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〈アートな年賀状展2015〉関連ワークショップ [しめかざりをつくろう!]を開催しました。
1月17日(土)〈アートな年賀状展2015〉関連ワークショップ、「しめかざりをつくろう!]を開催しました。参加したのは小学3年生~6年生とその保護者のペアの7組です。
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講師は、しめかざりづくりプロジェクト「ことほき」の鈴木安一郎さんと安藤健浩さん。お二人の制作するしめかざりは稲本来の姿を生かした、シンプルで力強く、凛とした美しい形をしています。今回は「玉しめかざり」に挑戦です。本来は五穀豊穣を願うしめかざりですが、この1年で叶えたい願いや目標を込めながらつくりました。

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まずはしめかざりについてのお話。しめかざりは、新年に家の門などに幸せを授けてくれる歳神様が訪れる場所の目印として飾られます。藁をより合わせることを「綯う(なう)」と言います。普段縄を綯う方向は右綯いです。しめかざりは新年に飾る特別なものなので、縄と同じ方向に綯うと歳神様に失礼だということでしめかざりは左綯いでつくります。

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いよいよしめかざりづくりのスタートです。まずは、野菜のごぼうのような見た目から名付けられた「ごぼうじめ」づくりです。約100本の藁の束の根元を、麻糸で巻き結びでとめます。巻き結びはしめかざりづくりではよく使う結び方で、藁をしっかりと結びとめることができます。その後藁の束を3つに分け、その内の1つを押さえながら残りの2つを捩じっていきます。
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捩じった2本を緩まないようにしっかり押さえながら左綯いをし、麻糸で縛ります。力のいる作業のため、「手が痛ーい!」と呟く参加者も。
最後に残していた1つを同じように捩じり、先に綯った藁の溝に巻きつけて麻糸で縛ればごぼうじめの完成です。

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次にこのごぼうじめを丸い形にしていく作業です。丸い形に癖をつけたら、ひと捻り目の隙間に赤米の稲穂の束を差し込み、丸く交差しているところを巻き結びで止めます。赤米は長さを調節するために茎を切りますが、切り取った部分も捨てずに穂の部分と一緒に飾りとして使います。今ある素材をなるべく無駄にしないよう工夫されているのですね。
仕上げに、最初に巻き結びをした藁の根元の部分を男結びで飾りつけます。2本の糸がピョンと上に上がることから縁起が良いとされる結び方です。男結びは巻き結びより難しく、苦戦する参加者。ですが、「こうかな?それともこっちかな?」と考えながら頑張って結ぶ参加者の姿も見られました。

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最後に縁起物を飾っていきます。葉の裏が白いことから、表裏のない潔白を意味する「裏白(ウラジロ)」、冬になっても実が落ちず、「代々」と同音であることから家の繁栄を意味する「橙(ダイダイ)」、新しい葉が成長してから古い葉が譲るように落ちることから、子孫の繁栄を意味する「ユズリハ」を講師に用意していただきました。
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また、参加者には飾りたいものを持ってきてもらいました。松ぼっくりや梅の花などなど。それらを飾ったら、いよいよ完成です。

出来あがったら、しめかざりの観賞会です。講師が用意した縁起物を全て飾ったものや、手づくりのかわいらしい花が飾られたものなど、どれも個性豊かで、歳神様もきっと喜んでくれることでしょう。

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今回のワークショップは全身を使っての作業が多く、子どもたちと保護者が協力してつくっている様子が見られました。つくる楽しさだけでなく、日本の伝統文化や米の大切さを感じることのできるワークショップでした。
by atlia | 2015-01-22 10:01 | ワークショップ
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