公式ホームページへ
ATLIA STAFF BLOG
安行原の蛇造りを見てきました
川口市の指定無形民俗文化財でもある「安行原の蛇造り」を見てきました。
安行原の蛇造りを見てきました_c0222139_16131712.jpg

このお祭は、毎年5月24日に、安行原(2680-1)で行われています。
午前中に安行原蛇造り保存会の約30名の職人さんよりワラ編み作業が行われ、午後過ぎからご神木に設置する作業が行われました。
安行原の蛇造りを見てきました_c0222139_16201135.jpg

古くから使われている鐘が、カーン!カーン!と何度も鳴らされ町中に大蛇が祭られるのを知らせます。
安行原の蛇造りを見てきました_c0222139_16213827.jpg

安行原の蛇造りを見てきました_c0222139_16233235.jpg

昔はこの樹齢600年の大木に祭られていましたが、老朽化のため平成5年ぐらいから若木のご神木に祭られるようになりました。
安行原の蛇造りを見てきました_c0222139_16322431.jpg

幹股に設置できるほどまだ枝が太くないので、今はやぐらを組みその上に祭っています。
安行原の蛇造りを見てきました_c0222139_16234216.jpg

安行原の蛇造りを見てきました_c0222139_16503591.jpg

設置が完了したら、蛇を作る際に出たワラくずを集めて燃やし、その周りを保存会の方々が取り囲みます。
お神酒で体を清め、百万遍(ひゃくまんべん)のじゅづを皆で持って回しながら祈願ます。
そして最後に「よいしょ!」という威勢のいいかけ声とともに引っ張り合って儀式は終わりです。
安行原の蛇造りを見てきました_c0222139_16504356.jpg

今日からまた1年、この大蛇は町に悪いものが入ってこないよう守ってくれます。
この「蛇造り」には、まだ謎も残されているそうですが、安行という風土と歴史が生んだ何とも魅力的なお祭りです。

安行原の蛇造り
by atlia | 2010-05-24 17:13