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ATLIA STAFF BLOG
アーティスト・イン・スクール2012 ①オリエンテーション
アーティストやデザイナーを特別講師として市立小・中学校へ派遣し、2~3ヶ月間、特別な図工・美術の時間を一緒に過ごすプログラム、アーティスト・イン・スクール
今年度は版画家のタイダ・ヤシャレヴィチさんを講師にむかえ、芝園中学校全校規模で授業を展開!
テーマはHOMO LUDENS :PLAYING MAN


アーティスト:タイダ・ヤシャレヴィチさん、芝園中学校の先生方と協力しながら、着々と準備が進んでいたアーティスト・イン・スクール。
9月24日に第1回目授業となるオリエンテーションを行ないました!

芝園中学校の全校生徒は64名。
先生方もたくさんいらっしゃり、ひとつの教室で仲良くお話を聞く体制です。
はじめての対面、全員がどきどきです。
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まずは、アトリアとアーティスト・イン・スクールとは何か、自己紹介しました。
アトリアに遊びにきてくれた人も何人かちらほら。
しかし、今回は学校にアーティストとアトリアがお邪魔する機会。
アートを通して、色んな交流ができることを期待しています。
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更に、タイダさんから、今回のプログラムでどんなことをやろうか、説明をしました。
自分の生まれたボスニア・ヘルツェゴビナとはどんなところか、自分の背景を紹介することで版画に何をあらわすことに挑戦しているのかコメントします。
ボスニアの古語をモチーフにした銅版画、日本との宗教の違いについて着目したデジタルプリントなど、普段つくっている作品を見せます。
生徒の皆さんは、ふむふむとお話を聞いてくれ、それぞれに興味を持ってくれた様子。
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更に今回行なう「モノタイプ」という版画作品も、実物をたくさん見せてくれました。
写真左の黒板に貼ってあるのはタイダさんが考える「宇宙」をテーマにした一連の作品。
今回のHOMO LUDENS :PLAYING MANというテーマから、タイダさんは「遊び」「宇宙」「夢」というキーワードを見出しています。
それぞれにルールやマナーがあったり、規則性を持つこのキーワード。
しかし、人の発想の中で無限に広がる可能性を持つものでもあります
自由に、遊びながら、テーマ・キーワードを考えることで、作品には豊かな個性が出せるのではないでしょうか。

モノタイプの説明は動画で行ないました。
筆やスプーンという、小学校で経験した木版画とは少し違う道具をつかう方法に生徒の皆さんは少し驚いたかもしれません。
その技法にも、ふむふむ。しかしやってみないとなかなか感覚がつかめなさそう。
10月の制作にむけて、どんな作品をつくろうか、考えていきましょう!
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最後には、生徒のみなさんからタイダさんへの質問タイム。
これから、たくさんお話もできると良いですね。

次回の授業は、来週です!



過去の記事はこちら
2012年度 アーティスト・イン・スクール 始動!



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by atlia | 2012-09-27 12:12