ATLIA STAFF BLOG
ワークショップ[しろ、シロ、まっしろ!]参加者募集中
12月24日(土)、年中・年長さん対象ワークショップを開催いたします。
様々な白色の紙をつかって「雪景色」をつくる、冬にピッタリの内容です。

アトリアでは講師の方々と一緒に道具類や会場セットなどの準備を進めています。今回はその様子をちょっとだけご紹介!
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ワークショップの肝となるのが、この細かい紙きれ。講師の方が「イメージのかけら」と呼んでいる、「雪景色」の材料となるものです。
両手ですくってバサッとまき散らすと、ヒラヒラ、ハラハラ、これだけでもぼた雪が降っているみたい。でも今回の「雪景色」はこれだけでは終わりません。当日はこの紙きれをたっぷりつかい、大きな紙にペタペタ貼り付けてみんなで「景色」を描きます。

だから、まだこの写真は「かけら」の状態。参加者のみなさまのイメージが集まり、結晶化することで「雪景色」ができあがるのです。
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つくる「雪景色」はアトリアの天井まで届く大きさ!完成したら部屋を暗くして裏側からライトアップ。するととっても幻想的な「景色」が立ち現れるのです。
その様子は、当日までのお楽しみ。

年中・年長のみなさま、あたたかいアトリアの中で手づくりする「雪景色」はいかがですか?きっと思い出に残る「ホワイトクリスマス・イブ」になりますよ!
たくさんのご応募、お待ちしております。

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日時 12月24日(土)14:00~16:00
参加者 年中・年長(20名)
参加費 1人500円
講師 早川陽子・村田早苗(アーティスト)
応募締切 12月7日(水)必着
※はがき・メール・FAXでご応募いただけます。応募方法はアトリア公式ホームページ(http://www.atlia.jp/ws_lecture/)をご覧ください。

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# by atlia | 2016-12-06 10:04
ワークショップ[ストローでつくる北欧のモビール:ヒンメリ]参加者募集中!
12月下旬に開催しますクリスマスワークショップウィークについてのお知らせです。
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ただいま12月25日(日)のワークショップ[ストローでつくる北欧のモビール:ヒンメリ]の参加者を募集中!
幾何学模様のモビール:ヒンメリは北欧フィンランドで豊穣の祈りを込めてつくられてきました。
その歴史と魅力を感じながらストローを使ってヒンメリの基本的なかたちをつくります。
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本来ヒンメリは麦藁を使ってつくられますが、今回はご家庭にもあるストローで制作。
ご家族やお友達と気軽にご参加できる内容をご用意しておりますのでぜひご応募くださいませ。

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日時 12月25日(日)10:30~12:30
参加者 どちらかが18歳以上のペア 15組(30名)
参加費 1人500円(ペアで1,000円)
講師 大岡真奈(ヒンメリ作家)
応募締切 12月7日(水)必着
※応募方法はこちらをご覧ください。
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# by atlia | 2016-12-02 10:31 | ワークショップ
時間の位置の物語(7)―《漂う時間の時間》
平成28年秋の企画展/開館10周年記念事業第2弾〈河口龍夫―時間の位置〉、会期終盤。
本展がより楽しめる情報をスタッフ目線でお届けする「時間の位置の物語」も、気づけば連載7回目。
今回は本展の会場にあるからこそ!より意味を強くする作品として《漂う時間の時間》を紹介します。

本展は3つのゾーンに分かれて構成されています。
最初の部屋「闇への地下時間」は、この連載でも何度か紹介してきた《DARK BOX 2016 ―地下からの闇》(連載第1回目第4回目を参照!)を中心に「地下」「闇」をキーワードにした作品が並んでいます。
次の部屋「推移と水位」は《石になった森》をはじめとした化石のフロッタージュがぐるりと壁にある部屋。「折り重なる時間」への導入となる、本展の中心部です。
最後の「浮遊する時相」と題された部屋は外が唯一見える空間。今まで足元にあった時間たちが「階段」をあがって空中へ、文字通り「浮遊する」ような不思議な時間を表現しました。

本展の中心部、と紹介した「推移と水位」という部屋の、さらに中心に位置しているのがこの《漂う時間の時間》と題された作品なのです。
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特徴的な黄色(カドミウムイエローと言います)と白い時計のコントラストが印象的な本作は、長方形を少し変わったかたちで仕切っているようです。

実はこれ、アトリアのかたち。正確にはこの展覧会の展示空間のかたち、と言っていいでしょうか。
館内マップ(画像荒くてすみません)と比べてみると…
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ちょっと向きが異なりますが、赤く囲った部分が本作で立体化された部分です。館内の作品はこの範囲で並んでいるのですね。

《漂う時間の時間》では、当館の展示室(3つのゾーン)それぞれに異なる深さで水がはられています。そこにはいくつかの時計が浮かび、これもすべて異なる時間を示しています。
拡大してみてみるとこんな感じ。
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時計と同じく水に浮かぶのは、鉛で包まれた蓮の種。この「蓮の種」も河口作品にはよく登場する存在。
鉛で封印され発芽を止められた種子は、自身の時間を既に「止めた」のか、あるいは一次的に「止めている」のか。

スタッフがこの作品について話をするときは、時計はお客様自身です、と申し上げます。
異なる時間を刻む人々が、同じ「時間の位置」に設定された部屋の中をふよふよと漂うように共存している空間。そこには鉛によって封印され時を止めている存在――つまり「作品」たちのようなもの――も一緒に浮かんでいます。
漂う時間の中では、時にぶつかりあうこともありますが、うまくつながって止まったり移動したり、絶えず動き続けているのです。
これを、展覧会の中では、「いくつかの水位のなかを、見る者自身が漂い、推移する」と説明しています。本作が設置されている部屋「推移と水位」というタイトルの由来です。

実は本作、この作品のためだけにつくられたのではありません。水をはってタイトルがつけられる前は、展覧会の計画をするためにもつかわれていたのです。
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これが先ほど拡大した場所と同じ位置。こうしてみると、模型らしい役割をしていたのですね。
壁には展示しようと考えた平面作品がずらっと並んでいます。もちろん縮尺も正確。
よくご覧いただくと、右側の部屋(「闇への地下時間」の部屋)に、小さな《DARK BOX 2016 ―地下からの闇》、左側の部屋(「推移と水位」の部屋)にはこの《漂う時間の時間》が、それぞれ中心に置かれているのも分かりますね。
丁寧に展示を構想し、空間をつくろうとした痕跡が、この作品とも言えるかもしれません。

このように展覧会の構想を設計した模型が、展覧会そのものの状態を表す作品となる。
河口さんの制作には、およそ「習作」(作品にはならないけれどその制作の練習をしたもの)のようなものが無いように思えます。すべてが作品へと昇華していく、そんな印象。
展覧会そのものだってそうです。アトリアの空間をも作品化しようとした、そういう気持ちが、この作品からは感じられるよう。

この空間に飛び込めるのも、残りわずか1週間!ここでしかできない体験を、ぜひどうぞ。


(《漂う時間の時間》(1枚目・3枚目)撮影:齋藤さだむ その他資料・記録はスタッフ撮影)

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川口市立アートギャラリー・アトリア
開館10周年記念事業第2弾/平成28年秋の企画展
〈河口龍夫―時間の位置〉

時間は、現場に掘り起こされる。

2016年10月8日(土)~11月26日(土)
10:00~18:00(土曜日のみ20:00まで開館)

休館日:月曜日(ただし10月10日(祝)は開館、翌11日(火)は休館)

観覧料:300円(高校生以下無料)
※開館10周年記念リピーター割:当館ロゴの入っているチケットやチラシ(本展のものを除く)を受付でご提示いただいた方は半額(他の割引制度と併用不可)
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# by atlia | 2016-11-20 12:18 | 企画展
時間の位置の物語(6)―レポート!トーク[いとおしき「時間」たち]
平成28年秋の企画展/開館10周年記念事業第2弾〈河口龍夫―時間の位置〉をより楽しんでいただくべく、スタッフ目線で耳より情報をお届けする連載:「時間の位置の物語」。
第6回目は10月30日(日)に開催いたしました[トークセッション いとおしき「時間」たち]をレポート。

ご登壇いただいたのは、ご存知、作家の河口龍夫さん。
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さらに建畠晢さん(美術評論家/埼玉県立近代美術館館長・多摩美術大学学長)。第一線でキュレイター・美術評論家として活躍なさっている方で、河口さんとは旧知の仲。さらに当館は開館5周年記念事業〈彫刻家・建畠覚造―思考の一端と川口の職人たち〉でご一緒して以来お世話になっています。
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そして鞍田崇さん(哲学者/明治大学准教授)。
近年では工芸を中心としたアートを「いとおしさ(インティマシー)」というキーワードで読み解く著書などを発表している方で、今回のトークテーマである「いとおしき「時間」たち」もそこから頂戴したものになっています。
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最初の話題は「闇」について。
本展の機軸となった《DARK BOX 2016 -地下からの闇》を制作したワークショップを振り返りつつ、「見えないものを可視化する」という姿勢についてお話くださった河口さんの話を起点に、《DARK BOX》の連作についてのお話。
初日のワークショップで真っ暗闇を一緒に体験した建畠さんからは、その時の身体の感覚が「まるで浮遊しているような」感じであったという感想が述べられました(ワークショップの様子は連載第4回目で!)。闇の中では何も見えない、いやしかし、闇が見えている、という感覚に気付いた、というのはそれに対する河口さんの返答。

人にとっては見えないけれど身体・精神を拘束している稀有なものとしての、闇。そして、同じ特徴が時間にも挙げられる、と河口さんは述べました。闇の中で認識したのは、自分の身体であり、その「時間」ではなかろうか、と。
自分が持っている時間は有限です。それは全く公平にそれぞれの人に存在している、と河口さんは述べました。だから自分の時間を振り返ることもしてみたい、他者の時間に触れることもしてみたい。

特に話が盛り上がったのは、《「陸と海」からの時相》という作品について。自身が45年も前に撮影した写真作品に、2016年の今、続きを鉛筆で描いていった作品ですが(作品についての簡単なご紹介は連載第2回目で!)、これをご覧になった鞍田さんはゲーテのある詩を思い出していたそうです。
そのエピソードは、自身が若い頃に訪れた山小屋の壁に書いた詩が、約50年経って同じ場所を訪れた際に、まだそこに残っていたのを発見し読み直した、というもの。
振り返るからこそ、見出せることがあります。そして、新しい意味を自身の手によって見出すこと…芸術家としての生き方が、造形としてそれを提示させるのかもしれません。

建畠さんは《陸と海》そのものも素晴らしい作品だ、と続けました。それを見出した作家についてはもちろん、作品が発表された展示〈人間と物質〉についても言及しました。
それを企画し成功させたは、河口さんを世界的作家に導いたとされる美術評論家の中原佑介さん。残念ながらお亡くなりになりましたが、美術評論家と作家の関係として、大変稀有な、あるいは理想的なつながりが2人にはあったといいます。
中原さんも今日来ているかもね、と言った河口さんは、プレッシャーを感じると言いながらも、どこか楽しそうな表情。晴れ晴れとした態度からは言葉をつくる評論家への尊敬の念さえも感じるようでした。
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終始和やかなムードでありながらも、芸術家としての生き方や表現・哲学の問題、言葉の大切さといった問題まで語られた今回のトークセッション。
まだまだ聞きたいと思える内容ばかりでしたが、大変早く感じる1時間半となりました。この記事でも全部は紹介しきれなかったなー!申し訳ありません。

建畠さん・鞍田さんの河口作品への視点は、ぜひ展覧会図録で。加えて、河口さんのエッセイも掲載されていますよ。会場でぜひご覧ください(図録のお話は連載第5回目で!)。

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展覧会図録
特別価格:500円(税込)

編集:秋田美緒(川口市立アートギャラリー・アトリア)
翻訳:工藤亜由美
撮影:齋藤さだむ
   ※一部編集者撮影
デザイン:中新(Lallasoo Poopo Lab.)
印刷・製本:有限会社山北印刷所

※ご予約いただいているお客様への発送を完了しました!
 お手元にまだ届いていないよ、という方は申し訳ありません、お問い合わせくださいませ。

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川口市立アートギャラリー・アトリア
開館10周年記念事業第2弾/平成28年秋の企画展
〈河口龍夫―時間の位置〉

時間は、現場に掘り起こされる。

2016年10月8日(土)~11月26日(土)
10:00~18:00(土曜日のみ20:00まで開館)

休館日:月曜日(ただし10月10日(祝)は開館、翌11日(火)は休館)
※10月12日(水)、11月1日(火)に展示替え予定

観覧料:300円(高校生以下無料)
※開館10周年記念リピーター割:当館ロゴの入っているチケットやチラシ(本展のものを除く)を受付でご提示いただいた方は半額(他の割引制度と併用不可)

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# by atlia | 2016-11-11 09:54 | 企画展
第11回アーティスト・イン・スクールNo.3 音宇宙を案内する 音のしおり
川口市内の小中学校にアーティストやデザイナーを派遣し、特別な授業を行う[アーティスト・イン・スクール]。
今年度は[ひびけ!ひろがれ!音宇宙]と題し、パフォーマーの尾引浩志(通称:ビッキー)さんと辻小学校3年生の82名が活動中!全6回中3回目の様子をレポートします。

身のまわりから素敵な「音」を見つけ出し、その在りかやきき方を多くの人に伝える「音ガイド」を目指す授業。
前回までは身近な道具や場所から思い思いに「音」を探して記録することを活動の中心としてきましたが、今回は記録した内容を工夫して誰かに伝え、「音宇宙」に案内する第一歩を踏み出します。

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その前に耳の感覚を開く準備運動。何も道具を使わずに自分自身の身体から「音」を探り出してみようとビッキーさんが呼びかけました。まずはシンプルに手を叩いたり擦り合わせたり指を弾いたり。開いた口の間近で鳴らすとよく響きます。

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足を踏み鳴らすときは上履きを履いているのといないのとで「音」が違いますね。

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髪の毛からも「音」はきこえるでしょうか。思いつく限りのことを試しつつ微かな違いまできき分けるのがすっかり得意になった児童たち。
「両手の指を組んで手のひらの下の方を打ち鳴らす」
「舌を丸めて口の奥のほうを弾く」
「上下の歯を合わせてカチカチ鳴らす」
など、今回も多彩なアイディアが発表されました。

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身のまわりだけでなく自分の内側にも「音宇宙」を感じられたところでいよいよ授業の本題。これまで記録してきた「オトノオト」をもとに、素敵な「音」の在りかやききかたを伝える「音のしおり」を制作します。
「オトノオト」は発見したことを自分で覚えておくためのメモ。一方「音のしおり」は人に読んでもらう案内書。読み手のことを考えながら「音」をきくために必要なもの(音のかけら)やきき方の手順などを分かりやすくまとめます。

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これまでの発見が詰まった「オトノオト」。コピー用紙、調理器具、校庭にあるもの、自分の身体を起点に旅した「音宇宙」をそれぞれに振り返り、ぜひ人に紹介したいとっておきの「音」を選びました。

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そしてきき方の手順を説明しようと試みますが、これがなかなか難しい・・・!自分がその場に居なくても言いたいことが伝わるように書かなくてはならないのです。大事に保管しておいた「音のかけら」を取り出し、あるいは家庭科室から借りてきて何度も確かめる児童たち。読み手に分かってもらうのに必要な情報は?使うものの部位や細かな動作、「音」の微妙なニュアンスなどをどう表現したら良いだろう。ビッキーさんや先生と相談しながら懸命に取り組みます。

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それぞれの発想が深められ、まとめられた「音のしおり」。その内容はユーモラスだったりどこか哲学的だったり。精一杯尽くした言葉や絵に、伝えたい気持ちが溢れています。

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最後に数人が発表し、読み上げられた手順をビッキーさんが試してみました。素敵な「音」のきき方がイメージ通りに伝わり成果は上々。「音ガイド」に大きく一歩、近づけたに違いありません。

さて次回は学校公開の日。授業を参観する家族の前で「音のしおり」を紹介し、一緒に「音宇宙」を旅します。
授業は残すところあと3回。その様子を当blogで随時お伝えしていきます。今後の更新をお楽しみに!

このプロジェクトに関する過去の記事はこちら
第11回アーティスト・イン・スクールNo.1 はじめまして!音宇宙の音ガイド
第11回アーティスト・イン・スクールNo.2 音宇宙を旅して発見 音のかけらひろい
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# by atlia | 2016-11-03 14:52 | 学校×アトリア



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