ATLIA STAFF BLOG
山本高之アーティストトークを開催しました
7月26日(日)、開催中の企画展〈アーティスト・ラボ2 シミュレーションゲーム〉関連イベントとしてアーティストトークを開催しました。

今回の話者は出品作家のお一人、山本高之さん。授業を模したワークショップを行い参加者のパフォーマンスを引き出すことで映像作品を制作しています。これまでに発表した作品の一部を紹介しながら、制作のベースにある自身の思い・体験についてお話ししてくださいました。
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山本さんは大学院修了後にイギリスでアーティスト活動をしたのち、教師として数年小学校に勤めていました。そのとき子どもたちと慌ただしい毎日を過ごしながら、教育の現場が抱える様々な問題を目の当たりにしたそうです。
スライドで見せていただいた多くの作品には、教師時代の経験が反映されていることが分かります。

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上:《スプーン曲げを教える》(2003年)

現在のスタイルで制作した最初の事例もご紹介いただきました。この作品では、子どもたちが代わるがわるスプーン曲げを披露します。ゆっくりと曲がっていくスプーンから突然手を離したと思えば、微笑んだりそわそわしたりと、複雑な表情を見せる子どもたち。

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上:《どんなじごくへいくのかな》(2014年)

こちらは子どもたちがオリジナルの地獄をつくって紹介する映像作品です。悪いことをした人が痛い思いをする地獄ばかりでなく、つらいけれども幸せなこともある「全部ハート地獄」など、ちょっとホッとするような内容も。

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そのほかにも、科学者からブラックホールの話を聞く《Facing the Unknown》(2012年)など、子どもたちが主役となった映像作品をいくつかご紹介いただきました。

スプーン曲げ・地獄・ブラックホール。どれも学校で習うことはなく、誰かに教えてもらう機会自体少ないものごとです。また、非日常的で捉えどころのない存在にも思えます。制作に際しこれらを授業にする理由は、「未知のものに出会うこと」「既成の価値観から解放されること」を大切にしているからなのだとか。

いつもと違った環境で特別な体験をすることで、新しいものごとに対峙するときの本当のためらい・喜びなどが子どもたちにあらわれるのかもしれません。
山本さんの制作のベースにある経験や考えに触れ、もう一度違った角度から作品を見てみたくなるようなトークとなりました。

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by atlia | 2015-07-26 16:22 | お知らせ
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