画面全体に色面や点が規則性を持って描かれる作品からスタートし、その一部分をクローズアップしたもの、黒い枠で囲んで焦点を絞ったものなど、いくつかの方向性へと発展していきました。常に多数の作品を同時進行で制作することについて、「自分は常に色々なものを疑っていて、だからこそ何度も試している。一度試してみて、もう少し深めた方が良いと思うことは後でもう一度やってみる。」と語りました。
江川純太アーティストトークを開催しました。
7月27日(日)、開催中の企画展〈アーティスト・ラボ「つくられる」の実験〉関連アーティストトークを開催しました。今回の話者は江川純太さん。
江川さんは多摩美術大学の日本画専攻を卒業された後、鉄板に砂、バナナを使ったインスタレーションなど様々な実験的段階を経て、現在のようなペインティングに取り組み始めました。
《深呼吸した。流れに乗る為に。逆らう為に。》2011年
画面全体に色面や点が規則性を持って描かれる作品からスタートし、その一部分をクローズアップしたもの、黒い枠で囲んで焦点を絞ったものなど、いくつかの方向性へと発展していきました。常に多数の作品を同時進行で制作することについて、「自分は常に色々なものを疑っていて、だからこそ何度も試している。一度試してみて、もう少し深めた方が良いと思うことは後でもう一度やってみる。」と語りました。
そして今回の出品作にも描かれている「ストライプ」の出現について。この印象的な縞模様はもともと江川さんが画面の中に取り入れようとしたものの上手くいかず、知人アーティストに頼んで描いてもらったものだそうです。有機的な江川さんのタッチとは正反対の、規則正しいストライプ。最初の1枚はその主張の強さに負けてはならないという思いで描いたものの、次第にストライプを生かすようにして描くことができるようになったそうです。
最後は、本企画で取り組んだ「実験」について、7月26日(土)に開催したワークショップ[となりの色+じぶんの色=みんなの絵]・7月27日(日)に開催したアートウォッチング[絵が「絵」になるとき]の感想を交えながらお話いただきました。今回の「実験」で、江川さんは制作の一部を誰かの手に委ねています。しかしそれによって今までになかった展開が引き出される瞬間はとても楽しく、今回もどんな作品が完成するのかワクワクしているとお話してくださいました。
画面全体に色面や点が規則性を持って描かれる作品からスタートし、その一部分をクローズアップしたもの、黒い枠で囲んで焦点を絞ったものなど、いくつかの方向性へと発展していきました。常に多数の作品を同時進行で制作することについて、「自分は常に色々なものを疑っていて、だからこそ何度も試している。一度試してみて、もう少し深めた方が良いと思うことは後でもう一度やってみる。」と語りました。
by atlia
| 2014-08-02 16:10
| 企画展
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