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カテゴリ:企画展( 103 )
型ハマりぽーと:7 展覧会タイトルの意味って?
来週末7月16日(土)より夏の企画展〈型にハマってるワタシたち〉がスタート!
ここまでこの「型ハマりぽーと:1~6」では、担当スタッフ目線で展覧会の準備の様子などについて辿ってきました。
今回は、この展覧会タイトルに込めたメッセージについてご紹介!

型にハマってるワタシたち
ちょっと突飛に感じられるかもしれないこのことばに、「型って何?」「ワタシたちって誰?」そんな疑問が浮かんだかもしれません。
実はこのことばにはいくつかの意味を込めています。

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1.「型」にハマってるアーティストたち
大石さんは動物のマスク・スーツという「型」で人の外見をパターン化し、野原さんは「型」紙をつかってパターンで絵を描く。それぞれに作品の印象は全く違うのに、これって偶然!?と思ってしまうような共通点が、2人にはあるのです。
「型」をつかった制作に可能性や魅力を感じている=「型」にハマってる
と言い変え、2人の若手女性アーティストを「ワタシたち」と表しました。

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2.、「型」にハマった参加者たち
本展の出品作は、イベント・ワークショップの参加者とともに「型」をつかって制作しています。例えば何人もがおそろいのマスク・スーツを着て写真撮影したり、型紙をつかってお絵かきしたり。そのなかで制作することの面白さはもちろんのこと、アーティストの方法論自体にも「ハマって」いただきました。
「ワタシたち」とは、「型」をつかった制作に「ハマってる」参加者たちのことでもあるのです。

3.鑑賞者も、「型」にハマる!
型にハマる、型にハメる、型からハミだす、などなど…単なる道具にとどまらない「型」。多様な意味合いがあることばだからこそ、受け手それぞれに幅広い解釈をすることができるのではないでしょうか。
本展ではアーティストが仕掛けた「型」が、作品として鑑賞者へも受け渡されていきます。それぞれが自由な捉え方で「型」を受け取り、その可能性を広げ「ハマって」いただきたいとの思いを込めました。

・・・・・・・・・

たくさんの人が「型」を通じてかかわり、見方を広げていく展覧会。
鑑賞者となるみなさまも「型」から広がるアートな体験に、ハマっちゃうかも!

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新鋭作家展 第5回優秀者 大石麻央・野原万里絵
型にハマってるワタシたち
型をつくることにハマってしまったアーティストとたくさんの人たちが一緒に制作するアートプロジェクト。
窮屈な日々も隠せない差異も、全部浮き彫りになるアートな体験に、アナタもハマってしまうかも!

7月16日(土)~8月31日(水)
10:00~18:00(土曜日は20:00まで開館)
※月曜休館(祝日の場合は翌平日休館)
http://www.atlia.jp/exhibition/
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by atlia | 2016-07-05 15:53 | 企画展
型ハマりぽーと:6 「着るアート体験&撮影大会」を開催しました
6月18日(土)・19日(日)、夏の企画展〈型にハマってるワタシたち〉関連イベントとして「着るアート体験&撮影大会」を開催しました。
猛暑日の中110名のみなさまにご参加いただきました。ありがとうございました!

このイベントは気軽にアートに触れながら、企画展の出品作家:大石麻央さんと一緒に制作していただくことを目的としたもの。
大石さんがアート作品としてつくっているマスク・スーツを「着る」体験をお楽しみいただき、展示の一部として使うための写真を撮らせていただきました。

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会場に用意した「着るアート」は、鳩のマスクとアームカバー、黄色いTシャツ。これらを身に着けた人は、誰もが「鳩人間」のようになってしまうのです。ちょっとした変身気分!
参加者さんはぴったり合うサイズを選び、服の上からガバっとかぶります。

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着替えが済んだら撮影セットの前へ移動。ここから2パターンの写真を撮影しました。
1つは、1人ずつ「きをつけ」のポーズで。もう1つは、自由な人数・ポーズで。
前者は大石さんの展示用に保存して、後者はプリントアウトして参加者さんにプレゼントしました。

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これらは自由にポーズしていただいたもの。家族みんなでの仲良し記念写真や、ソロでかっこよく決めたブロマイド風など…ユニークな写真がたくさん。どれを見ても、思わず笑ってしまいそうです。SNSにアップしたら、友だちからたくさん反応がもらえそう。

謎めいているけれども、何だか気になる、みなさまの変身姿。
外からも窓ガラス越しに見える撮影風景に、通りすがりの方も立ち止まって興味津々。
「何だあれ!?」と見に来るついでに参加した方もいらっしゃいました。
「着るアート」に、みんなハマっちゃったかも?

さて、今回「きをつけ」で撮った方の写真は、大石さんの作品として〈型にハマってるワタシたち〉展で展示いたします。
「全員同じ見た目であること」が、作品の重要なポイント。おそろいの格好で並ぶ110枚の写真から、みなさまはどんなメッセージを読み取るでしょうか。
ぜひ、会場へ見にいらしてくださいね。

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新鋭作家展 第5回優秀者 大石麻央・野原万里絵
型にハマってるワタシたち
型をつくることにハマってしまったアーティストとたくさんの人たちが一緒に制作するアートプロジェクト。
窮屈な日々も隠せない差異も、全部浮き彫りになるアートな体験に、アナタもハマってしまうかも!

7月16日(土)~8月31日(水)
10:00~18:00(土曜日は20:00まで開館)
※月曜休館(祝日の場合は翌平日休館)
http://www.atlia.jp/exhibition/
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by atlia | 2016-07-03 16:15 | 企画展
型ハマりぽーと:5 [パンと炭で巨大壁画に挑戦]を開催しました!
6月11日(土)、夏の企画展〈型にハマってるワタシたち〉関連ワークショップとして[パンと炭で巨大壁画に挑戦]を開催しました。講師は出品作家の野原万里絵さん。
梅雨のジメジメを吹っ飛ばすほど元気な小学生15人が参加してくれました。

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やってきた参加者は、まず会場を見てビックリ!とんでもなく巨大な絵が壁を埋め尽くしています。

野原さんは、驚く参加者に同じような絵のミニチュアを見せて質問しました。
「この絵の中に、何が描いてあるか見つけられる?」
全員、絵に吸い寄せられるかのようにぐいぐい前へ。
「顔!」「魚!」「バナナ!」
みんな見つけたものを次々に答えていきましたが、探すのが楽しすぎて、ここも!こっちも!と、勢いが止まりません。

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すると野原さんは突然、中がくり抜かれた茶色い紙を取り出しました。
これは毎日お気に入りのかたちを集めてつくっている型紙。壁に架かっている巨大な絵はこの型紙をつかって描かれたのだとか。
そう聞いた参加者は、さっそく大きな絵の中に同じかたちを発見。「あった!」と指さしました。

でもこの絵はまだ完成していません。
それどころか野原さんは良いアイディアが浮かばなくて困っている様子。
「私一人だと同じような描き方しかできなくて、絵がなんとなく寂しげ。だからみんなでこの型紙でどんどん新しく描いて、もっとかっこいい壁画にしよう!」
本当にこんな大きな絵を描くの?この上から描いていいの?と、参加者のそわそわは最高潮に。

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壁画制作の前に、まずは道具の確認。
たくさんの種類がある型紙を机に並べてそれぞれどんなかたちか言い合いっこしました。
「スケートしている人!」「猫!」
あれれ、同じ型紙なのに2通りの答えが飛び出しました。どうやら縦にしたとき・横にしたときで見え方が全く変わるみたい。

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型紙とセットでつかう道具は木炭とパン。真っ白い紙の作業場と木炭を塗った黒い紙の作業場に分かれ、描く練習をしました。

まずは真っ白い紙の作業場。
手に木炭の粉を直接つけて型紙の上から擦り込むと、ステンシルのようにかたちを写すことができました。初めて木炭をつかう参加者たちにとっては楽しい砂遊び感覚。あっという間に紙全体が埋まりました。

黒い紙の作業場では、朝食でもおなじみの食パンが消しゴム代わりに。
ちょっと意外かもしれませんが、やわらかくしっとりしたパンがほどよく粉を吸着し、木炭デッサンでも消し具として使用されています。カスが出るところも消しゴムそっくり、と発見した参加者も。
今度はかたちを白く抜き取ることができました。

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道具のつかい方はバッチリ。もう一度壁画全体を眺め、描き足りないと思う部分を確認しました。改めて見ると、まだまだ手を加えられる部分がたくさんありそう。
確認が終わるとザザザーという音とともに、何と壁画がまるごとおりてきました!全ての壁画がおりると、もうほとんど床が見えない状態に。
絵の上に乗っかり好きな場所を選んで制作スタート。

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既に描かれている模様から発想を膨らませても、全く新しいものを描いてもok。大胆さと思い切りの良さ、そして思いついたアイディアを大切にしながら進めます。
こうして40分ほどかけ「ここは自分が描いたぞ」と自慢できる部分を増やしていきました。

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完成した壁画はスタッフが元の位置に戻し、全員で鑑賞タイム。
一人でコツコツ描いたカタツムリ、友だちと一緒につなげた長ーい道路などそれぞれ描いたものが集まって、最初と比べるととてもにぎやかな印象になりました。みんなの元気さがそのまま絵になったみたい。

最後は壁画をバックに記念撮影。気づいたら顔と手がすごいことに…でも清々しい笑顔です。
初体験の道具ばかりでしたが、参加者はすぐに自分なりのコツを掴んで生き生きと制作していました。型紙をつかった制作に、みんなでハマっちゃったかも?

さて、この作品はさらに野原さんの手が加わり、〈型にハマってるワタシたち〉展で展示されます。
参加者と野原さんが協働で描いた大作。
きっとみなさまも、何かに見えるかたち・面白い部分を絵の中に見つけていただくことができますよ。

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新鋭作家展 第5回優秀者 大石麻央・野原万里絵
型にハマってるワタシたち
型をつくることにハマってしまったアーティストとたくさんの人たちが一緒に制作するアートプロジェクト。
窮屈な日々も隠せない差異も、全部浮き彫りになるアートな体験に、アナタもハマってしまうかも!

7月16日(土)~8月31日(水)
10:00~18:00(土曜日は20:00まで開館)
※月曜休館(祝日の場合は翌平日休館)
http://www.atlia.jp/exhibition/
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by atlia | 2016-06-22 17:52 | 企画展
型ハマりぽーと:4
7月16日(土)より、企画展〈型にハマってるワタシたち〉がスタート!公募「第5回 新鋭作家展」優秀者の大石麻央さん・野原万里絵さんが「型」を使って制作を行います。
このブログでは、担当スタッフが展覧会準備の様子やお2人の制作過程について紹介中。
今回は、野原さんの出品作のアイディアが決まるまでの「プロセス」をお届けいたします。
(大石さんの「りぽーと」はコチラ!あわせてご覧ください。)
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公募「第5回 新鋭作家展」提出プラン(一部)

【経過① 2015年秋頃】
野原さんは審査の際、「鑑賞者から集めたもののかたちで構成する絵画」のプランを提出しました。
それから数か月。地域色の強い場所での滞在制作を経験し、川口特有のものを生かした制作に興味が移ったよう。
さっそく駅周辺を探し歩いた野原さんでしたが…。再開発エリアには高層マンションやチェーン店など新しくできたものが多く、川口特有のものを見つけるのは難しかったみたい。
そこでスタッフが川口のものづくりや産業についていくつか紹介し、しばらく調査を続けながら構想を練っていただくことにしました。
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毎日コレクションした「美しいと思うかたち」

【経過① 2015年冬頃】
川口についての情報を増やすべく、資料などを集めて調査を続けていらっしゃる様子。特に歴史ある産業に興味津々、「ものをつくる」表現者として心踊る何かを感じたのでしょうか。
しかし一方で、どのようなかたちを集めて作品に生かすかビジョンが見えず、具体的な取材にまでは踏み込めずにいました。
そうしているうちにも時間は過ぎていきます。

野原さんはとにかく制作の手を止めまいと、「美しいと思うかたち」のコレクションを始めました。
ある時はフリーハンドで。あるときは写真をトレースして。
描いたかたちのうち自信作をハサミで切り抜き、溜めていくことを日課にしました。
これらはまだ作品に使うかどうかも分からないアイディアの欠片。少しずつ、でも確実に、制作と向き合う時間を積み重ねていきました。

このコレクションはその後も継続し、WEB上に記録として残していきました。
http://marienohara.tumblr.com/「1日1定規の制作記録」

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制作実験の数々

【経過③ 2016年早春頃】
5か月に渡って集めた「美しいと思うかたち」のコレクションは100を超えました。
これらを組み合わせて絵が描けないかと開発したのが、オリジナルの型紙。厚紙をくり抜いたもので、これを使うことでステンシルのようにかたちを転写することができます。
実際にやってみると落ち葉が積もったような奥行きが生まれたり、かたち同士が合体して見えたりと幅広い表現ができることを発見。型紙を使う人次第でもっと別の表現が生まれ、より面白い作品ができるかも?

元々偶然を取り入れた協働制作に意欲があった野原さん。一人で川口のかたちを集めるよりも、たくさんの人とかたちを集める方が性に合ってるみたい。

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ワークショップの試作の様子

そこで、型紙のユニークな使い方を編み出すアイディアマンを募集することに。
型紙をあてて木炭を刷りこむ・パンで消すなどして協働制作する機会を設けました。
それが[パンと炭で巨大壁画に挑戦]というワークショップ。

ワークショップは6月11日に無事終了。まるで発掘作業でもするかのように、手も足も顔もまっ黒けになりながら絵を描きました。
その様子は次回の「型ハマりぽーと:5」で紹介いたします!
今後のリポートも、ぜひお楽しみに。

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新鋭作家展 第5回優秀者 大石麻央・野原万里絵
型にハマってるワタシたち
型をつくることにハマってしまったアーティストとたくさんの人たちが一緒に制作するアートプロジェクト。
窮屈な日々も隠せない差異も、全部浮き彫りになるアートな体験に、アナタもハマってしまうかも!

7月16日(土)~8月31日(水)
10:00~18:00(土曜日は20:00まで開館)
※月曜休館(祝日の場合は翌平日休館)
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by atlia | 2016-06-19 11:25 | 企画展
型ハマりぽーと:3
7月16日(土)よりスタートする企画展〈型にハマってるワタシたち〉
本展では公募「第5回 新鋭作家展」優秀者の大石麻央さん・野原万里絵さんが、多くの方と一緒に「型」を使ってパターンを集めることで制作を行います。

この「型ハマりぽーと」は、担当スタッフ目線で展覧会の準備の様子などについて紹介するリポート。
第3弾は出品作のアイディアが決まるまでの、長ーい紆余曲折をたどります。

じっくりと1年間かけて準備をしてきた「プロセス」の中には、作品としてかたちにならなかったもの、いくつものトライ&エラー、そしてボツ案もあったのです…。
しかしその中にも、きっと出品作や展覧会を楽しんでいただくきっかけとなるものがあったのではないでしょうか。

今回は大石さんがこれまでに提案したアイディアやスタッフとのやりとりなどをご紹介。
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公募「第5回 新鋭作家展」提出プラン(一部)

【経過① 2015年秋頃】
審査の結果発表から数か月。大石さんは、そのときに提出したプランをベースとしたプロジェクト・展示のビジョンを持ち続けていました。(審査時のプランはりぽーと1にて紹介中!)
動物のマスク・スーツ状の作品を地域の方々に着ていただき、その姿を撮影した写真をインスタレーションとして作品化する試み。同じ「型」にはめて全員の見た目をおそろいにすることで、一人ひとりの「内面」を浮かび上がらせるのだとか。

でも人の内面は目には見えず、しかもとっても複雑なもの。マスク・スーツを着た状態の写真で本当にそれらを写し出すことができるのでしょうか?
大石さんには、少し時間をかけて考えていただくことにしました。

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《となりどなり》2010年

【経過② 2016年初春頃】
制作するマスク・スーツのモチーフについてお話を伺いました。
これまでにもたくさんの動物を作品にしてきた大石さんですが、その種類は展示場所の歴史・特性と関係のあるものをチョイスしています。
今回選んだのは、鳩。多くの方が行き交う川口のまちと、いくつかの種が混ざって生息している鳩の様子に共通点を感じたのだとか。
過去にも作品のモチーフになったことがあり、大石さんにとって特別な意味を持つ生き物のようです。

しかし、そのマスク・スーツを地域の方に着ていただくためのアプローチの方法と、その「内面」を浮かび上がらせるための工夫がまだ見えてきません。
なかなか良いアイディアが出ないまま、次回の打ち合わせに持ち越しとなりました。


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大石さんとスタッフのメールのやりとり、打ち合わせ資料など(一部)

【経過③ 2016年春~】
対面での打ち合わせ・メールでのやりとりを、何度も何度も繰り返しました。
地域の方との関わり方や作品の見せ方について大石さんとスタッフの間で意見が食い違い、話し合えば話し合うほど堂々巡りのどつぼにハマっていくことも。
打ち合わせにかける時間もメールの文章量も、どんどん長くなる一方…。
何とか良い展覧会にしようと互いにアイディアを出し合っては、一進一退が続きました。


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「着るアート体験&撮影大会」リハーサルの様子

スタッフからどんなに厳しい意見が出されようとも、納得のいく作品をたくさんの人と一緒に制作することにこだわりを持ち続けてきた大石さん。そのこだわりは「多くの方に新しい価値観に触れていただきたい」という思いから生まれています。
そこで、どなたでも気軽に作品を着ていただけるイベントを企画し、とにかくたくさんの人にハマっていただけるような制作を目指すことにしました。
展示に向け準備も佳境に入っています。今後の活動と本展での発表にどうぞご期待ください。

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みなさまも、大石さんの作品を着ていただくことができます!
鳩のマスク・スーツでちょっとした変身気分を味わい、しかもこっそり展示の一部にもなれる機会。お友だちとの話題づくりに、SNSのネタに。
どうぞお気軽にお越しくださいませ。

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「着るアート体験&撮影大会」

ナゾの鳩人間がスタジオに出現!?夏の企画展に出品されるモコモコの作品を体験し、写真を撮影できるミニイベントを開催します。撮った写真はその場でプレゼント!奇妙な変身写真で、家族や友だちを驚かせてみませんか?
※撮影した写真は作品の一部として夏の企画展で公開されます。
※ウール、ほこりアレルギーがある方はご遠慮ください。

日時:6月18日(土)・19日(日) 13:00~17:00の間いつでも
案内:大石麻央(夏の企画展出品者/アーティスト)
予約不要・参加費無料。
http://www.atlia.jp/ws_lecture/

型ハマりぽーと2でも紹介中!)
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by atlia | 2016-06-16 16:43 | 企画展
型ハマりぽーと:2 今週末!「着るアート体験&撮影大会」
7月16日より夏の企画展〈型にハマってるワタシたち〉がスタート!
「型」をつくることにハマっている若手アーティスト、大石麻央・野原万里絵が参加するこの展覧会。いくつかのパターンを集めるプロジェクトによって、たくさんの人たちと一緒に制作を行います。

この「型ハマりぽーと」は、担当スタッフ目線で展覧会の準備の様子などについて紹介するリポートです。
(りぽーと1はコチラ

今回は、6月18日(土)・19日(日)の「着るアート体験&撮影大会」のお知らせ!
このイベントはみなさまに気軽にアートに触れながら作品制作にご協力いただく、本展の関連企画です。

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写メを撮られる、変な動きの鳩人間…!?
謎すぎるこの光景は、アトリアスタッフが本イベントのリハーサルをしている様子です。
大石さんが制作した鳩のマスクとスーツを身に着け、謎のポージングで記念撮影しています。

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羊毛フェルトを固めて制作した、思わず触ってみたくなるモコモコの作品。
触るだけでなく、服を着るようにして身に着けていただくことができますよー!
やり方は簡単、専用のTシャツを着て手袋をはめ、マスクをすっぽり被るだけ。
着衣の上からでも大丈夫。

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撮影した写真はその場でプリントアウトしてプレゼント!後日、本展〈型にハマってるワタシたち〉でも展示いたします。
もちろんお手持ちのカメラや携帯での撮影も大歓迎。
ご家族とのちょっとした話題に、お友だちとの思い出づくりに、SNSのネタに。
奇妙な変身写真を自慢してみませんか?

時間内にお立ち寄りいただければ、その場ですぐ無料でご参加いただけます。
たくさんのみなさまのご参加をお待ちしております!

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「着るアート体験&撮影大会」

ナゾの鳩人間がスタジオに出現!?夏の企画展に出品されるモコモコの作品を体験し、写真を撮影できるミニイベントを開催します。撮った写真はその場でプレゼント!奇妙な変身写真で、家族や友だちを驚かせてみませんか?
※撮影した写真は作品の一部として夏の企画展で公開されます。
※ウール、ほこりアレルギーがある方はご遠慮ください。

日時:6月18日(土)・19日(日) 13:00~17:00の間いつでも
案内:大石麻央(夏の企画展出品者/アーティスト)
どなたでも参加OK!予約不要・参加費無料。
http://www.atlia.jp/ws_lecture/
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by atlia | 2016-06-14 17:27 | 企画展
型ハマりぽーと:1
7月16日より夏の企画展〈型にハマってるワタシたち〉がスタート!
「型」をつくることにハマっている若手アーティスト、大石麻央・野原万里絵が参加するこの展覧会。いくつかのパターンを集めるプロジェクトによって、たくさんの人たちと一緒に制作を行います。会期中は気軽に参加していただけるイベントも盛りだくさんです。
どうぞお楽しみに!

この「型ハマりぽーと」は、担当スタッフ目線で展覧会の準備の様子などについて紹介するリポートです。
ブログ読者のみなさまに出品作家や作品を身近に感じていただきたい!そんな思いを込めて、普段は表に出ることのない展覧会の舞台裏もお見せしていきます。

第1弾は、本展の始まりと出品作家をご紹介。
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〈第5回 新鋭作家展〉二次審査のプレゼンテーション

実は大石さん・野原さんは、審査によって選ばれたアーティスト。
本展はアトリアで毎年開催している公募〈新鋭作家展〉がベースとなっていて、お2人は第5回目(2015年開催)の応募者だったのです。
※ただいま〈第6回 新鋭作家展〉が進行中!本公募についての詳細はこちらをご覧ください。
審査時に行ったプレゼンテーション(展示・ポートフォリオ)では、お2人それぞれにパターンを集めるアイディアの片鱗が。

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大石さんは「着る」ことでオオカミ人間のようになることができる作品と実際に着た状態での写真を6枚提出。どれも同じように見えますが、よく見るとそれぞれ微妙に立ち方や姿勢が違います。
中に入っているのは年齢も性別も全く違う6人なのだとか。

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一人ひとりの見た目をすべて均一にパターン化するこの作品は鑑賞者の「人を判断する基準」に揺らぎを起こそうと意図したもの。自分や他者の存在を振り返るきっかけになるのではと、地域の方々にも同じ姿になっていただくプランを提出しました。

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野原さんは壁に直接シートを貼り付けた平面作品と、いくつかのオブジェのようなものを提出。この立体物は、通りすがりの人にいきなり「絵のモチーフになりそうなものをください」と声をかけ、譲っていただいたのだとか。壁の平面作品は、その外形を写し取って絵画化したもの。
偶然に出会った方々から集めたものを「型」として取り入れる実験的な制作です。

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新たなめぐり合いが起こることを期待し、鑑賞者から作品のモチーフを集める実験室の開設と、それをもとに制作するインスタレーションのプランを提出しました。

それぞれに作品の印象は全く異なりますが、「パターンを集めながら、たくさんの人たちと一緒に制作したい」という想いは同じ。
そこで昨年の結果発表後から、どうすればより良い展覧会にできるかを担当スタッフとともに考え、1年間という長い時間をかけてブラッシュアップしてきました。
来月からスタートする本展では、上記の審査時のプランからグレードアップした内容をお届けしますよー!
ぜひ会場にて、お2人の1年間の成果をご覧ください。

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新鋭作家展 第5回優秀者 大石麻央・野原万里絵
型にハマってるワタシたち
型をつくることにハマってしまったアーティストとたくさんの人たちが一緒に制作するアートプロジェクト。
窮屈な日々も隠せない差異も、全部浮き彫りになるアートな体験に、アナタもハマってしまうかも!

7月16日(土)~8月31日(水)
10:00~18:00(土曜日は20:00まで開館)
※月曜休館(祝日の場合は翌平日休館)
http://www.atlia.jp/exhibition/
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by atlia | 2016-06-11 11:30 | 企画展
ここにも通信!作品・アーティスト紹介⑯
開館10周年記念展〈ここにもアート かわぐち〉いよいよクライマックス。
連載「ここにも通信」、出品作やアーティストをを企画スタッフ目線で紹介するシリーズ記事も第16回目の更新です!

今回は高野浩子さん《想う人-月に臨んで-》。
こちらはキュポ・ラ内川口駅前行政センターに設置されています。
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無機質な鉄骨と窓とのコントラストが印象的な展示になりました。

彫刻というと、石膏や鉄あるいはブロンズなどのイメージを持たれる方が多い印象ですが、こちらは「焼き物」と言うこともできます。
テラコッタという粘土、学校の授業などで聞いたことがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。
赤い土の粘土、それを焼いてそのまま(素焼き、と言います)の素朴な風合いです。
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例えば、胸の前にきている手の部分。
焼くときの温度はもちろん、水の混ぜ具合などによって色やざらつきなどに変化を見せる焼き物の特徴がよくあらわれています。
褐色の部分と白くなった部分が凹凸をつくり、まるで本当にこんな人いそう、という感じの肌を表現していますね。
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その手には、少し不思議なかたち、穏やかな曲線を持った何かを抱えています。
これは、三日月のかたち。

タイトルにある「月に臨んで」が、ここでつながってきました。
「臨む」を辞書で調べると、それに面していること・対している状態を示すことから発展して、支配する、という意味を持つそうです。
しかし、支配する、と言ってしまうと、その肌と同じく優しい雰囲気の顔立ちからはイメージが違いますね。

高野さんは「思い出を守る存在」に興味があると言います。
「守る」と言われると、この女性像が「月を守る女神」に見えてきて、ちょっと納得。
支配する、というよりは、つかさどる、という印象に近いでしょうか。
テラコッタの風合いと穏やかな表情が、優しい月のひかりを運んできそう。

転入出などの手続きでちょっと忙しい雰囲気の行政センターですが、
この作品がひとつ、和やかな空気を加えてくれていますよ。
ささやかですが、しかし、確かにそこにいる、優しい存在に目を向けてもらえたら、うれしいです。

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平成28年春の企画展/開館10周年記念事業
〈ここにもアート かわぐち〉

アトリアから作品が飛び出した!ここにも、そこにも、どこでも、アート!

今まさに発展を遂げているまち:川口で、みずみずしい感性のアーティストたちの表現があふれ出す!油絵・日本画・彫刻はもちろん様々な作品を市内の施設でご覧いただけます。
開催期間:2016年3月19日(土)~5月14日(土)
展示会場:川口市立アートギャラリー・アトリア、川口駅前複合施設キュポ・ラ内各所、川口市立グリーンセンター
観覧可能時間:施設によって異なりますので、下記施設のホームページへのリンクをご参照ください。


出品アーティスト:片庭珠実、角野泰範、馬場知子、山本智之、青木邦眞、高野浩子、佐藤裕一郎、杉田 龍、小林美樹、八田真太郎、後藤雅樹、羽山まり子、青木聖吾、遠藤研二、大和由佳、對木裕里、堀口泰代

展示会場リンク
施設名をクリックすると該当の施設のホームページへリンクします。
開館時間やアクセス情報をお確かめの上、ご来場ください。
川口市立アートギャラリー・アトリア 
川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブン(キュポ・ラ7階)
かわぐち市民パートナーステーション
(キュポ・ラM4階)
川口駅前行政センター(キュポ・ラ4階)
川口市立グリーンセンター

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by atlia | 2016-05-07 14:16 | 企画展
ここにも通信!作品・アーティスト紹介⑮
開館10周年記念展〈ここにもアート かわぐち〉、会期も残りわずか!
連載「ここにも通信」、企画スタッフがアーティストや出品作を紹介するシリーズ記事も終盤です。

今回のピックアップは、羽山まり子さんの作品《足裏を辿って》。
川口駅前複合施設キュポ・ラの1階エントランス部分に展示中。実はこの作品、お問い合わせが多い作品なのです。
特にここに初めてきてくださる方が多いのですが(これを目当てにきてくれたならば大変うれしい!)、
「どこに展示してあるんですか?」…というご質問をいただくのです。

作品は、こちら!
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…と言っても、目の前にある像ではありません。
後ろの、光る箱のかたちをしたもの。
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こちらが、今回の展示のために制作されたインスタレーションです。

インスタレーションとは、ちょっと説明が難しいですが、場所にあわせて様々な要素(作品だったり、自然物の場合もある)を配置して空間全体を作品として構成すること。
本作は一見すれば光る彫刻とも言えそうですが、この場所の特徴をうまく取り入れて、さまざまな表情を見せてくれます。
エントランスから入ってすぐに見たときの印象は、まるで銅像のバックライト。
他の作品のそばにさりげなく、くっつくように居るのですが、ちょっとずつ後ろからはみだして自己主張しているようです。

さらにゆっくり近づいてみましょう。光っている部分を覗いてみると…
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ちょっと、模様のようなものが浮かび上がっているのがご覧いただけますでしょうか。
これは、ステンドグラスやレースのカーテンをモチーフにしている、とのこと。
そういえば、こんなシートが窓に貼ってある街の美容室があったなぁ、などと思うのは私だけでしょうか?

更に面白いのは、これが設置された空間は上からも覗ける場所であること。
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1枚目の写真に通行している方の後姿が写っていましたが、この作品に沿って螺旋状になった階段を昇っていくことができます。
そこから見下ろすと、光が意外な強さで壁に反射して上に向かっていることに気付きます。なんだか光がついてきたみたい?
こう観ると、確かにこの作品はまさに空間を取り入れて増大しています。ある意味では、場所そのものを変えていっているのかもしれません。

ちなみに普段、作品が構成されていないと、こんな感じ。
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階段下のちょっとしたスペースはひっそりとしています。足元の方であまり顧みられなかった空間は、ちょっとした秘密基地みたい。
むしろ小さなお子さんの方が気が付くかもしれません。時々この中でカードゲームなどして友達同士で遊んでいるようなところにも遭遇します。

この作品は、その「秘密基地」がこんなところにもありますよ、と照らしているみたいに感じられます。
こういう忘れがちだったものに光が当たると、ちょっと気恥ずかしい気持ちにもなるけれど、なつかしく思いだす時間と記憶があることに気がつきます。
そう言われれば、(街の美容室的な)ステンドグラスのシートも、最近では見かけませんね。でも確かに、ちょっとした記憶の片隅にあるもののような、気がします。

タイトルにある「足裏を辿って」も、まさにそのイメージ。
自分の足の裏には、頭では覚えていない、思わぬ景色を辿ってきた時間があるのかもしれません。
覗いてみることで、意外な記憶の発見につながる、かも?

---
平成28年春の企画展/開館10周年記念事業
〈ここにもアート かわぐち〉

アトリアから作品が飛び出した!ここにも、そこにも、どこでも、アート!

今まさに発展を遂げているまち:川口で、みずみずしい感性のアーティストたちの表現があふれ出す!油絵・日本画・彫刻はもちろん様々な作品を市内の施設でご覧いただけます。
開催期間:2016年3月19日(土)~5月14日(土)
展示会場:川口市立アートギャラリー・アトリア、川口駅前複合施設キュポ・ラ内各所、川口市立グリーンセンター
観覧可能時間:施設によって異なりますので、下記施設のホームページへのリンクをご参照ください。


出品アーティスト:片庭珠実、角野泰範、馬場知子、山本智之、青木邦眞、高野浩子、佐藤裕一郎、杉田 龍、小林美樹、八田真太郎、後藤雅樹、羽山まり子、青木聖吾、遠藤研二、大和由佳、對木裕里、堀口泰代

展示会場リンク
施設名をクリックすると該当の施設のホームページへリンクします。
開館時間やアクセス情報をお確かめの上、ご来場ください。
川口市立アートギャラリー・アトリア 
川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブン(キュポ・ラ7階)
かわぐち市民パートナーステーション
(キュポ・ラM4階)
川口駅前行政センター(キュポ・ラ4階)
川口市立グリーンセンター

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by atlia | 2016-05-05 14:41 | 企画展
ここにも通信!作品・アーティスト紹介⑭
開館10周年記念展〈ここにもアート かわぐち〉、好評開催中です。
連載「ここにも通信」もひきつづき更新中。
アーティストや出品作について企画スタッフ目線でご紹介しています。

今回ご覧いただくのは川口駅前複合施設「キュポ・ラ」の7階「川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブン」に展示されている佐藤裕一郎さんの作品《Glacier》。
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自立している大型の日本画です。

爽やかな青のグラデーションが大変印象な本作。
グラデーション、と言っても、機械的に・段階的に色が変わっていくのではなく、波打つような、あるいはしわが寄っているような、有機的な線と面の連続。
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色の濃く見える部分はもう黒に近いような、深海を思わせる深い青。瑠璃色、瑠璃紺のような少し紫がかった色も溶け込んでいるように見えます。
そこからにじむように広がるウルトラマリン。日本画としては群青、と表現したいところでしょうか。
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白っぽく見える部分にも色々な青が潜んでいます。
水色、空色。紺青色を水に落としたような透明感のあるひろがり。紫色の飛沫は波のようにも見えます。

タイトルにある《Glacier》は「氷河」を意味する言葉ですが、そう言われると氷のような印象も受けますね。
しかし、この作品から受ける印象は冷たさだけではありません。
どこか懐かしい、どこかで知っているような、あたたかさも覚えます。

それはひとつ、この作品が描かれている「和紙」という素材の特徴にあるのではないでしょうか。
先ほどは「水に落としたような」と申し上げましたが、自然な滲みがつくれるのは和紙の特徴でもあるでしょう。
すっと沁みていく色は、目にも爽やか、身体のなかにも同じくすっと沁み入ってきます。

大きな画面にむかうとき、佐藤さんは「故郷の匂いや風、熱を感じる」と言います。
寒い、けれどあたたかな、ふるさとへの想いが絵具と一緒にじんわりと和紙に滲みひろがっていく。
観る者が感じる「懐かしさ」は、そういうところから来るのかもしれません。

「メディアセンター」と位置付けられているメディアセブンという施設の中では、ある意味では特異な存在感を放つ本作。
しかし、作品の周りにある空気にも、凛とした青がじんわりとひろがっていくように、力強く、そこに存在しています。


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平成28年春の企画展/開館10周年記念事業
〈ここにもアート かわぐち〉

アトリアから作品が飛び出した!ここにも、そこにも、どこでも、アート!

今まさに発展を遂げているまち:川口で、みずみずしい感性のアーティストたちの表現があふれ出す!油絵・日本画・彫刻はもちろん様々な作品を市内の施設でご覧いただけます。
開催期間:2016年3月19日(土)~5月14日(土)
展示会場:川口市立アートギャラリー・アトリア、川口駅前複合施設キュポ・ラ内各所、川口市立グリーンセンター
観覧可能時間:施設によって異なりますので、下記施設のホームページへのリンクをご参照ください。


出品アーティスト:片庭珠実、角野泰範、馬場知子、山本智之、青木邦眞、高野浩子、佐藤裕一郎、杉田 龍、小林美樹、八田真太郎、後藤雅樹、羽山まり子、青木聖吾、遠藤研二、大和由佳、對木裕里、堀口泰代

展示会場リンク
施設名をクリックすると該当の施設のホームページへリンクします。
開館時間やアクセス情報をお確かめの上、ご来場ください。
川口市立アートギャラリー・アトリア 
川口市立映像・情報メディアセンター メディアセブン(キュポ・ラ7階)
かわぐち市民パートナーステーション
(キュポ・ラM4階)
川口駅前行政センター(キュポ・ラ4階)
川口市立グリーンセンター


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by atlia | 2016-05-04 10:28 | 企画展



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