ATLIA STAFF BLOG
〈発信!コミュニケーション・ペインターズ〉トークを開催しました
2017年12月3日(日)、企画展〈発信!コミュニケーション・ペインターズ〉の関連イベントとしてアーティストトークを行いました。
お話いただくのは、このスタッフブログではもうおなじみのミヤザキケンスケさん。
本展の出品作を中心に、これまでの作品や活動をご紹介いただくほか、アーティスト・イン・スクールでの取り組みについて振り返りを行いました。
まずは関連展示として先行オープンした〈カラフル・ザ・ワールド!〉と題したミヤザキさんの作品が展示されているゾーンでは描かれているモチーフについてはもちろん、特徴的な色使いやアクリル絵の具の使い方などを中心に、それぞれの作品について一言ずつ解説。
原色そのままだったり補色の組み合わせを好んで使うのは、パワフルでハッピーな気持ちになることを目指すという姿勢において、色の強さが重要であると考えている、という一言が印象的でした。
確かにミヤザキさんの作品は目に飛び込んでくるような色彩のインパクトがありますね。
今では少し小さめの作品も細い筆で上手に描けるようになってきたというミヤザキさんですが、色々なものを細かく描きたいという気持ちを実現させるために作品がどんどん大きくなっていった時期があったとか。大きくやればできる!という勢いも、発想の柔軟さも感じられるエピソードを聞くことができました。
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大きな作品、また協働制作や子供たちとの活動に可能性を感じているミヤザキさんは、複数人で作品をつくるときの方法についても言及しました。
色の使いかたや描くものにルールを決めることで、はじめの一歩が踏み出せること。そこから少しずつはみ出したものが表現のポイントになって、より味わい深いものができることなど、実践を重ねながら少しずつブラッシュアップしてきたそうです。

特にオーバー・ザ・ウォール世界壁画プロジェクトでは、言葉も通じない環境で協働制作してきたミヤザキさん、描くことでならコミュニケーションしながら気持ちを解放していくことができる経験をしてきたと言います。
展示室内にあるプロジェクトの紹介ゾーンで、これまでの3つのプロジェクトについてもお話をしました。
子供たちとの絵画ワークショップでは、自由に描いて良いというと、その土地によっても個性が出て興味深い作品にが生まれ、自分もはっとするような経験をしてきたのだとか。
アーティスト・イン・スクールでの取り組みは、それらの経験を踏まえたうえで、長期的に同じメンバーで一緒に行うプログラムがどうあったらいいかをよく考えたと言います(授業レポートはこちらの記事一覧から!)。
一緒に授業を行うクラスの特徴を生かしながら制作をしたかったというミヤザキさん。それを引き出すにはどうしたらいいか仕組みを考え、ゲームを取り入れたりといった工夫をしました。
過ごした時間がたくさんあったことで子どもたちの色々な表情に触れ、これまでにない名残惜しさを感じてちょっとほろりときそうになった、と思わぬ本音も。
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参加者からも活発に発言をいただき、積極的にご参加いただきました。ご来場のみなさま、ありがとうございました!


企画展〈発信!コミュニケーション・ペインターズ〉は、いよいよ2017年12月10日(日)まで!
終了間際になりますので、ぜひお見逃しなく、足をお運びくださいませ。

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発信!コミュニケーション・ペインターズ
川口市立アートギャラリー・アトリア
2017年10月28日(土)~12月10日(日) 
10:00~18:00(土曜日のみ20:00まで開館)
観覧無料

# by atlia | 2017-12-09 15:15 | 企画展
AIS12:vol.5 「ぼくら」を伝えたい:35のタイトル
第12回アーティスト・イン・スクール(AIS12)の授業レポートも、いよいよ最終回。
ミヤザキケンスケさん(ミヤケン先生)と川口市立東本郷小学校6年生33人が取り組んだ「発信!コミュニケーション・ペインターズ-おっきく描こうぜ!ちいむ:ぼくらの絵」。
全5回の授業の最後は、発表展の会場であるアトリアに遠足!コミュニケーションとしての「絵」、ここで本当の完成です。

2週間ぶりの授業にわくわく、児童たちは学校からバスに乗り込んでアトリアへと移動します。
貸し切りの路線バスが珍しいこともあって車内はとっても賑やか!早く作品とミヤケン先生に会いたいです。
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ギャラリーに着いたら、一番奥の部屋にまっすぐに入っていきます。
そこでミヤケン先生と「ぼくらの絵」が待っていました。「おぉー!」とすぐに挙がる歓声!

さてさてここから授業は本番です。壁にかかった作品を前に座り、まずは制作の振り返りを行いました。
「作品、思ったより大きくない?これみんなで描いたんだよ、すごいよね」と、ミヤケン先生がはじめます。
「はい!」とすぐに返事をした児童たち、そういえば床に這いつくばるようにして描いてばかりいたので、こうやって眺めるのは初めて。壁をいっぱいしている作品は、座って眺めていると首が痛くなっちゃいそうなくらいのサイズ!自分たちが描いたもののはずなのに、なんだか感心してしまいます。
「僕は、美術館とかそういうところに自分の作品を飾られるってこと、夢だったから。みんなはもうそれを実現しているんです。それもすごいことだよ」
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この経験をどこか頭の片隅にでも留めておいてほしいと言ったミヤケン先生。
特別な経験になるだろう今回の作品、だから制作中の児童一人ひとりの様子も、実はすごくよく見てくれていたのです。
「ハートはシンボリックな仕上がりになりました、まさに中心っていう感じで迷わず描けてたね」
「縄跳び係は面積がすごい広いのに少ない人数でやってくれてて、勢いがあったし」
「空も超ひろいのに2人とかで大変だったと思う、雲もたくさん描けて、よく頑張りました」
「虹の係はすごい仕事が早かったね。人数もいたし、他の部分を上手に手伝ってくれる人がたくさんいた」
「ファームの担当は野菜の色をすごくこだわってつくってくれたこと、いもとか、よく覚えてるよ」
「校舎も色がすごく面白いよね、ここも僕は何も言わなかったけど、2人でうまく決めてたよね」
「富士山と、そのうえのK-1もいいよね、人の並びかたとか超ユニークだし、青が混じらないようにしたりとか」
「その隣の遊具はすごく計画的に進めてたと思う、3人の話し合いが生きてたよね」
「校章は漢字と稲のバランスが難しいけど、縁取りとか入れてきれいに仕上がった」
「花のところは僕が色々言っちゃったこともあったけど、色が作品全体を引き締めてくれてます」
すべての係について、ミヤケン先生は仕事ぶりにコメントしました。児童たちからはその係へのあたたかい拍手がおくられます。
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作品の全体を振り返り、それぞれの役割を認め合ったところで、ミヤケン先生は「最後の仕上げをしないといけない」と言いました。
それは、タイトルをつけて、サインを入れること!
「最後は、オンリーワンゲームの文章版!それぞれのタイトルをつけてください!5分!」
タイトル、それに込めた思いや他の人にぜひ見てほしいポイントを書くための用紙が配られ、ゲームがスタート!
真剣な顔で取り組む児童たち、打って変わって静かに…絵を見ながら考えつつ、鉛筆を動かしました。ギャラリーにかつかつと書く音が響きます。
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「じゃ、発表してくれる人ー?」とミヤケン先生が声をかけると、「はい!はい!」とたくさん手が挙がります!
「わたしがつけたタイトルは、《ちいむセカンド みんなのおおきな思い出》です」
「ぼくのタイトルは、《なかよし東本(ひがほん)》です。みんな、仲良しだから!」
「《世界にひとつだけのみんなの東本郷小学校》にしました。一人一人が絵を描いて、世界にひとつだけの作品になったから」
どのように作品と向き合い、制作した時間を捉えているのか。これを見てくれる人に、何を感じてほしいのか。
それぞれの視点がよくわかる、まさにオンリーワンのタイトルが33通り、児童たちから発表されました。
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そこに担任のヒガシ先生と、もちろんミヤケン先生が考えたものも加わって、全部で35個になった「おっきなぼくらの絵」のタイトル。
すぐに作品のそばにある小さな衝立にすべてのカードが賑やかに貼り出され、会場にきたお客さまにも読んでもらえるようになりました。
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授業を振り返ると、作品がこのタイトルたちと同じようにまとまったいったことを思い出します。
それぞれの視点や意見を持ち寄り、互いを認め合う。譲り合いながらも、それぞれが役割を果たす。
個人が全員に認められること、そしてたくさんのコミュニケーションのなかで、作品はどんどん成長していったのです。

最後にミヤケン先生が代表して、作品にサインを入れました。
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「2017.11.11 M.Kensuke 東本郷小学校6年1組のみんな」
自然と起こる拍手と歓声。ここに「おっきなぼくらの絵」が本当の完成をむかえました。


ミヤケン先生と東本郷小学校6年生が多くの時間と気持ちを重ね合って完成した作品は、その35通りのタイトルとともに、アトリアで公開しています。
今、まさに発信中!コミュニケーション・ペインターズの表現、多くの人に、伝わりますように!

ぜひ会場で彼らの表現に出会ってください。また、「アートウォッチングカード」にメッセージを記入いただくと、
彼らのもとへと届けられ、授業に役立てられます。彼らのコミュニケーションに加わって、お楽しみいただけましたら幸いです。



photo: Kozo Kaneda

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第12回アーティスト・イン・スクール
発信!コミュニケーション・ペインターズ ―おっきく描こうぜ!ちいむ:ぼくらの絵
ミヤザキケンスケ×川口市立東本郷小学校6年生33人 
成果発表展@川口市立アートギャラリー・アトリア
2017年11月11日(土)~12月10日(日) 
10:00~18:00(土曜日のみ20:00まで開館)
観覧無料
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このプログラムの過去記事はこちら↓から
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# by atlia | 2017-11-24 15:25 | 学校×アトリア
AIS12:vol.4 bonustrack
第12回アーティスト・イン・スクール(AIS12)、学校内での授業が終了しました!
普段はなかなか見えない教室の様子をお伝えしているスタッフブログ連載、今回の更新は前回好評いただきました「bonustrack」第2弾。
授業レポート本編ではご紹介しきれなかったシーンをハプニング含めて?お伝えします。
作品制作(第2~4回の授業)から、プレイバック!

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真っ白のテント地に一筆目を入れる緊張の一瞬がそこかしこで起こる。

一筆いれてしまえばガンガン進む下地作り。色が増えて混雑の様相。
そして気がつくと乾いていない絵具に囲まれ、逃げ場を失いかける事例。
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調子に乗って手を伸ばし戻れなくなりかける事例。
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ハートを描くと後ろ姿もハートになる事例。
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下地が乾いて制作2回目(授業3回目)、見た目の混雑度、一気に倍増。
ハート係との相談。
縄跳び係との相談。
虹係の相談?
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乾いていないところを避けつつ描こうとすると妙な姿勢になる事例。
そして妙な姿勢のままで歩くことになる事例。
制作最終日(授業4回目)、川口市マスコット「きゅぽらん」が取材にきてくれる。ヒガシ先生思わず撮影。
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ミヤケン先生、全員の似顔絵を描く。モデルも周りもにやにやしながら見守る。
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そのあいだに作品の最上部に神、降臨。K-1(クラスのお笑いイベント)にも降臨するらしい。
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児童も先生もスタッフも混じって誰が誰だか?それくらい全員が一緒になってやっていた。
そして制作終了。誰かが乗っていない状態はなんだか寂しい。
最後に、ヒガシ先生が全員の似顔絵に名前を描き入れてくれる。



photo: Kozo Kaneda

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第12回アーティスト・イン・スクール
発信!コミュニケーション・ペインターズ ―おっきく描こうぜ!ちいむ:ぼくらの絵
ミヤザキケンスケ×川口市立東本郷小学校6年生33人 
成果発表展@川口市立アートギャラリー・アトリア
2017年11月11日(土)~12月10日(日) 
10:00~18:00(土曜日のみ20:00まで開館)
観覧無料
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このプログラムの過去記事はこちら↓から

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# by atlia | 2017-11-23 09:20 | 学校×アトリア
発信!コミュニケーション・ペインターズ 見どころ紹介&アーティストトーク
2017年12月10日(日)まで!企画展〈発信!コミュニケーション・ペインターズ〉。
ミヤザキケンスケ(ミヤケン)さんの作品展示、さらに川口市立東本郷小学校との活動「アーティスト・イン・スクール」の成果発表を行っています。
関連ワークショップでできた成果物も展示し、すべての作品がそろっています!
本ブログでは、こんなところにも?な見どころをちょっとご紹介。

まず、建物の入り口付近。展覧会名が描かれたフラッグがかけられていますが、実はこれ、ミヤケンさんの手描き!
アーティスト・イン・スクールの授業でも使用したテント地と同じようなビニール地に、雨にも強い絵具で描いてくれました。
建物の外にありますので、入る前にぜひ探してみてくださいね。

さらに入口付近、見上げると気がつく大きな作品は《東北力》と題された、なんと長さ10mの大作です。
夜になると外からきれいに見えるこの作品は、2011年、仙台市の遠見塚小学校のみなさんとのコラボレーション作品。
ずっと小学校で大切に展示・保管されてきた本作、他の場所では初公開でもあります。
東北で行われている様々なお祭りをモチーフにした明るい作品、入口を賑やかにしてくれますよ。

そのすぐ前にあるミニライブラリーのコーナーには、今回の企画展にあわせて「世界の絵本」特集をしています。
ミヤケンさんが描く色鮮やかな世界を見たあと、様々な国に思いをはせてお話を読むと、まさに旅をしたみたいな気分。大人も子供も楽しめますよ。
展覧会の後にゆっくりおくつろぎいただけますので、ぜひご利用ください(もちろん鑑賞前でも!)。
ライブラリーコーナーを外から見ると(上の写真にもちらっと写っていますが)、ミヤケンさんの描いたお花がたくさん!これもぜひお見逃しなく。



ミヤザキさんがこの展示とアーティスト・イン・スクールでの活動を中心に振り返るアーティストトークを12月3日(日)に開催します。
企画展期間中、最後の関連イベントとなります!申込不要・無料でご参加いただけますので、ぜひおでかけください!

2017年12月3日(日)14:00~15:30
アーティストトーク
ミヤザキケンスケがこれまでの活動について、本展とアーティスト・イン・スクールを中心に振り返ります。
参加無料、申込不要(入退出自由)
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発信!コミュニケーション・ペインターズ
川口市立アートギャラリー・アトリア
2017年10月28日(土)~12月10日(日) 
10:00~18:00(土曜日のみ20:00まで開館)
観覧無料

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# by atlia | 2017-11-22 14:52 | 企画展
ワークショップ「世界へ発信!絵のプレゼント」を開催しました

企画展〈発信!コミュニケーション・ペインターズ〉の関連イベントとして、ワークショップ「世界へ発信!絵のプレゼント」を開催しました。午前は年中・年長、午後は小学生、全部で2回の開催で1枚の大きな絵を完成させる協働制作です!

講師はペインター:ミヤザキケンスケ(ミヤケン)さん。第12回アーティスト・イン・スクールの講師でもあり、作品を展示中のアーティスト(これらの活動は本ブログ過去記事からどうぞ!)
今回のワークショップで出来た作品は、もちろん展覧会の会場に仲間入りしますが、その後にはミヤケンさんが代表を務める「Over the Wall世界壁画プロジェクト」の一環として来年夏に開催のエクアドル壁画プロジェクトの原画として使用されます。
つまり、ここで描いた絵はエクアドルの人たちへのプレゼントにもなるのですね。エクアドルは2016年にあった地震で大きな被害を受けました。被災地で暮らす子供たちを元気づけるため、現地の小学校に日本の花火の絵を描くプロジェクトのお手伝いなのです!

大きな花火の絵を描くため、まずは練習として小さな画用紙で花火の描き方を練習します。
その方法はとっても簡単。ミヤケンさん、お手本を示しながら説明をしてくれました。
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最初に小さな点をいくつか打って、色を変えてその周りにぐるっと円を描きます。その周りに、また違う色で円を描く、の繰り返し。
それだけで花火になるのか?と疑いつつも、ひとまず練習。
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画用紙いっぱいにぐるぐるが描けたら、今度はそこにてんてんを描いていきます、とミヤケンさん。
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絵具が乾いたうえから重ねると、おっと、急に花火らしく見えてきた!
色々な色で描いた花火が画面いっぱいにひろがったり、つながっていく花火もあったりして、小さな紙の中でもとっても賑やか!
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しかし「ぐるぐる」の上に「てんてん」、というこの花火の描き方、ひとつだけ気を付けるべきポイントが。
それは「ぐるぐる」がしっかり乾いた後でないと「てんてん」の色が混ざってしまって、見えなくなったり汚くなってしまうこと。
そこで今回のワークショップでは協働制作という利点を生かし、大きなメインの作品の制作では、午前の参加者は「ぐるぐる」を・午後には「てんてん」を描いて、参加者全員でひとつのものを完成させることにしたのです!

まずは午前のチーム、紙コップいっぱいの絵具をもらって、壁に貼られたおよそ6mのキャンバスの前に大きな刷毛を持ってスタンバイ!
ミヤケンさんが最初の「てん」を打っていったところのまわりに「ぐるぐる」を描いていきます。
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ひとり一色ずつ担当を決めて、自分の色がどの色のまわりにきたらはっきり目立つか、考えながら「ぐるぐる」をひろげます。
紙の上で練習した後だからか、手をまるく動かすのもスムーズ!
「重なっちゃいそうだったらよけてー!」「そのオレンジのとなりに緑、いいよ!目立ってる!」とミヤケンさんから声がかかります。
協働制作ならではの色どうしの重なり、自分が描ける場所が少なくなってきたら、他の人と色を交換するのもOK!白いキャンバスが「ぐるぐる」で埋まってきました!
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午前のチーム、25分ほどで「ぐるぐる」で画面をいっぱいにしました!10人の参加者の勢いを感じます。
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午後のチームの制作に備えて「ぐるぐる」の絵具を乾かしているあいだ、ミヤケンさんは周りに紺色の絵具を塗りました。
それだけで夜空っぽくなって、花火がより目立って見えるようになってきたぞ!
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午後のチームは15人、二手に分かれて大きな絵に挑みます。
絵具がしっかり乾いた「ぐるぐる」、しかし同じような色のうえに「てんてん」を描いても目立ちません。
年中・年長さんの用意してくれた「ぐるぐる」を生かしつつ、自分の色を目立たせるには色の関係をより深く考える必要があります。
小学生のお兄さん・お姉さん、腕の見せどころ。
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赤のうえに緑、紫のうえにオレンジや黄緑。自然と補色の関係を見出して、自分の描く場所を見つけていきました。
周囲をよく見て自分の筆を入れる場所を決める人も増え、「てんてん」はバランスよくひろがっていきます。
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ミヤケンさんも積極的に「てんてん」に参加して、お話しながら制作を進めます。
「いいねー、その黄色!こっちも欲しいな」「そのピンク超目立ってる!」「ここに緑とかいいんじゃない」
それぞれが持つ色が存分に役割を発揮して、とっても賑やかで勢いある作品ができました!
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きれいな色の花火がたくさん打ちあがって、真っ白だったキャンバスがいっぱいに・色鮮やかになりました!
「ぐるぐる」と「てんてん」だけで出来たとは思えない仕上がりですが、
簡単なルールだったからこそ誰もが迷わず思い切って参加できたのかもしれません。

この作品は展覧会〈発信!コミュニケーション・ペインターズ〉でご覧いただくことができます。
会期終了後には、ミヤケンさんがエクアドルへと届けくれる、それもとっても楽しみです。
大きくひろがった花火の絵のプレゼント、誰かの心を明るくしてくれますように!



photo: Yuya Hasegawa


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発信!コミュニケーション・ペインターズ
2017年10月28日(土)~12月10日(日) 
10:00~18:00(土曜日のみ20:00まで開館)
観覧無料
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# by atlia | 2017-11-15 16:55 | ワークショップ



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