41 | ワークショップ
「『ほんわか村の星まつり』光を生かしてつくろう・あそぼう」を開催しました
12月17日(日)、クリスマス間近で街中が賑わう頃。この季節にぴったりの、華やかなワークショップを開催しました。講師は美術家・舞踊家の新生呉羽さん。毎年当館でオリジナルの物語に基づいた即興演劇のようなワークショップを企画いただいています。

今回のタイトルは「ほんわか村の星まつり」。
ほんわか村って何?星まつりってどんなことをするんだろう?
やってきた参加者は、これからどんなことが始まるのかワクワクしながら新生さんの元へ。
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全員が大きな布にくるまると、新生さんはこんなお話を始めました。

「今の時期は空気が澄んでいるから、星がたくさん見えるよね。あのね、『ほんわか村』っていう心の優しい人たちが住んでいる村があってね、そこでは星が綺麗に見える夜に『星まつり』をするの。『雲母(うんも)』っていう透き通った石で飾りをつくって、それを持ってお祭り会場まで歩いて行くんだよ。その日だけは、子どもも特別に夜遅くまで起きても良いことになっているの。だからみんなで大はしゃぎ!」


おとぎ話のようなストーリーに、少し不思議そうな表情の参加者たち。新生さんは参加者たちに、この「星まつり」をみんなでやってみよう!と提案しました。

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新生さんいわく、「星まつり」には、光に透ける「うんも飾り」が欠かせないのだとか。まずはその準備をすることにしました。カラーセロファンを細かく切って土台となるパーツに貼り、新生さんに教えてもらいながら組み立てていきます。ちょっと難しい作業もありましたが、他の参加者がパーツを押さえて手伝ってくれるといった、ほんわか優しい場面も。どんな形にセロファンを切るか悩んだり、色の組み合わせ方を吟味する参加者も見られました。

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できた「うんも飾り」に懐中電灯の光を当てて、壁や床を照らしてみます。すると、色とりどりの幻想的な光があちこちに浮かび上がりました!大勢で飾りを手に会場を歩き回る様子は、ちょっとしたパレードみたい。

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ここで一旦、場面転換。窓に貼られていた黒い画用紙に、指で穴を空けていきます。少しずつ穴を広げるはずだったのですが、勢い余って一気にビリビリ。でも参加者はとっても嬉しそうな表情。こんなハプニングも「星まつり」を盛り上げるエッセンスのように感じられました。

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画用紙をビリビリしている間に、星の精に扮したスタッフたちがスクリーンを組み立てました。いよいよ「星まつり」の山場です。全体のバランスに注意しながら、全員の「うんも飾り」をスクリーンに吊るしていきます。そして、拍手とともにライトアップ!セロファンでつくった絵や模様が、息をのむほど鮮やかに写し出されました。見とれてしまったのか、一言も発せず、身動きすらしない参加者たち。その瞳も、キラキラと光り輝いて見えました。

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ライトアップした「うんも飾り」をじっくり眺めた後は、グループごとに影絵のパフォーマンスを披露しました。最初は恥ずかしがってなかなか前に出られなかった子も、他の参加者が元気よく踊ったり、保護者の方の飛び入り出演があったりするうちに、勇気を出して前に出てきてくれました。クライマックスは、全員でセロファンの雪を降らせて大はしゃぎ。まさにお祭り騒ぎとなりました。

参加者たちのアイディアが集まってできた、今回の「星まつり」。次から次へと何が起こるか分からないワクワク感と、だんだん一つの大きな舞台ができあがるようなドキドキ感、その両方を堪能できるワークショップとなりました。


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by atlia | 2017-12-27 10:21 | ワークショップ
ワークショップ「世界へ発信!絵のプレゼント」を開催しました

企画展〈発信!コミュニケーション・ペインターズ〉の関連イベントとして、ワークショップ「世界へ発信!絵のプレゼント」を開催しました。午前は年中・年長、午後は小学生、全部で2回の開催で1枚の大きな絵を完成させる協働制作です!

講師はペインター:ミヤザキケンスケ(ミヤケン)さん。第12回アーティスト・イン・スクールの講師でもあり、作品を展示中のアーティスト(これらの活動は本ブログ過去記事からどうぞ!)
今回のワークショップで出来た作品は、もちろん展覧会の会場に仲間入りしますが、その後にはミヤケンさんが代表を務める「Over the Wall世界壁画プロジェクト」の一環として来年夏に開催のエクアドル壁画プロジェクトの原画として使用されます。
つまり、ここで描いた絵はエクアドルの人たちへのプレゼントにもなるのですね。エクアドルは2016年にあった地震で大きな被害を受けました。被災地で暮らす子供たちを元気づけるため、現地の小学校に日本の花火の絵を描くプロジェクトのお手伝いなのです!

大きな花火の絵を描くため、まずは練習として小さな画用紙で花火の描き方を練習します。
その方法はとっても簡単。ミヤケンさん、お手本を示しながら説明をしてくれました。
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最初に小さな点をいくつか打って、色を変えてその周りにぐるっと円を描きます。その周りに、また違う色で円を描く、の繰り返し。
それだけで花火になるのか?と疑いつつも、ひとまず練習。
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画用紙いっぱいにぐるぐるが描けたら、今度はそこにてんてんを描いていきます、とミヤケンさん。
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絵具が乾いたうえから重ねると、おっと、急に花火らしく見えてきた!
色々な色で描いた花火が画面いっぱいにひろがったり、つながっていく花火もあったりして、小さな紙の中でもとっても賑やか!
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しかし「ぐるぐる」の上に「てんてん」、というこの花火の描き方、ひとつだけ気を付けるべきポイントが。
それは「ぐるぐる」がしっかり乾いた後でないと「てんてん」の色が混ざってしまって、見えなくなったり汚くなってしまうこと。
そこで今回のワークショップでは協働制作という利点を生かし、大きなメインの作品の制作では、午前の参加者は「ぐるぐる」を・午後には「てんてん」を描いて、参加者全員でひとつのものを完成させることにしたのです!

まずは午前のチーム、紙コップいっぱいの絵具をもらって、壁に貼られたおよそ6mのキャンバスの前に大きな刷毛を持ってスタンバイ!
ミヤケンさんが最初の「てん」を打っていったところのまわりに「ぐるぐる」を描いていきます。
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ひとり一色ずつ担当を決めて、自分の色がどの色のまわりにきたらはっきり目立つか、考えながら「ぐるぐる」をひろげます。
紙の上で練習した後だからか、手をまるく動かすのもスムーズ!
「重なっちゃいそうだったらよけてー!」「そのオレンジのとなりに緑、いいよ!目立ってる!」とミヤケンさんから声がかかります。
協働制作ならではの色どうしの重なり、自分が描ける場所が少なくなってきたら、他の人と色を交換するのもOK!白いキャンバスが「ぐるぐる」で埋まってきました!
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午前のチーム、25分ほどで「ぐるぐる」で画面をいっぱいにしました!10人の参加者の勢いを感じます。
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午後のチームの制作に備えて「ぐるぐる」の絵具を乾かしているあいだ、ミヤケンさんは周りに紺色の絵具を塗りました。
それだけで夜空っぽくなって、花火がより目立って見えるようになってきたぞ!
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午後のチームは15人、二手に分かれて大きな絵に挑みます。
絵具がしっかり乾いた「ぐるぐる」、しかし同じような色のうえに「てんてん」を描いても目立ちません。
年中・年長さんの用意してくれた「ぐるぐる」を生かしつつ、自分の色を目立たせるには色の関係をより深く考える必要があります。
小学生のお兄さん・お姉さん、腕の見せどころ。
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赤のうえに緑、紫のうえにオレンジや黄緑。自然と補色の関係を見出して、自分の描く場所を見つけていきました。
周囲をよく見て自分の筆を入れる場所を決める人も増え、「てんてん」はバランスよくひろがっていきます。
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ミヤケンさんも積極的に「てんてん」に参加して、お話しながら制作を進めます。
「いいねー、その黄色!こっちも欲しいな」「そのピンク超目立ってる!」「ここに緑とかいいんじゃない」
それぞれが持つ色が存分に役割を発揮して、とっても賑やかで勢いある作品ができました!
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きれいな色の花火がたくさん打ちあがって、真っ白だったキャンバスがいっぱいに・色鮮やかになりました!
「ぐるぐる」と「てんてん」だけで出来たとは思えない仕上がりですが、
簡単なルールだったからこそ誰もが迷わず思い切って参加できたのかもしれません。

この作品は展覧会〈発信!コミュニケーション・ペインターズ〉でご覧いただくことができます。
会期終了後には、ミヤケンさんがエクアドルへと届けくれる、それもとっても楽しみです。
大きくひろがった花火の絵のプレゼント、誰かの心を明るくしてくれますように!



photo: Yuya Hasegawa


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発信!コミュニケーション・ペインターズ
2017年10月28日(土)~12月10日(日) 
10:00~18:00(土曜日のみ20:00まで開館)
観覧無料
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by atlia | 2017-11-15 16:55 | ワークショップ
残席わずか!11/11ワークショップ追加募集のお知らせ
10月28日(土)よりオープンしております〈発信!コミュニケーション・ペインターズ〉に関連して、
ペインター:ミヤザキケンスケさんと一緒に大きな花火の絵を描くワークショップ「世界へ発信!絵のプレゼント」を行います。
現在、残席わずかですが、参加いただけるみなさまを追加募集中!お早めにお問い合わせください!


「世界へ発信!絵のプレゼント」
2017年11月11日(土)
Aコース:年中・年長対象 10:30~12:00
Bコース:小学生対象 14:30~16:00
参加費:500円(お一人さまにつき)
申込方法:先着順!お電話のみにて受付しています 048-253-0222(アトリア代表)
※定員となった時点で追加募集は締切とさせていただきます
※定員に満たない場合でも11月10日18:00時点で受付終了とさせていただきます


このワークショップでは日本の打ち上げ花火を大きなキャンバスに描いていきます!
ミヤザキさんの花火の作品は、会場でもご覧いただくことができますよ。
《佐賀の花火》(一部)…子どもたちとの協働制作の作品

できあがった作品はミヤザキさんが代表をつとめる、世界中に現地の人と壁画を描き残すプロジェクト「Over The Wall」の、
次の目的地:エクアドルへ届けられる予定!現地で壁画の原画として役立てられます。
日本との国交100周年を記念する事業の一環でもあるこのプロジェクトに参加できる、またとない機会です!
大きなキャンバスへの挑戦、ワークショップならではの協働制作も体験できますよ。

日本の花火を描いて、大きな世界へ打ち上げよう!多くの方のご参加をお待ちしております。



※締切日11月1日(水)までにご応募いただきました皆さまには、間もなく参加通知はがきが届きます。
 お手元にはがきが届かない場合にはお問い合わせください。



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発信!コミュニケーション・ペインターズ
2017年10月28日(土)~12月10日(日) 
10:00~18:00(土曜日のみ20:00まで開館)
観覧無料
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by atlia | 2017-11-03 09:47 | ワークショップ
ワークショップ「消して、見る 星空ドローイング」を開催しました
7月22日(土)、開催中の企画展〈第6回新鋭作家展 影⇆光〉の関連ワークショップ「消して、見る 星空ドローイング」を開催しました。
講師は展覧会出品アーティストの金沢寿美さんです。金沢さんの作品は、これまでもご紹介してきたとおり10Bという最高濃度の鉛筆で、余白を残しつつ新聞など、日常の中にありふれた紙を塗り消すことによって星空のようなドローイングをするというもの。
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作品の制作過程というと、ひたすら鉛筆で紙を塗る…そんな一見単調な行為です。しかし、じっくり続けていくうちに「日常の時間と離れて光を感じる瞬間がある」と金沢さんは言います。
今回のワークショップではそんな感覚を参加者の皆様にしっかり味わっていただくため、たっぷり時間を取って、展示室の静かで落ち着いた環境の中行われました。
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まず初めに、参加者各自持ち寄った「自分の日常の中にあった紙」について紹介しあいます。
「クラフトビールが好きなので、定期的に取り寄せている納品書を持ってきました。」
「私たちの身のまわりって、番号が溢れかえっているなと思って…マイナンバーの封筒や、抽選番号の書かれた紙を持ってきました。」
「家にあったチラシや、買ったものに付いていたタグ、包み紙などを持ってきました。」
「テーマパークに毎年行っていて、使い終わったチケットを持ってきました。」
などなど…
それぞれの日常が垣間見えたところでいよいよ「星空ドローイング」の開始です。
紙面のどこを塗り消すか、塗り残すかは自由です。文字の部分だけ塗り消したり、印刷された絵柄にそって絵を描くように塗り消したり、数字だけ塗り残したり、思い思いにドローイングを施していきます。
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それぞれ、金沢さんとコミュニケーションをとりながら塗り続けること1時間以上、だんだん紙が「星空」になってきた頃、参加者の皆様の中にはどんな感情・思いが巡っていたのでしょうか。完成した「星空」を、全員で見せ合い、感想を話し合います。
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「とにかく真っ黒に塗ってみたくて紙が疲れた感じになるほどひたすら塗りました。」
「はじめは分からなかったけど、だんだん日常の紙が別の何かに変わっていく感じが楽しかった。」
「ただ身近にあった紙が、星空になっていくのが面白くていろんな塗り方をしてみました。」
と、それぞれ自分の日常をたどりながら、非日常的な時間の中で生まれる不思議な感覚を感じていただけたようでした。
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今回参加者がつくった「星空」は金沢さんがいったん持ち帰り、ワークショップ中に交わされた会話の中で出てきた言葉や完成した星空のイメージにあう新聞記事を選び、合体させるようにして手を加えてあらたな作品として展示に加えられます。
果たして、どんなコラボレーションが生まれるのでしょうか。
今後のブログで詳しくご紹介いたします。ご期待ください。

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第6回新鋭作家展
展覧会期2017715()831()
開館時間10:0018:00(土曜日のみ20:00まで開館)

その他詳細はアトリアHP「展覧会」ページをご覧ください.

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by atlia | 2017-07-28 12:01 | ワークショップ
7月開催ワークショップ参加者 追加募集受付中!
7月15日(土)から開催する第6回新鋭作家展〈影⇆光〉の関連ワークショップを開催します!

消して、見る 星空ドローイング
メモやレシートなど、あなたの日常の中にありふれた「紙」と、10Bの鉛筆を使って、作家と同じように「星空ドローイング」を体験してみませんか?完成したあなたの星空には、後日アーティストが手を加えて展示します。

日 時:7月22日(土)17:30~19:30
対 象:中学生以上 15名
参加費:500円
講 師:金沢寿美(アーティスト/夏の企画展出品作家)
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申込方法は アトリアウェブ ワークショップ・講座のページ をご覧ください。
たくさんのご応募、お待ちしております!
by atlia | 2017-07-08 12:00 | ワークショップ
アトリアデビュー「貼って描こう!大きな壁画」を開催しました。
6月11日(日)に、アトリアデビュー「貼って描こう!大きな壁画」を開催しました。
アトリアデビューは、ワークショップに初めて参加する年中・年長の参加者を対象に毎年開催しているプログラムです。
今年は20名の参加者と一緒に活動しました。
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講師は川口市出身の画家・造形作家、沼野伸子さん。
絵具などの画材を使うのではなく、ダンボールやクラフト紙、和紙やコピー用紙といった様々な紙を「貼って」壁画を描きます。
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集まった参加者は、講師が用意した縦4メートル、横8メートルほどにも及ぶおおきな画面の前でやや戸惑い気味の様子でしたが、沼野さんが「真ん中に太陽があるね。この壁に、どんな紙をどんなふうに使って何をつくりたい?」と、色々な種類の紙を見せながら優しく問いかけるうちにだんだん緊張も解けてきているようでした。
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沢山ある素材の中から自由に選んだら、さっそく好きなかたちをつくっていきます。
材料は紙、と一口に言っても、様々な質感の紙がありそれを、くしゃくしゃにしてみたり、破ってみたりつなげてみたり…豊表情豊かな表現ができるのが、このワークショップの醍醐味。ハサミ、ボンド、テープなどを使う手つきがおぼつかなくても、一生懸命思い思いの創作を楽しみます。「電車!」「雪だるま!」「お月さま!」どんどんおもしろいかたちができ上がります。
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次は壁に貼ります。スタッフは「あそこがいい!」「もっと上!」など参加者のオーダーに応えながら、どんどん貼っていきます!!
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1時間ほど楽しんだらちょっと休憩。離れたところから見てみて、今どんな感じになっているか全体を確認します。「足したいかたちはあるかな?使っていない紙はあるかな?」改めて考えます。
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終わりの時間が近づいてきて、いよいよラストスパートです。
道具の使い方もちょっと上手になったようです。
そして…
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工夫がいっぱい詰まった壁画が完成!
一人では決して完成させることができないけれど、全員で協力しておおきな壁画が出来上がりました。
最後は壁画の前でハイ、ポーズ。参加者の皆さんは、来た時とはちょっと違う、達成感のある顔で帰って行きました。
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by atlia | 2017-06-14 18:32 | ワークショップ
くうき日記:ワークショップ「くうきさんとスキンシップ!」を開催しました
3月25日(土)、企画展〈アートで解明!空気の正体〉関連として、ワークショップ「くうきさんとスキンシップ!」を開催しました。

講師の奥中章人さんは、まず、こんなふうに自己紹介しました。
「僕は今、アトリアの展示室で、『くうきさん』を閉じ込めた作品を展示しています。」
それを聞いた参加者は不思議そうな表情。「くうきさん」って何だろう、空気とは違うのかな、と、疑問がいっぱいです。


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奥中さんは続けます。
「『くうきさん』に触ったことある人、いる?今日は触るためのアイテムを用意してきました。」
取り出したのはシャボン液とストロー。この中に「くうきさん」を吹き込んで触ってみようと言うのです。ぷぅっと膨らんだところをみんなで手で掴んでみますが…すぐに割れてしまい、触った気がしません。
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「もっとしっかり『くうきさん』に触ってみたいよね。今度はポリ袋を使ってみよう!」
手渡されたポリ袋をいっぱいに広げ、ぶんぶん振り回してから口をぎゅっと閉じます。すると袋はパンパンに膨れ、手で叩いても上に乗っても潰れません。
さっきまでは触っているのかいないのかよく分からなかった「くうきさん」。でも今度は力強い手応えを感じ「たしかに触っているぞ」という実感が湧いてきました。


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もう一つのアイテムは薄くて透明なポリシート。これで「くうきさん」を持ち上げてみようと言うのです。
何枚かをひとつなぎにし、その端を全員でつかんで一気に上げてみます。するとシート自体は軽いはずなのに腕が思うように上がらず、シートがちぎれそうに。
誰もが予想しなかった重さに驚きの表情です。


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「この部屋の『くうきさん』、重たかったね。今度はあたためた『くうきさん』をたくさん閉じ込めたら、どうなるかな?」
奥中さんにそう言われた参加者は、協力してシートをつなぎ合わせ、大きな袋を制作。そこに、ヒーターの風をどんどん詰め込んでいきます。すると袋は入道雲のようにモコモコと膨らみながら、天井めがけて浮き上がり始めました。
さっきまでは「重い!」と感じていたのに今度は軽くなりすぎて、つかまえていないと飛んでいってしまいそう。しかも心なしか参加者から逃げようとしているような…?
何だか、巨大な生き物みたいに感じられてきた「くうきさん」。
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最後は袋の中に入り込み、あたたかな「くうきさん」を肌で感じながら、その存在に思いを馳せます。
どんな姿をしているのかな?どんな印象を持ったかな?考えたことはカードに記入し、全員で見せ合いました。
「雲みたいな形をしていると思う」
「『くうきさん』は、とにかくアツい!」
そんな絵やコメントが寄せられたところを見ると、参加者それぞれに「『くうきさん』って何だろう」という問いの答えを見つけ出したようです。

春本番、これからあたたかくなってくるこの季節。
みなさんのまわりの「くうきさん」も、ふわふわと浮き足立っているかもしれません。





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by atlia | 2017-03-30 04:26 | ワークショップ
ワークショップ[ムクロジくんの空中いったりきたり]を開催しました
企画展〈アートな年賀状展2017〉に関連し、ワークショップ[ムクロジくんの空中いったりきたり]を開催しました。
講師は新生呉羽さん(美術家/舞踊家)。当館では毎年冬にご登場いただき、楽しい空間や時間をつくるワークショップをご一緒しています。

新年ということで、今回のテーマは「ムクロジ」。
ムクロジは、漢字では「無患子」とも記すことができる高木で、その実は羽根つきの羽根の黒い部分(打つ部分)につかわれています。
「無患子」を逆から読むと、「こどもに、わずらいが、ない」という意味になる、というお話からワークショップを始めた新生さん。
昔は羽根つきのことを「こぎの子勝負」と言った、という説もあるそうですが、この羽根(こぎの子)が空中を飛んでいく様子をトンボに見立てた、とのこと。トンボが蚊などの悪い虫を食べてくれるということで、こぎの子勝負は子どもの健康を願う意味があった、とお話ししました。
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真剣な顔でムクロジの実を見ながら話を聞く参加者は、小学生13人。
新生さんは、この「こぎの子勝負」するための「こぎの子」「こぎ板(羽根つきの板)」そして「ムクロジ帽子」をつくろう、と提案しました。
そこにお正月をテーマにした衣装を身に着けたスタッフやボランティアもお手伝いに加わり、いざ3種のグッズづくりに挑戦です。

まずは手に持っているムクロジの実をつかった「こぎの子」。
これに穴をあけ羽根を差し込み、ボンドで留めます。羽根がまとまるように、糸をまきつけるのも忘れずに。
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「こぎの子」のボンドが固まるのを待つ間には「こぎ板」をつくります。
段ボールを2枚貼り合わせて丈夫にしたものに、これまた穴をあけ、指を通すと、パレットみたいに手の平にフィットするようになりました。なんだか卓球のラケットみたい?
これには自分のものだとわかるように、自分の名前をロゴマーク風にした文字や好きなものをポスカで描き、「オリジナルこぎ板」にしました。
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最後は「ムクロジ帽子」です。
ムクロジの実の部分をモチーフにした帽子は、かぶると何だかパワーアップするアイテム。新生さんのアイディアです。
水に浸したセロハンを乾かし、くしゃくしゃにしわが寄ったものを材料にしました。質感もムクロジにそっくり!
それに型紙をおいてかたちを写して切り取り、まるで縫っていくようにセロハンテープで丁寧に貼り合わせていきます。
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ちょっと破れやすいから、参加者にも苦労している様子。でも破れたらテープで貼れば大丈夫!新生さんに励まされながら、作業を続けました。
小学1~5年生までが一緒に工作するなかでは、ちょっとしたスピードの違いも出てきます。工作が得意で早く終わった人が他の人を手伝ってあげる様子もあり、だんだん参加者同士の距離も近づいてきたようです。
丸い形が見えてくると、なんだかわくわく。早速かぶって見せ合いっこ。
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と思ったら、ムクロジ帽子をかぶった参加者は、すぐにこぎの子勝負の練習を自然としはじめています。
1人でリフティングみたいに回数を続けるのは「揚羽根(あげばね)」、2人でラリーを続けるのは「追羽根」。
最初は揚羽根をしていた人も、徐々に追羽根の練習に。ここで出会ったばかりの参加者同士が自然にグループになっていく様子を、新生さんはにこにこしながらダンスで盛り上げます。もちろんスタッフたちもそれにこぞって参加し、空間はどんどん賑やかに。
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ここで新生さん、全員に声をかけました。
「昔のこぎの子勝負は男女対抗戦だったらしいよ、それをやってみましょう。負けた人は勝った人にムクロジの実をプレゼントしよう!」
ということで、練習は終了、いざ勝負!3本勝負に挑戦です。
5年生がやさしく打ち返してあげたり、2年生同士の熱いバトルがあったり、あちこちで色々な勝負が繰り広げられています。
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オリジナルこぎ板で打たれた羽根が、空中をまさに「いったりきたり」!
カラフルな羽根が空間を飛び交い、更にそれらを追ってムクロジ帽子がぴょこぴょこと動くと、なんだかとっても賑やかで吉兆のあらわれ?とすら思うほど。
勝った人も負けた人も、さわやかな顔で対戦を終えました。

子どもの味方:ムクロジくんになりきって勝負をした参加者たちは、運動のあとのすっきり感があるのはもちろん、この空間と時間を全員で楽しんだ充実感を思わせる笑顔です。
新生さんも、改めて「無患子」という漢字を見ながら、「これで今年一年、元気いっぱい過ごせそうだね」とお話をしました。

多くのものをつくって、身体を動かして、盛りだくさんの内容であっという間に時間が経ったと感じられた今回のワークショップ。
年賀状の展示と合わせて、賑やかに今年のはじまりを迎えられました。

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by atlia | 2017-01-19 17:09 | ワークショップ



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